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こんにちは、アポロです。
今日はですね、マーケティングとブランディングについてお話していきたいと思います。
このマーケティングとブランディング、何が違うのかということ。
もちろん、大体の違いは漠然とはわかっていると思うんですけど、
一般的にはですね、マーケティングの中にブランディングが含まれているという風に考えられているんですね。
マーケティングの一部にブランディングがあるみたいな感じなんですけど、確かにそれもそうです。
ただ、このブランディングとマーケティングっていうのはですね、時に逆行する時があるんですね。
ブランディングを重視してしまったが故にマーケティングがダメになってしまったりとかってあるんですよ。
ある程度大きくなってきた会社とかが、そこからブランディングを意識し始めると急にですね、業績が悪くなったりっていうのは、
そういうことなんですけど、マーケティングとブランディングって、
どういう風に影響を及ぼし合っているのかってことをですね、今日はちょっとお話していきたいなという風に思います。
まずですね、最初に結論から言うとですね、すごく乱暴な言葉で言うと、
マーケティングっていうのは、お客さんに媚びるってことなんですね。
ブランディングっていうのはお客さんに媚びないってことなんです。
すごく乱暴な言い方をすると。
マーケティングって要するにお客さんが欲しいものを、こっちがね、リサーチとかをして見つけ出して、はいじゃあ提供しますよっていうのが、
いわばマーケティングなわけじゃないですか。
そのお客さんの悩みとか関心とか願望とかそういうものを調べて、
こういう役に立つ情報がありますよってお客さんを集めてきて、そこにセールスをするみたいなのがマーケティングっていうことです。
その一連の流れですね。セールスに至るまでの流れをマーケティングというふうに言うわけですけど、
ブランディングって何なんだっていう話じゃないですか。
ブランディングって言われたときに、いわゆる有名ブランドをイメージしてみてほしいんですね。
有名ブランドって、じゃあ果たして今言ったみたいなことをやってるのかって話じゃないですか。
ルイ・ビトンとかフェラーリとか。
もちろん多少そういう宣伝活動はしてるかもしれないけども、
お客さんの困っていることは何なんだろうみたいな感じで、いろいろ調べてですね。
で、そこでこう、なんていうんですか。
じゃあ広告こういうものを求めてるんだ、じゃあこういうのを作ろうってなってないですよね。
あとはですね、例えば老舗の和菓子屋さんとかあると思うんですけど、
別に何か広告を出してるわけでもないのに口コミで勝手に評判が広がっていって、
もう予約が2ヶ月待ち3ヶ月待ちになってるような和菓子屋さんとかあるじゃないですか。
もう歴史が何十年何百年とある。
そういうのって一つのブランドだと思うんですよ。
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じゃあ彼らはそのお客さんに媚びてるかって言ったら媚びてないんですよ、全然。
だから最初のうちビジネスがある程度成立するまでっていうのはやっぱりマーケティングって大事なんですけど、
ブランディングが確立するとですね、こっちから集めようとしなくてもお客さんの方から集まってくるんですよね。
買わせてくださいって言って。
大抵のハイブランドとかってそうじゃないですか。
お客さん側からむしろ買わせてくださいみたいな感じになるわけですよ。
つまりここまで話を聞いて分かる人は分かったと思うんですけど、
マーケティングっていうのはいわゆるマーケットインになってるんですよね。
お客さんの欲しいものを見つけ出してそれを提供するっていうのはマーケットインですよね。
で、ブランディングっていうのはプロダクトアウトなんです。
自分たちが作りたいもの、例えばじゃあAppleが新製品作りましたって言ったら、
おそらくApple信者の人たちはそれくださいってなると思うんですよ。
それもプロダクトアウトですね。
もちろんあれぐらい一流の会社だからいろいろ市場リサーチとかはしてるんでしょうけど、
でもいわゆる僕たちがやってるみたいなお客さんって何に悩んでるんだろうとか、
どんな願望を持ってるんだろうみたいなことはそんなに深く考えてないと思いますね、おそらく。
だからそういうハイブランドとかフェラーリとかもそうですし、
Appleとかそういうところもそうですけど、
ルイビトンとか。
自分たちが新製品出しましたって言うだけで、
もうお客さんの方から殺到してくるわけですよ。
だからプロダクトアウトなわけですね、このブランディングっていうのは。
ある程度ブランドが確立されたら、
あんまりマーケットイン的なことをしなくてもお客さんが勝手に来てくれるんですね。
口コミが口コミを読んで次から次にお客さんがやってくる。
だから広告なんか打たなくてもお客さんが買ってくれるわけですよ。
そういうハイブランドってCMとか売ってるの見たことないじゃないですか。
ルイビトンとかフェラーリとか。
Appleは出してるのかもしれないですけど、ほとんどCMって見たことないと思うんですよ。
そういうのってCMを打たなくてもビジネスが成り立つんですよ、はっきり言って。
そんなに数は多くないかもしれないけど、すごくコアなファンがいて、
そういう人たちが続けて何回も何回も買ってくれる。
逆に広告を打つことによってすごく価値がなくなるというか、
