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Beau Is Afraidっていう映画、見ましたね。
見ましたね。
どうでしたか?
しんどかったっすね、僕は。
Beau Is Afraid、ここからネタバレOKでいきますか?
そうですね、うん。
じゃあネタバレするんで、Beau Is Afraid、未見の人は見てからね、聞いてくださったらいいかなと思うんですけど。
どちらかというと見て欲しいですね。見なくても聞いても別にいいんですけど。
ネタバレ抜きでまず見た方がいいような映画体験だなと思いました。
うん、確かに。なんか、え?え?っていうことが3時間ずっと起こり続けて、もう最後疲労困憊みたいな。それ含めて結構面白かった。
もし映画館で見れるんだったら、映画館で見た方がいい映画でもあるなと思いましたね。
なんでですか?
没入できるから、映画館の方が。なるべく感覚とか自由度を奪われて見た方がいい映画だなと思って。
変なことが起きすぎるから、ストーリーとかで物事を見る人とか、象徴的な映画の読解みたいなのが苦手な人は、注意が逸れちゃうんじゃないかなと思うんですよね。
あー、なるほど。
意味のわかるセグメントが長いから、普通の映画って、
じゃあ、例えばアメリカ軍がドイツ軍と戦争してます、第二次世界大戦です、みたいな導入があって、
じゃあこの主人公のアメリカ軍の部隊は、前線奥地に入っちゃった別のアメリカ兵を探しに行きます、みたいなミッションが示されて、
で、このチームの中のキャラクターがわかるような戦闘シーンがまずあって、みたいな感じで、
そのシーンのセグメントがどういう意味があるかとか、その中で起きていることみたいなのがある程度わかるんだけど、
ボーは恐れている、そのセグメントの中でこのメイクセンスできないから、意味が。
ずっと何の話ってなるわけですよね。
あの、なんていうかな、話が下手な落語家の落語を聞いてるみたいな感じで、
え、待って、今喋ったの誰?みたいなのとか、え、待って、今何が起きてる?みたいな。
時系列どこ?みたいな話がポンポンポンポン出てくるから、家で見ると注意が反れると思うんですよね。
だから映画館で見た方がいいなって思ってて。
これは2023年に制作されたアリアスター監督の作品なんですけど、このボーが恐れているっていう話を簡単にあらすじ言うと、
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おそらく不安障害みたいなのを抱えている主人公、ホワキンフェニックス演じる主人公が、
セラピストのところに行くところから始まって、家に帰ってきて、彼は翌日、お母さんに会いに行かなきゃいけないことが分かるんですよね。
で、そのチケットを持っているんだけど、なんやかんやあってチケットをなくし、何ていうかな、怪我をして、怪我をした後に自分をレスキューしてくれた人の家族の家に行き、
その家族の家から、なんやかんやってお母さんの家を目指そうとするみたいな。
なんやかんやってお母さんの家にたどり着くんだけど、たどり着いてからもなんやかんやって長いみたいな。
あらすじこれだけなんですよね。お母さんの家に行こうとしていけないみたいな話。
お母さんの家に着いてからもお母さんになかなか会えないみたいな話。
で物語の冒頭でお母さんが死んだって言われるんですよね結構冒頭の方で
電話ででもその電話で聞いたから本当にお母さんが死んだかどうかも分かんないくて
でとりあえずすぐお母さん家に行かなきゃいけないこれも
始まったからずっとすぐお母さん家に行かなきゃいけないっていう
そのすごいプレッシャーが主人公にかかっているんだけど
ずっとお母さんのところに行けないっていうそういう話なん
そうそう確かに起きてることそれだけですね
起きてることそれだけ起きてることそれだけなんだけど
主人公の某が住んでいる家がめちゃくちゃ治安悪いところに住んでるんですよね
で毎日目の前に家の前で
防寒みたいな人がボコボコに誰かを殴ってたりとか死体がずっと落ちてたりとか
あと娼婦が警官に話しかけてたりとかもうそんな
