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2024-09-10 23:34

#6-1 ゲスト・「森と、ピアノと、」代表 / 廣瀬明香さん【読書のまにまに】

『とっておきのおひとりさま時間』をテーマに長野の森の中でピアノと共に過ごす施設を運営する「森と、ピアノと、」代表、廣瀬明香さんをゲストに迎えて、トークセッション。元薬剤師の廣瀬さんが今に至る道をつくってきた本たちについて話します。

 

【今回のゲスト】

「森と、ピアノと、」代表 / 廣瀬明香さん
HP : https://morito-pianoto.com/

 

【登場した本】

『君の膵臓をたべたい』住野よる

『本日はお日柄もよく』原田マハ

『リーチ先生』原田マハ

『あなたの木陰 小さな森の薬草店 』萩尾エリ子

『異邦人(いりびと)』原田マハ

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はい、みなさんこんにちは。読書のまにまに、この番組はあらしろゆうきがナビゲートしてお届けしておる番組でございます。
この読書のまにまには、読書の途中で生まれてくるいろんな声をですね、聞いていく番組です。
本って読み切ることが念頭に置かれることが多いような気が、個人的にしているんですけれども、とはいえ読むってなんか結構難しいなと思ってますと、
読み切んなきゃみたいなことに意識を向けると、なんだかんだあんまり覚えてなかったりとか、あんまり感じられてなかったなでもあるような気がしております。
この番組では、読み切るとか読み終えるみたいなことには重点を置かず、今読んだ数十ページだったり1ページでもいいと、もはや手で触れただけでもいいかなと思っています。
もはや遥か昔に読み解ちになったものでもいいかなと、ゲストの方に思い出す本の感覚や思っていることを聞いていこうとする番組でございます。
さて今回は第6回ということで、今回のゲストをご紹介したいと思います。
森とピアノとの代表の広瀬遥香さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
僕は勝手ながらいつも遥さんって呼んでますが、それでいいですか?よく呼ばれると。
はい、大丈夫です。私も来たのでいいですか?
はい、大丈夫です。お願いします。
お願いします。
はい、今回、さっきご紹介するときに森とピアノというもの、プロジェクトのお話の代表の方でご紹介しましたけど、
そこに関しては後ほど遥さんから簡単にシェアいただけたら嬉しいなと思っておりますけれども、
ちょうど先月末ぐらいにちょうど僕自身の誕生日があったんですけれども、
おめでとうございます。
そのときにですね、森とピアノとの場所、現場であり長野に遊びに行って、森の中でそこにいる皆さんにお祝いをしてもらったのが嬉しかったなと思っているんですけど、
その後にですね、遥さんと呼ぼうみたいな感じで呼ばせてもらってここに至ります。
はい。
ちょっと遥さん、森とピアノとの簡単な紹介とかお願いしてもよろしいでしょうか。
はい。
自己紹介だけで。
はい、わかりました。森とピアノとの代表をしております広瀬遥と申します。
まずちょっと簡単に自己紹介なんですけど、私は10年ぐらい薬剤師を東京でやっていて、ずっと東京生まれ東京育ちだったんですけれども、
昨年ですね、長野県の千代市というところ、八ヶ岳の麓ですね、に移住をしてきて、そこで森とピアノとというプロジェクトをやっているんですが、
そのプロジェクトは、とっておきのひとりさま時間っていうのがコンセプトの場所を作ろうとしていて、
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結構やっぱり人の目を気にしてしまったり評価を気にしてしまうっていう自分が結構大きかったなっていうふうに東京にいるときは思っていたので、
そういうのを他の人の目を気にせずに好きなことに没頭したりとか、評価を気にせずに自分の表現をしていく、好きなことをしていくっていう場所を作りたいなと思って、
一日ひとり限定で森の中でピアノを弾いたりとか絵を描いたりっていうような表現活動に没頭してもらう、
そんな空間を作りたいなと思って昨年移住して、今空間を作り上げようとしているところです。
来た分には、先月まだ建物の建ってない森に来てもらって、森もまだ元気がなかったりとかする状態なので、
その森を心地いいところに寄りしていくために水とか空気の流れを整える大地の再生という手法があるんですけど、
そういった形で周りの方から一緒に来ていただいて、森を心地よく整えていくっていうようなことをしながら、
