お父さんはフランス軍の軍医さんだったと言われていて、インドシナのベトナムに勤務してたんですよね。
彼が5歳のときにお父さんが発祥婦で亡くなって、お母さんはフランスの貴族出身のデイドリートみたいな。お母さんがお父さんの遺体を本国に戻すために幼いラボリを連れて、南米のギニアを経由してフランスに戻ったという結構大変な経験をしたみたいです。
5歳ですもんね。
5歳です。結構今のときに生きることは過酷で、生き残るにはしたたかでなければならないという感覚を植え付けられた後にラボリは回想しています。
12歳の頃に肺結核にかかって、長期の糖尿性かくつが必要で、こういうときに身体のストレス反応とかショックの予防とかっていうような、彼の一生の医学のテーマに結びついたと本人も語っています。
12歳の頃、結構重病、肺結核にかかったみたいですね。ただそれがうまく克服できて、パリの中高に進学して、20歳の頃に海軍の医学校に合格して、軍人としての道に入ります。
軍人として北アフリカで勤務したりとか、同僚のマスイカイと結婚したりもするんですけど、1940年の第二次世界大戦中ですよ。つまりフランスが占領される都市なんですけれども、七畜艦の魚雷戦、四六湖の軍人として乗ってたときに、フランスとイギリスのドーバー海峡にあるんですかね。そこのところの船でダンケルク撤退戦というのに参加して、
沈没するんですよ、その船が。
あらあら。
で、多くの方が亡くなるんですけれども、その中270人が助かると。その中の一人だったってことですね。
助かったのが270人ってことは、もっといっぱい乗ってたんでしょうね。
もっといっぱい亡くなったみたいですね。
すごい船ですよね。
はい、すごいですね。この時ってフランスの敗戦だったわけですね。ナーティスドイツにやられるわけですよ。
これで何とかイギリス軍に助けられて、生き残るという戦いです。
この後フランス軍というのは、いずれも折り返せば行くんですけれども。
ラボリさんというのは、その時に何とか助かるんですけれども、その後回復はするんですけれども、いわゆるPTSDになるんですね。
その後、鬱に襲われたって言われてますね。
生きなければならないと思うと、体とか気持ちが動揺するようになってたと言われてます。
戦後ですね、戦争が終わった後、このシロッコの戦いで残ったものっていうのは英雄寺されるみたいですわ。
で、勲章も受けたりもするんですけれども、でもやっぱり医者としての仕事をしている方がまた気が安まったと言われてますね。
なんかちょっと、自分を外から見ているような感じを受けたと言われてます。
多分まだ鬱の状態があったんでしょうかね。
そうでしょうね。
で、上司が、上官がですね、そういったラボリの様子を見て、フランスにいるよりも、もうちょっと他のところにいた方がいいんじゃないかということで、
北アフリカのセネガルの首都のダカールという海軍基地に派遣されます。
軍医として派遣されて、午前中は内科の診療をするんですけれども、午後は絵を描いたり、描き物をしたり、乗馬をしたりとか。
っていうゆっくりとした生活になると。
この時の記録がちょっと残ってるんですけどね。
ラボリは華奢だったが、見た目はよく濃い色の髪をした映画スター並みのハンサムな顔立ちで、
賢く野心家で、金を使い慣れていてやや気取り屋だった。
妻と小さな子供たちと一緒にアフリカに追いやられているのが気に入らず、当初はフランスに戻りたくてたまらなかった。
そういう感じのフランス人の軍医さんやったってことですよ。
かっこよかったんですね。
かっこよかったみたいですね。いずれこの人ね、映画俳優にもなるんですよ。
そうなんですか。
自分の映画を作って、そこに登場するみたいな感じね。
高齢者とか中年以降の話なんですけれども、っていう感じの方なんですけどね。
というところもありつつ、実は仕事も頑張るんですわ。
内科の仕事もひとつ、下科とか麻酔の研究に、もともと下科の先生なので麻酔の研究に集中するんですね。
手術中とか手術直後のショック死が多いということで、このショックを少なくするにはどうしたらいいんだろうっていうね。
麻酔をかける前に、いろんな抑制をかければ、抑制というかですね、脳とか体の興奮を下げていけば、ショック死が起こらないんじゃないかなっていうようなことを彼は考えて、
いろんなこの麻酔方法に工夫を凝らすと。
それが結構ですね、認められるんですよ、医学の中で。
それでフランスにまた呼び物をされて、研究に打ち込むことになります。
1950年にフランスに戻っててですね、この化学会社のローヌプーラン社というのがあるんですけども、そこが開発していたフェノチア人系の化合物。
RP4560というお薬があるんですけれども、これが後のクロルクロマジンなんですけどね。
科学の言葉が出てきましたね。
そうですね、これは記号としてついてたんですけど、このコーヒスタミン薬という体の中の神経の物質を止める薬があるんですけれども、
それを投与しておくと体の代謝が少なくなって、麻酔をかける前に有効なんじゃないかなということで、それをお薬を使ってたんですよね。
結構うまいこといくと。
手術中のショックとかもなくなってよくなるし、しかもその前に結構患者さんがボワーンとしてリラックスしていると。
痛みもあんまり感じひんということに気づくんですよ。
ということはこの薬というのは精神的にも効果があるんじゃないかなというふうに彼は気づくんですよね。
