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マカ・ママロードショー。この番組は、マカ・ママレードがお届けします。
どうも、マカ・ママレードです。
この前、ザ・フラッシュという映画を見てきましたので、その感想をここで喋って記録しておきたいと思います。
最初にお断りしておくと、ネタバレ全開でいきますので、
ザ・フラッシュをまだ見てないようという方は、聞かないようにご注意ください。
まずは、あらすじを一応簡単にざっくりお話しすると、
超高速で移動する能力を持つヒーロー、フラッシュことバリアネン。
彼は、自身の能力によって過去に遡り、何者かによって殺害されるはずだった自身の母親の命を救う。
だが、過去を改変したことにより、世界は大混乱に陥り…というお話です。
ザ・フラッシュは、最近の超大作映画は多いんですけど、いろんな形態で上映されていて、
4Dとか、ドルビーシネマ、あとはアイマックスなどで上映されていて、
字幕だけじゃなくて、吹き替え版も同時上映されているんですけど、
僕は何で見たかというと、ドルビーシネマの2D字幕版で見ました。
ドルビーシネマ、本当に画面が綺麗で、3Dじゃなくて2Dだったんですけど、
没入感があって、画面の中に引き込まれるというか、平面的じゃなくて立体感があって、すごく良かったですね。
ドルビーシネマ、行ったことないよという方は是非お勧めします。
ザ・フラッシュ、全体的にフジコイフグジオの漫画っぽいなって思って、
主人公が自分のエゴによって、自分に都合の良いように世界を変えようとする。
だけどその結果、歪みが生じて、その歪みを直そうとして、
格作するんだけどさらに都合にはまっていって、というドラえもんのタイムスリップものとかにもそういうのがあったと思いますし、
あとは自分会議っていう読み切りのSF短編があるんですけど、
これは過去の自分とか未来の自分と出会って、自分の人生について会議するみたいな作品なんですけど、
これもフジコイフグジオの中の作品で、今回映画を見て想起しました。
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あと細かい点で言うと、キテレツ大百科の中で壁を通り抜ける服っていうのが登場してて、
そこの壁を通り抜ける理屈っていうのが今回の映画で描かれたのとほぼ同じだったと思うんですね。
なんかそういう点でもフジコイフグジオ身を感じました。
それからバットマンとかスーパーガールとか登場してきてっていう展開があるんですが、
それが単なるファンサービスに終わらなくて、ファンサービスに終わらないっていうのは、
例えばマイケル・キートンのバットマンが登場するんですけど、
このマイケル・キートンのバットマンが登場するからといって、
過去のキム・バートンが監督したバットマンとバットマン・リターンズで、
マイケル・キートンがバットマンを演じてたっていう事実と、
それを別に見たことがなくても、その作品に触れたことがなくても、
ここで重要なのは、タイムリープして過去を改変したことによって、
バットマンがベン・アフレックじゃなくて全くの別人になってしまったと。
そこが大事なんであって、だから全く別人になっちゃったんだっていうことが飲み込めれば、
マイケル・キートンが過去にバットマンを演じてたっていう事実を知らなくても楽しめる。
こういうところが、敷居が高くない感じで、親切な作りになっていていいなって思いました。
あとは、それと一緒に過去の作品をさりげなくさらっていく場面も良くって、
例えばスーパーガールとか、ラストのジョージ・クルーニーですよね。
あとそれから、作品になっていない企画段階で完成しないまま終わってしまった作品だけど、
ニコラス・ケイジのスーパーマンとか、そういうところとかもきちんと拾っていて、
そこも良かったなって思います。
この作品は、ザ・フラッシュは全体的にバック・トゥ・ザ・フューチャー、
特にパート2ですかね、をレファレンスというか、結構オマージュを捧げているなと感じるところが多々あって、
特にラストの方、トマト缶1個をどうするのかっていうストーリーに執着していくんですけど、
そういう世界の存亡がかかっているマクロな視点からすごくミクロな話に執着するっていう展開が、
そのバック・トゥ・ザ・フューチャー、パート2の精神性を受け継いでいるようで、
