我が子が可愛く思えなかった時期
みなさんこんにちは、保育士のましゅまろです。
今回は、保育士だけど、我が子がかわいく思えなかった、そういった時期についてお話ししていきたいと思います。
私が子を持っていた時期にどうやって乗り越えたかだったり、どうやって対策をしたかなどについてお伝えしていきたいと思います。
興味のある方は最後まで聞いてくださると嬉しいです。
このチャンネルは、保育士歴15年目であり、自閉スペクトラム賞の3歳の男の子と、やんちゃな1歳の男の子を育てている私が、子育てに苦手意識のあるママに向けて、育児が楽しくなるヒントや、気持ちが前向きになれるようなメッセージをお届けしています。
一図でも参考になることがあれば嬉しいです。
はい、このタイトルで驚かれた方もいらっしゃると思います。
保育士さんなのにそうやって思うこともあるの?って思われたかと思うんですけれども、普通にあります。
私は今まで15年ほど保育士してきたんですけれども、約200人くらい担任をしてきたかなと思います。
本当にお子さん可愛くて、人の子でこんだけ可愛いなら、我が子は特別可愛いんだろうなとか、目に入れても全然痛くないんだろうなって妊娠していた時は思っていたんですね。
でも出産後、理想と現実のギャップにやられてしまって、本当に子供可愛くないなって思ってしまったんですね。
私が自分の子が可愛く思えなかったっていう時期が強かったのが、長男が生後0ヶ月から一番辛かったのが、生後4ヶ月くらいまでは本当に可愛くなくて。
自分はママなのかな?それともご飯とか着替えとかお風呂とか入れるお世話する人なのかなって思ってしまったんですね。
本当にミルクあげるだけの人みたいな感じに思えてきてしまったんですね。
そう思ってしまった原因としては、やっぱりホルモンバランスが崩れている状況なので、イライラしちゃったりとか、涙が自然と溢れてしまったりとか。
あとは寝不足ですね。これも一番辛かったですね。
長男は本当に寝ない子で、夜中もきっちり3時間起きて授乳したりミルク飲んだりしていたんですね。
お腹がいっぱいになれば寝てくれるんですけれども、それでも細切れの睡眠時間がとても辛かったですね。
長男が4ヶ月くらいになると火をつけたようにギャン泣きするようになってしまって、そうすると旦那さんもそれにイライラしてしまって怒りっぽくなったんですね。
長男がどうしても泣きやまなかったりとかしていると、私も赤ちゃん可愛くないもんだから泣いてしまったりとか落ち込んでたりするんですね。
そうすると旦那さんの中では長男は私を泣かせる悪いやつだっていう感じになってしまって、家庭内がすっごく不穏な空気、幸せなんて何もないっていう状況だったんですね。
私も旦那さんがこんな怒りっぽくなっちゃったのは私のせいだと思ってたし、保育士なのに何もできないとか、母親なのにちゃんとしてあげられないっていう罪悪感がすごくあったんですね。
対策とサポート
でもこのままでいいのかなって思ったんですね。
このまま不穏な空気のまま赤ちゃんも可愛くないし旦那さんも怒りっぽいし私も泣いてばっかりっていう状況はこれでいいのだろうかってふと思ったんですね。
そういった時に私は3つのことをやりました。
何をしたかというと、1つ目はヘルパーさんや産後ケアを利用する。
2つ目が泣き声をうるさいと思ってもいいし赤ちゃんが可愛くないとか、自分が笑えない日があってもいいって思うようにする。
3つ目が赤ちゃんを別室に置いてまたは自分が別室に行ってクールダウンする時間を作るというこの3つのことを心がけてやっていました。
この産後ケアっていうのは女参院だったり産院のある病院だったりに母子で一緒に行って食事を出してもらったりとか、赤ちゃんを見ててもらってその間に寝たりとか、母乳の相談だったりとかそういったことをしてくれるサービスになっています。
私の自治体は結構産後ケアに力が入っていたようで、色々な産院で利用ができたり泊まり一泊して夜預かってもらって睡眠時間を確保するっていうサービスもやってくれていました。
あとヘルパーさんなんですけれども家事を代わりにやってくれるだったりとか訪問看護ケアって言って赤ちゃんを家で見ててくれたりとかその間に寝たりとか休憩するっていうことをやっていました。
サービス利用するって言ったんですけれども、実際に使ったのは3、4回ぐらいだったかな。
というのもサービスを利用するときにこれ使いたいって思ってもすぐに利用ができないんですね。
