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2015-11-03

第173回「2つのマーケティング戦略:プロダクトアウトとマーケットイン」

小規模企業のマーケティング戦略は、必ずマーケットインで行いましょう。


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経営コンサルタント 中井隆栄の 幸せな成功者育成塾
ポッドキャスト 経営コンサルタント 中井隆栄の 幸せな成功者育成塾では、
農科学・心理学とマーケティングを活用した独自のノウハウで、
ビジネスと人生のバランスの取れた幸せな成功の実現をお手伝いします。
この番組は、経営コンサルタントであり、幸せな成功者育成塾、塾長の中井隆栄がお届けします。
皆さん、こんにちは。中井隆栄です。
この番組では、私がこれまでに800人以上の経営者の経営相談・人生相談に応えてきた中で、
確実に成果を挙げた、ビジネスと人生のバランスの取れた幸せな成功を実現するためのノウハウをベースにして、
リスナーの皆さんや、熟成の皆さんからの質問に、私のオフィスやスタジオ、セミナー会場などから直接お答えします。
リスナーの皆さん、こんにちは。経営コンサルタントの中井隆栄です。
今日はですね、品川のオフィスの方から、2つのマーケティング戦略、プロダクトアウトとマーケットインの違いというお話をしたいと思います。
マーケティングにはですね、大きく分けて2つの方法、プロダクトアウトとマーケットインというね、2つの戦略があります。
プロダクトアウトというのは、新商品を開発して、それをマーケティングコストをかけて広めていって、拡散をしていくと。
これはもう資本のある大企業向きのですね、戦略ですよね。資本がないと新商品開発できないし、それから全く新しい世の中にないものを売るわけですから、
それを知らしめるのはものすごくコストと手間がかかりますよね。
なので、個人事業主や小規模企業には向きません。
大企業は資本があるので、このプロダクトアウトという方法が有効で、できるだけ単価を安くして、
多くの数ね、多くの人に、日本全国つつ裏裏ですね、お年寄りから子供さんまで売れたら一番大ヒット商品になるということで、
こういった戦略をプロダクトアウトと言います。
一方ですね、個人事業主や小規模企業の経営者は、それだけのマーケティングコストがね、例えば新商品開発するのもお金かかるし、
それをマーケティングにかけて宣伝をしたり、プロモーションをしたりするのはもっとね、何十億とか、
ひょっとしたら何百億の単位のお金がいるので、もう絶対できないですよね。
我々、小規模企業や個人事業主はですね、このマーケットインというね、こういう戦略を取っていきます。
マーケットインはどういうふうにやっていくかっていう話の前に、まずプロダクトアウトの成功例を少し話をしたいと思うんですけど、
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プロダクトアウト、大企業向きのマーケティングはですね、どういう順番でマーケティングをね、やっていくかっていうと、
まずコンセプト立案、その商品やサービスね、商品の場合が多いですけど、コンセプトを立案して、
そしてそのターゲットになる人たちをリサーチをして、そして商品開発をすると。
そしてマーケティングの戦略を組み立てて、最終的にセールスプロモーションを行って、全国で展開をしていくというこういう方法です。
具体的にはね、今日は成功例でいきましょうか。成功例でいうと、ポテトチップスのじゃがりこってあるじゃないですか。
カップの中にポテトチップの棒状のやつが入っているやつね。あれの開発のたまたまテレビで見たんですけど、
お菓子のですね、新商品の開発の担当者がコンビニで売れる商品を、新しい商品を開発しろという会社の命令で、
コンビニをずっと毎日毎日見てたわけですよね。
いろんなコンビニに行って、そのお客さんの様子を見ていたら、女子中学生とか女子高生が学校の帰りにちょっと寄ってお菓子を買っていくっていうのが、
一番大量にお菓子が出ているというのをリサーチすることによって発見したんですね。
コンセプト立案という一番初めの部分がコンビニで売れるお菓子を商品開発するがコンセプトで、ターゲットのリサーチが女子中学生ということで、
その女子高生たちが何を買っていたかというと、ポテトチップスが多かったんですよ。
それでその開発担当者が、今度は本当のリサーチですよね。
その女子高生とか女子中学生にポテトチップスを買って何か不具合がないですかというのを聞いたら、
一つ声があったのが、量が多すぎて一回で食べきれない。
食べきれないのでカバンの中に入れて持って帰ると。
そうするとポテトチップスがカバンの中で電車乗ったりバス乗ったりするので割れると。
家に帰った時に残りを食べようと思ったらポテトチップスが原型をとどめていなくていっぱい割れてて食べにくいという声が多かったんですね。
そこで商品開発の担当の人がまず量を減らそうと。
少ない量で食べきりでコンビニから駅へ向かう間に、もしくはコンビニでたまっておしゃべりしながら食べている間に食べきれる量に絞ろうと。
それから割れないための工夫として紙のカップに入れて棒状にしてというのを考えたんですね。
