1. 『幸せな成功者』育成塾
  2. 第214回「加藤茂が訊く!経営の..
2016-09-14

第214回「加藤茂が訊く!経営のリアル(後編)」

会計士の加藤茂さんが開始したポッドキャスト番組「加藤茂が訊く!経営のリアル」に出演た後編です。コンサルタントとして何をしているかお話しています。


00:03
経営コンサルタント 中井隆栄の
幸せな成功者育成塾
この番組では、18歳で起業し、6社の社長を歴任した実業家出身の経営コンサルタントであり、
自ら経営塾を主催する中井隆栄が、これまでに1200人以上の経営者の方々の経営相談・人生相談に応えてきた
農科学・心理学とマーケティングを活用した独自のノウハウで、
ビジネスと人生のバランスの取れた幸せな成功の実現をお手伝いします。
前半では、私のなぜ飲食から始めて不動産に行って、そして経営コンサルタントになったのかという話を
インタビューしていただいたんですが、後半は本当に、そんなコンサルタントとして
中井隆栄はどういうことをやっているか、どういうことを考えているかということを中心に
インタビューを聞いていただきましたので、ぜひ皆さんにもシェアをしたいと思います。
それでは、後半よろしくお願いします。
実践をされている中で、知識も含めて、理論が構築されてくるわけですよね。
熟成されているというか。
だったら、これも経営コンサルタントとしてやっていこうと思われた何かきっかけみたいなものはありますか。
思ったのは、ある時気づいたんですけど、自分に拡大志向がないんですよ。
拡大志向がない。
例えば、お店をもっと12店舗あって100店舗にしたいとか、売り上げを100億円にしたいとか、全くなくて。
それはどっちかというと、個人まで自分の思い通りのお店をこだわってやりたいという思考が強くて。
そうすると楽しいんだけど、あんまり利益は出ないんですね。
こだわるとこだわればこだわろうと。楽しいですけどね。
でも会社としてはスタッフもたくさんいるし、そればっかりにこだわっているとボーナスも出せないしみたいなことになるんで。
いろいろ組み合わせてやってはいたんですけど、ある時、自分の中に拡大意識がないということを気づいて。
しばらく経ってから、どんどん現場を離れていかないといけないじゃないですか。
初めは本当に現場のウェイターから始まったんですけど、社長で400人もスタッフいるんで。
そうすると、中江さんに会いに来たのにお店にいない。寂しいみたいな。
そういう元々の常連さんの声が日本とかで上がってきたりとか、直接メール来たりとか。
03:05
あとは自分の店にたまに行くと、アルバイトの人は僕の音を知らないので、
おはようございますじゃなくて、いらっしゃいませなんですよ。
はいはい、そうなりますよね。
これね、すごくサーリーマーケットの時に覚えているんですけど、週に1回朝礼があってね。
僕はアルファキュービックという会社に勤めてたんですけど、本社で朝礼があって、
社長からずっといろいろな部長が朝喋るんですけどね。
その時に、当時ね、社員が600人くらいの会社だったんですよ。
社長が今日はちょっと悲しいと。
なぜかというと、自分のところの直営店に入って行ったら、いらっしゃいませって言われたと。
そのことが。
いくらなんでも。ちょっとね、予想のお店だったらね。
フランチャイズ店だったら、直営店で2個しかないんですよ。
いらっしゃいませって言われたと。
ちょっと悲しいと。
やっぱり大きくなるっていうのがある。自分はいいと思ってたけど、弊害もあるんだなみたいな。
だから今からもう1回初心に戻って、ちょっと細かいところからきっちりやりましょうみたいなのを社長が言ってたんですよ。
それすんごい思い出して。
本当に。
20年くらい前の話が。
本当にそれをフラッシュバックして、そうかと。うちもそういう風になってるんだって思った時に、どうしようと思って。
そもそも拡大しようがないので、どっちかというと縮小する方法にして、自分のやりたいことだけに集約をしていこうという時に、その分時間が余るじゃないですか。
不動産が軌道に乗ってきたんで、どちらかというと不動産に手を取られてる間に、ちょっと僕と飲食店の間の距離が、ちょっと規剥に関係がなくて。
戻ろうかなと思った時に、そういう風になってたんで、新しい道を模索した方がいいかなっていうのと、
あとは自分自身が残りの人生、あと何年働けるとか考えるじゃないですか。
その時に、僕が会社を大きくして世の中に影響を与える、僕がコンサルとして、他の会社のお手伝いをして、
そこが大きな価値を提供して売り上げて大きくなってっていう方が、トータルとして僕が関われる規模は圧倒的に大きいなと思ったんです。
なるほど。
どっちかというとそれが向いてるなっていう。
なるほど、そういうことだったんですね。それを思われたのは、いくつの頃だったんですか?
