着物と体の関係
はい、皆様おはようございます。このラジオでは、片付けコンサルタントのまっちゃんが、自分の日常を好きになるための片付け、シンプルライフ、日々の学びについて、ほぼ毎朝10分ゆるーくお話をしていきます。掃除や片付け、朝活のお供に、ぜひ聞いてみてください。
はい、皆様いかがお過ごしでしょうか。私はこの土日はですね、友人の結婚式に参加したり、お片付けのクライアントさんだった方に直接お会いできたり、会いに来てくださったんですけど、お会いできたりして、とっても幸せなこの土日でした。
あのー、以前ね、ラジオにも出ていただいたことがある、あのー、りょうさんという方が山口県からね、会いに来てくださったんですけど、山口から名古屋って、地図見ていただいたらわかると思うんですけど、めっちゃ遠いんですよ。めっちゃ遠いんですし、その方お子さんもいらっしゃるし、あのー、お子さんね、ちっちゃいし2人いるんですよ。
そう、あのー、私に会いに来ただけじゃなくて、いろんな、あのー、なんて言うんですか、遊び場っていうの?水族館とか、うん、あのレゴランドとか、行かれてるんですけど、すごくないですか。すごっ!と思って。
で、そこにお母様もついてきてくださったので、お母様とも一緒にお食事したんですけど、みんな素敵な方でした。
ねー、なんか人がためらいそうな壁をひょうひょうと越えてきて、すごいなって思いましたね。
なかなか、あのー、ラジオの向こう側の人とか、あの、ズームでしか会ったことない人とか、トークの人とか、ましてやちっちゃい子供がいる人が、そういう人に会いに行くって、なかなかできないし、できるんだけど、できないって思っちゃうよなーって。
で、ね、昔の私でも多分、いろいろ壁が、ね、あのー、お仕事がーとか、遠いなーとか、ね、予定がーとか、いろいろ自分が本当にやりたいことよりもそういう、なんか、言い訳じゃないですけど、こう、できない理由っていくらでも出てくるのに、それを越えて行動するのはやっぱりすごいなーと思うし、
私は、やっぱ、ズームで会うのとね、現実で会うのとは全然違うので、よかったです。はい。
ハグしました。
まだ今までね、直接会ったことないクライアントさんもいらっしゃると思うので、私もね、もっと会いに行きたいなって思いました。はい。
では、えー、今日のテーマなんですけど、
あの、りょうさんともちょっとうなぎを食べながらね、名古屋名物のひつまぶしを食べながらお話ししてたことでもありますし、前回のポッドキャストでちょっと話しきれなかったお着物の話なんですけど、
今日のテーマは、合わせることで得られるメリット、シャンプールなまめになっちゃった、みたいになっちゃった。
メリットについてお話をしようと思います。はい。
着物の先生が教えてくれたこの話はですね、
あーって私思ったんですけど、着物をね、うまく着れない時に、ある方が、うまく着れないですってどうしたらいいですかって先生に質問したんですよ。
そう、そしたら先生が、皆さんもしかして着物を体に合わせていませんかって、着物を体に合わせようとして着ていませんかって。
問いかけをしたんですよね。で、みんなてんてんてんですよね、目がてんみたいな。いや、そりゃそうだろうみたいな。
着物をどうやって、体に合わせられば、合わせれば着れるんだろうみたいな、あのことを考えながら着てるわけですよ。
どこに合わせて、どのね、ラウンドマークに合わせて、こう、折り曲げればいいのかとかさ、合わせればいいのかとかさ。
ね、考えるじゃないですか。腰のどこの位置に紐を縛ればいいのかとか。
布とか紐を、着物を体のどこに合わせればいいのかを悩んで着てるんですけど。
先生はそこでね、こうやって答えたんですよ。
着物を体に合わせるんじゃなくて、私たちの体を着物に合わせてくださいって。
そう、えって、何言ってんだろうこの人って私は思ったんですよね。
着物に体を合わせるってどういうこっちゃと思いながら。
でも先生は実際に説明をして、手にね、自然と着物を持つじゃないですか。
何も考えずにですよ。
持って、着物を体にキュッキュッって持ってくるんじゃなくて、着物の位置に体を持ってってくださいって言われたから、その通りにやったんですよ。
着物に合わせて体を動かすみたいな感じですね。
帯に合わせて体を動かすみたいなことをやったら、うまく着れたんですよ、確かに。
認めたくないけど。
そう、あ、すごいって思ったんですよね。
そう、で、着物って日本に長く続いてきたものじゃないですか。
昔から形を変えずに、謎にその一つの形に固執をして、
その形の中で色んな柄とか色とか、色んな複雑な遊び方をしていらっしゃる世界じゃないですか。
