00:12
はい、始まりました。映画の話したすぎるラジオ、リニューアル後第11回になります。
今回はですね、今上映中の映画『RUN』の話をしたいと思うんですけれども、映画の話したすぎるBAR店長山口です。
関西の映画シーンを伝えるサイト、キネ坊主を運営している代表の原口です。
前田です。
はい、よろしくお願いします。
今日は収録、マリオンさんがお休みです。3人で収録しています。
ちょっと1人減ると寂しいですね。
寂しい。
マリオンさん。
マリオンさん。
マリオンさん。
マリオンさん。
別に撮っておく?
聞いてくれてるかな?この収録。
一応聞こうと思ったら聞けますね。
皆さん最近の調子いかがな感じですか?原口さんどんな感じでお過ごされてます?
割と忙しいんですけど、月曜日に1本韓国映画を見てきまして。
何ですか?
ミッションポッシブルっていう。
予告見たな。
何だったっけな。面白そうだなと思ったんですけど、面白かったですか?
いわゆるね、なめてた主人公が殺人マシンだった映画。
漫画家のやつじゃないですよね?
それはヒットマンエージェントジュンではなくて。
なんかすげー面白そうな概要してるなと思ってたけど、ちょっと微妙にふわっと忘れちゃった。
何やってる主人公の話でしたっけ?
探偵事務所をやってる、更新所をやってる主人公の話。
そこに中国から工作員がやってきて、ジュンの密売を防ごうとしてるんだけど、今後でいかねえぞみたいな。
あー、ちょっと予告思い出してきましたわ。
ちょっと面白そうですね。聞いてるだけでも面白そう感がめっちゃありますね。
結構ギャグ満載で、アクションっていう感じで結構楽しめてる。
うそーんって思わず声出してしまった。
韓国って本当、結構敵とかめっちゃえぐいけど、ギャグを笑えるみたいなバランスの映画最近多いですよね。
韓国っていろんなエンタメの要素が入ってないとお客さんが満足しないっていう。
シンプルなやつってほんと、イニシアター系ぐらいでも、エンタメ系はいろんな楽しみがあるかな。
バイオレンスもちゃんとえぐいじゃないですか。韓国映画。
恋愛英語でもしっかりバイオレンス入ってるからね。
僕は一昨年のイグジットが死ぬほど好きだったんですよ。映画館で見て。
あれも、笑えるけど起きてる事象の人死んでるっぷりすごくて、すげーバランス感覚やなって思いながら見てて。
確かにその類ではありますね。
03:02
好きなバランスですね。笑えるけどめっちゃ人死ぬっていう。
そんな死に方するの?みたいなのもあるって。
好きなやつな気がするな。
うそーんみたいな。そんな落ちええの?みたいな。ラスボスそれでいいの?みたいな。
ちょっと覚えておきます。タイミングがあったらもしかしたら行ってみようかもって感じで。
前田さんいかがされてました?
私は週末に痛みのクロスロードカフェっていうとこで開催されていた川崎由京さんっていうガロとかで描かれてた漫画家さんの原画展を見に行ってきました。
ちょっと名前詳しくはどれだけなかったんですけど、検索してみたら見覚えのある絵ですね。この方。
そうですね。なんかなんだかんだ。
何かで見たことあるなっていう。
やっぱ一見が良かったです。めっちゃ。
なんか精力的ですね。相変わらず。
空以外も見ていると。
一応空以外も。
前回の衝撃の近況は空ばかり見ているから。
ちょっと外にも出るようになりました。
病んでないのね。
なんかいいですね。
僕は最近2本映画を見まして、まず1本がMr.Nobodyなんですけど、このラジオでも今まで何度か話題に挙げてて見に行ったんですけど、めちゃくちゃ面白くって。
原宿さんはご覧になってるんですよね。
最近ちょっとよくあると思うんですよ。
普通に暮らしてた人がめっちゃ強くて、犯罪組織壊滅させるもの。
ジョン・ウィッグとかイコライザーとか。
でもあの方向性をもうちょっと煮詰めて、やばい方向に。
とにかく主人公の頭がおかしいんですよね。本当に。
やばい。
前田さん、絶対行った方がいいと思います。
行きます。
明日映画の日なんで。
それ見ようかなと思ってて。
Mr.Nobodyおすすめしますよ。
頭がおかしいとしか言えない。
イコライザーとかジョン・ウィッグとかも結構主人公、頭おかしい映画ですけど、
あくまでちょっと神経症的な範囲というか、ちょっと精神的に病んでておかしくなっちゃってるって感じなんですけど、
もうね、Mr.Nobodyは根本的に性格が腐ってるんですよね。
本当にもう暴力振りたくて振りたくてしょうがないっていうやつだ。
人のもの欲しがるし、最低のやつなんですよ。本当。
取り繕ってないというか、暴力を楽しもうっていう気が満々の映画で。
キャラクターもそうだし、見てる方も見てる時に善の気持ちを持たなくていい、非常に悪い映画として楽しかったですね。
06:00
監督がハードコア・ヘンリーの監督で、バイオレンスの描写は非常に軽快かつエグくて良かったですね。
あともう一本、「機動戦士ガンダム 閃光のハサミ」っていうアニメ映画を見てきまして、
めちゃくちゃ良かったです、本当に。
ガンダム知らなくても普通に、主人公が反政府運動をしてる組織のリーダーなんですけど、
今までのガンダムの登場キャラクターなんですけどね、全然知らなくても普通に一本の映画、三部作になる予定らしいんですけど、
普通に一本の、一本のというか、三部作で収まる青臭い願望を持った若者の戦いの話として非常に良かったなと思って。
あともう、モビルスーツが街に来て暴れるのの怖さがすごいんですよ。
これに巻き込まれたら死ぬわっていう、本当に紛争地帯でのリアルの戦争状態の映像のテイストがあって、
結構ガンダムであの質感の映像、僕は今まで見たことなかったんですごいなと思って。
良かったです、めちゃくちゃ良かったです、本当に。
はい、てな感じで、我々日々過ごしているわけなんですけど、今回のお題がランです。
はい、ではいつも通り、映画ドットコムから解説読ませていただきます。
パソコン上でドラマが展開するという新規軸で注目を集めたサスペンススリラー
サーチのアニー・シュ・シャガンティ監督が母親の娘への歪んだ愛情の暴走を描いたサイコスリラー。
郊外の一軒家で暮らすクロエは、生まれつきの慢性の病気により車椅子生活を余儀なくされていた。
しかし前向きで好奇心旺盛な彼女は地元の大学への進学を望み、自立しようとしていた。
ある日、クロエは自分の体調や食事を管理し、進学の夢も後押ししてくれている母親ダイアンに不信感を抱き始める。
そしてクロエへの賢明な調査により、ダイアンが新しい薬と称して差し出す緑色のカプセルが
決して人間が服用してはならない薬であるということが判明してしまう。
クロエ役をオーディションでバッテキされた新人女優キイラ・アレン、
母ダイアン役をドラマシリーズのアメリカンホラーストーリーのサラ・ポールソンがそれぞれ演じると。
我々見ているわけなんですけれども、アレンさんいかがでした?