すごいな、観察ですね。
そうそう、そこってすごい観察だと思うんですけどね。
このコーヒースタミン薬というのは眠気があるというのはもともと言われていたんですけれども、精神症状に効くというのはあまりこの当時は言われていなくて、これはラボリの軽眼なんですよね。
要を見つけたらということなんですけどね。
すごいすごい。
それでもしかしたら精神疾患の患者さんに効くんじゃないかなということを考えて、
同じ軍病院の精神科の仲間に、ぜひ精神科の患者さんに試してくれ、この薬をというふうに言うんですよ。
ほんだらじゃあそうかということで、精神科の同僚の先生が激しい興奮とかをする患者さんにこのRP4560を投与するんですよ。
そうすると割と効果があったということが分かって、症例報告されます。
今から考えるとひどい話でね。
すごい知見ですけどね。
無許可の。
今やったら考えられないことですけれども、この当時はこういうこともあったということですよね。
これがクロールクロマジンの最初の投与例とされています。
でもまあとはいえ、麻酔科の薬としてはこのクロールクロマジンは使われていたんやけれども、
実際どんなふうな使い方をしたらいいのか、量とかですね、投与量とか投与間隔とかね、
どの患者さんに効くのかというのがまた要は分からない感じだったわけですわ。
ただ1例、2例聞く人が出たということが分かったということなんですね。
次の登場人物、ジャンドレイを待つわけですよ。
もう一人のこのジャンドレイさんというのはどんな人やったかって言いましたら、1907年戻りますって。
でまぁこの3段の病院ではこんな例を見たことがなかったわけですよ今までも
そりゃそうですよね
で他の患者さんにも同じようなことを試して
だいたい1,2回は調査するだけで暴言とか暴力で扱えられなかった患者さんというのは
おとなしくなったということがあるんですね
こういうことをしていると看護師長さんがやってきて
感心したようにこの新しい薬は何というんですかというふうに尋ねてきたと
その時奴隷はですねこの薬は特別な作用があるなというふうに悟ったと言われています
看護師の目には狂いはない
奴隷とデニケルは看護師たちを尊重していた
この医者と看護師っていう関係って実は僕らの時もそうなんですけど微妙なんですよ
微妙という言い方はあれですけどこの当時は医者は圧倒的に少なかったと思うし
ご夫さんが患者さんを日々見てたと思うんですけれど
だから患者さんのすべてのことは看護さんが要知しているわけですわ
だから看護さんが言うことっていうのはほぼ事実だし正しいと言われているので
そいつを尊重しなければならないっていうのが医者としては学ぶことなんですけどね
だから看護師長がこれは良い薬だっていうことは本当にいいんだなっていうことが
奴隷が気づいたってことですね
なるほど
これは医者と看護師のこの微妙な関係の一つにあるんですね
今もそうですか
今もそうです
先生たちは
もちろん協力してやりますよ
協力して僕たちは医者と看護師やるんですけれど
やっぱり違う目をそれぞれ見るんですよ
医者は医学の目として見るし看護師は看護としての誇りというか
こっちを見ています
僕は研修医になって初めかな
外科の先生に聞いたのはね
お前らええかって
その当時はそんな感じなんです
お前らええかって研修医に言うんですけどね
看護師なんでも食べてたらわかんねえぞって
看護師よりも先に自分たちが患者の異変を気づけるぐらい
お前たちは見ないとダメだっていうようなこととかね
もちろんこれはよく見なさいという意味なんですけれども
つまり医者の目と看護師の目って
2つの目を通して患者さんをうまくケアしていくっていうのが
求められるわけですわ
だからそこはちょっとした緊張関係がもちろん
通常医療っていうのはあるんですよ
何でもかんでも頼っているようではあかんのでお互いね
それが緊張を生んでいい医療に生むのかなっていうところもあるんですよね
もちろん通常は協力をしてるんですけれども
そういったところも必要だったりするんですよね
まあまあそれはそれとして
この時代当然看護師に大きく精神科病院は依存していたと思うので
奴隷はねこの言葉を信用して
こいつは効果があるぞってことがわかったってことですね
でこのクロールクロマジンっていうのが
どんなことがわかったかっていうと
クロールクロマジンを使うことで
この精神疾患を持った患者さんっていうのは
心地よい無関心な状態に浸らせることができると
医師と疎通をすることができるし
いわゆる妄想とか幻覚とかとは距離を置くことができる
この距離を置くことができると
話せる論じる能力も回復することが多いと
この時間が経つと精神的な混乱が減って
守備一環として思考することも増えるよってことがわかった
でそれの薬を使っているとですね
精神科病院に勤める職員の方にも影響が出てくると
看護さんの方にも影響が出てくるって言われてて
当初それまでは混乱とか騒音とか叫び声に溢れていた病棟が
静岡で穏やかになってきたと
で患者と会話し励ましい希望を与えることができるようになった
どっちも良くなったんですね
そうなんです
大きなことが起こったようだぞっていうことがわかったんですね
っていうのがクロール・クロマジンの発見ということになります
まとめですけれども
クロール・クロマジンが開発された
見つけたのはラボリではあるんやけれども