この3つの時代から作品を一つずつ選んで話をさせていただこうかと思っております。
今回3つ選んだ作品、どれももちろん僕個人的に大好きなんですけども、
時代がそれぞれ違ったのもあるんですけども、作品の空気感とかも全然違うよということで、それでこの3作品を選ばせていただきました。
それではまず1つ目、日本の戦国時代を描いた作品から紹介させていただきますのは、
ヘウゲモノでございます。
こちらすでに連載終了している作品でして、全273話あります。
長すぎず短すぎない、ちょうどいいくらいかなと思われます。
こちらアニメ化もされておりまして、ご存知の方も多いんじゃないかなと思われます。
ではこの作品どんな作品かということを話させていただきますと、
この作品は日本の戦国武将である古田織部を主人公とした作品です。
古田織部もしくは古田茂成という名前で呼ばれたりもしますね。
この古田織部という方は戦国大名ではあるんですけども、それよりも文化人としての活躍が有名かなと思われます。
茶人として有名な千利休の弟子でありまして、その千利休の後を継いで佐渡を筆頭という、当時の日本における佐渡におけるトップとなりました。
千利休はワビサビとかを好みまして、その文化を広めた方ですけども、
織部も弟子ということもありまして、そのワビサビの良さは分かっておりました。
ただ、織部の場合はそこからさらに自由な発想、例えばよくある形をわざと崩すとかの表現るといった考え、
こういったのを世に広めたりだとか、オツだねという、小粋だねという意味で使われるオツだねといった、こういった意味で使われたりするオツという考え方を広めた方でもあります。
そういった古田織部の考えが発展して生まれた焼き物、織部焼き。
わざと形を崩しているとか、模様に少し表現たところを入れているという織部焼きなんですけども、
この織部焼きを生み出したのが古田織部でございます。
この古田織部のことを描いているのが「へうげもの」という作品なんですけども、
もともとは織田信長に使えるものの一人、戦場とかで状況を伝える伝令の一人であった古田織部。
もともとは二百悟空という、一応不知をもらってはいましたけども、そんなに大きくないというね、古田茂成こと古田織部。
彼が問わることをきっかけに千利休に弟子入りをします。
そこで好き者、好き者というのが茶の湯を始めた風流を楽しむ人のことを好き者と言うんですけども、
好き者としての名声を古田織部は高めていきます。
やがてそこから日本における茶道のトップとなるんですけども、
偉くなっていくことで様々な代名との交流はもちろん国の大事なことにも関わっていくことになっていきます。
そして最終的には徳川家康の考えの違いとかもありまして、邪魔者として思われまして、
徳川家に命をねられることになる、そんな古田織部の生涯を描いた作品がこのヘウゲモノでございます。
今の説明ですと単に古田織部、古田茂成という人の出世物語かなと思われるかもしれません。
実際そうなんですけども、ただこの作品の特徴としましては、ギャグが多いこと、説明の丁寧さ、そして分かりやすく描かれている風流、
ここらへんが特徴的かなと思われます。
この作品本当にギャグが多いんですよ。
古田織部って茶道のトップになった人とはいえ、言ってしまえば、これ実際私立でも残っているんですけども、
人の物とかを勝手に盗ってしまうような悪いところがあったりするんですよ。
人の物を盗ってしまうとか、盗むにしても土作捌きで、何かバタバタしている時にその土作捌きでひょいって盗んでしまうような。
それで後から秀吉とかから怒られるとか、そんなことをしている人なんですけども、
成人君子というよりは、ひょうげたりとか、おじゃらけるという意味でもいいんですけど、ひょうげたりだとか、オツだねとかそんな考えがあるんですけども、
どちらかというとこの人って笑いとかそういったの関係性が高いんですよね。
自由な発想、いろんなことを考えましょうね。そこからみんなで笑いを生み出そうとしたのが古田織部という方です。
そういうこともありまして、古田織部がめちゃくちゃ面白い人に描かれているのがこの作品でございます。
茶道とかね、好き者として名声を高めたいという必死になることがあるんですけど、その必死さが空回りしてしまうとか、
作詞でもあるんですけど、必死になるあまりに生まれる笑いであるとか、わざと真面目な状況でちょっとボケをかますとか、くずしを入れて笑いを誘うとか、
そういった現代に通じる笑いをめちゃくちゃこの作品には落とし込まれています。
読んでてすごいギャグシーンが多いんで読みやすいんですよね。