見ていて、ゾクゾクっとする感じが、じわじわと描かされていくのがすげえなと思いながら。
主演の女の子が、実際に普段は車椅子を使っている方と。
そうなんですね。
体の方がどうなのか詳しくは描かされていないんだけども、そういう方で。
あの方のアクションが、すごい頑張ってていいよなっていう。
それ知らなかった。すごいですね、それ。
そういうのがあってみながら、最後はある意味爽快だけど、またゾクゾクっとする終わり方をしてくれてよかったなっていう。
09:01
爽快とゾクゾクが両方で終わるっていうのが気持ちいいですね。
前田さん好きそう。
前田好きでしたね、めちゃくちゃ。
ホラー映画とかでもそうですけど、追いかける方と追いかけられる方。
それぞれの魅力って必要だなと思っていて。
どっちかにも魅力が失われた時に、結構興味を失っちゃうところはあるんですけど。
その点、このランに関しては、どっちのキャラも立ってて、
登場人物がほぼこの母と娘を軸に、ほぼほぼ他の人はあんま深くは登場してこないと思うんですけど。
2人ともお母さんはお母さんで、本当にゾッとする魅力があって。
娘の方も、それこそ絶対に諦めないっていう姿勢が本当に応援してしまう。
本当にそこのバランスがすごくいい映画だなと思いました。
僕はですね、すごい面白い。
この監督のサーチが面白いけど、ちょっと欲しい方向性じゃなかったなって思ってたところがあって、
そのサーチが娘が行方不明になって、
それを娘のパソコンとかSNSの情報から娘の居所を探していく父親っていう話で、
パソコン画面上とか監視カメラの映像だけで画面が動いていく映画っていうので、
そういうギミックの面白さがある映画だったんですけど、あんま好きじゃなくて。
なんでかっていうと、娘がいなくなって、それを追いかけていくうちに娘の秘密を見ていく父親っていう構造になってたのが、
娘が不良になってるというか、自分が望んでた娘像とは違う娘の側面を見てしまうみたいな部分の面白さであるとか、
今までして娘のプライベートに踏み込んでまで娘に執着する父親のある種の異常性みたいな、
ある種のサイコスリラーの側面を期待してたんですけど、
ちょっと意外とサーチのネタバレになっちゃうんですけど、結局娘も父親も割といい人で終わるんですよね。
娘の秘密を覗いていく父っていう構造が持ってた方が面白かったと思う、
見てはいけない、見えてたのとは違う像が見えちゃうみたいな面白さがあまりなかったなと思って。
結局覗き見たけど娘はいい子でしたって。父親もいい父親でしたっていう。
それちょっともったいないなと思ったんですよ。
親子の屈折が構造的には、話の構造は屈折してるのに、実際にはすごいいい乳っ子にしかなってないのもったいなかったなと思って。
今回のランが、土着球の歪んだ関係性をやってるのがすごく良くて、
サーチで見たかったのはこっちの方向性だったなと思って。
12:01
限られたシチュエーションで片っぽが追い詰めて、片っぽが追い詰められるっていう状況。
親と子をスリラーとかの切り口で描くときに、やっぱり歪んでる方が面白いやなとは思ったので、そこはワクワクしながら見てたって感じでしたね。
ただ、個人的にセンシティブな題材のところがあって、いろいろ思うところはあったって感じだったんですけど。
じゃあ、具体的にネタバレしながら話していきますかね。
特にどこが良かったとかってあります?
最初の、自分が飲まされている薬を疑っているところから始まると思うんですけど、
やっぱりあれが怖すぎて、薬が何なのかを知ってしまうときに、
本当に娘とクロエとも同じ気持ちで、あっても過去形になりそうなくらい怖かったですね。
あれ、めっちゃ嫌ですよね。
クロエが、たぶん全然友達とかもいないですよね。
学校行ってなくて、ホームスクーリングですよね。
家で教育を受けている感じかなと思ったんですけど、学校に行っている様子がなかったから。
だから、すがれる人が母親しかいない状態で、母親がおかしいことをしているという状況。
物理的に逃げれない。足が悪くて歩けない。自由には行動できないから。
実質閉じ込められているのと同じ状態で、関わっている唯一の人間がおかしいという怖さはすごかったなと思って。
直接的に何か加害されるっていうことよりも、
信頼関係を築く中で、嘘を堂々とつかれる怖さっていうのが、
好きって言ったらおかしいですけど、映画とかでもそういうシーンに怖さを感じてしまうというか、
なんでこの人こんなに堂々と嘘をつくの?っていう。
でも、その場では言えなくて、そこの関係性がすごい怖いなっていう。
あそこね、怖いですよね。
前田さん、ビデオフォビアの時も言ってましたね。
しれっと嘘をつけるのが怖いみたいな話をしてましたよね。
そうなんですよ。
なんか、あの、「ひめやのおる」って見られました?