これどういう治安みたいなところに某が住んでて
やばかったねだから僕ずっとこれ某って統合失調症で
本当は普通の治安のところに住んでいるんだけどずっとそう見えているって思ってたんですよ
初めの頃どうやらそういう感じではないみたいな
とりあえずこの作品世界ではある程度現実のこととして
これが起こってるらしいみたいな感じになって
某がまず家で寝ようとするんだけれども
隣の人から音楽がうるさいっていうメッセージが夜中に来て寝られないんですよね
ででも某の部屋では音楽を鳴らしてないから
あれも怖かった
手紙の主に家じゃないよって言いたいんだけど手紙の主に全然会えなくて
夜中に1時間ごとぐらいにボリュームを下げろっていう手紙が
ドアの隙間から出されるんですよね
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で最終的に夜中の3時ぐらいに隣人が復讐としてめっちゃ大音量で
某の家の方に音楽かけてきてもう眠れなくてそれで寝坊しちゃうんですよね
で寝坊しちゃうからめちゃくちゃ慌ててパッキングして
お母さんの家に向かおうと航空機を持って外に出ようとするんだけど
部屋の鍵をかけようとしたところでどうしても
デンタルフロスを持っていかなかったっていうのが気になって
やっぱり持っていこうと思い直して
浴室にデンタルフロスを取りに行ってる間に
パッキングした荷物も鍵もなくしちゃうんですよね
誰かに取られちゃうんですよね
で誰が取ったか分かんないんですよね
うんで嫌だ嫌だ本当に嫌だ
どういう映画って感じなんですけど
ちっちゃい起きることそれの繰り返しじゃなかったですか
何か自分にとってすごい不都合なこととか
これが起きたら嫌だってことが起きるからそれをやめてとか
あとはいや自分じゃないんだみたいなことを言おうとするんだけど
言っても伝わらなかったりとか言えなかったりとかして
でその自分が本当起こしてないんだけど起きちゃった
すごく嫌なことみたいなのがずっと自分にのしかかり続けて
でそれでうわーってなったら場面が変わって
でちょっと安心できたって思ったらまた自分が引き起こしたんじゃないのに
なんか巻き起こる嫌なことみたいなのがバーって続いてみたいなことが繰り返しじゃなかったですか
そうそんな感じで結局
鍵をかけないまま部屋を出なきゃいけない理由があって部屋を出て
部屋を出てる間に治安が悪い地域だからなんかその防寒みたいな
全身タトゥーの人とかが全員家に入って家の中ぐちゃぐちゃにされて
ぐちゃぐちゃにされた家に帰ってきたら
で風呂に入ってたら風呂の中に男がいて
でそれなんかずっと嫌だなって思ってたんだけど
その棒が住んでるアパートの張り紙に殺人雲が出るから気をつけろってずっと書いてあるんですよね
でそうでその棒が風呂に入ってたら浴室の天井に
忍者みたいに張り付いてるおっさんがいて
そのおっさんに顔が顔に殺人雲がピリピリって出てきて
でその雲に刺されておっさん落ちてくるんですよね
やだやだやだやだ野作ほんとやだった
びっくりして棒は裸のまま往来に飛び出して警官に助けてくれって言うんだけど
警官が近寄ってくるなって言ってピストルを向けたんで
某がそこで棒立ちになってたら車がぶつかってそのまま意識を失うみたいな
これ今までの説明リスナーの皆さん嘘やんって思うと思うけど全部本当ですね
全部本当にこういう話なんですわけ分かんないと思うんですけど見てもわけ分かんないんですよね
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わけ分かんないそのまま引いた人がどうやら棒を家に連れて帰って
治療してくれるんだけどそうお医者さんの家で治療してもらうんだけれども
棒がお母さん家に行きたいって言うんだけどお母さん家にはいけないと手術したばっかりだから
いけないみたいな感じで棒の言うことを取り合ってくれないんですよねその家族がね
なんかその家族はすごく育ちのいい感じの家族で
食べる前にお祈りしたりとかしてすごい優しいんだけど
長男が戦死していてで妹の方は
そのお母さんが長男が戦死したことによって