真面目な固いものじゃなくてギャグが基本的に多いんでサクサクサクサク読めるんで、読みやすさがあるんですけども、ただそういった笑いを描きつつもこの作品で説明がめちゃくちゃ丁寧なんですよ。
正直歴史が苦手という人が読んでもめちゃくちゃわかりやすいと思います。
歴史的な事件がありました。なぜこれがすごいことなのかとか、この時に誰がどういうことを考えていたのかとか、その描写がすごい丁寧なんですよ。
すごい話がわかりやすいんで、だからこそ話に説得力が増してくるんですよ。
この作品は本能寺の編という織田信長を明智光秀が本能寺で打ち倒したという事件ですけども、
この本能寺の編はいろいろ黒幕説、誰が黒幕だとかいろいろ言われておりますけども、この作品では本能寺の編は橋場秀吉が黒幕説を採用しております。
しかもまだ橋場秀吉をさらに千利休が操ったということで、千利休黒幕説って言っちゃっていいんですけども、橋場秀吉が黒幕説を採用しています。
ここら辺の説明がすごい丁寧なんですよ。
いかにして千利休が秀吉を操がして、秀吉がどういうことをしていったのか。
それによっていろんな人の心情とか表情とかもどんどん変わっていくんですよ。秀吉自身もいろいろと表情が変わったりするんですけども、
それで心情をうまく描いて、なおかつそれを本能寺の編でバッと表すことで、
本当にこういうことがあったんじゃないかな、本能寺の編って秀吉黒幕説が正しいんじゃないかと思わせられるくらい、本当に丁寧に描写されてるんですよ。
しかもこういった丁寧な描写があるからこそ千利休の黒幕説っていうのを採用しているからこそ、
後々の千利休の処刑、千利休の処刑も実際に行われていますけども、
その千利休の処刑についても、なぜあんな処刑方法だったのかというのは説得力が増してくるんですよ。
話としてめちゃくちゃ構成力高いんですよね、この作品。
ギャグシーンが多くて読みやすいんですけども、こういった丁寧な描写が多いので、話がしっかり頭に入ってくるんですよ。
キャラの心理描写とかもすごい丁寧なので、大物の例えば橋場秀吉とかが死ぬ際などは本当に感動できます。
また描写がとても丁寧だからこそ、所々の場面で風流を描いているシーンがすごい生きてくるんですよね。
作中の中で千利休が主人公の師匠ということもありまして、とても重要な人物なんですよ。
続きまして紹介しますのは、中国の三国志の時代の漫画で、蒼天航路でございます。
この蒼天航路は個人的には歴史漫画とかそういうのを抜きにして、生涯好きな漫画作品でベスト10に入るくらい好きです。
ただ、めちゃくちゃ癖強いなと思っています。この漫画。なので、人に勧めにくい漫画だよなとも思っています。
またこの作品もアニメ化はしております。ただ、アニメ正直作り直してほしいです。
この作品、連載終了しておりまして、全409部あります。割と長めの作品ではあります。
どんな作品かと言いますと、この作品、三国志の時代、義、語、色の3つの時代が争っていた時代。
その義の盾役とも言える人物、曹操が主役でございます。
ただ、だいたい三国志の作品って、蜀の劉備とか主役にしているものが多いかなと思います。
劉備とか、もしくはそこに使われた諸葛亮公明とかが多いかなと思います。
三国志演技という、三国志を物語調に残したものが、それが劉備が主役というのもありますし、
あと、圧倒的に力のある義に対して、3つの国の中でも一番弱い蜀が立ち向かっていく。
これやっぱり物語にしやすいんですよね。
だから、だいたいの三国志の作品って、蜀が、劉備が主役なんですけども、そんな中、数々ある三国志の作品の中、
圧倒的な国力を持っていた義の曹操が主役という作品、それもやっぱり珍しいと思うんですけども、
特に、この蒼天航路という作品は、曹操の文化人としての面をしっかり描いている。
これが特徴じゃないかなと思います。
余談にもなりますけども、曹操という人物は、中国においては、戦争面での評価はそこまで高くないとも言われております。
もちろん、アンケートの方法とかで変わってはくるんですけども、
軍事面での評価はそこまで高くないよとも言われております。
これ理由としては、中華統一をできていないから。
中国の長い歴史の中において、王、軍事面での王としての才能というのは、やっぱりどうしても中華を統一できているかどうか、
中華を統一できている上で、さらに異民族との戦いでどれだけ戦えているか、これはやっぱり重要だと言われております。
いかに義が三国の中で圧倒的であったといっても、中華統一ができていないとなると、戦争面での評価はそこまで高くできないよと言われています。
ただ、曹操は文化人とか政治家としての評価が非常に高い人物です。
読書を好みまして、尊詩という書物に対してわかりやすく注釈を入れるほど強要がありましたし、他にも詩を作る、音楽に精通している、飲食や医学、さまざまな分野において名を残しているのがこの曹操でございます。