森田剛さん出てる。
あの時の森田剛さんもそうだったんですけど、
すぐに辻褄が合わないことが、その場でわかっている嘘を堂々と目の前でつくっていうのは怖いですよね。
それが日常に潜む中で一番マックスな怖さかもしれないです。もしかしたら。
その、ためらいのなさがね、すごい怖いというか。
別に、鳥つくろいの甘さを恐れてないところが怖いなと思って。
なんか、最終的に何とでもなるというか、どうとでもなると思っている感じ。
根本的に舐められている感じが怖いなと思って。
15:03
わかりますね、それ。
あの薬って、最近のを見始めたって扱いでいいんですかね、あれ。
ずっと飲んでた。
新しい薬っていう感じだったよね。
でもきっとずっと、薬は変えつつも同じようなことされてたのかなっていう。
小さい時は普通の健常な女の子だったもんね。
明確なネタバレしてから話していこうと思うんですけど、
実は母親じゃなかったって話になるわけですよね。
冒頭で、母親が自分が産んだ子供がすごい健康状態が悪くて、
今にも死んでしまいそうな子供だって、
なんとか助かる、なんとか助かるっていうところで場面転換して、
現代に飛ぶわけなんですけど、
時間が飛んだら、下半身が麻痺があって、
車椅子で生活しているクロエの現在に飛んでってなるけど、
実はクロエが母親の秘密を知っていく中で、
一番初めの子供はもう亡くなってて、
別の子供を連れ去って、
もともと一番初めの子供につけてたクロエっていう名前を
連れ去った子供につけて育ててたっていう話になると。
しかも、もともと健康だったクロエに薬物を投与して、
不健康な状態にしてたと。
自分に依存させた状態にしてたっていう話になるわけですよね。
この辺りのネタバラシって皆さんある程度予想ついてた感じでした?
なんかそうなのかなって。
そこまで考えてなかったですね。
正直それが違わない関わらず話としては成り立つかなとは思ってたんですけど、
余計異常さが際立つエピソードではあるなと思います。
ちょっと僕思ったことなんですけど、
実の子供のママの話の方が、それはそれで怖さはあったと思うんですよ。
結局、母と娘の歪んだ愛情の話じゃなくて、
単なる異常者の話になるんですよね。後半で結局のところは。
前半だと娘が大学に行くってなって自分から自立してしまうのが怖いから、
娘の体調を悪くするような薬を与えたりとか、大学の合格通知を見せないようにして、
自分の手元に置こうとするっていう話になっていくのかなと思ってたら、
そもそも実の娘じゃないし、
そもそも体を悪くするような薬を与えてたしってなったら、
18:01
前半とちょっとその怖さの質微妙に変わってるなと思ったんですよ。
母の異常性じゃなくて普通に異常者の話。母性をこじらせた話であるんですけど、
あれがその実際の母親で大事に育ててたのが、
自分の娘の自立が近づいたことを目にしてしまったことで悪落ちしてしまった母親じゃなくて、
そもそも元々悪、人の子供をさらって自分の子供を自分に依存させるために、
そもそも体を悪くさせてたっていう異常者の話ってなったら全然違うなと思ったんですよ。
そこはね、ちょっと僕もったいないなと思って、
Searchでこじれた父と娘の話を描けたのに描けなかったのに惜しいなと思ってて、
今回書いてくれたって思ってたのが、結局他者、嫌な、あの、邪悪な他者の話になって、
母親のままの方がこれある意味怖かったよなってちょっと思ったりしたんですよ。
なんかやっぱ違うな、特にその自分の娘、
人の子供をさらったとはいい自分の娘として育てているものを、
作中の写真で判断する限り、6歳までは普通に健康に過ごしてた娘をわざわざ体を悪くさせるようにするって、
どういう要件なのかそもそも理解ができないんですよ、僕。
なんでってなって、そもそも小さい子供なんて自立しようないわけじゃないですか。
物心ついてすぐの子供なんて、親がいないと生きていけない存在なわけですよ。
それに対して、その時期からわざわざ自分に依存させるために健康状態を悪くする薬を与えてたっていうのが、
筋が通ってなさすぎるんですよね、そこは。
でも今聞いてると、6歳ぐらいっていうことは、日本とアメリカの学生とあれは違うけど、
次から学校に行き出す年になるんじゃない?ってことは離れていっちゃうから。
学校に行けなくしちゃうってことか。
っていうのを今聞きながら思ったから。
なるほど、そうかそうか。
学校に行く。
自分で結局、訪問というか結局母親が自らの力だけで一応勉強を誘うとはしてたんよね。
正直前半だけだったら立派な母親ではあるじゃないですか。
娘の健康状態とかめちゃくちゃ気使って、おそらく勉強もしてたし、
自分で野菜育ててとか、本当にすごいたくさん娘のために捧げてると。
それがそもそもマッチポンプでしたって。
自己貫缺しすぎやろっていうのが。
もはやそれは親と子の関係ではないですよね、そこにあるのは。
母親役のダイアンでしたっけ。
あいつの個人的な物語に単人の子供を巻き込んだだけの話になったっていうのは、
21:06
これはこれで怖いんですけど、怖さの質だいぶ違うよなって思って。
実際の親のまま怖い方が嫌だなと思ったんですよ。
そこはちょっともったいなかったかなと思って。
最初、あらたじとか、作品を実際に見る前の段階では、
これお母さんが代理ミュンヒハウゼンショ、
子供の面倒を見てる自分っていうところで、
いい母親と思われたいから子供をずっと病気にしてる親の話かなと思ってたんですよ。
ただ、ちょっとそういうわけでもなさそうでしたもんね。
最初のグループか運船人みたいな同じような親たちが集まる場所で、
承認欲求じゃないですけど、今まで私は全部デートとかも来たっていう、
ちょっとそういうのをアピールしたところあたりが、
ちょっとそういう話なのかなとも思ったんですけど、
確かにその辺の動機っていうのは、
確かに他人ってなった時に難しくなってきますよね。
最初6歳までの期間があるってところが。
