本多静六の人生の概略
こんにちは。昨日の続きの本多静六のお話なんですけれども、
人生と財産という大きなタイトルの下にね、括弧して、私の財産告白って書いてあるんですよ。
ということは、これ同じ内容だと思うんですね。人生と財産と私の財産告白というタイトルは同じだと思いますね。
日本経営合理化協会出版局で、私の方には一番最初に、本多静六博士、昭和2年から3年ごろ、60歳ごろという、ちょうどね、爪襟のようなスタイルですね。
この頃はこういうスタイルだったんでしょうか。やっぱり日本がそういうふうに、軍国主義の方に足音を立てていっている感じの時でしょうか。
ボタンのところに、谷ボタンのところに紐のようなものがついていましてね、左ポケットにその先っぽが入っているんですけれども、これはひょっとして懐中時計なんでしょうか。
スタンドカラーのワイシャツの上にね、その爪襟のような上着をお召しで、おひげを、くちひげを少し蓄えられて、にこやかなお顔立ちですね。
昨日の続きのところに入る前に、そのブレンタの先生から言われた、その留学中に言われたことがきっかけとなって、帰ってきて、もう必死でためるわけなんですよね。
その結果、結構早い時点でその結果が出てくるんですね。結婚も早いし、きちっと資産を大きくしていきたいという。
そのね、そこで自分の目標を立てた、そこに目標を立てた時期っていうのも、21歳頃でしょうかね。ですので非常に早かったんですね。
結局、福利の力は時間が強い味方ですので、結果を伴ってくるんですね。
大学教授になった頃ですね、これは有名なエピソードで、同僚から自食勧告っていう文章を持ってこられる。
大学放飾中の半ばに属することであるがって言ってますので、まだそんな後半でもなく前半でもなくちょうど半ば、30代ぐらいなんでしょうかね。
東京大学などが中心になって、学士会館創設の儀が起こり、教授女教授連も大分の寄付を仰せつかった際のことである。
その時私も大分のつもりで、鈴木梅太郎君、ビタミンを発揮された方と共に、近1000円、約370万の寄付を申し出たそうなんですね。
鈴木君と相談してということなんです。
鈴木君、有名なビタミンを発見した鈴木梅太郎は製薬会社の顧問もしていたので、お金には困っていないだろうということで、
その鈴木君の方はまだわかるって言うんですね。
でも本田の1000円というのはどういうことなんだと。
一回の教授がね、どうしてそれほどの一時金が出せるのだというふうになってですね。
その時にね、わーわー言い出した同僚の方はですね、5円10円の月付にして、しかも50円100円ぐらいですらちょっと出しかねるって言ってるんですね。
その時に、一時金ならね、5円10円でもいいと。
それをね、月付にしても50円100円が関の山だろうと言ってる時にですよ。
同僚がね、1000円ポーンと現金で出すっていうふうになったんですね。
それで、農学部の当時農家大学の中でね、物議が醸し出されたらしいんですね。
気の早い教授がね、自食勧告状というのを作って持ってきたんです。
学部内で決議をとって、自食勧告、自食しろやって。
でね、先輩格にあったる横井君と長岡君という方が来られたんですって。
そこでね、潔く辞表をしたためようときっぱりと答えたんですって。
金1000円の寄付の出どころが不審で、しかも不譲罪、荒らずの譲、賛罪の譲ですね。
罪罰の罪と疑われては、この本田もはなはだ侵害である。
自食は自食、金は金、このところは大いに便是在るべからずと考えた。
さて、これで君らの使命は達せられた。
今度はこちらからのお願いである。
友達以外にぜひ寄付金の出どころを改めて調べてもらいたいんだがって言って、
その2人をご自宅の方にお連れになるんですね。
そして、日本で3番目に女性としてお医者様になられた奥様ですね。
奥様に、この2人にね、妊娠以来の家計簿をみんな持ってきて見せてほしいと。
それに通帳も株券も全部持ってきてと。
もう最初からね、全部保管してあるんですって。
しかも和時になってるんですって。
それが何十冊も出てきましてね。
家計簿のね、第1冊目から何円何十銭の収支きっちり書かれてて、
支出もきっちり書かれていて、残額きっちり書かれていて、
それがどういうふうに大きくなっていったかっていうことも一目瞭然なんですって。
日付もきっちり。
4分の1貯金の最初苦しかった時のこととかをね、