やっぱり希少価値的なものがなくなるわけじゃないですか。
みんなにバーンと露出することによって。
だからそういうのもある意味戦略なのかもしれないですよね。
いわゆるCMするってことは買ってくださいアピールをするってことだから、
そこで自分たちの価値が下がってしまうとかもあるのかもしれないですね、ひょっとしたら。
本当はCM打ったほうがもっと売れるのかもしれないですけど、
それを相手にしないっていうのはやっぱりそこにブランドがあるからだと思いますね。
だからこのブランディングとマーケティングっていうのは、
お互いに被ってる部分もあるんですけど、逆行する部分もあるんですよ。
逆行する部分があるっていうのはさっき言ったみたいに、
マーケティングは言うたら媚びることですね。
お客さんに媚びること。
ブランディングってお客さんに媚びないことって言いましたね。
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もしマーケティングしようとしてる時にお客さんに媚びないっていう風になったら、
やっぱりマーケティングってうまくいかないと思うんですよ。
お客さんが求めてるものがあるにも関わらず、
いや自分はこれを売りたいんだって言って、
売ったら噛み合わないじゃないですか。
だから売れないってなる。
だから逆行するわけです。
さっきそこそこ業績が良くなった会社がブランディングを意識して
業績が悪くなるって言ったのはこれなんですね。
まだ一つのブランドとして確立してない状態で、
そういうことをしてしまうと、
お客さんのニーズと合わないから買ってもらえない。
でもそれがブランドとして確立した会社であれば、
何か出すだけでお客さんのほうから買ってくれるんですね。
だからそれが成立するわけです。
なのでどのタイミングでブランディングに移行していくのか。
もちろんその創業当初からそういうところを意識しながらやっていくのも必要なんですけど、
ブランディングを高めたらマーケティングが良くなるのかというと、
それはある程度のステージに来てからじゃないと、
やっぱり最初からそういうことをしていると、
ブランディングとマーケティングが噛み合わないみたいな風になるわけです。
なので逆に言うと、
ブランドを作ろうと思ったらお客さんに媚びてたらダメなんですね。
お客さんに媚びてる会社ってブランドにならないじゃないですか。
やっぱりそういう今言ったみたいなハイブランドっていうのは
一切そういうお客さんに媚びてる感じがないんですね。
買ってください買ってくださいっていう感じは一切ないわけじゃないですか。
買いたい人は買えばみたいな感じだと思うんですね。
そこにやっぱりブランド性が出てくるわけですよ。
だから例えば安売りばっかりしている会社とか、
そういう会社って全然ブランドができないと思うんですよ。
もちろんその突き抜けて割引とか、
すごい安い金額で何かを提供できるようなところっていうのは、
それが一つの安売りっていうのは一つのブランドになると思うんですけど、
基本的に安売りっていうのはブランド復活しないので、
どんなに安く売ってもブランドにならないわけじゃないですか。
要するに安売りっていうのはお客さんに買ってください買ってくださいって言ってるようなもんだから、
媚びてるわけですね。
だからなかなかブランドにならない。
もちろんその業界ナンバーワンの最安値とかだったらブランドになりますけど、
2番手3番手とかっていうのは全然ならないわけです。
だからどっかでブランドを確立したいっていうのであれば、
何か一つのこと、別にその高い安いとか品質が良い悪いとか、
そこだけじゃなくて他のところでもいいんですけど、
何かにお客さんに媚びないとか自分たちの信念を持って、
これは絶対貫き通すみたいな。
一貫性が大事ってブランドってよく言いますけど、
その一貫性を持ってここだけは絶対に譲れないみたいなものを一つ作ると、
それが徐々にブランドに変わっていくと。
逆にお客さんに合わせてブレブレになってしまう。
っていうのは全然ブランドとして確立しないわけですよね。
そういうところを意識しながら、
自分は絶対これは買えないんだっていうものを一つ持つと、
それをずっと貫き通していくと、
やがてそれがブランドになっていくっていうことですね。
なのでそのあたりも意識しながら、
僕なんかもいろいろ発信してますけど、
やっぱりその真にある部分っていうのは変わってないんですね。
それが今はブランドになってないんですけど、
やがて例えばずっとビジネスを続けて情報発信をしていれば、
一つのブランドみたいになっていくわけですよ。
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アポロといえばこういう人間だみたいなブランドになっていくわけですね。
この○○といえば○○っていうのはいわゆるブランディングなので、
その状態ができたらもうお客さんが向こうから寄ってくるような状態になるわけです。
でも認知がそこまでなってないっていうのは、
まだブランドとして確立されてないっていうふうになるわけなので、
このマーケティング・ブランディング、どういうふうに使い分けていけばいいのかっていうことをちょっと意識しながら、
もちろん両輪でやっていくのがいいんですけど、
あまりどちらかにハンドルを切りすぎると片っぽがうまくいかなくなったりとかってのがあるので、
バランスを取りながらやっていくのがいいかなと思います。