1. 歴史から学ぶ精神科ラジオ
  2. 脳波の発見はなぜ疑われた?ハ..
脳波の発見はなぜ疑われた?ハンス・ベルガーの栄光と悲劇の晩年
2026-10-30 38:16

脳波の発見はなぜ疑われた?ハンス・ベルガーの栄光と悲劇の晩年

脳波の発見は、なぜ医学界から疑われたのか?1920年代のドイツでは、心を測ると称するニセ科学が大流行。そんな時代に脳波を発見した精神科医ハンス・ベルガーは、学界の冷遇を乗り越え、ようやく世界的評価を得ます。しかし、その晩年にはナチス政権の影と悲劇が待ち受けていました。今回は、ベルガーの苦闘と知られざる後半生をたどりながら、てんかん診療からALS患者の意思伝達技術まで、100年を超えて受け継がれる脳波の可能性を語ります。

 

番組へのお便り

⁠⁠https://forms.gle/WWKxMsEiAfX8Ag346⁠⁠

https://podcastsconnect.apple.com/my-podcasts/show/歴史から学ぶ精神科ラジオ/3a5a1898-167c-44a0-8d03-8e9512a5b8e9/episodes

https://listen.style/p/marimo3?vuGCM3hK⁠

⁠https://x.com/marimo488⁠

https://www.youtube.com/playlist?list=PLqvIKNXcfHUIWLyH5uLVAG1LFJXOA9Uws

 

 

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

脳波を発見した精神科医ハンス・ベルガーが、なぜ研究を5年も慎重に続けたのかを、1920年代ドイツで流行したディアグノスコピーとの対比から振り返る。心を電気で測れると宣伝されたディアグノスコピーは一時的に職業選抜や警察などで使われたが、根拠がないと批判されて消滅し、ベルガーの脳波研究も当初は疑われた。アルファ波が目を閉じた安静時に現れ、目を開けたり計算したりすると消える現象が理解されにくかったが、後に再現されて世界的に認められ、てんかんや睡眠段階、ナルコレプシーの診療に用いられるようになった。ベルガーはナチス期の強制断種政策に関わる遺伝健康裁判所の医師を務め、積極的関与の程度は不明ながら、イエナ大学は後に精神科・神経科クリニックから彼の名前を削除した。退職後にうつ状態となったベルガーは1941年、68歳で自ら命を絶ち、息子も同年に戦死した一方、死の前年にはノーベル賞候補に推薦されていた。後半では、脳波を使ってコンピューターを操作するブレイン・コンピューター・インターフェースや、ALS患者を含む意思伝達につながり得る技術の進展、脳波の限界と慎重な利用について語る。診療現場では脳波が発作時だけでなく無症状時の発作波を捉えること、検査に大きな害はないこと、現在も約100年前の技術が改良されながら使われていることが確認される。