だから、36、7、8ぐらいですかね。
そうなんですか。
その辺をずっと考えてました。
なるほど。でも、経営コンサルタントでいくぞっていう風に考えられたのが。
06:00
いくぞっていうのはもう40年ぐらい。
40年ぐらい。で、もう今54年になりました。
54年になりました。
でも、やっぱり実際やってみると、その経営者の方に経営のノウハウ、一番大切なところを教えられていたわけですから、今中井塾で何名いらっしゃいますか?
900人ぐらいですね。
900人ですね。ということは、中井先生の規模とまではいかないですけど、900倍の経営に関わると、
そういう規模の大きさの方が、40の経営コンサルタントになる頃には関わり方がすごく大きいなと。
そういうビジョンみたいなものが見えたんですか?
そうですね。
本当に?もう数百倍になるよと。
そういうイメージはあったわけですか?
ありましたね。
すごいですね。
何百人の人と一緒にいろんなことをやっていたので、そのスケール感みたいなのが、これ自分ではもう無理だと思ったので。
でも逆にそういう立場であれば、いけるなみたいな。
全身でシミュレーションゲームなんで。
そうですよね。経営アドバイスされるときには、一番いいフィードバックをもらえる練習の場になりますよね。
あくまで実践の方なんですよね、中井先生はね。
やっぱりそれは一番大切ですよね。
はい。実践も大事だし、それを体系的にっていうところをコンテンツ化しないと人に伝えられないんで。
そうですよね。
再現性大事じゃないですか。プロ野球でいうと、すごく打てるバッターがコーチになるかってならないじゃないですか。
あれと一緒で。だからやっぱりコーチになる人ってだいたい二軍から上がってきて苦労して苦労して。
いろんなことやってみて、自分のバッティングを掴んで最後一軍のレギュラーぐらいで終わったぐらいの人になるじゃないですか。
周囲出されとくとかホームランをとるような人、なかなかならないじゃないですか。
そうですよね。特に名監督とかっていうのは割とそういう人多いですよね。
多いですよね。だから自分ができるっていうこととそれを人に伝えられるというのが全く別のスキルなんで。
その二つできるということ。それをさらに僕は体系的というのが好きなんで。
部分だけっていうのはあんまり個人的に好きじゃないんですよ。
それが悪いという意味じゃないですか。
例えばマーケティングのコンサルタントとかセールスのコンサルタントとか集客のコンサルタントとかいろいろあるじゃないですか。
組織コンサルタント。それずっとやられて価値のあることだと思うんですけど。
僕は初めから経営者をやってたんで、トータルでないとやった感がないというか。
経営って掛け算なんで、どっかゼロ掛かるとゼロになるじゃないですか。
10×10×10×10×10×ゼロはゼロなんですよ。
09:02
ゼロが一つもないように少なくとも1、全部のパートが1以上でいって、
どっか一つにできたら全部2倍になるわけじゃないですか。
そういう考え方なので、それは初めから経営者がやってたからでしょうね。
なるほどね。もうその感覚で何かがゼロになってしまうと全て回らないというのが身に染み始めてるんですよね。
最初のベースの思考回路としてあるからね。
でも本当に経営者からなんですか。それとも体系好きとか、子供の頃には何かそういう方がみたいなものってありました?
