2024-02-02 13:28

【販売の仕事の時に、売れそうだった靴を売らなかった話】

先日、販売員の仕事の時に
「合わせようと思われてる服に合いますよ」
と言えば売れたであろうものを
プッシュしなかった話。

自分の仕事のスタンス

#パーソナルスタイリスト
#販売員
#ファッション
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ハロー!このチャンネルは、ファッションを子よなく愛する私、まりこが、ファッションにまつわるエピソードや情報などを雑選たっぷりでお届けする内容となっております。
私、販売員とパーソナルスタイリストと2つお仕事しているんですけれども、販売の仕事の時に先日感じたことを今日はシェアします。
この間、20代の前半の若い女性のお客様が、靴をご試着されて、出体をさせてもらったんですよ。
ミュールというかかとがないタイプの靴を履いてみていいですか?となって、ぜひどうぞと言って、試着に案内して、サイズはどうですか?とやりとりしながら、何に使うんですか?という感じで。
どういったシーンのお使いですか?という感じで聞いたら、卒業式に履きたいと言われたんですね。
試着されていた靴がミュールというかかとがないタイプのパンプスとサンダルの間のようなデザインというか構造の靴なんです。
ミュールってそんなフォーマルな場面に履くものじゃないという、今いろいろファッションで多様化しているので絶対NGじゃないんですけど、ミュールだとちょっとなっていう場合もあるんですよ。
でも若い方だし、卒業式に着る予定のお洋服に合いそうだったら、見られていたミュールはつま先は出るタイプのものじゃなくて、つま先は尖った感じのデザインで、
脚の甲ぐらいまではレザー調の布があるというかタイプなので、そんなに脚むき出しになるデザインじゃないので、着られるお洋服の雰囲気によったらいけるかもなと思って、卒業式に着られる予定の服、画像あったりしますか?って聞いたら、
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スマホを見て、これなんですけどって言って見せてくださったんですよ。
それがトップスの部分がチュールというかシフォンっぽい透け感のある袖がついていて、スカートの部分がマーメイドのデザインになっているかわいらしいワンピースだったんですよ。
それはお客様が着ている着画じゃなくて、ネットの画像でモデルさんが着ている写真だったんですけど、スカートの丈が、ふくらはぎが全部隠れ切るぐらいの丈だったんですよ。
そのお客様が小柄な方だったから、お客様が着た場合、丈どれぐらいですかって。
くるぶしちょい上のもうちょい上ぐらいの感じだったんですよ。これぐらいですってされたのが。
ああなるほど、その丈感かって思って、その場合だと、ミュールのかかとがない部分が丸見えになるし、スカートの終わりからミュールが始まるまで、靴が始まるまでの間に足の部分が、距離がスカートからくるみたいな感じになるんですよ。
靴丸の距離がちょっと気になるんじゃないかなと思って、もちろん黒いタイツ履いたりするんだと思うんですけど、ちょっとその隙間が、隙間距離がね、ちょっとイメージと違う風になられるんじゃないかなって思ったんですよ。
例えばスカートがもうがっつり巻石丈で、裾の方がちょっと裏地との長さの差で、最後の方だけちょっと透けてるみたいなデザインとかで、そうじゃなくてもいいんですけど、スカートの終わりからミュールまでの間がほとんど距離がない感じ。
とか、ワイドパンツのちょっとフォーマルな雰囲気のパンツスタイルで、巻石丈のフルレングスのワイドパンツなんかにミュールをちょっとかぶせて、違う違うパンツをミュールにかぶせて履いて、パンツからちょっと靴の先がシュッとね、見えるという感じのスタイルで、
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これだったらかっこよく決まるかなっていうちょっとこう、モードっぽいちょっとそういうエッジ効いたような雰囲気のね、人とかだったらそういうのもいいと思うんですけど、そのお客さんはどっちかというと、もっとその可愛らしいワンピースを選ぶような方だし、雰囲気も可愛い人だったんで、
