1. 映画の感想をふたりでダラダラ喋るやつ
  2. #16『グリーンブック』の感想..
2021-11-27 39:53

#16『グリーンブック』の感想をふたりでダラダラ喋ったやつ

「ケンタッキーでフライドチキンだ!」

00:01
良かったね。
良かった。
どの辺が?
良いものを見たな。
そうね。
トニーとドクの距離感が良いのよ。
終始。
もっと友情でございますみたいなベタベタした物語になるのかと思ったら、
そうじゃなかったっていうのがまず良かったな。
あと、全体的に人種差別はダメだよみたいな強いメッセージ性とかが込められてると思ったら、
そうでもないというのも非常に良い。
トニーが最初にドクの演奏を聞いて、一発で気に入っちゃってるじゃない。
実際に話なんかもしてて、人格的にもこいつはいいやつだって言って気に入っちゃってて。
だから、黒人差別に行き通ってるっていうよりは、
自分のツレがひどい目にあってるっていうことに対して腹を立ててる。
基本的にはね。
そういうスタンスが良かったな。
道中でトニーが行き通る時の気持ちの動きがあってこと?
いろいろあったよね。
寝室用トイレは使わせてもらえなくて、外の粗末なとこでやれとか。
あと、スーツを試着しようと思ったら困ります。
レストランでもここでは食事させられないからっていうところだよね。
基本的にトニーが起こるのは義憤とかじゃなくて、
単純に俺の気に入ったツレをこんなないがしるに扱いやがって。
みたいなところで怒ってるように俺には見えるんだよね。
最初の映像を見た時点で、
ドクはこいつはすげえヤツだって、すげえピアノ弾きヤツなんだって認めててリスペクトしてるし、
最初の手紙でもこいつは天才だって奥さんに書いてるんですね。
なんせトニーはブロンクス生まれの。
ブロンクス育ち、親父も祖父母もそんなんだよみたいな感じで、
すごい狭い中で口のうまさとおでっぷしとか容量の良さとかでやってきたけど、
あんまりお金も儲けられずみたいなそんな感じだったんだけれども。
対照性が面白いよね。
お金持ちで額があって品もいい。
黒人のピアニスト。
一方で額もなくそれほど頭も良くなく、
ただバウンサーとかやるぐらいおでっぷしはあって柄は悪いというキャラクターの組み合わせだよね。
03:03
よくあるデコボココンビ同中のお話だけれども、
組み合わせ的にすごいコメディになりそうなところなんだけれども、
そういう風に持っていかないよね。
デコボココンビのロードムービーってコメディになりがちじゃない?
あんまりよく知らないんだけれども、
道中さ、ニューヨークから目的地までどんどん南に向かって進むに従ってさ、
たびたび起こる人種差別の程度がどんどん繰り上がっていくじゃないですか。
なんだけどありのままその地域で起こっていることに対して、
その時の都に届くがそれぞれその時の心境で心から動くんだよね。
それが無理やり差別はいけませんよって仕立てるんじゃなくて、
こういうことが起こっているっていうエピソードが。
心の動きと行動がすごく納得いくというかね、
行動に対してすごく負に落ちる感じがするよね。
プロパガンダ味を感じないというか、
そう、わかるわかる。正しさを押し付けられている感じがしない。
結局トニーっていう人間が粗暴な男だし、
最後まで割とそのまんまなんだけれども、
素晴らしき倫理観に目覚めたわけではないけれども、
でも最後にはすっと口をついて苦手に言うなっていう風に出てくるんだよね。
そういう変わっていく過程がすごく丁寧に描かれているなっていう感じがするよね。
最初は水道工事か何かに来ていた黒人の人が使ったコップをつまんで捨てちゃったっていうようなぐらいなんだけども、
実際にその毒と旅をすることによってっていうか、
割とそこで毒のことをお気に入りになってたよね、トニーは。
ピアノの腕とか手紙とかで…
もうピアノの腕で一発で惚れ込んじゃったっていう感じじゃなかった?