そもそも、ちゃんとした母親であった瞬間がないっていうことになるわけじゃないですか。
これでいくと。
落ちてしまう怖さみたいな。
親心が邪悪な方向に転んでしまう瞬間みたいな怖さはないなとは思って、
そもそも邪悪な存在じゃないかっていう、
思ったりはしたかなっていうのはありましたね。
もうね、一応僕子供いるので、
自分の子供の体を悪くするようなことをする親っていうのが本当に理解できないんですよ。
体が悪い子供に対して過保護になって、
それが依存とか執着になってしまうっていうのは分かるんですけど、
そもそも悪くするっていうのが全く理解できなくて。
そこはね、ちょっと僕的にセンシティブな領域に踏み込んでたので、
理解できない方向に転がっちゃった話になったなと思って。
自分が一応親ではあるから、
親が邪悪なものになってしまうっていう話の方が、
僕は怖かったんですよ。
自分がそうなる可能性だってあるよねって思えるから。
なんかそこがね、残念やったなと思って。
なんか分かんないんですけど、お父さんがいないじゃないですか。
お父さんというかパートナーになる人の存在が最初から、
出産のシーンからそこは見えないじゃないですか。
そういったことが、一人になりたくないっていう、
自分を必要としてくれる存在が欲しいっていう執着心が強かったんですかね。
24:04
親とか言うよりも。
それはあるかもしれない。
めちゃくちゃ真剣にお母さんの気持ち考えましたね。
夫がいない、パートナーがいないっていう。
そこに対して特に言及もしない、描写しないっていうのをすごい上手いなと思って。
なんかそこを描いてしまうと、急に軽薄な話になってしまったかなって気もするんですよ。
前田さんがさっきおっしゃってたような動機もあったかもしれないですけど、
それを口で説明してしまうような話になったと思うんですよね。
その相手が、なぜ相手がいなかったのかっていう説明すると。
そうしちゃうと、なんかすごい、なんかよくわかんない、
邪悪な母性本能をこじらした悪みたいな感じじゃなくて、
なんかもっと具体的に男に振られてとかみたいな、
そういう経緯を描いちゃうと、
なんかすごいつまらない話になってた可能性もあったなと思って。
なぜかパートナーがいない。
で、なぜか子供を産もうとして、その子供は残念ながら亡くなってしまったと。
で、他の他人の子供をさらって、その子に移動したっていう話になってたのが、
その説明の量としては割と絶妙かなって気はしましたね、そこは。
うん、確かに。
とはあるじゃないですか、やっぱりその、
娘側も本当の親だったら、
あそこまでラストひどいことを、もしかしたらできなかったんじゃないかなっていう、
それが本当の親でもないってなったら、
やっぱりそれでも育って、
ずっと一緒に過ごした時間っていうところで、
そこがすぐ切り替わることないと思いますけど、
やっぱりそこのところの娘側の復讐心を思い切らせるためにっていうのもあったかもしれないですね、
設定として。
最後、娘めっちゃいい子やんって思ってたら、めちゃめちゃ怖かったですもん。
あの、お母さんのサラポールさんの顔が、
これどういう表情?って最初、
こんなになってまで自分の面倒を見てくれる娘を見る目なのかなって一瞬思ったんですけど、
そうじゃないってことがわかった、ラストは。
あー、怖いってなりました。
あそこで僕、どう捉えていいかわからなかったんですよ。
あそこまでしたのに、自分に構ってくれる時点で、
もうアリなんじゃないかなって気がしたんですよね、
サラポールさんからしたら。
僕、この話、最後完全に母親から育ってほしかったかなと思って、
この話で一番の復讐って、
もう完全に独立して二度とかまわないってことやなと思ったんですよ。
27:01
かまうことで、僕その最後、サラポールさん恐怖してるような顔にも見えたんですけど、
むしろ今後もかまい続けてくれるってことになるわけじゃないですか、
あの薬を毎回持ってくるわけだから、自分に飲ませるために。
それってアリなんじゃないかなって思って、
本当の意味で、娘と自分っていうものがいてくれたり、
自分に構ってくれるのがいいっていう関係性を求めてたのとしたら、
多分それってむしろゴールじゃないけど、
完全に自分の元を離れてしまうよりはマシかなと思ったんで、
むしろそれ恐怖なのかってちょっと思ったとこはあったんですけど、
よくよく考えると、結局自分がやったことをやり返されてるわけですよね。
やり返されてることに恐怖を覚えるんだとしたら、
そもそも持ってた感情も母性じゃなかった可能性あるなと思って、
単に自分より弱いやつを害することを楽しみに覚えてただけなんじゃないかなって気がした。
だからある種、ペット、おもちゃ、物を使ってる感じかなと思って。
疑似的な、たとえ血がつながってない仮の親子だとしても、
そこに母性本能を持ってそこに依存してたというより、
単に自分が思い通りにできる所有物として扱ってたと。
だから完全に下に見てたのかなと思って、
それをやり返されたから恐怖してるのかなって考えたら、
そもそも疑似的な母性本能の話でもなかったんじゃないかなってちょっと思って。
そう考えたら、そもそもこれ、母の狂気の話じゃないんですよ、そもそも。
単に悪いやつの話なんですよね。
ある種、ストーカーの心理状態に近いんかなと思うけど。
そうですね。
そんな感じが。
だから結構、私、話としてはミザリっぽいなと思ったんですよね。
まず思い出しますよね。
身動き取れない状態で自分を世話してくる人間っていうのを思い出しますよね、そこは。
だからそういう意味では何て言うんですかね。
確かに母性じゃないものだったかもしれないですね。
ちょっとね、そこが人を正直になったんですよ。
だからちゃんとジャンルスリラ、ジャンル的なスリラ映画として撮ってるけど、
ちゃんとその母と子の相互依存と、それの負の側面と、そこから自立することによる成長みたいなものを書いてくれる話とかになるの、僕すごい好みで。
