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『舞い降りた天使|朗読版』#2ー③
2026-09-15 09:58

『舞い降りた天使|朗読版』#2ー③

家事、子育て、仕事に追われ、自分を見失いかけた主婦・徳永真穂。

夫との関係、娘の不登校、そして職場の年下の同僚・栗原との出会い。

恋と家族の絆を通して、一人の女性が少しずつ自分自身を取り戻していく、大人の女性のための恋愛ヒューマンドラマです。

人生に疲れた一人の女性が、もう一度、自分の人生を生きようとする物語。

彼女を救ってくれた『天使』は、思いもよらない人物だった……


『舞い降りた天使』は、「官能小説コンテスト」ノミネート作品。(大人のケータイ官能小説運営事務局主催)


本番組では、作品をより多くの方に楽しんでいただけるよう、一部の表現を調整した朗読版をお届けします。

朗読版ではお届けしていないシーンを含む完全版は、携帯官能小説サイトにてお楽しみいただけます。


『無料で読める大人のケータイ携帯官能小説』

https://kanno-novel.jp/viewstory/index/16146/?guid=ON


noteでは、朗読版と同じ一部の表現を調整したものをお読みいただけます。

https://note.com/kurausa/m/m35c235159478


どうぞ最後までお楽しみください。

ぜひ、朗読版と完全版、それぞれの形で『舞い降りた天使』の世界をお楽しみください。


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朗読……夏川葉子

イメージング……もりもり

録音・編集……たりお

演出……有馬優美子

音響制作……Moon Magic


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著作権について

本作品および朗読音源は、著作権法によって保護されています。

作品本文、朗読音源、文章、設定等の無断転載・無断複製・無断配布・無断公開・無断利用はご遠慮ください。

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サマリー

栗原は徳永さんと二人きりでランチをしようと休憩室に向かうが、徳永さんはまだ席にいた。栗原は徳永さんの手を握り休憩室へ連れて行く。徳永さんが持ってきた弁当は、夫が食べなかった昨日の残り物だった。栗原は徳永さんを元気づけ、ランチに誘うことを提案する。

休憩室での待ち合わせ
笑顔の君が 第2章第3話
11時50分 俺は約束の時間よりも早くテイクアウトのホットサンドとミルクティーを持って休憩室に到着した
ちゃんと徳永さんと約束したわけではないんだけど 徳永さんが返信してくれなかった理由は俺と二人きりになるのを迷っているからだろう
旦那さんが帰ってきたとかそういう理由だったら 今朝だってメールできたはずだし
警戒されてんのかな俺 あ
12時だ よし
お出迎えするか 臆病な徳永さんはここまで来られないかもしれないもんな
それから俺は休憩室のドアを開けて誰もいない廊下を歩き 徳永さんの席へと向かった
すると案の定 徳永さんはお弁当らしき袋をデスクに置いたまままだ席に座っていた
徳永さん遅いじゃないですか待ってたんですよ あ
あの 何か言いたげだけど徳永さんはそれを言葉にできないでいた
当たり前だよな 二人でランチの約束してたとかきっと誰にも知られたくないんだろうし
徳永さんのシステム構築法を教えてくれる約束じゃないですか 早くしないと時間なくなりますよさあ早く
えっ あげた
焦る徳永さんはまだ迷ってるみたいだったけど俺は 休憩室打ち合わせに使いますんで
と仕事している数人のスタッフに声をかけながら 徳永さんの手を握った急いで
はい 恥ずかしそうに少し俯いたまま俺に手を引かれる徳永さんは年上なのに妙に可愛いらしい
本当 手が焼けるお姉さんだ
手を繋いで休憩室へ
あ あの栗原くん
って 廊下に出てやっと喋ったと思ったら手を離せと
なんでそんなに手を触られるの嫌なんだよ 手が何
な何ってもう話して 嫌です
えっ でも
徳永さんが焦れば焦るほどから買いたくなる メール返してくれなかったから俺怒ってるんですから
あ ごめんねあれは
いいです とにかく座ってください
休憩室に入り手を繋いだまま わざとふてくされた顔でそう言うと
徳永さんはちょっと泣きそうな顔で うん
と 小さく返事をした
ごめん やりすぎた
えっ 昨日の仕返し
俺返信ずっと待ってたんですから けど
本当は怒ってなんかないですよ 安心してください
よかった 徳永さんはほっとしたようにそうつぶやいて手に持っていたお弁当らしき袋をテーブルに置いた
徳永さんの弁当と提案
何ですかそれ もしかしてお弁当
うん 栗原君いないかもって思って
俺いたじゃん なのにここまで持ってきたんですか
あ えっと
気づいたら持ってたみたい いつもおとなしく仕事をしている徳永さんだけど案外うっかりなところもあるんだと思うと
俺はますます親近感が湧いた さて
どうします 俺は買ってきたサンドイッチを弁当の横に置いて
徳永さんの顔を覗き込んだ けど
せっかく持ってきた弁当が無駄になるのも嫌なんだよなぁ あお弁当はいいの残り物だし捨てちゃっても
徳永さんはそう言いながら持ってきてしまった弁当を隣の空いている椅子の上に置いて 弁当を俺の視界から外した
もったいないじゃん いいの
食べたくない そう言いながら徳永さんは表情を少し曇らせた
あれ なんか元気ないね
そんなことないよ そっか
じゃあ食べましょ時間なくなっちゃうし
うん 本当は元気ないくせにそうやって元気なフリするとこ俺の想像通りだ
それから 俺の想像だとその弁当は昨日せっかく作ったのに旦那さんが食べてくれ
なかった晩飯の残り とか
だから食べたくない 見たくもない
とか ねえ徳永さん
何 やっぱ俺思うんだけどさ
ランチの約束と栗原の心情
うん ランチは外に出かけた方が良くないですか
ランチの誘いは今日だけだと思ったのか 徳永さんは驚いた顔で俺に視線を合わせた
2人っきりで休憩室使ってるより良くないですか 徳永さん俺と二人きりになるのをみんなに見られたくないみたいだし
そ それはそうだけどでも
まだ徳永さんは何か話したそうだったけど俺は言葉を被せるようにしてその言葉を 遮った
じゃあ決まり 毎日じゃなくていいですよたまにランチ行きましょう
俺誘いますから あ
徳永さんが誘ってくれたらめっちゃ嬉しいけど あのあのね
どこからどう質問したらいいのかわからない感じで焦る徳永さんは本当に見てるだけで癒される っていうかもっとからかいたくなる
けどあんまりからかってんのもかわいそうだよな この人はきっとすごく素直な人なんだ
だからからかえすぎると悲しそうな顔をする 悲しそうな顔は俺見たくないから
メールって嫌なんですよ えっ
話したいこといっぱいあるのにさ文字だとちょっとしかやりとりできなくて 徳永さんは桜ちゃんも旦那さんもいるから電話とかもできない感じですよね
仕事終わってお茶もできないしさ だったらランチしかないじゃん
あれ 俺どうした
ちょっと拗ねた言い方になってしまったことに俺は自分で驚いていた 徳永さんが年上だからか
いやいや こんなに壊れそうな人を相手に拗ねてどうすんだよ
それは
そうなんだけど あ
それとも曜日決める 火曜と金曜はランチ行くとか
火曜と金曜都合悪い あれ
俺なんで週2回もランチに行こうとしてるんだ
いや悪いわけじゃん じゃあ次は金曜で
あ 金曜って
明日じゃん そう言いながら俺は
なぜか浮かれていた どうしたんだよ 俺
第2章第3話 朗読 木下真由美
09:58

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