この蒼天光土という作品には、曹操の文化人としての部分によくスポットを当てております。
もちろん、作品を通しては、曹操という人物がいかにして義という大国を作り上げていったか、そしてどういった生涯を送ったのかという作品ではあるので、
どういった国と戦った、どうなっていったかというのも描かれてはいるのですけれども、
曹操という人物がどういう趣味をしていたのか、どういうことを成し遂げていたのか、戦いだけではなく、さまざまな面で描かれているのがこの蒼天光土という作品かなと思います。
実際、三国志の時代は人口も減って暗黒時代なども言われていることもありますけれども、
でもその中でもどういった文化が生まれて、後の世にどう伝わっていったのか、こういったのが描かれているのが面白いなと思います。
もちろん三国志の時代が好きだよとか、単純に曹操が好きだよという方にもお勧めの作品ではあるのですけれども、
個人的にこの作品をお勧めしたいのは、奈良系の作品が好きな方にお勧めしたいかなとか、
あとはもしくは、とにかく勢いがある漫画が好きな方、そういった方にお勧めしたい作品かなと思います。
この作品に通してというところがあるのですけれども、基本的には義という大国を作り上げた、
そして詩、音楽、飲食、医学、その他諸々の教養を持っておりました。
そして周りにはすごい数の優秀な仲間がいるというね。
そんな優秀な仲間たちから、曹操はすごい人だとか、すごい人物と表される曹操という人物。
いろいろとチートかなというぐらい、本当に実際にすごい人なんですけれども、
だからといいますか、曹操というチート能力を持っている人が無双する感じに近いかなと思います。
作品の中でも、ある問題が出てきました。
それに対していろんな仲間たちが、ああでもない、こうでもないと考えている中、
曹操はすべてを見透かしたかのように、こうしたらいいのか、
みんなにヒントを与えるようなことをして、そして解決をしていくというね。
やっぱりこういったナロー系とかでもありますよね。
みんながあたふたしている中、主人公がこうしちゃったらいいじゃないですか、ということで解決していくと。
そういったところがこの作品には空気感としてあるかなと思います。
なのでナロー系とか好きな方には、読みやすい作品だと思います。
またこの作品なんですけども、
またこの作品、勢いが大事という方にお勧めしたい理由なんですけども、
曹操たちがトラブルを解決する時に、割と勢いで押し切る感じがこの作品強いんですよね。
細かい描写がないよねとか、そんな感じが多いんですよ。
いつの間にかこういう仲間が増えているとか、それよくあるんですけども、
いつの間にか増えた仲間が結構重要人物に描いていたりとか、
また作中に全然出てこなかった人がいたんだよ、その人実はもう死んでるんですよ、
その死んだ人物がすごかったんだよというのが先に描かれているんですけども、
その人物についての説明がなさすぎて、いきなり場面が変わったように感じます。
いきなり場面が変わっています。
なので細かい説明とかがないとか、勢いで作品を押し切るということが非常に多いです。
細かいことは気にしない、勢いのある漫画が好きだよという方にもぜひお勧めしたい作品かなと思います。
歴史的な事件とかそういった説明とか丁寧なところがわからない、とにかく勢いが好きだよ、そんな方にお勧めしたいですし、
また曹操という方の様々な分野、戦争だけではないですよとか、
様々なことができた曹操という人物がどういう人だったのかというのを楽しみますので、
よろしけばまだ蒼天コロ読んだことがない方はぜひともお読みくださいませ。
そして本日最後に紹介させていただきます作品は、
幕末の時代を描いている作品、弾道音でございます。
こちら現在連載中です。今100話近くまで続いているかなという感じですね。
まだまだこの話続いていくと思います。
ちなみにこの作者様なんですけども、以前に箱詰というドラマ化もアニメ化もされている警察ものの作品ですね。
これを描いていた作者様でもあります。
箱詰を描いている時からもありましたけども、この作者様は歴史好きっていうのがよく表現されておりましたけども、
その歴史好きをいかんなく発揮されているのが今作の弾道音でございます。
この作品どんな作品かと言いますと、幕末の頃の薩摩藩を主体に描いておりまして、
その中でも特に河地俊義という日本警察の創始者でありまして、
日本警察の父とも言われる人物、河地さんを主役に描いております。
薩摩藩は後に長州藩と共に明治維新を成し遂げまして、日本の近代化に大きく関わる藩ではあります。