ここもすごく良かったなって思いました。
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全体としてすごい面白かったんですけど、ちょっとモヤモヤする部分もなくはなくて、
どこかというと、マルチバースとタイムリープが一緒になっている設定の話なんですよね。
一緒になっているというか、タイムリープすることによって、
いろいろマルチバースが出来上がるというか、マルチバースが混乱するっていう話なんですかね。
とにかくここの設定がよくわからないっていうのが大きくて、
劇中でマイケル・キートンがクラッシュたちに説明するんですよね。
スパゲッティの麺を使って、タイムリープすることによって、
もともと違った軸にあった世界が交わって、その原因と結果っていうのが、
過去から未来ではなくて、未来から過去へも行くんだと。
そうこうしていると、すごいそれぞれの世界が混ざり合っちゃって、わけがわからなくなる。
スパゲッティみたいな状態になるんだっていう説明をするんですけど、
これは聞いた瞬間、その映画を見ている間は、すごいわかりやすい説明だなって思ったんですが、
これね、家に帰ってもう一回振り返ってみると、やっぱり何が何だかよくわからないっていう感じになっちゃって、
何でしょうね、タイムリープする前にマルチバースっていうのは存在してたっていう、
してたけど、タイムリープしたことによってぐちゃぐちゃになっちゃったっていうことは、
あの映画の中に出てきたバットマンやスーパーガールがいた世界っていうのは、
あれはもともとあったんですかね、あの世界線は。
それかもしくは、あんな世界はもともとなかったんだけど、
ザ・フラッシュが、ザ・フラッシュというかフラッシュが、タイムリープしたことによって新しく生じた世界ってことなんですかね。
そこらへんもちょっとよくわからなかったし、
あとは、どちらにせよ、この映画の中、
映画何分でしたっけ、2時間ちょいですかね、2時間以上あるんですけど、
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その映画の中でいろいろバットマンとスーパーガールとフラッシュ、2人がいろいろ戦いを繰り広げるわけですけど、
そういう登場人物たちの頑張りっていうのが、
これは最後には全くなかったことになっちゃうのっていうのも、結構ここもうんってもやもやしちゃうポイントではありました。
そういうことですよね。
最終的には、フラッシュがお母さんの命を救わないと、そこは変えないってことに決めたわけだから、
あそこでの冒険っていうのは全くなかったことになっちゃうんですよね。
だからそこがもやもやしちゃったなっていうのと、あとは、
それと関係するんですけど、
映画関係が逆になるんだったら、フラッシュたちはすごく過去を頑張って保持して、
未来をあまり変えないようにっていうことを頑張るわけですけど、劇中。
それもなんかよくわからないっていうか、
映画関係が逆になったりとか、いろいろカオスな状態になってるんだったら、
そこであんまり頑張っても意味ないんじゃないかって思っちゃったりとかね。
あとは、それこそそのフラッシュが3人出てきますよね、最後に。
その3人出てきて、若い方のフラッシュが自己犠牲を払って、
悪役になってるそのフラッシュの暴走を止めると。
要するに自分が、過去の自分が身を抵して犠牲になれば、
その未来の自分がいなくなるっていう理論で戦ったわけですけど、
これも主人公のフラッシュの方と、他の2人のフラッシュとの連続性っていうのはもうないのかなとか、
いろいろタイムリープとマルチバースが合わさってることによって、
いろいろ、世界のこの映画のルールみたいなのが、いまいちちょっとピンとこないなっていうのはありました。
これはちょっと僕の理解力の問題だと思うんですけど、そこが飲み込みづらかったせいで、
若干これは一体何がどうなればよかったんだっけっていうのが見失いがちだったなとは思いました。
あとは、これはこの作品んじゃないのかもしれないですけど、
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ザ・フラッシュでは、さっきも言ったように、過去の作品をその作品にならなかったものも含めていろいろ救い上げてるっていうのが結構いいって話をしましたが、