ちょっと情緒不安定になっていることの煽りを受けて不良になっちゃってるんですよね
しかも家には長男と一緒に米軍で働いていた軍人
気が狂った軍人っていうのが家の中のキャンプイングカーに住んでいて
すごく賢能なんですよね家族の中がすごいいい人たちなんだけれども
何にも言うことを聞いてくれないお父さんお母さんと不良娘と
気が触れている元軍人っていう家庭の中で某は家に行きたいんだけど
そのお母さん家に行きたいんだけど行けないっていうのを作ってあって
結局その家でもトラブルが起きていられなくなって森へ逃げて
森の中にヒッピーみたいな人が集まっていて
その中で演劇を見せられるんですよね
でその演劇を見ているうちに某が演劇の中で起きることっていうのが
自分の人生だみたいな感じで某の人生の話をしているのか
演劇の人生の話をしているのかわかんなくなりつつ
気が触れた軍人が某を追いかけてきて
キャンプの中で虐殺を始めてまた某は走って逃げ出すみたいな
で走って逃げ出した先で家にたどり着くのかなそのままどうにかして
で家にたどり着いたらお母さんの葬式がもう終わっていて
一人でポツンとでっかいすっごい金持ちなんですよね
なんで息子はあんな治安悪い変な安っぽいアパートに住んでたんだろうって
わかんないぐらいめちゃくちゃでかい家で某が一人ぼっちでお母さんが死んでいたら
子供の時に好きだった女の子が大人になって会いに来るんですよね
で死んだお母さんのベッドでその女の人と
セックスしてたら死んだはずのお母さんが現れて
あのおまけにそのセックスしてた女の人は副上司してるっていう悪夢みたいなことが起きて
そのあたりからちょっとギャグに思えてきちゃって私笑っちゃった
どういうことみたいな感じでそのお母さんとその某が
その対決をしていくんだけれども最終的に湖の
フォートの上でそのお母さんを愛さなかった罪で裁判にかけられるっていう
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その裁判の判決が出たところで映画が終わるっていう
意味がわからない映画でしたねどうでしたかお二人は
いやいやでしたよずっとずっと嫌だなあって思いながら見てて
私なんか何かをしようとしてるのにできないみたいな状況がやっぱすごいストレスじゃないですか
だから家にたどり着いたときお母さんのいる大きな立派な家にたどり着いたとき
マジでやっとやっとって思ってあそこでちょっとだけ
見てる方としての気持ちが軽くなってでかつずっと突拍子もない嫌なことが起こり続けるんですけど
昔好きだった人とセックスしてその人が死んじゃうシーンあるじゃないですか
あそこぐらいからちょっと起きてることが全部
けえというか嫌なんだけど逆にもう面白いのところに入ってきちゃって
そのあたりからは
嫌と笑いみたいなのが同じぐらいの分量で見てました
で最後は最後はえって思ったけどでも結構好きでした
僕逆になんかそのあたりから嫌になってきた
それまで某の身に嫌なことが起き続けるんだけど
大事なのはここまで僕たちがすごく嫌な気持ちになるのが大事なんだろうなって思ったんですよ
セックスしてる昔の好きだった女の子が死んでお母さんが帰ってくるところまで
某が全然うまくやれないみたいなのを見せたかったんだなあと思って
そこから暗い気持ちになってきました僕は
だからこの話の肝ってお母さんとの対決であって
それまでの2時間ぐらいの某の苦難の出来事って
なんていうかなこの対決に向けた話なんだなと思って
そこから嫌な気持ちになってきました
えちなみに山下さんは
室さんが言ってた母との対決までの前振りだったみたいな
でもそれはどっちかっていうと
某の成長物語でもなかった感じがするんで
その苦難がただ苦難だなって
確かに成長物語ではなかったけど
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最後に用意されてるのが母親と対峙することだっていうことが
分かっただけでも
要はそこまでの嫌なシーン
全ての嫌なシーンが
このための
これが原因というか
だったんだなって思ったから
私は物語として
このためのものかって分かったから