子供の頃は好き嫌いがすごくはっきりしてて、興味のあるとないがはっきりしてて。
ないことは本当にないんですよ。
例えば小学校の時にみんながおもちゃとかゲームに夢中になって興味なかったり、人気のテレビ番組とか全然興味なかったり。
そういう、自分の興味のあるものしか本当に興味ないって人に全然合わさってない。
面白かったのが、昔ね、今でもあるんですけど、人生ゲームってボードゲームとモノポリっていうのがありましたよね。
僕は人生ゲームが流行ってたんですけど、あれが嫌いで、最後の最後にルーレット回して、億万長者か貧乏農場かっていう選択肢で、
今まで頑張ってきたことが全部パーになって貧乏農場に行くリスクが半分じゃないですか。
今までの俺の時間と労力は何なのかっていうのがあれまで嫌いだったんです。
僕はモノポリ派で、モノポリばっかりやってたんですよ。
そしたらちょっとモノポリの部分もやって、モノポリはちょっと難しいんで。
僕が小学校4年生の時に、同級生ではなかなかやるやつがいなくて、5年生、6年生って上のお兄ちゃんとの家に行ったらちょっと頭使うじゃないですか。
それにハマって、来る日も来る日もモノポリを研究して、家で買ってもらって。
自分一人でやって研究して。
その時に2つのルールを、法則を見つけたんですよ。
1つは、交換すればするほど価値が上がってくるんですよ。
交換の回数が大事なんですよ。
とりあえずちょっとでもお金が入ったら買って、次また買い直して。
回数が勝負なんですね。
もう1つがお金がある程度貯まったらインフラを抑えるんですよ、発言でしょとか。
っていうセオリーがあるんですね。
それを僕が小学校4年生の時に発見して、こうやったら勝てるんだって。
12:00
そこからもう無敵になりました。
小学校4年生の時に5年生、6年生とかやって、もう無敵の王者、キングって呼ばれたんですよ。
キングもモノポリで。
キングって呼ばれたんですよ。
でもモノポリって経営に役に立ちますよね。
役に立ちますよね。あれよくできてますよね。
よくできてますよね。
でも確かにね、そういう思考回路のベースっていうのは子供の子に出来上がってくるんですかね。
うちは商売で、おじいちゃんが不動産やって、親父が飲食やって。
よく家の中で親父とおじいちゃん喧嘩してましたけどね。
お父様とおじい様。
なるほど。
その時に初代と二代目の関係が既にあったわけですね。
本当によく喧嘩してました。会社のこと。
会社のこと。家の中で。
家の中でね。
お墓参りに、おばあちゃんがすごいご先祖さんを大事にする人で、毎朝お経をあげるみたいな人だったんですけど。
その関係でね、お墓参りにしょっちゅう行くんですよね。
行くんですね。
お盆と正月とお彼岸二回と、おじいちゃん、親父とおじいちゃんがメインに行く。
五回行くんで、二ヶ月一回。
必ず家族全員揃って行ってお参りして、その後食事して帰ってくるっていうのが、子供の時ずっとだから二ヶ月一回。
はいはい。かなりの頻度で。
その時に大体仕事の話になって、親父とおじいちゃんが揉めて。
お墓参り終わったら会食か何かですかね。
はいはい。
その時に大体おばあちゃんとお袋が間に入って、子供の行く前に仕事の話はやめてよみたいなんで、治まるみたいな。
へー。
じゃあずっとそういう葛藤味というか、逆にでもちょっとその口論みたいなものかもしれませんけど、
言ってることは両方とも多分経営の大事な部分をおっしゃってるわけだから、それだけでもひょっとしたら耳がくもんでいいかもしれませんね。
かもしれませんね。
うーん。
そっちを喧嘩してましたね。僕の印象の方だけかもしれません。
そういうのも家族で見たことがあんまりないからね。
親父とお袋が喧嘩するときはよくありますけど、親子二代に渡ってね、喧嘩される。
ご商売のことって、商家とかではなかったものですからね。見たことないんですけど。
でもやっぱり二代目三代目の方は大体見てらっしゃるから、
事業商権の時には当然そういうぶつかり合いがあるのは当然というよりは当然なんでしょうね。
15:01
そういうのを乗り越えていくという感じですかね。
でもその、前々からその中で一番不思議だったのは、経営コンサルタントに移られる時のビジョンがね、どうしてそうだったのかなと思ってたんですよね。
だって経営順調にいかれてるわけじゃないですか。
40代になって、得意とはいえ、逆にさっきのモノポリの話じゃないですけど、お店とか不動産業のベースとかもうある状態じゃないですか。
ある状態なのに経営コンサルタントの場合は、得意とはいえ、全くゼロベースから始まるじゃないですか。
ゼロベースから始まるという不安とかなかったんですか。
そうはなかったですね。
なんていうんですかね。
例えば東京に就職しに行って、ほとんどコネもなく行ってですね、アルファキュービックに行きたくて。
紹介はしてもらったんですけど、結局面接、5次面接まで行って最後は取ってもらったんですけど。
それもゼロから誰も知らないところでスタートで、そこでセールスプロモーションをやってたんですけど。
セールスプロモーションとしてもナンバーワンに開始になりました。
また京都に帰ってきて、JCで、親父はJCに入ってなかったので、誰も知らないところに入って、
そこから10年かかりましたけど、理事長までになりましたからね。
ゼロベースから作り上げていくっていうのは割と好きみたいですね。
どっちかというとイメージもすぐできる感じだったんですか?