自治体に申請をしてマッチングをしてここの産院だったらこの時間この日に利用できますよっていうのが来まして、そこからその日に向けて利用するっていう形なんですね。
なのでちょっと利用が勝手が自分のこのメンタルにスピードに合わなかったっていうのもあるんですけれども、
でもそれでも利用した日はすごく体も楽になったし気持ちも楽になったし赤ちゃん可愛いかなみたいな感じに思えていました。
成長と前向きな気持ち
で二つ目が鳴き声をうるさいと思ってもいい、笑えない日があってもいいって思うことです。
もうね本当に鳴き声ってしんどいですよね。私結構敏感だったみたいでちょっとフニャって鳴くと緊張するんですよ。
このまま鳴き続けるのかなとかすぐ寝るのかなとかすごいドキドキしてしまって神経すり減らしていたんですね。
でもこれも職業柄もあるのかな。なんか命に何かあっちゃいけないみたいな危機感があったんですね。
そんな敏感になりすぎって言ったので私は本当に限界な時は両耳にワイヤレスイヤホンをつけてノイズキャンセルを起動させて好きな音楽を聞いたりとか、
その時は旧ツイッターのスペースというもの、今もあるんですけどもスペースという機能を結構使っている方がいたので大人の声を聞く、人の会話を聞くということをしていました。
本当に母子二人でいると誰とも会話しないしテレビから一方的に流れる音声を聞いてたりとか、人と人が会話してる声ってなかなか聞けないですね。
なので大人の会話を聞くとか、自分はここに存在するよっていう意味で入って、そうするともしもなさんこんにちはとかこんばんはとか言ってくれたりするんですね。
それでちょっと安心感をもらっていたかなって思います。
3つ目がベスでクールダウンするということですね。
これは私が保育園に勤めていて、そこの先輩にアドバイスされたことです。
その先輩は3人のお子さん育てていらっしゃって、私が妊娠してしばらく経った時に休憩中に、本当に保育士だけどもうそんなの関係ないよって言われたんですね。
今までの経験も全部ゼロになるくらい気持ちが辛くなったりとか涙も出てくるし、そういう時期が来るから、そういう時は赤ちゃんを安全な場所に置いて、
自分は違う部屋、遠い部屋に鳴き声が聞こえないようなところとか、鳴き声から遠いところに行って、自分の好きなことをしてねって言われたんですね。
それを思い出して実践をしたんですね。
赤ちゃんが布団を被っちゃうようにしたりとか、まだ転がらない時期だったかな、だったので布団の上に乗せて、
泣いてるんですよ、でも泣いててもいいから違う部屋に行ってクールダウンしたんですね。
先輩よく泣いてる間は生きてるから大丈夫って言ってたんですよ。
確かにそうだな、息してるな、泣いてるな、声出してるな、生きてるな、みたいな感じだったんですね。
これが黙った時はちょっと安全を見に来てねって言われて、
片耳だけイヤホンをしてちょっとチョコ食べたりとか、目を閉じてふーっとしたりとか、数時間に当てていましたね。
本当にこのアドバイスとても先輩から聞けてよかったなって思いました。
私はこの3つのことをうまくやりくりしながら、リフレッシュしながら、何とかこうにか乗り越えてきました。
生後6ヶ月くらいになればちょっと動き始めて、目は離せないけれどもちょっと表情も出てきて笑ってくれたりとか、
若干目が合うかなみたいな感じだったので、可愛さがまた出てきたっていう感じでしたね。
私はこうやって子供が可愛くなかった時期を乗り越えてきました。
もし今現在自分の子供が可愛いと思えないママさんがいらっしゃったら、あなたがダメな母親だからそう思うんではありません。決してそんなことはないです。
こうやって罪悪感を抱くってことはちゃんとお子さんと向き合えている証拠なんですね。
向き合えていなかったら、子供のことは本当に気にならないし、自分がダメな母親なんじゃないかって思ったりとか、
あとは子供が泣き止んでくれないどうしようとか思ったりしないと思うんですね。
なのでそうやって悩んでいたりとか罪悪感を持っているママさん、本当に素敵なママさんだと思います。
それだけお子さんと向き合えている証拠なので安心してくださいね。
マシュマロっていう保育士が15年もやってるのに子供可愛くなかったっていう時期があったんだなってこのお話を聞いて思い出してもらえたら嬉しいです。
最後まで聞いていただきありがとうございました。少しでも子育てが前向きになりますように。ではまた。