惚れ込んじゃったっていうか…
隣にいた警備の人がどうよみたいな。
あれが俺のボスだぜみたいな感じの顔してたじゃん。
すげーって思ったんだと思うんだよね。
最初面接の時は鼻持ちならない感じだったけれども、
そのコンサートでの演奏を聴いて、
口だけじゃねーなやるじゃねーかよみたいな感じで、
自分の心を震わせるような音楽を奏でるなんてやるじゃねーかみたいな感じで、
どうだこれが俺のボスだぜみたいな感じで、
リスペクトが発生するのいいですよね。
リスペクトなんだね、個人に対する。
そこがコードの全ての厳選になってるっていうところだな、
いいと思ったのは。
すごく素直な動きをするよね、トニーさんは。
06:02
あんまりダサんで動くタイプでもない人ですか、
買収とかされかかっても自分が納得いかなかったら無視したりとか、
自分の心に素直に動く人じゃないですか、
いい意味でも悪い意味でもトニーさんは。
結構人のこと見るじゃないトニーは、
初日の夜にロビーでトリオの他の2人のメンバーが女の人たちと楽しくお酒飲んでるところで、
上で1人で寂しそうにウイスキーを飲んでるところとか見て、
うーんみたいなけげんな顔をしてたりとか、
毎晩飲むの?みたいな感じで言ったりとか、
飲むの手伝ってやろうかって言ってたけどね、
後で毎晩ウイスキーを持ってくるってことの意味が分かるんだよね、
1人で酒場にはいけないから。
かといって、黒人だからといって他の黒人と打ち解けられるかとか、
そういうことも本当の意味で孤独なんだよね。
そう、だから喧嘩した時に雨の中車で降りてって、
自分は一人ぼっちの日がなんだって。
下手に威嚇があって、地位もあるもんだから、
逆にあの時代社会的には仮想に集まりがちだった黒人の人たちとの輪の中に入れないんだよね。
車が演出した時に畑仕事をしてた黒人の人たちがジロジロ見るじゃない?
あれもそこを象徴してたんだよね、考えてみたらね。
だから当時の南部での黒人の扱いっていうのは、
奴隷制は撤廃はされてはいるんだけれども、
それでもこの土地の敷立りだからしょうがないんですとか、
何も考えない、もうそういうもんだからって言って、
それがまだニューヨークにも残ってたってことだよね。
ブロックスってちょっとどこだかわからないんだけれども。
下町みたいな意味合いでよく使われるからそういうところなんだろうね、柄の悪いところ。
そうなのかね。
おじいちゃんはまだイタリア語で喋るし、
イタリア移民で、
普通は黒人の人はそういう差別の対象として、
当然っていう空気の中で生きてきたって、
家族がみんなそうだから、自分の友達とかもそうだから、
疑いなくナスって呼んだりとかね、
あれを疑いもしなかったんだよね。
そこから黒人の人は普通に家の作業とかで出入りするぐらいで、
おじいさんだか誰だかが、
俺の娘を黒人と同じ部屋に一人にさすなみたいなことを言ってたからね、最初ね。
だからニューヨーク北部でもそんな状態なんだから、
南部を旅してるのはどんなに大変なことかっていう話なんだよね。
それを分かって、あえて僕はコードを選んだっていう風に、
09:01
トリオンの他の二人の人が教えてくれるんだよね。
勇気を持たないとって言ったんだけれども、
でもなんかその旅が進んでいくにつれて、
精神的に追い詰められる毒の演奏に出てるんだよね。
その表情とか荒々しくなんか弾いて、
表情がもう本当に結構限界みたいな。
なるほど。
そういうことで最後のレストランでの即興セッションの時のニコニコにつながるわけか。
だんだん追い詰められていったところが、
最終的に黒人さんたちが集まるレストランで、
オンボロピアノで弾くじゃない?
その時にはもう最高の笑顔で弾いてるじゃない?
そこまでのためられていたものが解放されたっていう、
そこまでのピアノの演奏との対局にもなってるわけか、あのシーンは。
最初の頃は落ち着いて、聴いて、
一応客に向けて愛想笑いをするんだよね。ニコーって。
作り笑いみたいな。
いつも笑顔みたいな感じにするんだけれども、
あくまで白人の人が握手とかして寛大してくれるのは、
自分たちが教養人だと思われたいからって言って、
理解した上で、どんどん自ら進んでいこうって、
なんぼに進んでいこうってするんだけれども、
グリーンブックに載ってたおすすめ宿に行っても、
そこは黒人の人ばっかりではあるんだけど、
自分は馴染めなかったりとか、そういう孤独感とかで、
耐えられずに一人でバーに行ったりとかさ、
警察だったらなって捕まっちゃったりとかするんだけれども、
その時点でトニーに一緒にいてくれとか言えるような、
そんな心の開き方もしないんだよね。
雨の中で叫ぶじゃん、さっき君が言ってたけれども、
本当に俺は城の上に住んでる、あれだよって。
そこまで孤独さとか、抱えて抱えてお酒を飲みでもしないと、
とても持たないような辛いのが、
コンサートの度にだんだん表情が観客席に見せないところで、
ピアノに向き合っている時は、
だんだん悲壮になっていく感じがした。
特に警察に捕まったりとか、
ああいう結構ビドイ目にあった孤独感あとは、
聴いた後にクククって顔をしてて、
なんか辛いって見てて辛いってなるんだけど、
最後オレンジなんとかって、
あっちのレストランだったら大丈夫ですよって言って、
行った先では、最初自分の、あれショパンなのかね?