ディアグノスコピーと脳波への不信
精神科の知識を学べる番組、歴史から学ぶ精神科ラジオ。
この番組では、精神科医療を作った人々、現在のトピックスを精神科医が解説します。
精神科専門医30年、医学博士で現在、開業医のマリモと
その姉で、障害を持ちの方の就労支援事業所を経営していて、
先日、長男家族が遊びに来てくれ、初孫と楽しい3日間を過ごした、
それですごくご機嫌な桜がお送りします。
脳波を発見したハンス・ベルガーです。
はい、ありがとうございます。
前回の続きからお送りします。
このベルガーが、何で5年間も脳波の研究をし続けたかっていうことなんですけどね。
はい。
もちろん、とっても万一のことがあってはあかん、つまりそこに嘘というかですね、
何かがあったらあかんということで、詳しく見たんやろうなと思うんですけど、
もう一個ですね、時代の問題があったかなと思うんですよ。
この時代ですね、この第一次大戦が終わって第二次大戦までの間ぐらいの、
この20世紀の初めぐらいですね。
はい。
例えば、いろんな科学技術が発展します。
例えばラジオだったりとか、レントゲンだったりとか、
今に繋がるような電話だったりとか、
それがこう日常生活に入ってきてるわけですよね。
入ってくるようになった。
つまり、進歩した、技術が進歩したなーって国民というかみんな思ってたわけだよね。
特にドイツとかは先進国なので、そういうのを享受してたわけですよ。
そんな中でちょっとですね、衛星科学というのもはびこる時代になってたわけですって。
そこでちょっとよく似た話をちょっと言うときたいんですけど、
NOHAがちょうどですね、ベルガーが開発してる時代に、
リアグノスコピーっていうのが流行ってたんですよ、ドイツでは。
リアグノスコピー。
リアグノスコピー。
1920年代に流行した、心を電気で読み取る装置っていうのが流行りました。
心を電気で読み取る。
つまりですね、今まで世の中の風潮として、わからんかったものがわかるようになってきたわけですよ。
例えば肺炎とかもレントゲンがわかるようになったし、
進歩してるな、いろんなことがわかるようになったなっていう風になってる時代の中で、
心を電気で読み取るような装置っていうのが出てきたよって言われたら、
そうなんかっていう時代だったわけですよ。
これが結構流行った。
こんなことって多分いろいろあったと思うんですけど、
この前の時代にもあったようだし、この時代にもあったんです。
ディアグノスコピーだけではなかったと思うけど、
今に残ってる話として有名なのがこのディアグノスコピーなんですけど、
これちょっと見ときましたらね。
このザハル・ビスキーっていうですね、ウクライナ出身のお医者さんなんですけれども、
がこのディアグノスコピーを開発しました。
これどんなんかっていうと、
頭の脳皮、頭にですね、人間の頭のところに微弱な電流を流すとですね、
人間の性格とか知的能力とか職業適性などが測定できると主張するような装置を開発したというふうに触れ込みました。
それって信じたんや、みんなさん。
その当時のドイツでは、人間の精神を電気によって客観的に測定できるというふうに期待されて、
新聞でも取り上げられて、結構実際に使われたみたい。
結構使われてすぐに忘れられてしまうんですけれども。
違うやん、っていう感じになるんですよね。
なったんですね。
ディアグノスコピーは、頭皮上に50箇所の電気的な反応の違いっていうのを音で見つけて、
性格とか精神能力を解釈したんですね。
これどんなふうにしたかというと、
被原者は1本の電極を手で握って、健常者がもう1個の電極を頭の特定の部位に当てると。
この時に335Hzの微弱な交流電流を流すわけですって。
そうすると、この装置から音が聞こえるんですって。
この聞こえる音の強弱を調べて、この50箇所の音の反応を見て、その方のプロフィールを調べるわけですよ。
その結果からその方の、例えば自己中心性とか節約性とか意欲とか知的能力とか職業特性などが判定できるというふうに調査しました。
なぜこの音が何を反映したかということはよくわかりませんでしたけれども。
現状から言うと皮膚とか電極の電気的な特性によって音が鳴ってたんかなと思われてるんですけれども。
