情報発信の基本
情報発信というのは、継続的に行なっていくもので、一つのコンテンツで何かどうこうするようなものではないわけです。
複数回接触して、少しずつ相手との信頼関係を作っていったりとか、距離を縮めていったり、あるいは教育なんかをしていったりというために行うプロセスなので、
その点で考えるのではなくて線で考える必要があるわけです。
情報発信というのは毎日のように行っているわけなので、当然毎回そんなホームランが打てるわけでもないし、どちらかというと何の反応も出ないことの方が多い、空振りすることの方が圧倒的に多いわけですね。
だからそれを事前に理解した上で発信をしていかないと、全部反応が出ないと嫌だとか、無駄になるのが嫌だみたいな意識でやっていると情報発信ができなくなってしまうので、
基本的にはそういうものだというのを前提として理解しておくといいと思います。
だからそれを理解しておくと、あまりここに時間を使いすぎるのは非効率的だなというのがわかるわけですね。
ブログ1記事を書くのに例えば3時間かかるとした場合、本当に3時間かける必要があるのかということですね。
特にブログなんかは後からいくらでもリライトができるから、とりあえず暫定のものを書いて投稿しておいて後からリライトしようみたいな感じだったら、最悪何の反応が出なくても無駄にする時間が短くて済みますけど、そこに時間を投入しすぎてしまうと無駄にする時間も大きくなってしまう。
でもそもそもそういうものだというのを理解していたら、そこに投入する時間をちょっと減らすとか、そういうような工夫もできると思うんですよ。
今回はそういう話ではなくて、マーケティングをしていく上でどういう情報発信を意識していけばいいのかということです。
これは例えば料理に例えるとわかりやすいんですけど、毎日のようにね。毎日というかフランス料理とかコース料理あるじゃないですか。前菜があってメインがあってデザートがあってみたいな。
あんな感じでいろんなパターンの情報発信を織り混ぜていくといいと思うんですね。毎回メインディッシュだと疲れちゃうというか飽きちゃうというか、メインディッシュに慣れてしまってそのおいしさもよくわからないみたいな感じになってしまうわけですね。
だから情報発信もノウハウ一遍等ではなくて、いろんなパターンの情報発信を織り混ぜていくというのが大事になるわけです。
そもそも最初に見込み客と僕たちが出会うときにどういう状態で出会うのかというのを理解しないといけなくて、我々は無名の一般人なので誰も知らないわけですね。
じゃあなぜ集まってくるかというと、情報が欲しいから集まってくるわけです。
だから最初に見込み客が反応するのは情報なんですよ。
そこで有益な情報を与え続けていると、今度は発信者に対して興味を持ち始めるわけですね。
この人どういう人なんだろうみたいな。
だから最初に興味あるのは情報で、それが徐々に人に向かって興味が向いてくるわけですね。
そこで例えば自分の話をしたりとかするとより好きになってもらったりとかできるわけですね。
マーケティングというのは選ばれる理由づくりみたいなものなので、よく言われるのが差別化とか強みを出すとかいろんなそういうことを言われるわけですけど、
選んでもらったらいいわけですよ。この人が好きって思ってもらえたら選んでくれるわけだから。
だからそういうふうに考えるようになれば、自分を好きになってもらうための発信をしないといけないわけですね。
僕はよく言われるのは、誠実だから選びましたみたいなことをよく言われるんですよ。
そういう説明隠さず本当のことを言うからね。みんな簡単だ、楽だ、稼げるしか言わないけど、そういうこと僕は言わないから。
逆にね、そんな簡単じゃない、甘く見ないほうがいいよっていうことを言うから、本当にこの人は本当のことを言ってくれるっていうね。
信頼できるっていうので選びましたみたいなこともよく言われるんで。
だからそういうのってやっぱり自分の価値観を伝えていったから、そこに共感が生まれて選ばれる理由ができたとかってあるわけですね。
で、この情報発信をするときにノウハウとかばっかり伝えていると、自分の人間性とかキャラクターとかそういうものが伝わらないわけですね。
だからいろんなパターンの情報を織り混ぜていく。なぜなら見込み客にはいろんな人がいるから。
初めて出会う人もいるわ、もう1年以上前から自分の発信を見たり聞いたりしている人もいるわけですよ。
だから全ての人たちにそれぞれ刺さる情報を出していくために毎回メインディッシュを出すんじゃなくて、
たまには前菜出したりデザート出したりとかしていく。
ノウハウだけじゃなくてストーリーを語ったりとか、自分のプライベートな発信をしたりとか、価値観を伝えていったりとか、
あるいはもちろんマーケティングの教育、啓蒙みたいな話をしていったりとか、いろんなパターンの話があると思うんですよ。