話の流れ的には、私ちょっと曲の名前わかんないんだけど、
12:00
自分のクラシックをぶちかまして、
そしたらお前やるやないけって、
ジャズ版が乗り込んでくるんだよね。
で、音楽バトルが始まるのかな?
あれ、ジャズってさ、
特教セッションやるからね。
サックスとか吹いたら、
お前はどう合わせてくるよ?みたいな、
そういうやり取りみたいな感じじゃないですか。
それをやって、
行ってるうちにだんだんだんだんこう、
場がね、全体が温かくなる。
みんなが盛り上がるような感じで、
本人ももう熱入っちゃったって後で言ってたけど、
腰が浮いて、
本当に観客の方を、
あれがちょっと作り笑いなのか、
心からの笑顔なのかの、
それはもう心から、
だと思いたいよ、が出てた。
楽しいってやっとなんかこう、
初めてあそこで孤独じゃないっていう、
心からの笑いが出てると思うんだ。
同じ黒人の中でね。
その前にも、
トミーに対しては、
時々笑うようになってて、
これで両方打ち解けたんだなって、
俺は思ってたんだけれども、
時々結構本気で笑うようになってきてるのね。
で、その後、
レストランに入れないっていう話で、
もう演奏はキャンセルだって言って、
俺になんとかっていうレストランに行って、
で、そこの演奏で周りの客も、
自分もみんなでにっこにこんで、
盛り上がりっていうところだったじゃないですか。
あれで一人ぼっちの2が当たって、
いうところも、
一瞬では一晩ではあるけれども、
解消されて、その孤独感を、
一時だけでも忘れることができた、
というところだよね。
で、その後トミーを家に送って帰って、
家族に会っててくれよっていう時に、
かなり微妙な顔をしてね、
断るんだよね。
すごく嬉しいっていう気持ちと、
おそらく自分は歓迎されないだろうっていう気持ちが、
多分同居してて、
そこから断って、
で、一回帰って、
寂しい一人ぼっちの城にいるんだよね。
でも最後にトミーの家に入って、
家族たちは一瞬固まるんだけど、
それでも温かく受け入れてくれて、
直前でね、
トミーが2がなんて言うなって言ったところの、
本気を感じてるっていうところもあったと思うんだよね。
あとは奥さんの手紙はありがとうって、
完全に筒抜けだったっていうところも含めて、
すごくいい終わり方だったと思うんだよね。
その勇気を出して、
僕がトミーの家まで来れたっていうことが、
素晴らしい。
それは大きい、本当に。
自分で手土産のシャンパンを持って、
シャンパンなのかな?
お酒を持って、
あれこそ勇気だよね。
そうそうそう。
そうなんだよ。
これは本当によかったね。
あそこのシーンに至るまでに、
15:00
そこまでの旅路で、
本当にそういう信頼関係が築かれてたっていうところが、
わかるね。
だからさ、トミーはさ、
割と乗り越え能力が異常に高い人だから、
トラブルとか起こっても、
その腕を買われたっていうのもあるんだけれども、
精神的にタフだし、
家族も仲間もいるから、
どうにかできる。
額はないけど、品も悪いけど。
なんだけれども、
ドクは人との関係とかさ、
トニーとの関係でもそうなんだけど、
ちょっとしたことでも乗り越えるのに、
ものすごいパワーと勇気を必要とするんだよね。
それは仕方ないよね。
世の中がそういうところでもあるから。
世の中もなんだけど、
だからお兄さんがいるのに、
兄貴は僕の住所知ってるんだみたいな感じで言ってるのに、
自分から連絡をすることはできなかったし、
それだそれだ。
寂しい時は自分から行くんだっていう言葉が、
そのトニー家に最後に行くための原動力になってる。
なるほど。
寂しかったから。
ようやく自分の心に素直になって、正直になって、
勇気を出して、
めっちゃ素敵じゃないですか。
ねー。
寂しいですね。
最後の勇気は一番大きな勇気だったと思うのね。
それの前に、
君ちょっとお手洗いとか行ってたけど、
各シーンの中で見てた?
