2025-04-30 09:19

数字のマジック

マーケティングが上手になりたい人も、賢い消費者になりたい人もぜひ知っておくべき数字のマジック。


悪用厳禁です。使いどころは考えましょう。

サマリー

マーケティングにおける見せ方や数字の使い方がもたらす影響について語っています。特に、実績の表現方法やクライアントや売上げの数字を利用して相手に思い込みを与える手法が探求されています。ブログやビジネスにおいて、実績をより良く見せるための工夫や数字の使い方が重要とされています。また、特定の数字を用いて自身の立場を強化する方法についても議論されています。

数字のマジックの基本
実績があまりない時っていうのは、見せ方を工夫する必要があってですね。
一番になったらダメなのが、嘘をつくってことですね。
ありもしない実績をデッチ上げたりとか、お客様の声を偽造したりとか、そういうのは絶対にやったらダメです。
そういうことをするんじゃなくて、その見せ方を変えるわけですね。
嘘ではないけども、表現が変わってるみたいな。
有名なのが、タイオリン1000mg配合みたいなね。
タイオリン1g配合って言われたら全然大したことないなって感じるんですけど、1000mgって言われたら何かたくさん入ってんのかなっていう、
数字の妙というかね、トリックみたいなものですけど、これを上手に使いこなすことで、同じ実績でも感じ方が全然違うみたいなことがあるわけですね。
これがマーケティング上手い人、上手くない人の違いみたいな、自分の持っている実績をできる限り大きく見てもらえるためにはどうすればいいのかっていう、
その中の一つとしてこの数字のマジックっていうものがあるわけですね。
これある意味ネタバラシみたいな感じになっちゃうんで、業界の人からしたら反感を買うかもしれないですけど、今回はその辺の話をしていきたいと思います。
自分で言う実績って何とでも言えるじゃないですか。
例えば私の年収100億円ですとか言えば、誰でも年収100億円ってなるわけですよ。
でもそのものは何の信憑性もなくて、
だからそういう数字のトリックを使っているような人達っていうのはある意味誠実ではあると思うんですね。
嘘はついてないわけだから。
ただそれをどういうふうに大きく見せているのかということですね。
例えば問い合わせ、今まで1000件以上もらいましたっていうふうに来たら、今まで1000人以上のお客様の相談に乗ってきましたって言えるわけですね。
でもその1000人以上の相談に乗ってきたっていうのは、メールでたまたま1件来たとかも全部カウントしている可能性があるわけですよ。
非常に厳密に1234名とかそういう具体的な数字では把握しないと思うので、ある程度ざっくりだとは思うんですけど、
そういうほんのちょっと相談に乗るだけでもそれも全部カウントしていたりとかねっていうのもあるし、
あと売上げですよね。
売上げ、例えば年収1億円ですとかってなった場合に、それが個人の売上げなのか会社の売上げなのかってあるわけですよ。
会社員時代の売上げを自分の個人の売上げとしてカウントすることもできるわけですね。
何々のプロモーションで、例えば2億円稼ぎましたみたいな風に言ってる人がいた場合、
もちろんそれはその人も携わってるんで、その人の実績の一部ではあるとは思うんですけど、
でも結局は会社っていうものを使って作った実績なんで、その人は個人の手柄ではないわけですね。
会社であれば当然会社の看板とか知名度もあるし、チームでやってるだろうからね。
リソースもいっぱいあるだろうし、広告費もたくさん持ってたりとかするわけだから、
会社の実績と個人の実績ってのは全然違うわけですよ。
でもそこで何か売上げを出したら、これはもう自分の実績だってことでそういう風に言えるわけですね。
何億円売上げましたみたいな。
だからその辺もある意味嘘ではないんですよ。何億円売上げたとかって嘘ではないから、
決してそういう相手を騙してるわけじゃないけども、見せ方、言い方の問題ですね。
いくら売上げましたっていうのは確かに事実。
だけどそれは個人だけの力じゃなくて、会社の看板を借りていたりとか、チームでやっていたり、
会社のお金が使えたりとか、諸々の要因があった上でのその数字だったりとかするわけなんで、
そういうところも見る側もちゃんとしっかりと見ていかないと、これ本当にそうなのかなってところを見極めないと、
騙されるにはならないと思いますけど、ちょっと見誤ってしまうとかね、っていうことになると思います。
クライアントと売上げの真実
あるいはクライアントの売上げいくらですみたいなね、そういう出し方をしてる人もいますよね。
でもこのクライアントの売上げってもちょっとね、からくりというかそういうのがあって、
どういうのかっていうと、例えばクライアントの売上げが年収10億円ですとかってなった場合、
それはその人が、例えば自分はコンサルタントで、その人がサポートしたことによって10億円売上げたんじゃなくて、
そもそもその相手、例えばクライアントが企業だった場合、そもそものそのクライアントの企業が売上げ10億円だったりするわけですよ。
でもそれも自分が携わったことによって、クライアントの売上げ10億円ですっていうのは、これは嘘ではないですね。
クライアントが10億円売上げてるわけだから嘘ではない。
けども自分が10億円を稼がせたわけじゃなくて、単純に自分のクライアントになった相手の売上げがそれぐらいあったみたいな感じになるわけよね。
これもある意味その見せ方の問題というかね、嘘ではないけども、実際は何にも自分の直接の実績ではないみたいな、
そういう出し方をしてるわけですね。