ジャンル映画が、そのジャンル映画的であることをちょっと飛び越えて、何かその先にあるメッセージを描くみたいな瞬間が僕めちゃくちゃ好きなんですよ。
でもそれに届いてない。
あくまでジャンルスリラに留まったなっていうのがすごい惜しくて、
ジャンル映画見るときって、だいたい期待値50点ぐらいに設定して60点撮ってくれてたらOKやなみたいな感じで見ると思うんですけど、
30:04
なんかそれが、もうなんかその点で評価するとこを超える瞬間みたいなのあると思うんですよ。
あくまでアトラクション的な映画なのに、この部分だけなんか明らかに監督メッセージ込めてるやろうみたいなのが見る瞬間がすごい好きなんですけど、
なんか割とあくまでアトラクション的なジャンル映画ですよっていうとこに割り切ってる感じがあったのが個人的な好みではなかったかなっていう気はしたんですよね。
厳しい。
いやあのだいぶ欲張ったこと言ってますよ。
ジャンル映画としてはめちゃくちゃ面白かったですし、めっちゃ怖いのは間違いなかったですもんね。
たぶん今チャガンティ監督も厳しいって言ってると思います。
俺にそんなこと求めてくんなよって。
そうなんですよ。
サーチの時もそうだったし今回もそうだった。
お前もっとやれるんちゃうのってちょっと思ったり。
でもなんかこう家族続きできてるんで、次回作があるとしたらちょっとそういう一歩またさらに踏み込んだところを描いてくれるのは期待ですよね。
なんか家族描きたい人なんかなってちょっと思って、そのギミックだけじゃないテーマみたいな部分に踏み込んだ映画になってくれたらめちゃくちゃ好きになると思う。
次は兄弟とかですかね。
そうですね。
兄弟か夫婦かかな。
夫婦の疑心暗鬼とか描いたらめっちゃ面白そうじゃないですか。
確かに確かに。
浮気してるの子はとか。
サーチって浮気してるのか切り口でやっても面白い映画だったかなって思うんですよね。
あいつ浮気してんじゃんかっていなくなったのって駆け落ちしたんじゃんかみたいな疑心暗鬼からってなったら。
そう。妻のSNSを頑張って開いて。
だいぶ希少ですねそれ。
きもいな。
娘の時点でだいぶ希少な話なんですけどね。
凄いな。冷静に考えると何やってんのお前やからな。
気持ちが分かるから。
保護者と被護される対象だからなんか許容されるかなって気がせんでもないんですけど。
夫婦ってなると仮にも対等なものでプライバシーの部分にガシガシ踏み込んでいくのって結構希少になって改めて思いますよね。
サーチよくよく考えると。
あれに絶妙なとこついてるな。
そうですね。あと冒頭のおそらくシンクの名前忘れちゃった。
クロエ。
クロエが今症状として持ってる麻痺であるとか糖尿とかっていうのの症状が一覧されるじゃないですか。
あれってクロエができることの上限設定みたいな感じだと思うんですけど。
クロエが何か行動しようとした時にこれが制限になりますっていう明示だと思うんですよね。
33:07
それが屋根を伝って脱出するシーンで効いてくるのがすげーうまいなと思って。
手足が自由が効いてかつ心配であるとかにも全くハンディキャップのない人が窓を開けて屋根を伝っていくことは落ちる危険性はあるとはいえそこまで難しくないと思うんですけど。
例えば糖尿で血糖値下がっちゃうとか、そもそも足が動かないとかっていうハンディキャップを背負った状態であそこを行くっていうのがスリリングな展開になっててすごいアイデアだなと思ったんですよ。
だからまず血糖値を上げるために飯を食わないといけないっていうのから入るじゃないですか。
すごいなと思って。ある種ゲーム的というか、自由が効かない、思い通りにならないっていうことが映画的な面白さになってたっていうのがすごいなと思って。
あそこ体力ゲージ貯めてから行くみたいなので、窓ガラス割ってからガラスを避けるように跨いで入れないから、どうしても自分がガラスを割った部分に寄りかかってしまうのが分かってるから、
その毛布みたいなのを持って割ったガラスにかけて入るとこまで逆算してるっていうのがすごいハードル設定がされたスリリングのアクションとして派手な方向、人間がこんなことできるのかっていう方向じゃなくて、できることが制限されてる方向でのアクション設定というか、
スリルの設定の仕方っていうのが面白いなと思って、こういう切り口があるんだなっていうのは思ったんですよね。あそこの血糖値上げるためにご飯食べるとこもめっちゃ面白くって、なるほどなぁと、そうなんだなっていうのはね、ちょっとなかなか気づかないですね、そこ。
あそこでその気づかされることっていうのがそのままハンディを持ってる人たちが暮らしていく中で、我々が気づきにくい障害になっている部分とイコールだなと思うんですよね。割れてるガラスまたげないですよとか、そもそもちょっと体動こうとしただけで血糖値が下がっても動けなくなっちゃいますよとか、あれ前足なんですかね。
ちょっと症状は覚えてないですけど、呼吸ができなくなっちゃいますよとかって、できてる人からしたら気づけないちっちゃい障害というかハードルがアクション映画の文脈の中で見えるようになるっていうのが面白いなとは思ったんですよ。
あそこでちょっと思い出したのが、ファインディングニモを思い出したんですよ。
36:00
なんで笑うんですか。
思い出し方の癖強いなと思った。
ファインディングニモって、主人公のニモって片方のヒルがちっちゃいんですよね。だからハンディのある子供として設定されてるんですよ。
今のディズニーだったら多分、人種マイノリティとかハンディのあるキャラクターとかって、別に特に意味を与えるとかじゃなくて、普通にいるから登場させますよみたいな感じで、今のディズニーだったらやると思うんですけど、
ファインディングニモも確か2002年の映画で、多分わざわざハンディのあるキャラクターを設定して話を作ってるってことはそこに意味を持たせてると思うんですよね。
