やりたいことの問いかけ
こんにちは、森川まりえです。今日はですね、息子のサッカーの練習に付き合って、その合間に収録をしてますので、ちょっと周りの音が入ってしまうかもしれません。ちょっと途中聞き苦しかったら申し訳ありません。
今日お話ししたいのは、それって本当にやりたいことですか?っていうことなんですね。
というのも、よくね、自己啓発本とかあるいはセミナーとか、そういうのである問いなんですけどね。何の制限もなかったら、お金とか時間とか、そういうものに何の制限もしたかったら、あなたは何がやりたいですか?っていう問いなんですよ。
これって何の制限もなかったらだから、例えば、母親だからとか、仕事だからとか、世間体がとかね、そういうの全部取っ払って、あなたの本心を見つめてみましょうっていう問いだと思うんですけど。
これに対してね、私いつもフランスに行きたい、フランスに住みたいって答えてきたんですよ。
そう、で、そんな配信もね、今見直したら6月に収録をしていました。
私はね、フランスに住みたいんだっていうことをね、話してる収録もあるんですけど。
そうで、これは今も私変わってないんですよ。
だけどね、ふと気づいちゃったんですよ。
フランスに住みたいんですよ、私。
行きたいだけじゃなくて、旅行とかで行きたいだけじゃなくて。
でも、ってことは、フランスに住むんだから、日々の生活があるじゃないですか。
日々の生活で何するの?っていうところ。
すごい当たり前のことなんだけど、なんかもうフランスに行きたい、行きたいっていうその思いだけで、なんかその日々の生活に目が向いてなかったんですよね。
で、思った時に、なんかあれ私のやりたいことってなんだろう、フランスに住みたいっていうのは本当に私のやりたいことなのかなって思っちゃったんですよね。
フランスに住んでこれがやりたい、こういう暮らしがしたいっていうところはないですよ。
まあ少なくとも深掘りはできてなかった。
で、だから何したいんだろう私と思って。
って思った時に、私フランスに住みたいって、いわば現状から現実から逃げたいだけだってことに気づいちゃったんですよ。
やりたいことではあるんだけど、なんかそれって本心なんだけどね、なんだけどとりあえず言ってみれば、もうしんどい日常から逃げたいがためのフランスに行きたい、フランスに住みたいだったんだなっていうのに、
昨日一昨日あたりに気づいたんですよね。
だから、何の制限もなかったら何したいっていう答えは、私はもしかしたらフランスに住みたいじゃないかもしれない。
フランスでの思い出
本質はそこじゃないかもしれないって思ったんですよ。
で、逆にだから本質って何かなって考えてみた時に、なんで私がフランスに行きたいって、フランスに住みたいと思うかっていうと、
私15年ぐらい前にワーキングホリデーでフランスに、パリに1年住んでたんですよね。
で、やっぱりその時の思い出っていうか、その時がすごい楽しかったから、なんかそれね、ちょっとノスタルジックなところが絶対あるんですよね。
それは自覚してて、だから何だろうな、思い出が美化されている部分っていうのももちろんあると思うし、だからもう一回フランスに行ったら幻滅するとかっていうこともあるとは思うんだけど、
でも基本的にはその15年前のフランスでの暮らしが良かったからなんですよね。
だからその暮らしがやりたいってことなんだけど、じゃあでもその暮らしどんな暮らしだったかっていうと、今思うとポイントは2つあって、
1つは自分がやりたいと思っていることが行動に移せているっていうこと、そもそもその当時30手前の私だったんですけど、
フランスに行きたい、フランスに行きたいっていうか海外に行きたい、海外に住みたいっていう思いがあって、
フランスも好きだったし、フランス語を勉強してきてたから、フランスっていうのはワーキングホリデーの日本と協定があってビザが取れるっていうところで、
フランスのワーキングホリデーのビザって30歳までなんですよね、年齢制限があって、だから今行かなかったら後悔すると思って飛び込んだんですよね。
だからそういう自分がやりたいっていう気持ちを満たしてあげられてたっていうこと。
どういう思いで行ったかっていうと、当時は日本を世界に広めたい、日本の文化とかを世界に広めたいっていう熱い思いを持って、その気持ちは今も残ってるけど、当時そういう思いを持って行ってたんですよね。
その思いっていうのも、私向こうで日仏文化センターっていうところでお仕事をさせていただいてたんですよ。
だから、末端の末端の末端ではあるけれども、その日本文化を世界に広めたい、フランスに広めたいっていうところのお手伝いができてた。
ということで、本当に日々ね、私がやりたいと思ってたことが、毎日携われてる、それが実現できてるっていう充実感、それが一つありました。