クライアントがいくらとかっていうのじゃなくて、自分がいくら売り上げてるのかとかね、
っていうところを考えていくと、実はあんまり大したことなかったりとか。
その辺は上手に使うというかね、そればっかり出してしまうと、
そういう裏側を知られてしまったときにはこの人大したことないのかなって思われてしまうんで、
あんまり露骨にやりすぎないほうがいいと思うんですけど、そういうところがあるわけですよ。
そういう人たちっていうのはある意味、ちゃんと真っ当にビジネスはやってるんですけど、
伝え方のところをすごく工夫しているというかね。
それでパッと見ですごそうに聞こえるけど、大企業と付き合ったら、
例えば年少100億円の企業と付き合ったら、私のクライアントの売り上げは年少100億円ですって言えちゃうわけだから、
それも全部ね、そういうことなんだっていうのを分かった上でやらないと、
頼む相手を間違えてしまったりとかね、っていうことになってしまうので、
本当にこういうからくりじゃないですけど、いっぱいあるわけです。
だからこれはもちろん自分にも応用できるんで、こういうのをやったらダメですよって意味じゃないですか。
やっぱり上手に表現を変えたりとかすることによって、同じものでも捉え方が変わるんで。
これはある意味マーケティングが上手だからそういう風になっているわけだし、
別に決して嘘をついているわけじゃないから、違反ではないんですよね。
だけどそういうところのからくりがあるんだって知っておいた方がいいし、
自分もそれをうまく活用できるんであれば、そういう風にしていった方がいい。
数字の信頼性について
売り上げとかも例えば、売り上げじゃなくて、じゃあ例えばブログのPV数でいいですよ。
ブログ100万PVですって聞いたらすごいなと思うじゃないですか。
でも通算100万PVとかって考え方もできるわけですよ。
だから月々のアクセスはそんなに大したことなくても、
例えば自分が何年もね、10年とかずっとブログを書いていて、
通算のPV数が100万講じたら、ブログ100万PVですって言えるわけですね。
だからこれは嘘ではないわけですよ、通算だから。
ただその月間100万PVとは言ってないみたいな。
っていうところで、嘘ではないけどもそれを大きく見えるみたいな、
そういう仕掛けがあるわけですね。
実績がないうちっていうのはこの実績をいかに大きく見せるのかっていうのは大事なんで、
そういう相手を騙すようなことのない形で大きく見せていくっていうのをしないといけないし、
自分が消費者、買う側の立場になった時も、
そういうからくりがあるんだぞっていうのは知っておいた方がいいですね。
何千人対応とかね、何億円売り上げたみたいなのは、
実はそういうね、ところ、例えばさっきの何千人対応とかも、
本当にメールが一回来ただけでそれも全部カウントしてるみたいな可能性もあるわけなんでね。
もちろん全員が全員そういう風にしてるわけではないとは思いますけど、
そういう裏側みたいなものも知っておかないとね、
ちょっと間違えてしまったような判断っていう可能性があるんで、
数字のマジックの活用
その辺をしっかりと理解してやっていくと。
インターネットの世界っていうのは本当にたくさん人がいて、
そういう人っていっぱいいるじゃないですか、何億円売り上げましたみたいな。
そういうもの自体っていうのは、そもそも信用してもらえないわけですよ、言っても。
何とでも言えるわけだから。
それより前に自分という人間を信頼してもらうことが僕は先だと思う。
この人の言うことは嘘じゃないなって、誠実な人だし正直な人だし真面目な人だし、
そういう人だからこの人だったら信用できるなってなった状態で、
私は売上いくらですって言ったらそうなのかなって思いますけど、
何も知らない人、いきなり例えばネットでたまたま見かけた人がそういう風に言っていても、
なんか自分で適当に言ってんじゃないのみたいなことになったりとか、
ひどい場合だとね、全然売上が噛み合わなかったりすることがあるんですね。
とある媒体ではいくらって言ってるけど、とある媒体では全然違う金額売ってると、
これついつま合わないじゃんとかってなるわけですよ。
そうするともうその自分の発言自体がもう完全に嘘臭くなるんで、
そうすると逆に信用落としてしまったりとかっていうデメリットもあるんで、
そういうところも気をつけていかないと結構大変なことになったりするわけですよね。
だからその辺も意識しながらやっていく。
本当にこの辺っていうのはシビア。
ある意味そこをね、正直に言わなかったから故に一気に信頼をボーンと落としてしまったりとかっていう、
可能性もあるんで。
実績が大きければもちろん仕事は取りやすいしね、
単価も上げやすいしみたいないろんなメリットがあるんですけど、
実績がないと売れないっていうわけではないですから。
実績がない状態でも売り上げっていうのは作れるし、
そこで知恵を絞るっていうのはビジネスが上手な人だと思うんで、
実績がないならないなりにどうやったら実績が作れるのかなとかね、
実績がない状態でもどうやったら売れるのかなっていうのを考えるのが建設的な考え。
その中で一つの工夫として今回の数字のトリックというか、
数字のマジックみたいなものがあるわけです。
この辺は上手に使い分けていく。
あんまりそればっかり頻発していると、
裏側が見えたときに、
この人浅い人だなというふうに思われてしまう可能性もあるんで、
その辺りは十分注意が必要かなと思います。
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