例えばスーツとか、スーツもある程度形決まってますけど、洋服とかだったらさ、一つの形で固執してないのに、着物ってすごい一つの形に固執して、
合わせることで得られるメリット
そこから逸脱せずにしている形だから、きっと意味があるし、着方もあんなに複雑なのは、
省けばいいものをあんなに複雑で、だからこそされていると私は思うんですけど、複雑なのには多分すべて意味があるんだろうなと思ったけど、
そもそも着物に合わせるんじゃなくて、着物を体に合わせる着方をするんじゃなくて、着物に体を合わせて着物に自分を合わせて着ると着やすくなるっていう謎な服なんだと思ってびっくりしたんですよ。
それこそ洋服って自分の体に合わせた形をしてるじゃないですか、それこそ人間の形をしてるのが洋服だと思うんですけど、着物ってあんまり人間の形してないんですよね。
ただのなんか布が、ある程度形してるっちゃしてるけど、人間の形そのままじゃなくて、結構布の形残ってますよね。
それに合わせて人間が着るんだと思って、人間様がね。びっくりですよ。びっくりしました。
この考え方が根付いているということは、なんかこう日本文化って布にすら合わせてきた。布に対してですら自分を1回消して着てきたってことは、
それは人にも合わせられるよな。そんな布に合わせる能力を持ってたら、人間にも合わせられるよなぁと思って、
なんか人に合わせることで疲れるとか言ってるこの今の時代のなんか謎感に笑えました。
非常に失笑みたいな感じで、それは合わせるんだろうな、それは合わせちゃうんだろうな私たちはって思いました。
自分を個性個性っていうこの世界で、自分をなくすことで、人に合わせることで着物ってメリットが返ってくる。
自分をなくして、自分を着物に合わせることで、より楽に着れたんですよ着物っていうのはね。
だから個性はなくして、人に合わせることで着物って自分にメリットが返ってくるんですよ。
そういう世界なんだと思って。
よく言うじゃないですか、人のために動いたらとか、自分にも最終的には帰ってくるよとか、
人も自分だよとか、みんな一つだよとか、一は全、全は一だよとか、仏教の本とかにも書いてあるわけですよ。
でもその感覚ってすぐには得られないですよね。
自分のために人助けをするっていう感覚は私もあんまりないですし、人助けをするのに特に深い意味はないですけど、
いろんな宗教関係の本とかにも、哲学の本とかにも結構書いてあるのが、
やっぱりみんなと自分は一緒みたいな、人を助けるってことは自分にも帰ってくるよっていうことが文言として記されてたりするんですけど、
それを体感できるのがこの着物なんだなぁと思って、めっちゃ面白いと思ったんですよ。
着物は人に合わせる、着物に合わせることですぐ自分にメリットが返ってくる、その体験ができるものなんだと思ってね。
あの感動しました。感動したと同時に失笑もしました。
着物にも合わせるんかい、みたいな。
人に合わせることで悩んでいる私たちが、布にすら合わせてきた世界なんだ、みたいな。
面白いですよね。
それをちょっと皆さんに伝えたかったんです。
共存の課題
自然の災害が多いこの日本という国は、自分が自分がっていうよりかは、相手に合わせて行動した方が自然と自分にメリットが返ってくる。
自然に抗ってもしょうがないし、メリットが返ってくる世界観だったのかなとか、いろいろ想像しました。
その上で個性を大事にしようとか、そういう世界になってきている今、どうやってこの日本文化で育った私とか私たちが、
どうやってこの人に合わせることで得られるメリットを、いかに自然に使えるかというか、いかに融合させられるのか、みたいな課題もちょっと思い浮かんできました。
すべてがすべて自分がを通していくっていう世界観に違和感を感じている人もたくさんいらっしゃると思うし、
人に合わせることで苦しんできた人もたくさんいると思うし、なんかそれはやっぱ共存できるじゃないかなって、すごく着物を学んでて思いました。
でもまだその共存の仕方はうまくよくわからないので、日々精進して参りたいなと思いました。
というわけで今日のテーマは、合わせることで得られるメリットでした。
そもそもメリットデメリットで物事を選択すること自体間違っているのかもしれないんですけど、
でも人のために動いて帰ってくるメリットがあるっていうことは着物ですぐ実感できたっていうことは面白かったので、あえてこのタイトルをつけました。
また次回のポッドキャストでお会いしましょう。
今日は難しい話になりましたが、ここまで聞いてくださってありがとうございました。
ではまた次回のポッドキャストでお会いしましょう。
ではでは。