もう一つ、なんでフランスの1年間が良かったのかって深掘りしていくと、本質、私のフランスに行きたいっていう原点の本質が何かっていうのを見ていくと、
すごく楽な1年だったんですよ。楽っていうのはちょっと誤解されそうなんですけど、海外に住む、外国に外国人として住むっていうのは決して簡単なことではないし、
言葉の壁っていうのももちろんある。フランス語を勉強してたとはいえ、当然わかんないこともいっぱいある。
だからそういう大変さはあったんですけど、私にとって何が楽だったかというと、なんていうかね、気が楽、身を張らなくていいっていうか、そういう感じなんですよね。
なんかフランス人はオシャレとかっていうイメージもあると思うんですけど、確かにオシャレかもしれないんだけど、それって自分が着たい服を着る、自分の心地よさが優先されるオシャレっていう感じなんですよね。
だから本当私驚いたのが、穴の開いたタイツとか普通にみんな履いてるんですよ。とかボタンの取れたコートとか普通に着てる。だからそういうゆるさですよね。
でも別にいいじゃん、みたいな。っていうところがあったり、あとは、私その仕事をしていて、仕事ね、私10時、6時っていう仕事を勤務時間だったんですけど、朝はもう10時って言ったら10時に行けばいいんですよね。
で、6時までって言ったら6時に帰れるんですよ。6時にその会社を出ていいわけですよ。6時に会社を出るために10分15分前から片付けが始まってるっていうところ。
なんかそういう働き方とかもすごく良かったし、だからなんていうのかな、仕事とかもたくさんやった方がいいとかね。
別に仕事残ってないのにやってるフリをするじゃないけど、頑張ってるフリをするみたいなじゃないけど、そういうのとか必要なかったわけですよね。
そういう楽さとかっていうのがすごくありましたね。だからなんかね、すごい抽象的な表現をすると、人間らしい生活。
それこそだから自分の本心を大事にして生活ができてたなっていうふうに思うんですよ。
それがまあ私だけじゃなくて、みんながそうだったっていうように。
ごめんなさい、ちょっと今少年が走っていきました。
だからそんな感じで身を張らなくていい。それは異国の地で旅の恥はかけ捨てじゃないかもないけど、
張り合うような人がいなかったっていう言い方もちょっとおかしいですけど、そういう気安さっていうのは逆にあったと思うんだけど、
でもね、そういう自然体の自分でいられたっていうところがあるんですよね。
なんかその競争社会から抜け出してきたじゃないけど、っていうところが多分私がフランスに住みたいと思っている本質の2つなんですよ。
本当の願望を見つける
だから最初に戻って、何の制限もなかったら何がしたいですかっていう時の私の答えっていうのは、
自分がその時やりたいと思っていることが実現できている生活と、
自分の心に素直に目を張らずに生活できている、そういう楽な気持ちで生活できているっていうこと。
その生活がしたいんですよね。でもこれって抽象的だから、自分がやりたいことっていうのは結局何なんですかってまたちょっと堂々めぐりになっちゃうんだけど、
とにかく今回感じたのは、何の制限もなかったら何したいっていう、その自分の本心を聞いているはずの問いに対してでさえ、
本心ではあるんだけど、何か逃げの答えだったっていうことなんですよね。
今のこのしんどい、要はだから今私はやりたいことができていないって多分思ってるし、
自分の心に素直に見栄とか張らずに、世間体とかじゃなくて、心を楽に生活したいっていうのが多分かなってなくて、
だからそれが実現できてたのがフランスにいた時だからフランスに行きたいっていう表現になってるっていうところで、
そうなんです。だから本当の意味では私はその何の制限もなかったら何がしたい?の質問に答えられてなかったんだなっていう気づきなんですよ。
なので、でもねこれって正直同じような人多いんじゃないかなって思うんですよね。だって何がしたいって言われてわかんなくないですか?
だって実際は制限はあるじゃないですか。だからその制限が実際はある制限はないものとして考えるっていうのもすごく難しいことだなって思うんですよね。
だから私みたいに結局今の現実逃避みたいなね答えを答えてしまう人もきっといるだろうし、見せかけのやりたいことみたいなものになってしまう人もいるだろうし、
だからなんかこの問いにしっかり答えるっていうのはなんか難しいなぁと思った次第です。
なのでね、ちょっと皆さんのそのやりたいって思ってること、それが本当にやりたいことなのか、そのやりたいことの隠れてる、裏に隠れてる本質って何なのかっていうのをね、
ちょっと見つめてみるといいのかもしれないななんて思った次第です。
はい、今日も最後まで聞いていただきありがとうございました。
Have a good weekend!