ちょっと気楽に見れたのかも最後の方
それまでは外が見えてる
水面の10センチぐらいのところずっともがいて
ずっと息できないみたいな感じで
苦しかったけど
お母さんと対峙するためかって分かったら
そっかその苦しさもそのためだったんだなみたいな
の分かったからちょっと最後の方は
そこまで暗くならなかったかな
勝てそうになかったじゃないですか
お母さんと対決して
てか負けましたよね
負けましたね
負けるだろうなーって思ってたら普通に負けましたよね
何の意外性もなく負けたから
スッキリは全然しない後味の悪い映画でしたよね
室さんはどうして
母親と対峙するための
この嫌な感じなんだって分かったらさらに暗くなったんですか
息子が母親と対峙して勝てるっていう物語見たことないから
例えば
娘が
お母さんと戦って勝つっていう話はあるんですよ
例えばディズニーのラプンツェルとか塔の上のラプンツェルとか
実の母ではないんだけれども母的な人が現れて
私があなたを閉じ込めるのはあなたを愛しているからだと
あなたが外の世界に行こうというのは
私の愛に背くことなんだっていうようなメッセージを発してくるわけですよね
子供を支配しようとする母親の役割だと思うんですけど
ラプンツェルは母親と対決することによって
自分の自由を得るっていう物語構造になってるわけですよね
娘がお父さんと
対決するっていうのはちょっとパッとは出てこないんですけど
例えばシェイクスピアのリア王だとパワフルなお父さんっていうのがいるんだけれども
その人がどんどん力をなくして
末の娘っていうのが父親を授養するっていうことによって
味方によっては父親を自分の支配下に置くっていう
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立場の逆転みたいなのが落ちきれてると思うんですよね
息子が父と戦うっていうのはあるあるの題材というか
いっぱいありますよいっぱいありますよね
なんていうかなちょっと偏側的だけど例えばライオンキングとか
それこそシェイクスピアのハムレットもそうだけど
お父さんを殺したおじと対決するわけですよね
お父さんを殺したおじっていうのはハムレットの方はお母さんと結婚してるし
ライオンキングの方はお父さんの王国っていうのを乗っ取ってるわけなんだけれども
両方父なるものというか父的なものなわけですよね
その人たちと戦って倒すことによってそれを乗り越えるっていう物語構造になっている
でも息子が母と戦うっていう話っていうのはあんまりないなと思って
息子と母が描かれるときにどうなるかっていうと
母に支配される息子として描かれる
それから母を脱することができない息子として描かれる
マザコンっぽい息子の話だったら結構ありそう
対決はしなそうだけど
そうそうそう対決できないんですよ
母子が癒着しているから母と息子が共犯関係になっているので
共犯関係っていうのは息子を愛するという名目で息子を支配する母と
母に愛されるということに甘んじて大人になれない息子ということで
強依存関係になるので
これは多分割と砕けたニュアンスでマザコンとしてよく言われるんだと思うんですけど
そのそういうふうな母子癒着の状態みたいなのが出てきて
これを分離して大人になるっていう物語ってあんまりないというか
どちらかというと男の子の作品っていうのは
白雪姫にしてもそうだしシンデレラにしてもそうなんだけれども
知事的なものというか強力なものと戦って
その配下として自分の妻をもらうわけですよねお姫様をもらう
そのお姫様にケアをされるっていうことが起きることによって
父から母を取り返すっていうそういう図式になるから
それは生物的な母とかの家族的な母ではないんだけれども
自分を無条件で愛し慈しむ存在というものを
取り戻すという話になりがちなわけだよね
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これは主人公たる男の子の王子様っていうのは
精神的に成熟できてないっていう話になる
自立できてないっていう話に多分なるんだと思うんですよ