イメージもすぐできるというか、イメージできるところまではさすがにいってなかったですけど、
でもうまくいかないなという感じはなかったですね。
どのくらいの規模になるかというのもイメージできなかったですけど、
普通にやってたらそこそこうまくいくだろうというのは初めからありましたね。
あの頃の経営コンサルタントというのは、例えば船井創紀とか田辺コンサルタントとか、
その一つの会社の人が社員としての経営コンサルタントがいてというイメージがありましたけど、
独立の経営コンサルタントというのはあまりイメージがなかった頃じゃないですか?
そうですね。神田さんが出てきてたので、神田正宗さんがマーケティングコンサルタントという、
ポジショニングで出てきて、アメリカから持ってきた最新のダイレクトレスポンスマーケティングという切り口で出てきて、
個人でもここまでいけるんだというのはありましたね。
神田さんのセミナーも受けてたので、神田さんのコンサルタント養成セミナーとなって、
2日間の、12時間、12時間、24時間のセミナーがあって、
18:02
それは出ましたからね。
それが出た時に、コンサルのある程度のポイントとか、このスキルがあったら、
あとは船井創権とかチームコンサルとか、あれはちゃんとマニュアルがしっかりしてるんですけど、
それじゃなくても、結果そこそこ出せるなというのは、神田さんのコンサル養成ボーダーを受けた時には思ったので、
その時には、どっちかというと、マーケティングよりもコーチングとかNLPとか、
そういうのが本当に日本に入ってきて、広がり始めている頃だったので、
結局、自分は経営者をずっと長くやってたので、経営者のマインドが大きく影響する、経営に対してするというのが分かったので、
コーチングとNLPがあれば、そのマインドはしっかりケアもできるし、
本当にその人が潜在的に望んでいることを引き出してきたり、それを目標設定したりとかできるなというのは分かったので、
そんな不安はなかったですね。
なるほど。自分の今までの経験と知識、単独のコンサルタントのマーケットがちょうど開く頃、
そこに自分の経験と知識をぶつけていけば、マーケットとしては成立していくなというイメージですね。
なるほど。
ちょうどその時に、神田さんが星占いのライブ先生の、何年からどうなって、何年からどうなってというやつをやられていて、
その僕がセミナーを受けた4年か5年以内にコンサル業界に参入したら、もうそれだけで勝ち組みたいな。
すごい力説してて、そうか、じゃあ俺来年から始めたら間に合うな、余裕で間に合うなと思ったんです。全然根拠ないですけど。
でもきっかけってそういうことはありますよね。
でもそこから本当にそういうふうに神田さんとか小坂さんとか、あと本田健さんとか、ああいう人たちがどんどん個人の組織も何にも持たない。
神田さんにしてももともと一人でやってて、当時でも社員ゼロでアシスタントのアルバイトの女の子3人ぐらいであれだけの規模の事業をやられてましたので、
本田健も本田さんのところも社員ゼロでアルバイトのボランティアスタントで運営してましたからね。
これでいけるんだみたいな、こういう個人のレベルでこれだけの事業のスケールができて、
21:05
しかも運営も自分のファンの人、教え子ファンの人だけを使ったらローコストだし、みんな理解してくれてるから早いじゃないですか。
教育しなくていいんで、このモデルは楽だなと思ったんですよね。
でもまあ確かにその通りになりましたよね。
そこで入って経営コンサルタントで、愛宿でこれだけ大きくなったわけですよね。
ウルナインの先生が当たってたのか、そもそもそういうのがあったからなと思いますけどね。
いかがだったでしょうか。加藤茂の経営のリアル、インタビューしていただいたということなんですけども。
加藤さんはインタビューが上手なんで、どんどん喋っているうちに、もともと仲良くさせていただいているというのもあるんですけど、
本当にうちのオフィスでアットホームな感じで色々と聞いていただいて、
普段私が話をしないような話やエピソードも聞き足していただいて、本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。
是非加藤茂の経営のリアル、いろんな方、いろんな経営者の本当のリアルな経営の声をインタビューしていくという番組ですので、
リスナーの皆さんもぜひお聞きいただけたらなと思います。どうもありがとうございました。
仲井高芳経営塾幸せな成功者育成6ヶ月間ライブコースに関する情報は、ホームページをご覧ください。
ではまたお見にかかりましょう。

コメント

スクロール