ファインディングニモって要は魚が人間の世界に連れて行かれて、ちょっとしたところを移動できないっていう展開があるんですよ。
水のあるところしか行けないと。だから水のあるところから水のあるところへ移動するにはどうしたらいいかっていうのの苦労がかかれるんですけど、
それって要はハンディを持ってる人が、そうじゃない人からしたらすんなり移動できてしまうところを、そうじゃない人、ハンディを持ってる人はそこを行動して乗り越えていくのにものすごい苦労があるんですよっていう話だったなと思ってるんですよね。
僕、ファインディングニモはそういう話だなと思ってて、そこがやっぱりスペクタクルというかアクション的な面白さになってるんですよね。どうやって魚たちが自ら移動していくかと。
水槽、人間からしたら手を突っ込んだら何でもできちゃうだけの水槽から出ていけない魚はどうやってそこから移動すべきみたいな面白さにもなってるんですけど、そこがテーマ的な部分にもなってるなと思ったんですよ。
で、ランもそうだなと思って、ハンディを持ってない人ならできてしまうことができないと。そこを乗り越えていくことがどれぐらいの勇気を求められるかみたいな、どれぐらいの意思の強さを求められるかみたいなのが描かれてるのがすごいいいなと思ったんですよね、そこ。
だからあそこすごいハクビのシーンというか、面白いし、なんかやってることかっこいいなと思ったりはしました。屋根越えるシーン。
私正直なんか、山口さんがこの映画をそんな深く見せたことにちょっと感動してるんですけど。
そうなんですか。
本当に。
結局意外と深くなかったっていうところでちょっと物足りないとは思ってるんですけどね。
いや、でももうガッツリ全部あれした分、そうか、その分析できるなーみたいな、関心してて。
多分監督の意図よりも深く見てる気がします。
いや、それは作り手より監督の方が偉いでしょ。気弱い映画って。
まあね、映画公開されたらね、もう見た人のものですからね。
39:01
確かにそういうなんかいろんなもののバランスがいい映画というか、とにかくなんか間の取り方がすごい上手いなっていうか、本当にそのお母さんの登場するタイミングの絶妙さというか、
それはなんかもう全部完璧だったなと思いますね。どのシーンも。
もう一番来てほしくない時に来るやんっていうのがそうですね、なんか上手いなと思いました、監督。
あの薬局のシーンとかね。
薬局のシーンね、あそこね、ああいうタイムリミットサスペンスの作り方ってできるんだなと思って。
結局その心配した母親が見に来るっていう時間制限にこんなドキドキできるんだなっていう、すごいですよね。
映画館でトイレに行ったふりしてる間に薬の名前を聞きに行くだけの話なのに、すんごいドキドキする。
お客さんぶっ通しがすごいなと思ったんですけどね。
畑仕事してる間に電話かける時もめちゃめちゃドキドキするんですよね、あそこ。
でもやっぱ途中、車のおじさんに助けを求めて、その人を殺しちゃうじゃないですか。
あそこら辺からもう一線を越えてきたなっていう感じがしました。
そこまではまだちょっと過剰な範囲にギリギリ収まったかなと思うんですけど、あそこら辺からもう殺しちゃうんやと思って。
そこら辺から一気にラストまで加速していきましたね。
あと、自分がさらった子供の事件の切り抜き、家に置いとくかなっていうのはだいぶちょっとゴツゴツ主義は感じましたね。
ある意味自己愛が強いか?
そういう見方もできるかもしれないですね。
でも、要は黒絵を自分の娘と思い込むためには、あの事実は自分の記憶からも消したいと思うんで、新聞の切り抜きとしても置いとくの嫌なんじゃないかなと思ったんですけど。
やっぱね、映画監督ってやっぱ大体中二病に侵されてるんじゃないかなっていう。
どういうことですか?
新聞の切り抜き、絶対出てくるじゃないですか。絶対出てくるじゃないですか。
新聞の切り抜き展開ですね。キャラクター界に引き続き新聞の切り抜き問題。
新聞の切り抜き本当に出てくるんで、いまだに。もうどんだけネット社会になっても新聞は切り抜くんだって。切り抜くために撮ってるんだから新聞をみたいな。
ホームページを印刷したものは出てこないな。
確かにネットの記事の印刷とかじゃない気がします。新聞、マスに向けて届けられたものを切り抜いてアーカイブしたいっていうのは、クリエイターというか映画監督やったら持ってる感情かもしれないですね。
あと、よくある図書館で昔の新聞見れるみたいな。本当に見れるの?って思って。憧れますよね。
42:08
それは見れると思いますよ。新聞はさすがにあると思いますけど。
縮小版とかあるよ。
確かにそれは映画監督、新聞切り抜き大好き問題あるかもしれないですね。何かわかりますね。
何が彼らに新聞を切り抜かせるのかっていう。
ズバリ自己顕示欲でしょ。
結局自分の所有物の記録はコレクションしておくんかなって思うけど、そのこいつに書かれてる記録ではあるから。
だから、そういう意味では、その記事の内容を読んでるよりも、自分の子供であったり自分にまとわることが新聞に載ったっていう、ちょっと見違いな心もあるんですかね。
かもしれないですね。だからめちゃめちゃ孤独なんだなとは思いますよね、それは。
そしてこじらしている。
もう新聞撮ろうかな。
そのために自分が新聞に載るようなことをしないと、それを切り抜かないと。
こじらしてるだー。
載った上に切り抜ける立場にいないといけないですからね。
捕まったりしたらダメってことですね。死んだり捕まったりしたらゲームオーバー。
やべーなー。
めちゃくちゃわかるな、それ。やっぱ新聞なんですね、確かにそれは。
このメンバーの誰か載っても切り抜きますよ。
誰やろなー。誰だろう。
載ってる。山口さん、一面載ってる。
一面?一面に載るとしたらもうそれ犯罪しかないでしょ、それ。
地方欄とかやったら載れる可能性ありますけど。
地方欄に載るのはそんなに難しくないですからね。
4人で載るっていう可能性もありますよね。
何の?