みんなで一緒にその空間を作っていけたらなと思って今やっております。
こんな感じでしょうか。
ありがとうございます。
まさにその時、大地の再生ってもしかしたら調べてもらうと色々出てくるかもしれないですけど、
すごいわかりやすい言葉で言うと、木を切ったりとか草を刈ったりっていうシンプルな単語で言ったらそうなりますけど、
やっぱなんか今は思っても、今1ヶ月前ぐらいかな、あれから。
そうですね。
今思ってもなんかすごい面白かったなーみたいな。
なんかシンプルに草刈りって言っても全然そういういわゆる想像する草刈りではないし、
なんかあそこでなんか体験させてもらったのはすごくなんでしょう、プライスレットだったというか、
なんかオンリーワンだったような感覚がすごく今もありますね。
嬉しいです。なんか私もずっと東京にいたっていうこともあって、
そういう自然の感覚とかそういうものを結構失いかけてたなっていうのを思っているんですけど、
やっぱり大地の再生ってそういう自然の声を聞くとか、大地の声を聞くって言ったらちょっと怪しく聞こえるかもしれないんですけど、
やっぱりなんか風の通る道に沿って、風が吹くような形で草を刈るとか、
なんか水の流れをちゃんと見るとか、なんかそういうのをちゃんと見ながら作業していくっていうのが、
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なんかすごく私にとっても新鮮だなって思いますし、
野生の感じゃないですけど、そういうのが結構ある人はもしかしたら当たり前に感じられるかもしれないけど、
やっぱり都会にいてそういう感染にふたがされている状態だと、なんか不思議な感覚になったりするなって私も思いました。
本当ですね。あの場でも話しましたけど、奥の実家、秋田の家の家業が材木屋なので、
森とか木とかって結構ちっちゃい頃からよく付き合っていたというか、自分も行ったり、秋田の森ですけどね、行ったりとかしてたけど、
やっぱりなんかその時の感覚みたいなのを結構思い出させてくれるような感じがしたり、
ちょうど今月お盆の時に秋田に戻ったりとかしながら、長野の森を思い返したりしながら、
みたいな感じで言葉にならないようなぼーっとした時間を過ごしたんですけど、なんかすごい良かったですね。
嬉しいです。
ありがとうございます。
ちょっとなんか今日ですね、春さんを呼んだ理由みたいなところ、さっきこの収録が始まる前の話なんですけど、
なんかすごいロジックが何かあるわけでは正直ない。
春さんと先月お会いしたのは多分ちょっと久々に、あれ?数年ぶり?
数年ぶりだったと思います。
何かお会いしてお話ししてお話し聞かせてもらってるとき、それこそ森とピアノに対する思いとか聞いてるとき、
それこそさっき森の声を聞く、自然の声を聞くみたいなことも使われてましたけど、
そういうのを聞いてる中で、なんか春さんがおそらく向き合ってきていることみたいなものって、
結構なんだろうな、もっとなんか僕自身聞いてみたいなと思ったのと、
もしかしたら何か分かんない、今こういった話でふと思いましたけど、
このポッドキャスト、番組を単純にだしに使って呼んだのかもしれないみたいなことを若干思いました。
ありがとうございましたし。
ありがとうございます。
なんかちょっと、そうだな、どんなところから話していけるといいかなみたいなことを思ったんですけど、
なんか春さんって、最初ちょっとふんわりと聞き始められたらなと思うんですが、
なんか春さんと本みたいなことを思うと、どんなものが思い浮かんだりとかしてきます?
そうですね、私は、たぶんちっちゃい頃はよく本を読んでいて、
小学校の時も図書館によくいるような子だったと思うんですけど、
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たぶん中学、高校、大学になるにつれて部活動とかが忙しくなった、
あとは社会人になると仕事が忙しくなったりして、
全然本は読まなくなっていったんですよね。
しばらく離れていたんですけれども、
それこそ、ダムをつなげてくれた私の夫のトモ君と付き合い始めた時に、
トモ君がすごい本を読む人で、
すごい読んでいるんですよね。
デートの時とか、例えば行列に並ぶとするじゃないですか、お店の列に並ぶときも、
私の今までの感覚だと、並んでいる待ち時間もデートの一環だから、
結構話したりとか、そういう時間になってたんですけれども、
トモ君はちょっと本読むわ、みたいな感じだったりすることもあったりとか、
そういう自分の時間をちゃんと作れる人、他の人といても作れるし、
そういう読書っていう時間もすごく大事にしている人だなっていうのがあって、