だからそこを上手に織り混ぜていく。
実績のアピール
この情報発信、自分が好きになってもらうということに関しても、やっぱり平面的なものではなくて立体的にしていく必要があるわけですね。
みんなやっぱり人間のいいとこばっかりを見せて、自分を大きく見せようとしがちですけど、そんな人間はいないじゃないですか。
どんな人間であっても欠点はあるし、あまり見せたくないようなものもあると思うんですけど、
いいとこばっかり見せると平面的になっちゃうわけですね。
自分の一面しか、表面しか見てもらえないというふうになるから、
それを裏の面も見せることによって自分という人間がより立体的に見てもらうことができる。
だから自分のすべてを知ってもらうことができるみたいなふうになっていくわけですね。
大きく見せればみんなが選んでくれるかというわけじゃなくて、
逆に自分のダメな部分とかできてない部分とか、そういうのを見せることによって、
この人なんか親しみが持てるなとかね、そういうふうに思ってもらいたいとかするわけですよ。
だからそこはバランスですよね。
あと言って自分を比喩して、自分なんか自分なんかっていうのは良くないですよ。
それはもうネガティブな面、裏面ばっかり見せてるから。
表面も見せて裏面も見せるとか、そういう自分に関する情報発信も
より立体的にしていくためにいろんな情報を伝えていく。
それはもちろんプライベートな情報もそうですよね。
一般的にバレるのはそういう一般人の日常なんか興味ないとかっていうふうに言われますけど、
それは自分のことを全然知らない人は確かにそうだと思います。
関係性が全くできない人に自分のプライベートな話をしても
そんな興味ないよってなると思うんですけど、
相手が自分に対して興味を示していたら、むしろもっと自分のことを知りたいと思ってくれてるわけだから
普段どんな生活してるんだろうとかね、どんな趣味があるんだろうとか
家族構成はどうなんだろうとか、そういうことを興味持ってるわけですね。
それを言ってあげると、この人ってこういう人なんだっていうのが分かって
より自分に対して興味を示してくれたいとか、好きになってくれたりするわけですね。
そういうプライベートな情報も時折入れていくとかね。
ただこれも露骨に入れてしまうと面白みがなくなってしまう。
例えばこの1エピソード丸々ね、僕がこの間こういうことがあってみたいな
そういう話になったら全然ためにならないなっていう風になるから
まぶすってことをするわけですよ。
メインのトピックがあって、その中の一部にそういうちょっとした自分のプライベートな情報をまぶす。
そういう風にすると表向きはトピックに関する話だけど
その中に自分の伝えたいそういう情報が含まれてるみたいな感じになるわけですね。
あるいはいろんな角度から情報発信をするっていう風に言うならば
実績を出していくっていうのもそうですね。
お客様の声紹介したいとか実績を伝えていくとかってのはあると思うんですけど
みんなこの実績のアピールが露骨すぎるんですね。
私は何億円稼ぎましたみたいな。
そういうストレートにやりすぎなんですよ。
そうすると嫌味に感じるとか、ただ実績アピールしたいだけでしょとか
って思われてしまうんで、そうじゃなくて
例えば先日クライアントさんと話してたらこういうことがあって
こういう風にクライアントさんが言ってくれましたみたいな。
サラッと触れるんですよね。
そういう風に言ってくれたら嫌味なく実績アピールできる。
それをお客様の声紹介しますみたいな感じでやっちゃうと
聞いても同性自慢話とかそういう話になるんだろうなみたいなことになってしまうわけですね。
見せ方を変えていかないといけない。
あるいはさっきの何億円稼ぎましたみたいなやつも
前にバウンと出すんじゃなくて
何かの話の流れの中でね
今までこれだけやってきてこれだけ稼いだけど
でも本当に大変だったよみたいな。
だから本当に嫌味なくサラッと伝えるみたいな感じですよね。
ってやるとそんなに嫌らしくなく実績がアピールできたりとかするので
その出し方っていうところも考えないといけないし
そもそも情報発信っていうのはちゃんと目的を持ってやるっていうのが大事なんで
今回の発信は何のために情報を出していくのかってことが明確じゃないと
何の目的もない発信をしても何の成果も得られないので
ちゃんと今回はこういう意図があるっていうのを
しっかりと持った上でそういう話をしていく。
出し方も今言ったみたいに
物によってはストレートに伝えた方がいいものもあるし
あんまりダイレクトに言わない方がいいようなものもあるしね。
この辺は上手に自分で表現をしていくっていうのが大事だし
特にこういうポッドキャストなんかは音声だけなんで
それを言葉だけで喋りだけで伝えていくっていうのはかなりの技術が必要になるので
そういうところも自分で工夫しながらやっていくっていうのは大事だと思います。