映画についての意見が割れ、口論。からの殺害があって。
結局バイオレントな方向やん。
4人で。
映画愛できそうな。
もっと世界にプラスの覇権を与えられるようなことで乗りましょうよ。
あるかなー。
確かに。
そっち方面しか思いつかない。
そもそも新聞を切り抜くって題材自体がバイオレントな映画にしか出てこない要素でありますけどね。
確かに。いい映画で新聞切り抜かないですもんね。
子供の活躍を見守るみたいなのもあるかもしれないですけど。
面白いですね。
真枝さんさすが新聞にかけてはうるさいですね。新聞描写に関しては一家言がありますよね。
憧れがあるんですよ。そういう部分に。
45:02
昔から切り抜きそういうの集めてたら、そういう趣味いいですよね。
相当豆じゃないとできないですよね。
確かに。
ちょっとラストの話に戻るんですけど。
クロエに完全に母から育ってほしかったっていうのがあるんで。
母親に呪縛されてほしくなかったっていうのがあったんですよね。
もう構うなと。次の世界へ行けよとはちょっと思って。
確かにあの復讐気持ちいいと思うんですよ。気持ちいいと思うんだけど。
結局母親の世界に留まってしまうことでもあるなと思って。
完全にほったらかすっていう方向。
ラストは母親が精神病院みたいなところのベッドでずっと一人で寝てる。
目は開いてるので終わるっていう。
孤独が一番罰だと思うんですよね。母親にとっては。
クロエにとって完全に母親を忘れて生きていくっていうことが最大の復讐かなと思うんで。
ちょっとね、ゾクッとする面白さを取ったなって思って。好みの問題ですね。
結構真剣にクロエの気持ちになって考えたんですよ。あれ見たとき。
そうなった時に、たとえ自分の本当の親父じゃなくて、しかもひどいことをされてたとしても、
ひどいことっていうのは最近発覚したことで、それまではずっと献身的に二人で生きてきたわけじゃないですか。
それをやっぱり短期間の出来事で、忘れて次に進むっていうことは難しかったのかなとも思うんで。
それが親と子の呪縛ってことなのかなと思うんですよね。
そうですね。そこで最後、クロエ側も母親の存在を捨てきれなかったっていう面もあるのかなとちょっと思ったんですけどね。
精神病院、警察病院に行く手としては、母親と娘の手って周囲に見せてるんだよな。あれを考えると。
そういうことになりますね。
だから警察も監視してる感じだったよね。真相は周りに寄ってないのかなと考えると。
どうなんですかね。最後のサラ・ポールソンに今の暮らしの状況を語るところで、今の元の母親の言及してたように思ったんですけど。
ああ、そっか。
なんかしてましたよね。だから打ち分けてはいるのかな。ただまあ、それでも警官としても、育ての親ではあるから、それに会いに来るっていう人情なのかなみたいな気持ちで見てるけど、実は実はみたいな感じなのかなって気はしましたかね。
48:01
そんなとこかな。
ちなみに監督はサーチ2を今作ってるところらしいです。
サーチ2。そうなんですか。サーチ2なんだ。
何するんだろう。
全く違うあれなんですかね。今度は違う角で。
同じような撮り方だけど、たぶん別の人の話にするんですかね。さすがに同じ人の話ってなると割とね、ちょっとまたやってんのかーいみたいになっちゃう気はする。
焼き増し感がね。アイデア自体はね、使いますしねあれ。
まあ面白いことやってくれるとな、焼き増しでなく。
山口さんの意見反映されたらいいですね。
どうなんですかね。
でもなんか、一歩進んだことまたなんかしてくれそうですね。2とはいえ。
少なくとも、ランはサーチよりは一歩進んだ話にはなってたと思うんで。
いろいろやってくるんじゃないかなと。
結局そのサーチって本当アイデア勝負の映画だったっていうのはあったと思うんですよ。
結局そのアイデア勝負って、特にサーチ2ってやるってなったら絶対に2番戦士にしかならないじゃないですか。
そうなったら何を足すべきかってドラマだと思うんですよね。
それがなければ多分あんまりというか、1からそんなにあんまりグレードアップ感ないよねってなるかなとは思うんで。
アイデア的にいわゆるネットゲームの世界で探していくとかそんなのかな。ありそうなの。今のトレンドへと。
っていうアイデアかなと思うけど。
サーチの時点からもネットの環境って全然変わってますからね。
Windows XP使ってましたからね。
懐かしいみたいな。
基本そのPCの上でのFacebookのやり取りが軸になってたじゃないですか。
今って基本スマートフォンの方が軸になるかなと思うんで。
スマホですねじゃあ絶対。
だから縦スクロールが結構大きくメインになるのかな。
それ映画で見て持つのかな。
サーチね確かそれこそ目玉東宝市場で見てたから逆に画面が大きい分見やすかったりもあるかな。
それかあれですかね配信かな。ストリーム配信。
それちょっと面白いですね。それはおもろいかもしれない。
ストリーム配信、現在進行形のストリーム配信で起こってることをちょっと調べるために
ライブ配信されたもののアーカイブを見に行くみたいなのをしたら結構いろいろいけそうじゃないですか。
このシーンあのユーチューバーが撮影してたシーンだみたいな感じで
その別のユーチューバーの動画見に行ったりとかってできそうかなって気は。
51:00
今やるなら絶対動画でしょ絶対。
動画使わないと今のネットを掴んでるとは言えないでしょ。
さらにあえてクラブハウス的なまた何かを使うのか音声ゲームを作るのか。
だから画面表示上は何も変わってないというか
参加者だけアイコンでポンポンって出てきて音だけ流れてくるみたいな。
大胆な使い方。スクリーンの。最新のアプリをいかに使うかよね。その当時。
Twitterのスペースとかインスタライブとかいろんな。
だから公開タイミング難しいよね。
ネタが古びてる可能性ありますもんね。
前のSearchはもうWindows XP使ってる時点で
あの時点で古かったですからね。公開された時点で。
ちょっと古いものとしてやってたからそこの違和感なかったけど
そのリアルタイムのトレンドを追うと
公開された時点ではもはや古いみたいなことあり得ますもんね。
今のネットのスピード化やったら。
まぁちょっと見たいっちゃ見たいですよね。
このシチュエーションスリラーってやっぱ面白いですもんね。
なんでそんなに笑うの。
いやいや本当にジャンル映画としてしか見てなかったんで
これこんなに語れるやつ本当にね感動したんですよ。
基本僕ジャンル映画がジャンル映画じゃなくなる瞬間みたいなのを常に期待してるんで
逆にそのジャンル映画ファンからしたら結構邪道なタイプやと思うんですよね。
何見ててもテーマがとかって言いたがる人なんで
多分そのジャンル映画の天敵じゃないですか。
そのテーマとかメッセージがとかっていう人って。
スネフィルだ!