最初はちょっと、なんでこの時間に一緒に話さないの?みたいな感じだったんですけど、
でも、それを否定するわけにもいかないし、
私も本読むか、みたいな感じになってきて、
それで、その時にたまたま、その時私手持ちに本がなくて、
トモ君はでも本読むって言うから、
じゃあちょっと本屋でなんか買ってくるってなって、
寄った本屋さんでたまたま手に取った本にハマってしまって、
そこからもうすごい本を読むように復活したっていう感じですね。
なるほどな。
でもなんか今のキーすごい単純に面白いなって思った。
確かにトモさんってそういうとこありますよね。
ありますよね。
ありますよね。
わかるな。
トモさんと昔一緒になんかスーパー銭湯とか行ったときに、
一緒になんか飲んでるときに本読んでた。
そうなんだ。
なるほど。そんな流れがあったんですか。そっか。
そうですね。ただトモ君が読んでるような本とはまた結構別の種類というか、
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私が好きなのは小説なんですよね。
長編小説が特に好きで、
なんか結構私物語に入り込むのがすごく好きなんですよ。
まあ読書に限らず、映画だったりドラマだったりそういうのも好きなんですけど、
特に本ってなんかいろいろ想像、文字の情報しかないからいろいろ想像ができて、
すごくお手入れできる感覚があって、
それでなんかすごくハマっちゃったんですよね。
ちなみに今おっしゃってた、たまたまその本屋さんに入って手に取った本っていうのは、
どんなやつだったかって覚えてます?
それはなんかすごいちょっとミハかもしれないですけど、
君の水蔵を食べたいでしたっけ?
なるほど。はいはいはい。映画にもなりましたね。
そうそう映画とかドラマにもなって、ちょうど多分流行ってたと思うんですよね。
だから見やすいところに平置きで置いてあって、
タイトルがすごく、え?みたいな、水蔵を食べる?と思って、どういうこと?みたいな。
それでちょっとそのタイトルと、カバーの絵の桜の絵だったような気がするんですけど、
桜の絵の表紙ですよね。確かに。
そうですよね。なんかああいう柔らかいタッチと、
なんかその奇抜なタイトルのギャップになんかちょっと惹かれちゃって、それで読み始めました。
そうなんだ。確かに。あれは小説は読んだことないですけど、映画は公開して初期の頃に見て、
確かに水蔵を食べたくなる気持ちもわからなくもないみたいなことをちょっと思った自分がキモいなってちょっと思った。
記憶にないんですけど。
キモくないですよ。
ちなみに、今それを聞いてみると、例えばその金の水蔵を食べたいよ、手に取って読んでみたときに、
極論それが嫌な体験だったり、すごくポジティブな体験じゃなかった場合、その後そんなにはまらなかったんだろうなとかってちょっと今思ったりもしたんですけど、
その本を読んでいるときは、本の中身に対して、本を読むことに対してはるさんのときはどんなふうなことを感じたの?
旅と似てるなって思って、私旅がすごい好きなんですけど、旅行とかによく行ってて、
それと読書ってすごく私にとっては似てるなって思うところがあって、
自分の血が知らない世界に連れてってもらえるようなところがあるから、
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旅もそうだし、旅も現地に自分が入り込んで知らない世界を知っていくみたいなところがあると思うんですけど、
読書もやっぱりその本の中の世界に自分が入り込むっていうので、
なんか違う世界が見えてくるっていうのが、なんか私はすごい好きだったなっていう感覚ですかね。
へー、なるほどな。
なんかちょっと今出てきた旅っていうお話についても聞きたくなっちゃったんですけど、
おはるさん的に自分の知らない世界に連れてってもらえる旅って、一番最初ってどんな旅だったんですか?
えー、一番最初の旅か、何だったかな。
うーん、私結構昔から小さい頃から国際協力にずっと興味があるというか、そういう仕事をしていきたいっていう目標があって、
なので、大学生になって、そういういわゆる開発途上国って呼ばれるようなところに行ったことが旅の始まりだったかな。
それまでも旅行、家族旅行みたいな感じで行ったりとか、ホームステイとかもあって、それももちろんいい経験だったんですけど、
なんか、自分の中で旅っていう旅は、大学生の時に行った、最初ベトナムかな、ベトナムだったりとか、
そういう現地に溶け込むみたいな体験は、その時が初めてだったかもしれないですね。
ちなみにベトナムはどこだったんですか?
ベトナムは、えっと、何でしたっけ、名前忘れちゃった。
ホーチミン?