脳の精神活動を直接測定したというような根拠というのは、今から思うと全くなかってはあるんだけれども。
ただ、やっぱりこれが結構認められちゃいました。
1925年の1月にカールスルーへの工業大学で、教授先生がビスキーの方法を検証する会合を開いて、結構意味があるんじゃないかなということを言ったりとか。
心理学者のフイツク・ゼッキーは50例の検査結果を報告したりとか、それ以外の心理学者は300例以上を検討して論文にしたりとか。
それなりに意味があるんじゃないかなというのを1925年に発表されました。
そうすると多くの施設でこのディアグノスコピーが採用されました。
ベロリンの職業適性評価機構とか、警察関連の機構とかね。
ブルザールの刑務所とかカールスルーへの機械工業関連施設とかでもこれが導入されて、職業指導とか人材選抜とかで使われたらしいですよ。
あってないでしょ?実際のところは。
あってないと思いますね。別に何かしらのことだと思うんだけど、でもあるんじゃないかなということでこれを使うようになって。
それが流行りだした時に1928年に新聞がディアグノスコピーを心の例として紹介します。
この例を書いたのが著名な作家のエミール・ルドビッヒさんが、記事の中で心の投資として
ルドビッヒは自分でこのディアグノスコピーを受けて、自分の心理学的な特徴が明らかにされたことに感銘を受けて、
ビスキーをエディソンとかレントゲルンと並べるほど偉大な発明家であるというふうに評価されました。
他の新聞もこの心をX線のように投資する装置であるということで取り上げたりしました。
この当時の人々というのはやっぱり技術が進歩することで、今までは見えなかったものが見えるかもしれないよということを思っていて、
実際例えばレントゲルンとか見えてきたわけなので、心も電気を使って見ることができるんじゃないかなっていうなんとなく期待があって、
これが当てはまったわけだね。
一般の方はそんなふうになるんやけども、やっぱり同じ年の技術者のギョール・グポン・アルコさんとか、
それ以外の神経学者心理学者さん、アレキサンダー・ヘルツベルクさんとかがディアグノスコピーを強く批判します。
音の強弱からなぜ人格とか職業特性がわかるのか、それを説明できる根拠がないよ、当然のことなんですね。
同じ年の心理学療法学会で評価委員会が答えたり、実験心理学的学会でも検討結果をして、
皆さんが集まって検討するとやっぱり否定的な結果が出て、
1926年の12月に当初好意的に紹介していた神経学的教授のアルドフ・フリートレンダーの評価を撤回しました。
これによってディアグノスコピーは急速に姿を消すということになるんですけどね。
このディアグノスコピーの攻防の話はこんな風な話なんですけど、
こんな時代なわけですよ。
だからこのベルガーが脳波の研究をしていて、これを下手に発表しちゃうと何かややこしいことになるようなことが、
結構彼自身も恐れたし、周囲の人もちょっとなっていうことで思っていた時代ではあるんですよね。
だから5年かけて、詳しく詳しく石橋の上にも石橋を叩いて、
大丈夫やろうということで書いたわけですね。
でも書いた論文というのがほぼ無視されていました。
誰も信じなかったんですよ。
どうせこんなややこしい毎月晩物の話なんちゃうとか。
そうやね。ディアグノスコピーの後やからね。
だいたいそんな風に考えられていたみたいで。
学会当時、その頃脳波のことをベルガー派と言っていたらしいんですけど、
ベルガー派を信じるというようなこともちょっとささやかれたりした記録も残っていたりして。
特にこの脳波がこの当時ちょっと疑われていた時代という事項というのがあって、
アルファー派なんですよ。
このアルファー派というのは、この安西覚醒閉眼時にきれいに見えるんですよね。
目を開いたり、あるいは計算したりしたり、頭を動かすとアルファー派というのが消えて、
ベータ派と言われている低心腹速波に変わるんですよ。
これは今もそんな風に言われているんだけれども。
でもこの当時ですね、脳波のことなどなどをまだまだし始めた人のことって言うとさ、
安西にしている時ほどきれいに見えていて、
頭を使い出した時に消えるってどういうこと?っていうですね。