ただ、薩摩藩と長州藩はかつては敵同士でした。
だからこそこの二つの藩が手を結んだのはすごいことなんですけども、
なぜ悪かったのかとか、そういったのが丁寧に描かれておりますし、
いかに仲が悪くなっていたのか、その過程も丁寧に描かれております。
ただ、薩摩藩だけでなく長州藩側からの視点も描かれております。
なので、この二つの藩、日本を変えたこの二つの藩が、それぞれどういった考えを持っていたのか丁寧に描かれておりますし、
また、この二つの藩だけでなく、他の当時の別の藩の方とかも、
当時の志士たちがそれぞれいかに本気で国を変えようと思っていたのか、または国を守ろうと思っていたのかなどが丁寧に描かれております。
薩摩藩、長州藩を始めとした武士たちがどういう動きを当時していたのか、
桜田門外の変とか、生麦事件、その他多くの事件はどのようにして起こったのかなどが、
すごく丁寧に描かれておりますし、現在作中では、池田谷事件に向けて着々と話が進んでおります。
幕末を扱っている作品の中でも、屈指ともいえるぐらいに、当時の情勢とかすごいわかりやすく描かれております。
また、薩摩藩視点を描かれているこれも本当にいいんですよね。
例えば、桜田門外の変。桜田門外の変で、例えば歴史の授業とかでは、
アメリカと不平等条約を結んだことで、国に対して怒りを覚えた武士たちが、
太郎王という、国の重要な役職になっていた、イー・ナオスケを暗殺した事件。
こんな風に授業で習うんじゃないかなと思うんですけども、
これやっぱり作品によっては、イー・ナオスケを悪役に描いたりするんですよ。
襲撃した獅子たちは、日本のことを思ってたんだということで、襲撃した獅子たちをかっこよく描き、
壮絶な戦いの末に暗殺に成功した。そんな風に描かれる作品も多いかなと思います。
ただ、このダンドーンでは、もちろん襲撃した側である元ミト藩とか、元薩摩藩の脱藩者たちが、
なぜ襲撃を考えたか、こういった視点も描かれているので、彼らからもちろんかっこよく描かれているんですけども、
それだけではなくて、イー・ナオスケ側の主義主張、こういうのも描いております。
なので、ただイー・ナオスケが悪役だった、そういう風に描かれておりません。
それぞれ国のことを違った形で思っていたんだよ、という風に描かれております。
なので、正義の反対は、また別の正義ということを描かれております。
また、この桜の門がある編でも、戦闘シーン、かっこよく壮絶に描かれているわけでもなくて、
確かに当時の資料とかからも、戦い慣れしていない人しか多かったのが残っているんですよね。
それをしっかりと作品に落とし込んでいるので、戦いがわざと不器用に描かれているんですよ。
戦い方が苦手な武士たちが多かったよ、という風に描かれておりまして、
壮絶な戦いの中でも、ちょっとしたギャグシーンではあるんですけども、
こんな不器用な戦いだったの?というのはあるんですけども、
ただ、当時いかに日本が戦争から離れ、平和だったのか、
そして今後、この不器用な戦いをしていた武士たちが、どんどん戦い慣れしていくことになるというので、
今後の幕末の過酷さを描いていく上でも、よくわかる演出だったりもします。
この作品、多くの登場人物が出てきますけども、
それぞれの主義主張の支配など、本当にしっかりと作品に落とし込まれています。
だからこそと言いますが、キャラの特徴、描き分けとかがしっかりされております。
なので、この作品、幕末のことが知りたいよ、とか、幕末のことがわかりやすい漫画がないかな、
そういった方にももちろんお勧めなんですけども、
漫画作品においてキャラを重要視する方、こういった方にお勧めしたい作品だと思います。
ストーリーはもちろんですけども、キャラが好きになって作品が好きになるよ、そういった方はやっぱりハマりやすいと思います。
ザック・バランに言えばクールでイケメンのタイプもいれば、
インストのタイプもいれば、ザ・脳筋タイプ、そんな方もいてたくさんのキャラが出てきます。
しかも敵味方、様々なキャラクターが出てきます。
なので漫画においてキャラに重要性を置く方にとっては、
私はこのキャラが好きだなという、そういったキャラに出会える作品だと思います。
この作品には幕末という近代日本の誕生の際には、どういった熱い思いを持っていた人たちがいたのか。
さつまや長州は確かに国を変えはしました。
じゃあ他の藩の人たちは国のことを思っていなかったのか?
そうではないよね、といったことを実感させられる素敵な作品でございます。
ダンドーン、まだ読んでいない方はぜひともお読みくださいませ。
ということで今回、歴史漫画がテーマで3作品、ヘウゲモノ、蒼天航路、ダンドーンを紹介させていただきました。