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2022-12-09 11:37

わかった気にならないこと

このチャンネルではmascotがNFTマーケティング/デザインのことについて発信していきます。 #NFT #マーケティング #デザイン
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マスコットチャンネル始めていきます。今日のテーマは、わかった気にならないこと、ということについて話をしていきたいと思います。
このチャンネルでは、NFTマーケティング、デザインのことについて話をしています。 今日のテーマは、わかった気にならないこと、ということについて話をしていきます。
わかった気にならないことっていうのは、僕は結構自分の中で大事だなと思っていることです。
というのも、いろんなNFTやったりだとか、デザインのこととかやっていて、日々いろんな情報が流れてきます。
その情報をキャッチした時に、これで、ああ、この人こういうこと考えてるんだ、とか、この人はこういう感じの人だから、とかっていうふうに
結構単純に決めてしまうことが僕自身よくあるんですけども、なんかそういうふうに、わかったような気が、わかった気になるっていうことによって
いろんな可能性を綴じていってしまうということがあると思うので、できるだけわかった気にならないようにしようということを僕は思っています。
この言葉を僕が意識するようになったのは、ある時に、学生の時だから15年前ぐらいなんですけども、
その時に建築家の菊竹清則さんという方がいらっしゃって、もう少し数年、数年でもないかな、前に亡くなってしまったんですけども、
日本の建築界の中の巨匠の一人として名前が挙がるような、とても有名な建築家の方です。
その方は、それこそスカイハウスっていう家を設計したりだとか、
メタボリズムとか、ちょっと難しいですね。いろんなそういうことを、それこそ巨匠のうちの一人なんですけども、
その後、菊竹さんのところを出た人として有名なのが、伊藤さんとかですね。伊藤徹夫さんって、ちょっとわからない方も、建築家のことわからない方は、ちょっとなかなか難しいかもしれないですけど、
というぐらい、とても巨匠の方で、それこそ多分お亡くなりになる2年とか3年前ぐらいなんだと思うんですけど、
その時に講演会をやっていて、僕はその講演会を聞きに行ってたんですよね。それで、それこそ80代後半とか、結構なお年を召していて、
巨匠ですよね。重鎮ですよね。それこそ、いろんなことをやってきて、設計もものすごいいろんなことをやってきてっていうふうになると、
もちろん、いろんなこともわかってると思うんですよね。日本の建築界の長い間、建築の設計の話だとか、
本当にいろんな知識を、知識があると思うんですよね。実際あるので、設計ができるというところもあるんですけども。
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そういったような巨匠の人が、インタビューして、インタビューじゃないな、対談かなんかをしてた時に、
誰か多分、質疑応答みたいな時に、これこれってこういうことなんですかね、みたいな感じで、
菊滝さんに聞いたんですよ。そしたら、菊滝さんが、わかった気にならない方がいいですよ、みたいな話をしていて、
なぜなら、僕自身まだわかってないんですからって言ったんですよね。それを聞いた時に、すごいと思って、
もう本当に獣神中の獣神というか、日本建築界というか、世界的にも知られている建築家の方から、
もう本当に晩年のそういった建築家の巨匠の方が、僕でもまだわかってないんですからって言えることがまずすごいですよね。
だって、わかってるじゃないですか、実際。わかってるというか、他の人たちよりも確実にわかってるんですよね、そのことについて。
わかってるはずなんですけど、でも完璧にはわかってないっていう部分があるっていうふうに、その菊滝さん自身が思っている。
で、例えば、もしそうだと思っていたとしても、その言葉を、
あの、その巨匠の菊滝さんが、その講演会って、いろんな方が聞いているような場所ですよね。
っていう場所で、その言葉を言えること自体がとてもすごいですよね。 だって普通、なんて言うんですかね、恥ずかしいことでもある。
あると思うんですよ。なんか知らないってことがバレるってことだったら、結構普通の人からすれば、僕自身、
もしそういうことがあったら、なんかこの人知らないんだとかって思われるのがめちゃくちゃ恥ずかしいですよね。
なんかそれなのに、なんかそれをさらっと、こう別に恥ずかしくもないというか、恥ずかしげもなくというか、
もう堂々と、いや僕もわかってないんですからっていうのを聞いたときに、うわ、かっけえと思って、かっけえって言うとなんか語彙力がないですけど、すごいなぁと思ったんですよね。
だから、でも実際それって、なんか本当に大事なことだと思うんですよ。
なぜかというと、わかった気になると、そこでその情報、そこから得る情報、それ以上を、その情報を、
深い部分とかを得ることができなくなると思うんですよね。 多分、なんか、
わかった気になると、すごい安心感があるんですよね。 だから、テレビとかメディアってめちゃくちゃわかりやすくて、
なんか昔、谷尻誠さんという、まあ有名な若い、若いって言っても僕よりも年上ですけど、
谷尻誠さんという建築家の方と、あと西田さんという、オンデザインっていう、まあその方ももちろんすごい有名な建築家の方なんですけど、