一般的な感じとちょっとずれるわけですよね。
これを説明する理論というのは当然この当時ないので、
この現象だけ言われてもこんな脳波って言えやんよね、
脳波ってあるんかな、脳の波って言えるんかな、みたいなね。
そういう疑問があったようですね。
これはもちろん事実というか、
安西覚醒閉眼時にアルファーは見えるけど、脳を使い出すとそれは消えて、
他のところが見えるということになるんですけど、
脳波で見るとそこはきれいに見えないのでね、
ベータ波っていうような見え方をするということになるんですけど、
これも一つ脳波が認められなかった結果みたいですね。
脳波の再現と医療への定着
ベルガーが発表したから5年後ですね、
アメリカのエドガーエイリアンがこのベルガーの脳波を再現して、
やっぱり脳波っていうのはあるんちゃうかっていうのが分かって、
世界的に認められることになります。
1930年代、40年代から転換診療に使われたりとか、
睡眠診療に使われたりとか、
現在の考慮につながっていくということなんですよね。
睡眠の検査に使われるって、どういう使い方なんですか?
睡眠っていうのも結構難しい脳の現象で、
現在はっきりよく分からないんですけど、
全て解明はまだできてないんだけど、
脳波を取ることによって、
睡眠段階っていうのを分けることができたんですよね。
今は睡眠の段階って4段階に分けられてて、
ノンレム睡眠、レム睡眠っていうのが3つに分けられてるんですけど、
レム睡眠っていうのが発見できたっていうのが、
この脳波を取ることによってできたんですけど、
これによって、どの時点で脳が活動している動向っていうのが
分かるようになったってことですね。
なるほどね。
それだけのことで、だからっていう動向はないんですけど、
例えば、睡眠のナルコレプシーとかっていう病気は、
いきなりレム睡眠から始まったりとか、
普通はノンレムから始まってレム睡眠になるんですけど、
そうじゃない睡眠の病気っていうのがあるよねっていうのが分かったりとか、
この睡眠学っていうのも始まったりするんですね。
始まるんや、へー。
っていうことに、脳波も結構一躍かかっているということかな。
違うやんっていうディアグノスコピーがあったり、
それがあるからちょっとエビデンスちゃんとしなきゃみたいになったり、
面白いですね。
そうですね。
こういう衛生科学的なものは、
やっぱり技術が考慮してくるときに出てくるわけですよね。
最初やもんね。
でも本物のものは将来残り続ける、
例えば100年間続く技術なわけですよ。
現在も現役で使っている脳波ですね。
うちのクリニックも脳波はあるので。
そうなんですよ。
100年前の技術が使われていてね。
もちろん進歩化はしてますけれども、
やってるなっていうことなんよね。
へー。
ナチス期のベルガーと晩年
こういう100年残る技術を作ったベルガーですけれども、
ちょっとベルガーのその後を見ときたいなと思うんですけどね。
あんまりいい人生なのかどうかっていうことなんですけれども。
教授までだったから、学長さんまでだったでしょ?
これがベルガーのその後を見ときましたら、
ナチスと関係してくるんですよね。
ああ、そっか。時代的に。
時代的に。1933年にナチが、ナチ党がドイツの政権を握ります。
この時にこの遺伝子子孫予防法というですね、
いわゆる有生学の法律を制定してですね、
翌年の1934年から施行します。
この法律はですね、とんでもないというか、
日本もあったしね、他のヨーロッパの国もあって、
ドイツだけじゃないんですけど、
この当時ですね、遺伝性とされた統合視聴症とか、
現在でいうところの送局性障害に相当する疾患とか、
転換とか、知的障害とか、遺伝的の知的聴覚障害などの方を
強制的に断取する。
妊娠できないように手術しますという法律ができたわけですよ。
ドイツ全土でそういうことになるわけです。
このイエナ大学の精神診療科もそれに結構積極的に関与して、
対象者を遺伝健康裁判所というところで、
こういうのを決めるらしいんですけれども、
多数届けたという記録が残っています。
このイエナの裁判所でも1935年末までに少なくとも、
2724例の強制断取を命じたとする研究もありました。