そうするとそれがすごく大ヒットして、マーケティングにそういう新しいタイプのポテトチップスということでコンビニに。
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そういう触れ込みでどんどん流したらどんどん売れていって。
さらにそれをプロモーションをかけて新商品なのでということでやっていた結果、大ヒットしてポテトチップスの定番でどのコンビニに行っても必ずじゃがりこ置いてますよねという風になった。
これがプロダクトアウトということなんですね。
我々は何度も言いますがそんなにお金をかけられないので、多分試作品もむちゃくちゃたくさん作っているだろうし、紙のパックを作るにしてもポテトチップの今までだったら薄いペラっとしたやつを棒状の形にするのもすごい技術がいるし、
多分そのためのラインも入れないといけないというとものすごいお金がかかっているじゃないですか。
それは無理なのでどういう風にやっていくかというマーケットインの考え方を説明したいと思います。
まず順番から言いますと、マーケットインはパーフェクトカスタマー、理想の顧客の絞り込み、これが一番です。
リサーチ、ニーズとウォンツー、これはパーフェクトカスタマーが持っているニーズ、必然的な悩み、もしくはウォンツー、欲求ですね。
これを徹底的に調査をします。アンケートやヒアリングで調査をします。
そして初めてここでコンセプト立案。こういう人がこういうことで悩んでいると。
それを解決するための商品やサービスを作ろうということですよね。
それからそれをマーケティング戦略を考えてセールスプロモーションを行っていくと。
実際問題は一番理想なのは商品開発はもう最後の最後なんですよね。
マーケティングをやりながら再度リサーチをして、プロモーションをかけながら再度アンケートをとってみたいなのをやりながら、
商品をある程度コンセプト立案した時点で作り上げておくんですけど、それが80点くらいの商品を作り上げておいて、
マーケティングの活動とセールスプロモーションの活動をやっている間にどんどんブラッシュアップして、
最終的にはセールスプロモーションが終わって、その商品やサービスが売れたと。
売れた時に最終納品とか完成で、その後納品になるみたいな、そんなイメージですかね。
私自身もビジネスパートナーの北野哲正さんと、成功週間完全インストールプログラムというウェブの教材を打った時そうしたんですけども、
ウェビナーという手法で、ウェブでセミナーをやりながらプロモーションをかけて、
こういう商品、商材なんで、こういう方にこういうふうにお役に立つ商材なんで、
ぜひセミナーを見て興味持った方は買ってくださいねっていうお話をする中で、
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どんどんアンケートが自動的に取れる仕組みになっていて、
セミナーをやる前にもアンケートを取りますし、セミナーの最中にもアンケートを取ったり質問を受けたりしていくんですね。
実際、1回目のウェビナーをやった時点では商品の開発っていうのは、大体8割ぐらい。
素材は全部ビデオにも撮ってあったんですけど、その声を聞いて編集する時に、
この部分を強調したりテロップを入れたりとか、もしくはここはあんまりニーズがないみたいな、ちょっとカットしようみたいな、
ウェビナーが終わって、販売が終わってからですね、編集をかけて、実際は1週間後に公開をするということでやったんですけれども、
そのように我々、小規模企業や個人事業主は圧倒的に大企業と比べて、プロモーションにコストが使えないので、
マーケットインという手法、これは全てパーフェクトカスタマー、理想のお客様を絞り込んで決めるところから始まります。
この人たちの悩みは何なのか、この人たちの望みは何なのかというところを徹底的に調査して、
それを解決できる商品やサービスを作ると、そしてそれをマーケティング活動とセールスプロモーション活動に乗せていって、
最終的に完全な商品を作って収めていくというこの方法がリスクもないし、それから実際にパーフェクトカスタマーのご要望にも応えられるし、
それから商品サービスの完成度も高められるということですので、ぜひこちらの方法で何か皆さんが新しい商品を開発しようというときに、
必ずマーケットインという方法を意識して開発をしていただければ失敗することがかなり確率的に失敗の確率が減ると思いますので、
もちろんいきなり100点満点の商品ができるかどうかというのはまた別問題で、
やっぱりいきなり100点は取れないと思うので、80点ぐらいから始めてもらって、
実際に売りながらブラッシュアップをしていって、どんどん精度を高めていくということにはなると思いますけれども、
外れる確率はかなりこれで回避できると思いますので、しっかりマーケットインの考え方でマーケティング戦略を練っていただけたらなというふうに思います。
今日は品川のオフィスから2つのマーケティング戦略、プロダクトアウトとマーケットインの違いというお話をさせていただきました。
今日も最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
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