見てた見てた。
フライドチキン、ケンタッキーで、
フライドチキンがめちゃくちゃ大好きで、
そこ大好き。
バケツで買ったからお前も食えよって。
嫌だって。
グリースが付くって言うんですよね。
えーって言いながらも、
あんな噛んでいて、ガリガリ骨まで食べてて、
次の胸肉もケンタッキーで、
えーって食べてさ、
で、
そこが小っちゃい勇気じゃん。
一緒の。
えーなんか食器内で食べるとか、
ないんだわって。
ないわとか言いつつ、
食べてみたら結構美味いみたいな感じ。
その後、客人のところで、
なんでか知らんが、
一生懸命メニュー考えましたって言って、
そういう理由はよくわからなかったんだけど、
でもそれも普通に手で食べてて、
いや、当時がフライドチキン買うときに、
黒人はこれ大好きだろって、
言ってたから、
一種の差別なのかあれ。
どうなんだろうね。
なんか、
どっかで黒人シェフがよく作ってくれて、
美味かったみたいなことは言ってて。
で、たぶんなんだけど、
そんなに豪華な良い食べ物っていうわけではなくて、
むしろちょっと粗末な食べ物
の類なのかもしれない。
ジャンクフードとして馬鹿にされるような感じ?
だから、
黒人はコース料理なんて食べられないだろうっていう、
馬鹿にしたあれなのかと思った。
ちょっとね、そういうところがあるよね。
だから、
僕ちょっと苦笑いしてた感じがあるもんね。
出てきた時に。
食べるけどって言って、
手で食べてたけど、
18:01
でも直前でケンタッキー食って美味かったし、
まあいいかみたいな感じなのかな?
あれ、たぶん、
タクシーじゃないや。
トニーの車の中でフライドチキン食べてなかったら、
あれですわ。
フライドチキンを用意しました。
のところで、
私は食べないって言ってトラブってたと思うんだよね。
そうかね。
フライドチキン食べた後、
骨を捨てるじゃない?
動きが優雅なんだよね。
ピーンってやって、
その骨の投げる
その骨の投げる
所作が品のある。
あんな品のある骨の捨て方する人は初めて見た。
すごい優雅な動きするんだよね。
恋捨ても優雅って何?
その後、
紙コップ捨てたのは、
拾いなさいって言って、バッグで戻って。
捨てた時の顔も、えーって顔して。
最初は、しばらくは
え?マジ信じられないんだけど?
っていう顔ばっかりだったんだけどね。
そうだね。
だんだんお互い分かってきてる感じがするね。
発音とかも教えるからって言って、
だけども、
トニーの方が
乗り気じゃないって言い上がったから、
最初は外で待ってろって言うんだよね。
最初の演奏会では。
でもその後、
発音の練習とかもさせて、
トニーを会場に連れて行って、
紹介もするという風で、
だんだん内側に
入り込んでくるようになってきている。
そこで、
トニーが露骨な差別の現場を
目にするようになるっていう流れだよね。
だからその、
トニーとドクの
信頼関係が上がるのと、
一緒にその、
ドクの非差別の
部分が見えてくるっていう
構成が上手いのね。
で、まあ、
トニーは割と直情的なタイプだから、
警官とか殴っちゃったり
するんだけれども、
最後の最後では、
ガマンする。
そのレストランの件で、
あれ誰なんだ?
招待した支配人の胸ぐらを掴む。
君がいいって言うなら、
演奏するって言われて、
ガマンしたね。
ガマンができた。
君が言うならば演奏するっていうところで、
もちろん、
演奏しろとは言わない。
こんなところで出るぞっていう。
それでその次のところに行った、
オレンジなんとかだっけ?
人種的に完全にアウェイになる。
アウェイだね。
最初に入ってきた時に、
警察連れてきたの?
そんな
おしゃれな服着てどうしちゃったの?
