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こんにちは。人と組織の問題を、仕組みの教育コンテンツで解決する
コンテンツ設計アドバイザーの山田まきこです。
このチャンネルでは、私がこれまで開発してきたコンテンツのこと、
コンテンツ設計のヒントや、現在開発中のコンテンツ、セミナー情報などを配信します。
時々、私のうっかりエピソードなんかもお話できたらと思います。
今日は、女性のキャリア支援関連のワークショップで開発したコンテンツについてお話しします。
そのコンテンツは、全職でこれから結婚や出産などのライフイベントを迎えるというステージにいらっしゃる女性、
およそ50名くらいを集めて行ったワークショップで使ったものです。
少し背景をお話しすると、全職のコールセンターの運営を行う部署では、
本業とは別に、他部署のメンバー同士がプロジェクトチームを組んで、
ES、従業員満足度の向上や、社会人スキルの向上、地域貢献活動とかSDGsへの取り組み、
広報などを目的として、社内向け、社外向けにイベントなどを開催するという仕組みがありました。
例えば、ゴミ拾いのボランティア活動だったり、市内の小学生を対象とした職業体験イベントだったり、
休憩室を活用して企業や農家さんと提携して社内販売をしたり、映画の上映会を開催したり、
アート作品を従業員から募集して作品展を開催したり、などなど、
売上に直結する生産活動以外の活動を業務として行うという取り組みでした。
私が関わっていたのは、女性のリーダーを増やしていくために、リーダーに興味を持ってくれる募集団を作る、
助活という活動でした。
広報紙を作成したり、仕事終わりにお弁当を食べながら交流会をしたり、ワークショップをしたりということをしていました。
普段タブ書の人と交流する機会というのが、情報セキュリティーの観点から作ることが少なかったので、
情報交換ができるだけでもすごく盛り上がっていました。
そのイベントの中のワークショップで、私は自分の理想の未来を想像するというワークを設計しました。
講座の設計書の項目に沿って言うと、目的は自分の未来のキャリアを多角的な視点と、
中長期の視点でイメージすること。
ターゲットは20代前半から30代前半の契約社員で、チームリーダーまたはチームリーダー候補者。
イベントのゴールは、ワークショップで自分の理想の未来を文章、図、イラストなどで可視化することです。
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女性リーダーが少ない理由の一つに、リーダーになる以前に、そもそも自分の未来を中長期の軸で想像したことがないという方が多いという現状がありました。
これは男女限らずなんですけれども、コールセンターは非正規雇用の社員が8割以上という職場なんですよね。
人の流動とか入れ替わりがすごく激しいという特徴があります。
退職する前に所属していたセンターは、常時500名の人が所属していたんですけれども、
毎月30人から40人の新人を採用して、同じくらいの人数が辞めていくという、そういう効夫のループを繰り返していました。
せっかく採用費とか教育費をかけても人材が定着しないという、コールセンターあるあるな課題を抱えていた場所だったんですよね。
そういうところで働いている人というのはすごく多様です。
いろんなバックボーンを抱えている方がいらっしゃって、また趣味とか価値観もすごく多様だったので、すごく楽しい職場だったなというふうに思うんですけれども、
こと働くとかキャリアということに関して言うと、ある一定の少なくない割合でキャリアアップもスキルアップも興味がありません。
決められた時間出社してお給料をもらえればそれで満足ですとか、あと1年後のことなんて考えたことありませんとか、
求人がたくさんあるので契約満了になったり居心地が悪くなったら、次のコールセンターに行けばいいかなって思っている方々もいらっしゃいました。
成長と変化をし続けなければ、今のお給料を維持するということも今後はもうできなくなるだろうなっていうふうに私は思っていました。
そういうことを新聞とかニュースとかで、皆さん聞いているけれども、だから薄々感じているんだけれども、そこと向き合うとか、
そこを踏まえた上で自分のキャリアと向き合うということを避ける傾向があったのかなというふうに今は思います。
私は社員教育とキャリアコンサルティングを専門領域にしていましたので、こういった現状にとても危機感を覚えていました。
特に悔しいけれど、女性が直面するライフイベントがキャリアロスにつながってしまうというのが今の日本の現状なので、
たとえ結婚とか出産とか育児とかそういったライフイベントがあったとしても、男性との格差を感じることなく稼げる力や自己実現をするスキルとマインドを備えておくためには、
ライフイベントを迎えた後ではなくて、迎える前にそういったものを身につけておいた方がいいんじゃないかなというふうな思いを持ちながら、後輩や部下の育成をしていました。
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そんな背景がありつつ、ワークショップのお話に戻ると、このワークショップは仕事が終わった後に軽食をいただきながら交流も楽しみつつ、気軽に取り組んでいただく任意参加型の社内向けイベントでした。