この時の遺伝健康裁判所の医師として、
エルガーは参加していたということも確認されています。
ということで、このイエナ大学病院というのは、
2013年ですね、今から13年前ですけれども、
精神科・神経科クリニックからハンスベルガーの名前を削除しました。
この戦争犯罪に加感したかもねということで、
ということになりました。
彼が死んだ後ですけれどもね。
実際どうだったかというと、積極的にですね、
こういうナチの強制断取に活動に参加したのかというか、
関わったのかというのは、あんまりよく分からないし、
ただ彼の立場としては、こういうのに関わらないとというか、
無視することもなかなかしづらかったし、
反対するほどのこともなかったし、ということで
反対しなかったということがあるんだと思うんですけどね。
時代が知らなかったのか、受動的にベルガーはやっただけなのか、
分かんないんですけど、この時代にベルガーと同じような立場にあった方で、
こういう活動にですね、結構抑制しようとした人もいてますね。
エルフストン・クレッチマー教授というのは同じような時代で、
教授だったりとか精神学の会長だったりもした先生は、
このナチスの言うてるような純粋なアリア人みたいなものはいないんだ、
ということで言って、この強制断取におかしいみたいなことを言ったりとかしてね。
都合秘書省の診断を慎重にして、断取しないようにしたみたいな活動をしたみたいなんですけど、
これで当然東京から弾圧されるわけなんですけどね、クレッチマーの方はね。
ベルガーも積極的には関わらず、受動的には関わったんだろうということで、
後年その方には思われるんだけれど、
この当時ですね、ただ65歳でベルガーは退職することになりますが、
そこまで上手く勤めることができたので、良かったとしたら良かったかもしれないけど、
ベルガー自身は65歳で退職した後、病院長として残る、
その当時病院長も刑務所だらしくて、病院長として残りたいなという希望もあったみたいなんですけど、
これは認められなかったみたいですね。
よりナチスを支持する公認者が選ばれたりしたみたい。
だからナチス体制によって、いろんな政治的な状況っていうのは変わってたみたいだね。
大学を退職した後、ベルガーは鬱状態になったと言われています。
ただ、翌年ですね、66歳の頃ですね、若い頃のテレパシー体験への関心を失わずに、
奥さんとですね、思考伝播、思考伝達を脳波で検証する実験を行えないかな、みたいなことも計画していたみたい。
ちょっとそういう研究への意欲も持っていたみたいなんですけれども、
ただですね、68歳の頃、1941年に鬱病もあったりとか、あるいは心臓病とか、皮膚の感染症もあって、
イエナ大学に入院して、6月1日に自ら命を絶った、68歳であったと言われています。
そうなんですか。
そうなんですって。
これが病気のせいだったのか、いろんな問題があったのか、よくわかんないんですけれども、
ちょっと最高年は不遇だったっていうのも事実みたいですね。
辛かったんやろうね。
辛かったんやと思うんですよね、やっぱりね。
この当時、第二次世界大戦が始まっていた頃なんですよ。
1941年に亡くなるのでね。
もっと辛い話で言うと、彼の研究を支えたクラウス君がいてるじゃないですか、息子。
この息子はですね、実はベルガーが死んだ同じ年に、第二次大戦のソ連との戦線で死去したというふうに伝わっています。
戦争に行ってたんや。
戦争に行ったみたいやね。
それで亡くなったとされていて、というちょっと高年、辛い経験をされたかなと思うんですけど。
この頃のドイツはね、ナチスあったから大変でしたもんね。
ベルガー自身というのは、亡くなる前年のノーベル精力医学賞の候補に推薦されていたみたいですわ。
そうなんや。
ノーベル賞って生きてる人でないと受賞されないので、もし生きてたらベルガーは受賞してたかもしれへんとも言われてたりとか。
そっかそっか。
ベルガー自身はこのことは知らんかったみたいなんですけど。
そうなんですね。
と言われています。
彼の業績自体はね、もちろんこのノーベル賞に値することを発見した人ではあるんやけど。
残念なことに受賞には至らんかったと言われてますね。