某が恐れているっていう話はそうなんだなと冒頭のところで
航空券鍵とカバンを失って
その日お母さんの家に行けないっていうことをお母さんに電話するんだけど
某は自分でどうするっていうのを決めずに
ずっとお母さんに指示を仰ぎ続けるんですよねどうしたらいいと思うと
でお母さんはもう電話切るって言って切っちゃうわけですよね
でここで某は自分で判断できない人間だということが示されるんですよね
自分でこの状況を解決するためにこういうリスクを取って
こういうベネフィットを目指すっていうことができない人で
その判断を全部母親に委ねてきたんだってことがここでわかる
その後の話もいろいろな悪いことが起きるんだけど
某が判断しないから起きるんですよねそれはこうするって
僕はこのリスクを取ってこういうふうにしますと
だからあなたはこうしてくださいっていうことを言わないんだよね
で人から何か言われるとじゃあそうするとしか言わないんですよ彼は
で人から何か言われるとじゃあそうするってことを言ってるから
トラブルになるんですよね
悪夢みたいなことが起き続けるわけですよね
うんまあ確かにそうかもなんか
僕はこうしたいんだっていうことは言ってるけど
具体的にそのために自分が何をするかって話は1回も
そうお母さんの家に行かなきゃっていう話はするんだけれども
行きたいとは言わないんだよね
行かなきゃいけないという話だけをしてあなたは車を運転してくださいと
私のお腹をシュッとしたばっかりの分かるんだけれども
そのリスクを取っていくんで運転してください
みたいなことは言わないわけだよね
これは昔好きだった女の子がお母さんの家に会いに来るシーンでもそうで
明らかにそのお母さんの遺産が某に入ることを見込んでっていう感じだったじゃん
この女の人が
うんで某はここでも自分からアプローチしないんだよな女の子に対して
その好きだった女の子は子供の時にお母さんによって引き離されちゃうんだよね
でその引き離されちゃった時に女の子の方は某に待っててって言うんですよね
で某は待ってたんですよね自分で探したりせずに
これも自立性がないわけですよね
24:00
他人の指示に従ったわけで
でその指示に従って相手の言う通りにやった結果起きたのがまた悪夢であって
それが副上司なわけですよね
で母親にそれを咎められてるわけですよね
そういうことだと
あとなんでこんなイライラするんだろうと思ったけどそれもすごい
わかりました何も自分でやろうとしてないから
なんかずっとイライラが募るのかな
彼は常に説明しようとしてるんですよね自分がなぜこうなってるのかっていう
自分がなぜこうなってるのかを説明すると相手が気を利かして指示してくれると思ってるわけですよ
それがセラピストだったりお母さんだったりとか
その他道であった知らない人だったりとかするわけだけど
だからみんなその某の話を聞かないんですよね
聞いてもしょうがないから
じゃあラストはやっぱり納得じゃないですか
なんか怒るべくして怒ったみたいな
怒るべくして怒ったと思いますよ
あの映画めちゃくちゃだけど怒るべくして怒ったことしか起きてないと思う
母親を降伏できず何者にもなれず死んでいった男っていうホラーですよね
世界にいっぱいいると思うそんな人
ツイッターでフェミニスト叩いてる人とか全員棒みたいな人だと思うんですよ
俺に分配される母親がいないってみんなタダコ寝てるわけだから
なんで女は俺の言うことを聞かねえんだと
お前は俺に分配される母親のはずだろっていう話を社会に向けて言ってるから
でも全然そんなわけないんじゃないですか
お前大人なんだから大人として責任を持って大人として充実して大人として判断してくださいって社会に言ってるわけですよね
でも母親はそんなこと言わなかったわけだから
それで怒ってツイッターでフェミニスト叩いてる人とか
そんなん聞いてないって
彼らは思ってるわけですねそんなん聞いてないって
怖っ
男性どんな風に受け取ったんだろう見た
某が襲われているを見た男性
それはどういう観点ですか
どの部分に嫌な気持ちになったかっていうと
男性は女性を襲われているというか
男性は女性を襲われているというか