ってなると、最近オクラ入りになってしまったバットガールをどうしても思い浮かべてしまって、
ここですごいいろんな作品を取り上げてるけど、バットガールはでももう見れない可能性が高いんだよなっていう、そこがね、やっぱりちょっと残念に感じてしまうっていうのはありました。
この作品、云々というよりはもっとDC全体の問題なのかもしれないですけど、
見てる間そこもちょっと気になってしまったかなと思います。
やっぱりDCのヒーロー映画の一部なんで、どうしても他の作品にも結構思いが行っちゃうなっていうのはあります。
あと今後シリーズがどうなっていくかってことですよね。
多分その公式の発表だと、この次のアクアマンの続編で、今までマンオブスティールから続いてきたこのDCのヒーローの流れっていうのは一旦終わるのかな。
で、また仕切り直しをして全く違う新しいシリーズが展開されるっていうことだと思うんですけど、
そうすると、今回終わりが結構続きがあるような終わり方でしたけど、
この作品の続きっていうと、アクアマンしか予定はされてないわけですよね。
ここで回収できるのかなっていうのもあるし、ちょっと尻切れとんぼというか、
あんまりこの先のシリーズにつながっていかないのかなって、そこも結構なんだかどういう気持ちで見ればいいのかっていうところにはなってしまいましたね。
というわけで、色々モヤモヤする部分は多々あるんですけど、物語全体、映画全体としてはすごく満足度が高くて、
特に最初の人命救助の場面もすごく良かったし、先ほども言ったようにSF作品として非常に楽しめる作品であったことは間違いないので、
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まだ見てないという方は聞いてないと思うんですけど、ぜひお勧めしたい作品です。
それからこれをちょっと言い忘れたんですけど、今思い出したのが、最初人命救助のシーンがあって、
ここはすごくコミカルなシーンもあって良かったんですけど、ここで死生の人々とヒーローのつながりみたいなのを描いておきながら、
その後の物語の展開で、あんまり一般の人々との関わりがなくなっちゃってるなというのは感じてはいて、
なおかついろんな、さっき言ったニコラス・ケージのスーパーマンとか、クリストファー・リーヴのスーパーマンとか、いろんなバースがあって、
視覚的に表現される場面があったじゃないですか。
あそこも、あの一つの宇宙に、スーパーマンとかバッドマンとか、ヒーローしかいない世界、他の人々はあんまり存在しないみたいな見え方になっていて、
そこもすごいヒーロー中心的な世界観だなって思っちゃったり。
これはこのお話次第がそんなにちゃんと完結してないんで何とも言えないんですけど、
最終的にバッドマンが違う人になっちゃってました、ジョージ・クルーになっちゃってましたっていう風に終わるんですけど、
あれはバッドマンが違う人になっちゃってたっていうだけで、
他の人、フラッシュが全然知らない人も、もしかしたら何らかの影響が出ちゃってるっていうのは十分考えられるわけで、
それこそバッドマンがジョージ・クルーになっちゃったように、全然違う人になっちゃったかもしれないし、
存在しなくなっちゃったかもしれないし、とかいろいろ影響が考えられるわけじゃないですか。
そこら辺が結構すっぽり抜け落ちちゃってるんじゃないかなって思っていて、
だから一般の人々に寄り添うヒーロー像っていうのが、最初だけで後はちょっとそんなに続いてないかなって、
そこもちょっともやもやはするかなと思います。
ただ、もやもやするポイントって、この作品だけで考えるとっていうことなんで、
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この作品が後のシリーズにどう繋がるか、後のシリーズでここら辺が解消されていくかもしれないわけで、
そういった意味ではまだちょっとわからないなって思ってます。
そんな感じで、もやもやする部分も多々あるんですけど、
本当に映画全体としては非常に楽しめたので、またもう1回見てみたいななんて思ってます。
はい、そんな感じですかね。
以上です。
マカママロードショー。
この番組はマカ・ママレードがお届けしました。
次回をお楽しみに。