という、ベルガーの最終年ですよ。
時代の並みですね。
そうそうそう。
これがちょっと20年30年ずれてたらとかね。
またちょっと違ったんやろうけどね。
まあまあね、その時代だったからこそこの発見があったかもしれんし。
かもしれんしね。
才能が活かされたというところにもなるやろうし。
かえってそれでちょっと辛い思いをしたかなという気もするんですけどね。
脳波から意思伝達技術へ
大きく僕らの医療技術を進めてくれた一人ではあろうかと思うんですけどね。
最後にこの話だけしときたいなと思うんですけど。
ベルガーが思ってた、見たかったことで言うとテレパシーじゃないですか。
テレパシー、はい。
人間の脳を誰かに伝える、物理的な活動によって伝えるっていう話あるじゃない。
はい。
あれさ、はじめにオウムの話をしたけど。
あれは全く衛生科学やと思うんですけどね。
はい。
あれはこの狂騒のノウハウを弟子の方に伝えるという、できてもしないことを言ってただけなんですけども。
はい。
でも実は進展してるっていうことも知ってますかねって聞いたことありますかねっていうことなんですけど。
え。
あの、ブレインコンピューターインターフェイスと言いましてですね。
はい。
脳でコンピューターを動かすということなどなどっていうのが開発されてて、最近ちょっとずつ進んでいます。
へー。
で、その方を意識をですね、派表現するのにノウハウを使うとかできないかみたいなことなんですけどね。
あ、なるほどー。
ノウハウの活動によって直接この意思疎通することができないかっていうようなことが、実は1970年代から始まっています。
へー。
今時代もちょっとぐらいはできるようにはなってきてるんですよ。
うんうんうん。
えっと、まあなんていうのかな。
ノウハウの活動を訓練すればそんな風にできるようなことができるようにちょっとずつなってきています。
へー。
ただ臨床応用まではまだいかんのやけれども。
うん。
実験ではもう進んでるってこと?
実験ではできてる。実験ではできてるみたいですね。
ちょっとずつできるようになってきているようで、実際に脳に電極を埋め込んだらそんなことができるよっていうような実験的なこともできつつあるので。
へー。
まあ今後こういったこともうまくできるようになるかもわかんないんですけどね。
今ね、AIとノウハウが組み合わさると喋り出すかもしれないしね。
まあまあまあ、すぐにはいかんけど、まあまあまあそういうことよね。
ね。
脳の活動自体を直接外に出すっていうことができつつあるのもそうみたいですね。
へー、すごい。
まあ例えば目を閉じるとか安静にするっていうだけで脳波は変わるっていうのはわかっているので、
こういうことを考えたらこの脳波のこの活動があるよねっていうのを一個一個特定していくことで、
まあそういったことができる技術っていうのがちょっとずつ進んできていて。
なるほど。
こういう技術が進むと一気に進むから、今後ですね、もうちょっとSFチックなことも起こり得るかなという気もしますね。
ほんとですね。
学科試験、試験があるじゃないですか、受験。
受験をする代わりに脳を測定されると。
ああ、なるほど。
こいつの脳っていうのはこのぐらいやなっていうのがわかって。
試験じゃなくてね、脳波でわかる。
脳波が来たりとかしたりしたら怖いよねとかってね。
まあまあもちろんそんなんじゃないけど。
まあでも逆にその適材適所を見つけやすくなるかもね。
すごく論理立てて考えられるのかとかさ、そこまで脳波でわかるのかどうかですけど。
まあそこまではなかなか難しいかもしれんけど。
まあまあ即興にそこまではいかんにしても、いろんな技術っていうのが使えるようになるかもしれんなとは言われてて。
へえ。
まあでも技術って進むときってドコンと進むんですごいんですけれども、
やっぱりこの衛生科学というか事実じゃないことも紛れ込んでくることもあるので、
うまく使っていかなあかんし、あまり振り回されすぎるのもどうかと思うし、
とはいえこういうときはゴリ乗ってもあかんので、難しいとこなんかなという気がしますね。
てんかん診療で使われる脳波
だいたいこんな感じですよ、脳波。
うわあ、脳波って本当に私には遠遠いものだったんですけど、