どの部分に嫌な気持ちになったか聞きたいですね
最も嫌な気持ちになった部分
最も嫌な気持ちになった部分は
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某がお父さんについての真実を教えてくれって言った時に
お母さんが屋根裏部屋にあんたのお父さんはいるって言って
某を屋根裏部屋に閉じ込めるじゃないですか
屋根裏部屋に自分とそっくりの鎖に繋がれた男がいて
その奥にテニスの形をした怪物がいるじゃないですか
あれかな
あれが嫌な気分でした
嫌なものを突きつけられているような気持ちになったってこと
そう
母親に支配されないために
男になるという作戦があると思うんですよね
息子ではなく一人前の男にはなるという作戦があると思うんだけど
それはある意味で父を倒すという父殺しをするという話だと思うんですよ
でも倒されるべき父っていうのが
完全に母に屈辱している鎖に繋がれた男なわけで
それは自分とそっくりなわけですよね
つまり父を倒した男になろうとしても
男性性を持つことそのものが強い母親に対する服従でしかないというのがまずあって
しかもその本質っていうのはなぜこのみっともないことになっているかっていうと
性欲があるからって話だと思うんですよね
それがそのペニスの怪獣だと思うんですよ
これがあるから女性に服従しており
母に服従しないといけなくなるんだっていう話だと思うんですよね
だから一年前の男になるというやり方では
別に母の支配から逃れられないっていうシーンだと思うんですよね
アリアスターは画面の中でずっと嫌なことが起き続けられるのがすごいですよね
良い意味付けをするのが完全に無理って感じ
王が恐れているはどこをどう気にとっても良かったよねっていうところが一個もない
ずっと嫌だっていうのがあって
人間を3時間というか見た後もずっと嫌な気持ちだから
こんなにずっと人間の気持ちを嫌な感じにできる人いるんだって感じ
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けっこう友達に某は恐れているって言われて
自分の気持ちが悪いって言われて
自分の気持ちが悪いって言われて
自分の気持ちが悪いって言われて
けっこう友達に某は恐れているの話をした時
アリアスター嫌いなんだよねって言われて
嫌なものをあげつらえばいいと思ってるあいつはみたいな
ことを言われたんですけど
暗い映画とか嫌なことが起きる映画が嫌いなんじゃなくて
それ以上のことがないからみたいなこと言ってて
物語に教訓がとか何かそれ以上のものがあるって期待するっていうのは
現実に何か現実以上のことがあるって期待するのと同じだけ
なんていうかな
だからむしろ現実的だと思うんですよ
世界ってああいう感じじゃないですか
で世界を世界のありようとしてあのように切り取ると
いうのはそれだけでやっぱりアートだしアーティストだなと僕は思うんですけどね
だからそれ以上のものがないから嫌だっていう意見は確かにそうかもしれないけど
でも世界のありをありのまま捉えられるっていうのは
それ自体に意味があると僕は思うから
そうですねだからその
ペニスを持つ人
なんで自分が嫌な気持ちになったかすら分からない
なんで自分が嫌な気持ちになったかすごく
よく考えたらいいんじゃないのかなって今村さんの話聞いてて
みんななんであれが嫌な気持ちになったのかそのポイントをよく考えたらいいと思うな
まあ普通嫌な気持ちになると思うけど
確かにリアルだな
基本的にそうだよねってことしか起きないと思うんで
一番初めに住んでいるところが治安が悪いみたいなのを
一つの画面でそれを見せようと思うから
そんなことはないだろうと思うけど
でも確かに世界には死体が転がっており
わけのわからないことで突然殴りかかる人とか
売春とか警官の汚職とかがあるじゃないですか
市民はそれにすごく気をつけて
自分でどうにか自分の身を守るしかなく
わずかなミスでそれに失敗すると取り返しがつかないことになるじゃないですか
世界ってそうだよねって感じがする
そんな感じでしたね僕は
すごい嫌な気持ちにさせられる映画でしたね