ホーチミンと、もう一個ありますか、両方行きました、ホーチミンの辺り。
そうなんですね、そっかそっか。
その時に見た、あるさんの視点から見た、知らない世界って、どんな世界だったんですか?
何だろうな、なんか今までは結構ホテルに泊まるとか、
ホームステイツルにも、家に泊まるっていうのは、結構いい経験だったかもしれないけど、
ベトナムの時は、やっぱりその街の雑踏みたいなところに行ったりとか、
生きてる感覚、人が生きてるっていうのをまたまざと感じるみたいなところがすごくあって、
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ただ行く前は正直、そういう途上国みたいに言われるところに支援をしたいとか、支援をしなきゃいけないっていうような感覚で、
その時の大学生の若い私はいたので、
なんかそういうふうに言ったけど、実際行ってみたら、なんかめっちゃエネルギーにあふれてて、
すごい楽しそうな、もちろん裕福な感じではないけど、
着てるものとかもボロボロだったりとかするけど、すごい笑顔が輝いてたりとか、
なんか生きるエネルギーにあふれてる感じがしたんですよね。
だからなんか、いかに私が画一的なというか、狭い世界しか知らないで、
なんか一つの幸せの形というか、なんかいろんな形があるって頭ではわかってたつもりだったけど、
やっぱり見る、実際に見るとか、その中に自分が行くって、
すごい、なんか結構強烈な体験だったなっていうのは思います。
なるほどな、そっか。なんか今の聞いててすごく、
僕も昔思い出しちゃったんですけど、
すごい偶然、僕の人生で一人で行く海外旅が始め、最初がベトナムだったんですよ。
ベトナムだったんですよ。
あ、そうだったんですね。
そうそう、19歳だったかな、とかね。
で、2週間一人で行くみたいな感じで、
で、そう、なんか海外一人旅バックパックみたいな感じが始めたから、
それ怖いみたいな感じもあるし、
なんか、パスポート一人で扱ったことなんかないんだけど、みたいな。
それまでまだまだ家族がいたりとか、
ホームステイとか僕も行ったことあったけど、
学校の人がちょっとだけいたりとか、
部棟とかではしたから、一切いなくてなんだろうな、みたいな感じのことも記憶にあるし、
さっき言ってくれていた、実際に行ってみたらエネルギーにあふれて楽しそうみたいな感じ。
人が生きているという感覚ってすごいわかるなと思う。
コーヒー暮らしで本当に楽しんで生きている、みたいな感じとか、
なんか、一つのバイクに3人寄り乗っ取りながら走り回ってるみたいな感じなのを見て、
あー、みたいな。
そうなったら、すごく覚えているなーって、今のハルさんに聞きながら、久々に思い出しました。
すごいですね。
たぶん近い年齢の時に、近い感覚を覚えてたんだなって。
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自分の知らない世界か。
そうですね。
確かに確かに。
ちなみに、自分の知らない世界に全部もらえるっていう、今のこのお話、
もうしていればいるほど、モリピの話とつながるのだろうか、みたいなことをちょっと思っていたんですけど、
ちなみに、聞いている方に対して、モリトピアのことを皆さんはモリピと呼んでいると僕は思っています。
そっか、ありがとうございます。
なんかまさに、なんだろうな、そのモリピの世界観というか、あの場所に行くみたいなことも、
ある意味自分が普段いない知らない世界に連れて行ってもらえる。
かつなんか、単純に森に行くっていうだけじゃなくて、
この後はその建物もだんだん建っていって、
あの場所ができたりすると、まさに知らない世界。
あんな広大な森の中で一人でピアノを弾くなんて、
ほんと知らない世界だよな、使ったことは全然経験ないなって思うんですけど。
確かに。
なんかそういう、春さんの考えていることとか、やりたいことだったり、
願いみたいなものと、自分の知らない世界に連れて行ってもらえるみたいなものって、
なんかこれまでもずっとつながっている感じだったんですか?
あんまりでも意識はしてなかったかもしれないですけど、
でも、どこかちょっと、なんていうんでしょう、
やっぱり私の中で得意なのが妄想とか、
そういうおとぎ話の世界を描くみたいなところはすごく得意みたいで、
なのでストーリーを紡ぐっていうところは、
そうですね、私の理想とするストーリーを描いていくっていうところはあって、
それを今、目に見える形に現実にしようと、
周りの人の協力を得ながらやってるっていう感覚だからな。
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