マリモ先生が開業したときに、クリニックに行ったときに脳波の測定器が置いてあったじゃないですか。
ありましたよ。
あれは私初めて見たんで、
普段自分も測定したことないし、
誰か子どもたちを測定しに連れて行ったこともなかったので、
あのときに割と身近なものなんやと思いました。
先進家で開業医のクリニックに送るということは、
やっぱり転換の専門医でいるので、マリモ先生が、
その分野では脳波というのが大事なんやなというのも知ったってことですね。
そうですね。そうそう。
でもあれでしょ、発作が起きているときに測定して分かるって感じなんですか、脳波というのは。
発作が起きているときに測定すると必ず分かるんですけど、
でも発作が起こらないときでも、取ったら分かることもあるんですよ。
そうなんや。
症状には出てないけど、脳波では反応しているってことがある?
あります。
あるんですね。
大事ですね。
大体3、40分取っていると、症状は出てこないけれども発作波というのが出てきたりとか、
病気の特別な波というのが出てくることがあるんですね、転換の場合はね。
全員出るわけじゃないんですよね?
全員出るわけじゃないですけどね。
出る人もおるって感じ?
出る人もおるっていう感じかな。
病気の方であれば6割7割ぐらいは出るので、大体捕まりやすいんですけどね。
医療機器の中では脳波は一番安いぐらいやけどね、一番安いこともないけど、
機械的には安いですよ。
もっと今の医療機器ってエコーも高いし、レントゲームも高いし、いろんなことがかかりますけれども、
脳波と心電図というのは比較的古い技術ではあるので、そんなに高くはないかな。
本当に脳から電流が出ているってことがすごいですよね。
まあそうですよね。
考えたら、え?って思ってしまう素人は。
なるほど、なるほど、なるほど。
電気だけでもちろん脳は動いているわけじゃなくて、科学的な反応もあるので、物質も動いているんですけど、
電気として動いているところもあるので、それを捉えることができるようになっているんですね。
脳波検査の限界と安全性
脳波はすごいところもあるけど、全然すごいところもたくさんあるので、
脳波でわかるのは、もちろん転換とか意識障害はわかるけれども、それ以外のことは正直わからないよ。今の脳波でもね。
そうよね。その電気の意味がわかればいいけど、ただ電気ってだけやもんね。
はいはい。全然そこは限定しているのでね。
むかわしい患者さんで、本当に僕が研修医の頃、脳波を取らせてもらっている患者さんで言っていたもんね。
そんなふうに、脳波を取られているから先生には僕の考えていることがほとんどお見通しなんやろうけれども、みたいなことを言われたことがあんねんけど、なんでやねんみたいなね。
実はそんなことないよ。
全然わかんねえよみたいな話なんですけど、わかるのは動く一部なのでね。そこのところをどんなふうに知るかということが大切やし、
脳波の検討がどんどん進むことで、全てわかるかというともちろんわからないことのほうが多いから、それが全てじゃもちろんないんやけど。
普段脳波とかっていうのは私考えてないので、生きていく中で。
そうですよね。
面白かった。
周りの先生は日々そういうの検査とかあるやろうけど、発達障害の療者さんの中に、そういう脳の電気をある程度制御するお薬飲んでるからとかっていう会話は時々出るんですよ。
そういうイメージで今日は聞いてました。
そうですね。発達障害とか強気障害の方って転換の有病率高いですし、抗転換薬とか飲んでらっしゃる方もあるので、ありますよね。
そこはなんとなくやけど、本人さんも電気が出過ぎててとか、変な時に出たりするから、それを剤と薬やって聞いてるとかってちゃんと理解はしてるので。
話ちょっとずれますけど、子どもさんって転換とか多いじゃないですか。
子どもさんの転換って割と治る転換も多いんですよね。
小さい頃に脳波をしっかりと取っておくと、病気の方は治るかどうかの判定がしやすいので、それでわかるっていうことも言われてますね。
だから小児科の先生とかはよく取るな。
脳波の検査って体に悪影響はないんですか?
それは全くないですよ。
全くないんや。