方がテレビ番組に出ていて、でなんか対決というか、住宅の設計をそれぞれでこうデザインして、それでどっちがいいかみたいなのを決めるみたいな対決の番組があって、
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それを見てた時に、なんか驚いたんですよね。 なんかそのテレビの中だからなんだなと思うんですけども、
そのテレビの中では、それこそ谷尻さんはすごいスタッフとかと、アウトドアとかバーベキューしたりとか、川で遊んだりとかっていうのをしてて、
いつ設計してるんだこの人、みたいな取り上げられ方をしていて、 一方でその対比みたいな感じになって、西田さんはもうコツコツコツコツ、スタッフの方と一緒にこう、
どんどんアイデアを練っていって、まあ徹夜までしてるんですけど、夜遅く、まあ徹夜とかもしてたと思うかもしれないですけど、夜遅くまで案を練っていくみたいな、
なんかこう、自由奔放な設計師と勤勉な設計師みたいな対立構造にしていて、
で、なんか僕自身は建築の業界にいるので、もちろんそこのスタッフとして働いたことがあるわけではないですけど、
まあ知り合いの先輩だったりとかが、オンデザインとかで働いてたりとか、田井さんの話とかいろんなところから聞いたりもするので、
どういった方かっていうのとか大体わかりますし、建築の本とかも読んでいるので、そこで得た情報とかもあるんですけども、
なんか別にそういう側面も確かにあるんですけども、でもだからといって、例えば西田さんとかって、それこそ研修でね、スタッフの人と一緒にいろんなとこ行ったりだとか、
結構自由な雰囲気とかもとても強いですし、なんかなんていうんですかね、その一つの側面をすごいフォーカスして、
切り取ってっていうか、そんな感じで放送されていて、なんかそれ見たときに、うわっ、テレビってそういう業界なんだなと思ったんですよね。
ただやっぱりそういうふうにフォーカスすることによって、対比構造みたいなのを作ることによって、テレビ的にはやっぱりわかりやすくなるんですよね。
この人はこういう感じの人だとか、っていうふうに理解できると、例えばテレビとかって、おそらくたぶん次の日とか、
友達だとか知り合いの人とかに、あのテレビ見た?みたいな話すると思うんですよね。
することがあると思うんですよ。その時に、あの人ってああだよねとかっていうのを言いやすい方がいいんですよね。
つまりわかりにくい人っていうのは、あんまりテレビとしては向かないんじゃないかっていうのがあるし、そうなると結局視聴率とか、スポンサーさんのことを考えると視聴率が大事になると、
やっぱりわかりやすさって重要になると思うんですよ。だからそういう構造になってるんだっていうのを理解したとともに、
なんかこういうふうに切り取られて、これは建築の業界だったから僕は理解できたんですけど、
これってたぶん、いろんなテレビ見てても同じようなことが実は言えるだろうし、なおかつ、
実生活の中でもマスメディアだとか、いろんな情報って結構切り取られているものなんだなーっていうことを思いました。
だからそうやってなんか一つの側面だけとかがすごいフォーカスされて、それをそのまんまそのフォーカスされた部分だけを鵜呑みにしてしまうと、
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ある種こう分かった気になって、でも本当はその人の本質の部分はそこじゃないかもしれないし、っていうふうにある種情報を遮断してしまうと思うんですよね。
だからやっぱりなんか分かった気にならないっていうのは、とても自分自身大事だと思います。
常にそういうふうな姿勢でいることによっていろんなことが学べるんじゃないかと思います。
なんかそれこそ宮崎駿さんとか養老さんと対談とかしてた本に確か、
めいちゃんの目で物を見ていくみたいな話を確かしてたと思うんですよね。
めいちゃんの目ってトトロに出てくるめいちゃんって目を輝かせて、
オタマジャクシエイダのトウモコロシみたいな感じで言ってて、
めいちゃんって子供ですよね。ちっちゃい子供ってどんなことにも好奇心旺盛で、
それで目を輝かせていろんなものを、新鮮さを持ちながらいろんなものを見ていく目があるんだと思うんですよね。
そういうのが徐々に徐々に大人になるにつれてなくなっていっちゃうことが普通というか、そういうことがよくあるんですけども。
でもやっぱりめいちゃんの目みたいな感じでずっといろんなことに対して好奇心を持って、
これって何だろうとか疑問を持ったりだとか、それを追求していったりだとかっていうことをやってくれる大人が、
やっぱりいろんなことを新しく築けたりとか、デザインに関しても新しい築きってそういうところから生まれてくることも多いと思います。
なので僕自身、なかなか難しいし、いつもできるわけじゃないけど、できるだけ分かった気にならないで物事を判断するというか見ていく。
いろんな情報を取り入れていってそこで疑問を持ったりだとか、追求していろいろ調べたりだとか、
自分のアイデアのヒントにしたりだとかっていうふうにしていきたいということを思っています。
今日は分かった気にならないことということについて話をしていきました。
今日も聞いてくださりありがとうございます。
あなたにとってこの放送が何かのきっかけになったりだとか、そういう気もあるねっていうふうに思っていただけたらとても嬉しいです。
ありがとうございました。失礼します。
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