私が設計した自分の理想の未来を想像するワークのワークシートはとてもシンプルな作りです。
A4の用紙を横にしていただいて、左下から右上に向かって対角線を引きます。
紙の上部、上の部分にライフ、生活のライフですね。紙の下部、下の部分にワーク、お仕事のことと書きます。
現在の年齢をその対角線の左下に、現在から20年後の年齢を対角線の右上に書きます。
今日が25歳だったとしたら、左下には25歳、右上には45歳と書きます。
あとは自分の年齢を意識しながら、理想のワークとライフを文章か図かイラストか何でもいいんですけれども、自由な手段で書き込んでいくというものです。
テーブルの上には装飾用のマスキングテープとか色ペンとかシールとかそういうものも置いてありました。
その他にも、例えば妊娠の期間とその経過、そういったライフイベントが近くないとあまり意識することもなくて知らないと思うので、
どれくらいの期間でどういう体調の変化があるのかというデータですとか、年齢別の妊娠率のデータ、
3前3後休暇の期間とか、育児休業の法律的な期間と社内規定上の期間、その他にはキャリア系でいうと、その部署の平均的な昇格スピードですね。
だいたい何年後には管理職になっている人が何人くらいいてみたいな、そういうデータですね。
他、介護が始まる平均的な年齢だとか、そういった具体的な数字でイメージできるような補足資料も置いてありました。
使う使わないはもう自由なので、興味がある人はそういうのを見ていたかなと思います。
参加者の方は思い思いに自分のビジョンを紙に書き込んでシール貼ったりとかして、隣同士で見せ合ったりしながら楽しんでいらっしゃいましたね。
書いてみて初めてわかるっていうこともたくさんあって、例えば子供は3人欲しいって思って、2歳差だとしてももう結婚してないと間に合わないとかっていう声とか、
あと、マネージャーにながら子育てってできるのかなみたいな、そういう声とかご質問とかいただいたり。
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初めて仕事と育児を同じテーブルの上に広げてみたときに、あれ、これって時間差的に大丈夫みたいな。
かぶってるけど、これって実現できるのかなみたいなことに初めて気付いたっていう方もいらっしゃいましたね。
私は会場内を回りながら質問したりフィードバックをしていたんですけれども、
20代から30代前半の社員の方がキラキラ、その紙に書いてくださったこの未来をどうやったら実現できるかなっていうことを考えていましたね。
結婚して子供を育てて、働いて稼いで社会に貢献したい。
これって男性が言うと何ら難しくも贅沢にも感じない言葉だと思うんですよね。
でもこれを女性が発するとめちゃくちゃハードルが高くて贅沢な願いになってしまうっていうのが本当に悔しいなっていうふうに思っています。
でもこの状況を変えるのは誰かではなくて当事者だと私は思っているので、
女性たちが自分でこういうことに気づくって大事なことだなと思っています。
そんなわけで、女性にとっては切っても切り離せないライフとワークの両方を同じ時間軸で意識するワークっていうのをしていただきました。
会社は従業員のプライベートには干渉しないっていう基本スタンスがあるんですけれども、
ただ会社に来ているその時間だけでその人が形成されているわけではありませんよね。
プライベートが仕事に影響すること、その逆もあるわけなので、現場で実際にマネジメントを行う際っていうのは何か問題が起こっている。
例えば、勤怠率が悪くなってきたとか、最近どうも元気がないなみたいなそういうことがあったら、
原因として考えられるその人のあらゆる状況っていうのをできるだけ把握して、
その上で会社とか組織としてできることって何かっていうことを考えていく必要があるんじゃないかなと。
そういうことで、そういう関わり方をしないと人材の定着にはつながっていかないんじゃないかなというふうに私は思っています。
ワークショップが終わった後、とても嬉しい感想をくださった方がいました。
リーダーにならないかっていうふうに上司から声をかけてもらってるんだけれども、
ずっと自信がなくて迷っててっていう方でしたね。
でも、今日参加して現実的に考えたら迷ってる時間がもったいないって思ったから、
ちょっとやってみようかなと思いましたっていうそういうコメントだったんですよね。
これは本当に嬉しかったです。
ワークショップのゴールも目的も達成できたなという事例でした。
本日は、女性のキャリア支援の分野で開発したワークショップについてお話ししてきました。
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女性のキャリア支援に関する活動を始めて10年が経ちました。
社内、社外といろいろな場面でコンテンツを開発してきましたので、今後もそのような事例をまたご紹介できたらと思います。
今回ご紹介したワークショップのコンテンツについて、女性のキャリア支援についてご質問ご感想などがあればメッセージをください。
では今日はここまで。
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ぜひ見て聞いていただけたら嬉しいです。
ご感想もお待ちしています。
ではまたお会いできる日を楽しみにしています。
コンテンツ設計アドバイザーの山田真希子でした。