全くない。ゼロですね。ペースを張られたりとか、針電極やったら痛みとかっていうのがあるけれど、全くないですね。
CTとかMRIとかやったら害があったりするじゃないですか。
そういうのは全然ないってことですね。
そういうのは全然ないね。
なるほど。
ペーストを結構塗られるので、頭にぐちゃぐちゃぐちゃって。
ペーストってどんな?
糊みたいなやつ。
エコーの時に塗るジェルみたいなやつ?
あれよりももっと粘性が高いかな。
ねちょっとしてる?
ねちょっとしてる。本当に手で塗る糊があるじゃないですか、髪を張る糊。
ああいう感じ。もちろんあれよりも硬い感じやけど。
剥がした後も一日髪の毛ベタベタするって感じ?
ちょっとベタベタするかな。
髪の毛洗えたら一番綺麗になるんですけど、うちシャンプー台ないから。
ないからね。
そのあれかな、あったかいタオルを何枚かお渡しした後に綺麗に拭くという感じかな。
なるほどなるほど。
それも結構ね、女性の方とかやったら髪の毛に糊がくっついたら気持ち悪いんで。
なんか病室みたいなのをつけて最後カールで巻いて帰れるとかしたら人気出るかもね。
クリニックとか病院だったらありますよ。
あるんですか?
病室の洗面台置いてるっていうとこもあるし。
そうなんや。
ありますわ。
まるも先生もまたぜひ検討したら。
そこまで。
そこまで多くないってみなさんも。
そこまでない。
ノウハウ取る人ばっかりではないからね。
そうね。
確かにね、もっと大きなところに引っ越した時にも考えてもいいかもしれないけど。
いいですよね。
目玉と売りのね。
どうかなどうかな。
えんちゃん、山のいいカーラー置いとくとかさ。
使い放題ですみたいに。
研究が100年後に残るまで
まあね。
へー。
ノウハウの話、そんなんでした。
研究いろいろやっぱされるんですね。
そうですね。
今後もね、この脳の研究ってどんどん進んでいくので。
分かんないとこ多い部位ですもんね。
まだやっぱり解明が一番少ない分野ではあるから。
何かしら大きな進展もあるやろうし。
そうですよね。
検査とかもいろんなことを進んでいきそうかなと思いますね。
普段は全然考えないノウハウだったんで、よかったです。
よかったですか。
ちょっとマニアックでしたね。
いずれにしろマニアックな話かなとか思いつつ。
いやいや、いい、いい。
そんなに研究する人がいたんやとか、面白かったです。
そうそう。
たとえばこういうのって今さ、ノーベル賞受賞が誰それみたいなことをツッツキと聞いてるじゃないですか。
こんなんなんですよね。
みんな銃箱の隅を思いっきりツッツキ回してるっていう感じの研究なわけですよ。
そうですね。そういう方にスポットライトを当てるっていうのがノーベル賞なんですよね。
それが結構人類とかにプラスになっていると意義があるということになっているので、研究ってこういうことなんですよね。
すごいですね。
日の目ミントでもこれ評価されるか評価されんかわからんと何年ってやり続けるっていうのがすごいですね。
そうそうそう。
研究者の先生って。
そうなんですよ。
結果出るかどうかもわからんと始めるわけじゃないですか。
そのとおり。ほとんど研究には何の成果も出ないっていうのが一般的なので、辛いのがほとんどではあるんですけどね。
今この瞬間も研究室で頑張ってらっしゃる方いっぱいいらっしゃるんやろうけど、ありがたいですね。
そうですね。こんなふうに100年残って言える話もあるし、言えない話も山ほどあるので。
そうそう。溺れてることもたくさんあるやろうから。
そうですね。何かしらのタイミングでこれが残って、どんどん進展していくというものがあると言われてるんでね。
そうですね。歴史はやっぱり大事ですね。面白いですね。
はい。ではありがとうございました。
ありがとうございました。
ぜひチャンネル登録してください。
また番組を聞いた感想やご意見を募集しています。
概要欄のメッセージフォームからあなたの感想を送ってください。
お待ちしております。
お待ちしてます。ありがとうございました。
はい。ありがとうございます。
ハンスベルガーさん、初めて聞いてよ。
ハンスベルガーさん、初めてですかね。
ありがとうございます。聞いていただき。
38:16

コメント

スクロール