天敵とかは思わないですけど
この映画にそんなこと求めたんだよとか思います。
だから僕はこの監督のあんまり望ましいお客さんではないかもしれないですね。
招かれざる客の可能性高いと思うんですよ。
俺そういう志で作ってないんですけどみたいな。
そう見てくれてありがたいよって言ってくださるけど。
確かに確かに。
ここまでちゃんと深く見てくれてるのかっていう。
全然そういう土じゃないのに勝手に何か栄養吸い上げようと頑張ってる根っこみたいな感じなんで。
この土からその栄養吸えるんやみたいな。
これそんな花咲かへんけどダメだよ。
この土からそんな頑張っても花咲かないですけど頑張るんすかそこって。
そういうことありますよね。
ジャンルの映画にそれ求めてくるお客だいぶ厄介な客だとは思うんですけど。
いやでもめちゃ勉強になります。
そういう見方するんだっていうのは面白い。
いやでも次回はあれなわけじゃないですか。
ジャンル映画の極みみたいなゴジラvsコングなわけじゃないですか。
54:05
多分私ね、知能指数2位ぐらいになって見てるんですよ。
いいじゃないですか。最高のお客さん。
おもれーっていう感想しかないと思うんで。
そこは皆さんの意見も楽しみにしてます。
ゴジラvsコング界で僕は、キングコングは父親のメタファーでとか言い出したらストップかけてください。
そういう映画じゃないんでっていう。
その花咲かないんでもう栄養すんなやめてくださいって言ってください。
週末の深読みは楽しみにしてるよ。
いや楽しみですね。
お聞きの方にも説明しておくと、次回はゴジラvsコングの話をする予定で、
我々、今日ちょっとお休みしてるマリオンさんと我々3人との合計4人でゴジラvsコングを見た後に収録してみようって話してるんですけど、
ゴジラvsコングをどこまで深読みできるかっていう挑戦の回にしてみます。
いや本当にどんだけ仲いいねんって思いましたよ。めっちゃ嬉しいですけどね。
え、何ですか?
4人で映画見に行くってどんだけ仲いい?
まあその後ね、映画の話したすぎる場やる中での延長で。
そうですね。テンションそのままホヤホヤのとか他のテンションで。
ゴジラがさ、キングコングがさっていうノリでね、ジョーシス兄のテンションになって。
え、どっち応援してた?とか言って。
いいっすねそれ。めっちゃいい。
今そういう投票やってるからな。
やってますね。
SNSで。
えー!でもなんかやっぱコングかな?応援したくなっちゃうのは。どうやろう?
正直僕はどうせキングコング対ゴジラの時みたいになんなん終わるんじゃないかって気はしてるんですよ。
あの時みたいに。
試写2回見た俺からするとある意味世界観面白いよ。
あ、マジですか。
次3回目。
こういう世界観で来たかみたいな。
一番語れるじゃないですか。
まあね。字幕と吹き替えで見ました。1回ずつ。
あ、そうか。次原口さん3回目なんですね。
はい、すいません。もう。
いやだから原口さんが一番深読みできるんだから、原口さんが深読みする立ち位置で次回いきましょう。
あーだからね。正直1回目字幕やから言うても文字情報追いかけるのも大変やったけど、
それを吹き替えて耳で聞く分結構整理できてた。2回目の吹き替えは。
だからそれで改めて字幕を番で一回の見るんで、迫力と理解で。はい、頑張ります。
57:00
いつもあんま喋れてないけど。
いやー楽しみですね。
だいぶ脱線しましたけど、ランの話はここら辺で終わっておきましょうか。
はい、ではランの話を終わりたいと思います。
はい、ではお知らせになります。
これまでも月一で開催してました大阪の南森町にあるイベント開催型のカフェバー週刊曲がりにて、
またまた映画の話ししたすぎるバー開催させていただきます。
日時はゴジラvsコングの公開翌日7月3日土曜日で、
オープン時間が16時クローズが20時予定で、
我々店長4人がゴジラvsコングを見てからお店に入りますので、
ゴジラvsコングの話ししたすぎるっていう方はぜひ遊びに来ていただけたらと。
もちろんそれ以外の映画の話もさせていただきます。
今日のランもそうですし、前回のキャラクターとかのお話も多分いい感じにできるかなと思うので、
もし興味ある方いらっしゃれば遊びに来ていただければ嬉しいです。
はい、それでは映画の話したすぎるラジオランの回を終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。さよなら。