ちょっとこのワンピースにこのミュールを合わすのは、本人のイメージと違うだろうなっていうのがね、もう見えたんでね、見えたっていうか、そうなるだろうなっていうのが予想ができたので、
ちゃんともう理由を言ってね、横から見てもらってね、ミュール履いた時の感じを、ここがかかとが出てるでしょって言って、こうこうこうでこうだから、ダメじゃないけどもしかしたら気になる可能性が高いかなって思うのと、
ちょっとそういう敷展とかね、そういう場面には少し使いにくいかもしれないですねって言ったら、ああ確かにってなられて、ちょっと検討しますっていう感じでね、あのもうちゃんとかかとがある普通のパンプスとかの方が、
ストラップシューズとかね、なんかそういうのの方がいいかもしれないですねって言って、で検討しますってなって退店されたんでね、もちろんお買い上げにはなってないんですよ。
何が言いたいかというと、もうこんなに喋っている。何が言いたいかというとですね、売ろうと思ったら正直売れたっていうか、このお客様にね、彼女にこの黒いミュールを販売することはおそらく絶やすかったです。
すごく初対面ですけどね、どちらかというとその販売に対して信頼を置いて、心を開いて、あまりこう、距離感を取ったりしようとせず、履いてみていいですかとか、これいけますかねとかね積極的に聞いてくれる方だったんで、
黒い靴だから何でも合いますよとか言って、おしゃれで差がつくと思いますよとか言ってね、販売しようと思ったら全然できたけど、なんかそんな意味ないなっていうのがすごい自分の中であるので、それはね、しない、したくないんですよね。
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売ろうとしてこない販売さんかっこいいみたいな、なんかそういうふうに思ってほしくないというか、そういう意味で言ってるんじゃないんですけど、家に帰ったらイメージと違かった。私もこれ家に帰ったら違うってならあるやろうなってほぼわかっている。
で、あの販売さんいいって言ってくださったのにな、シュンってなるし、ブランドに対してもイメージ下がるじゃないですか。だからその日のその場での売上げにはなるかもしれないけども、なんかもうちょっとその長期的なね、目で見た時に、なんか何の意味もないなって思うんですよ。
自分がオーナーしてても、家賃も払って人件費も払ってて、そんな大変さを知らないから、そんなこと言えるんだってね、なるかもしれないし、そういう状況に自分が落ちたら、どういう思考回路になるのかはちょっと自分ではわからないんですけど。
現時点での私の販売する時のスタンスっていうのは、こういう感じだなっていうふうにね、その時すごく思ったんです。
なんかもう誠実ってね、自分で言うのなんかちょっとおこがましいんですけど、誠実っていうよりも、なんていうのかな、上からになりますけど、明らかにそのお客様、彼女よりもね、私の方が解像度が高かったんです。高かったんですか、まあ高いんですよ。
これにこれ合わせたらどうなるかなっていうそのイメージがね、彼女の場合はちょっと解像度が低くて、なんとなくこうもやもやもやって、ちょっとモザイク解像度低いっていうか、もうモザイクレベルかもしれないですね。
なんかいけるかなーみたいな感じだけど、もう、いやこれ隙間っていうかそのスカート終わりから靴までの距離ちょっとこう間が抜けた感じに、間が抜けたように感じる可能性めちゃめちゃ高いやろなっていうのが、
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私には見えてたので、すごく言い方が上からですけど、すいません。
何が言いたいかというとですね、これまた、解像度高く見えてる側がね、やっぱりちゃんと示してあげないといけない場面っていうのは、やっぱりね、あるなっていう、なんでもいけますよとかね。
なんか自由ですよみたいなのって、すごく無責任な場合もあるので、そういうのはちょっとなんかこう、自分的にしたくないことなのでね。
これは販売員の仕事でも、これからもっと深めていこうと思っているスタイリストの仕事でも、大切にしたい部分だなっていうのを感じたので、今日はそれをシェアしました。
すごく長くなっちゃったけど、最後まで聞いてくださってありがとうございました。またねー。
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