涼君に聞かせ、その結果が今これこれ近々の金額になっているんだと。
その時間のパワーというのをね、説明したんですって。
まあそうしましたらね、お二方も東大の教授ですからね、分かりますよね。
この中から本田としての分送金額は1000円であると。
諸君はこれでも本田の寄付を消しからんと言うのかい、というふうに尋ねられたんですね。
その夜、涼君とも平山入りに謝って帰っていったが、
私は厳明通り翌日、地表を持って出かけ、
家計簿の重要性
横井君たちをいたずら半分に困らせてやった。
すごいですね。
これ以来、私と横井は一変で大の仲良しになり、
そこでね、家計簿の口徳を知らされたのであるが、
横井君はその後、わざわざ奥さんをよこして家計簿の付け方を教えてもらいたいとまで申し込んできた。
ここのね、章の最後にね、皆さんにも貯金を作る生活はまず、
家計簿を付ける生活から始まらねばならぬことを特に力説しておきたい、
で締めくくっているんですよ。
大学教授をしながら億万長者になってしまった本田勢力のそのエピソードの締めくくりが、
家計簿を付けろっていうことなんですね。
ですのでね、私ね、一応ね、レシートは一枚残らずチェックして入力するようにしているので、
それが3ヶ月以上分、ちょっと箱の中にたまっております。
1月から4月頃までは終えているんですけどね。
ちょっとね、毎年のことなんです。毎年12月31日。
夜遅くにね、我が家ではね、年越し蕎麦をいただくんですけどね。
年越し蕎麦をいただいてから、まだ入力をし続ける私。
なんなん、で夫はその傍らで、なんか紅白じゃない裏番組を見てるんですね。
時々紅白に戻したりして。
毎年のことなんですよ。
淡々と言ったことをやれる性格でなければ、お金持ちにはなれないよっていうことの証明を私がしているわけですから、
皆さんは淡々とやっていただきたいですね。
私も心を入れ替えて淡々とやりますもん。本当に。
本当ですよね。
ああもう、この立派なご本。本当に立派な本なんですよね。
どんな本かと言いましたらね。
小学館の古典文学全史ありますでしょう。
ああいう風な争点なんです。
円字色の綺麗な布が貼ってありましてね。
で、金色で人生と財産って書いてあって、その下に小さく私の財産告白って書いて。
金色で本田勢力って書いてあるんですよ。分厚い本なんですね。
本当にね、寸読とはこのことで、ちょっと今日はここまでなんですが、
非常にありがたいことがいろいろ書かれてますのでね、
お経のように、聖書のように読み進めていきたいと思います。
まあ、経典ですよね。
ではでは、ちょっとは今日はチェックして、支出のチェックをして、入力をして、
4分の1長築は、これは自分を守る手段ですから、自分の責任を自分で取るっていうことの証ですよね。
本当にね、ですので、それは家を守っていく上でね、絶対にしなければいけないことだと思いますね。
ですので、それができるようになるには、日々の家計の管理だと。
でね、そこでね、素晴らしいと思ったのが、日本で3人目の女医さんであります、女性のお医者様であります、奥様ですよね。
その奥様が本田勢力のその理論に逆らうことなく忠実に実行したということですよね。
まあ、それだけ学問を収められて、社会的地位もあり、で、ゆくゆく他の大学の教授をなさってますのでね、そんなことをね、きっちりしなくてもって思っても当然だと思うんです。
しかも大きなお家の跡取り娘で、母養子をとったようなお嬢様ですよね。
でも本田勢力の指示に、その部分ではきっちり従ってるんですよ。
ですので、家計ってそういうもんだと思うんですね。
会社経営とかでしたら別になるでしょうけれども、こと家計に関しては、やはりカップルの場合は夫婦で共同作業だと思いますね。
一致した意見で進んでいくべきだと私は思いますね。
その方が馬力は強くなると思います。
2馬力、3馬力、200馬力、300馬力というふうな感じでね、その力は、そのトルクは上がっていくと思いますね。
ですので、これからご結婚お考えの皆様とか、新婚の皆様とか、もう日が経ってしまっているカップルの皆様も同じでございますので、どうぞ頑張ってくださいませ。
はい、ではごきげんよう。
じゃなくって、じゃなくって。
この放送は聞くだけで家が買えるラジオ、家庭教師のリトライ、さらばラバウルカンパニー様の提供でお送りいたしました。
ではごきげんよう。