みたいな感じで、
お姉さんに聞かれるし、
トニーは
チンピラっぽい人に
目つけられたり、
見られたりしてたよね。
異質なんだよね。
白人社会、黒人社会で
明確に
分かれてて、
お互い、異質な感じを
21:01
見てしまうっていう
があるんだよね。
っていうね。
100年で
それなんですよね。
次の100年って言ったら、
2065年。
いや、もう現代で
アンテベラム状態だから。
本当に
この黒人に対する
根強い偏見みたいなのが
いくら経っても
残り続けるんだなって。
そこを
下敷きにした
話ではあるけれども、
差別はいけませんよ
っていうお話じゃないの?
よかったね。
こういうことが
あるのかって言って、
トニーは
いろいろ見方がね、
変わっていくし、
黒人だからって
肌の色で、
ニガとか一袋にして、
言うのはやめろみたいな感じに
変わる。
そうね。
僕が、自分から
孤独から
抜け出す勇気を持って
打つことができたと。
本当に
カタルシスって言うんですかね。
カタルシスなのかね。
なんか見て、
よかったね。
実話に基づく話
とか言ってたんだけれども。
なんかね、
脚本を書いた人が
トニーの息子らしいですよ。
そうなんだ。
まあいいや。
そこは置いといてだ。
演奏旅行の話だったから、
全体的に音楽良かったよね。
最後のクレジットのところに
めちゃくちゃな曲があって、
後でアルバム聴くの楽しみだなって。
スポーティファイに。
実際に本人の曲も
使われてるんじゃないの?
本人の演奏が。
制作共同脚本は
ニック・バレロンガさんです。
バレロンガさん。
ちゃんと発音できないバレロンガさん。
私の本は
イタリアの家系の
フォローから
ついでて、
すごい家族を大事にするっていう
イタリア人のイメージなんだけど。
家族主義って感じのところで、
名前にも誇りを持ってたんだけど、
それだと呼びづらいから
短くしたらって
ドクに言われて
断るつって。
最後まで通すんだけど、
結局
あんまりイタリア人に
馴染みのない人たちなのかね。
南部に向かうに従って、
名前の間違い具合が
すごくなる。
しかも
イタリア人の
男たちは
みんな
イタリア人のオッサンって感じの顔してて
すごいね。
食生活であの体型って感じなのかしら。
ああいう顔になるのかね。
24:01
あの人たちを並べられて
どこの国の人だと思う?
って聞かれたら
イタリアって答えちゃうような顔してたな。
髪型のせいなのかな。
体型っていうのは顔の子さんの雰囲気が
ヨーロッパ人の言い訳なんて
つかないけれども
でもあの人たちの顔は
イタリアって感じがする。
子供がいたじゃん。
2人子供がいて
ちっちゃい方の男の子が
かなり骨の深い
でも脂肪がついてなくて
それが成長していくともれなく
あんな感じになっているのかなって思って。
体型もさ
かなり太い
暑いんだよね。
かっこいいね。
左右もすごいし腕も太いけれども
前後にも分厚いっていう感じだよね。
まさしく
バウンサーって感じの。
ヨジンボ
最初の
ナイトクラブでやってたでしょ。
そんな感じの体型でいいなと思ったね。
ぴったり。
あとは
細々としたところを言うとさ
独のお城の
部屋がすごく
ちょうど品等がいっぱいあってさ
雑多なんだけど
まとまっていて
ああいう感じのお金持ちの部屋のデザイン
作るのすごいなって思いました。
セットね。
そこの中に
最後にトニーが
くすんでいた石が加わるっていうのもまた
いいよね。
あのくすんでいた石さ
ちゃんと戻しなさいって言って
戻してなかったの?
戻したフリをしてたけどその後一回ホテルの部屋で
映ってる。
写真盾に使ってたじゃん。
結局持ってきたんかいって
言って
それがバレてるってことだよね。
バレバレ。
こういう時お守りとかあるといいかもしれないなーって言って
もうしょうがないやつで
バレてたんかいって感じで石を出して
結局それが
独の手元に
ちゃうんだね。
でも本当に
あんだけ豪華な
丁度品のある部屋で
たった一人一人ぼっち
トニーの家族ぐるみでクリスマスの
騒いでる
熱心こもった部屋とは対照的に
住みきった
シーンとした部屋で
お守り石を
ごねごねして
それ見てたらやっぱり寂しくなっちゃったんだね。
寂しいよね。
あと寂しげに一人
自宅に戻るわって言って
支えを断って
自宅に戻っちゃったドクを
その後のトニーがすごい気がかりな感じで
そうなんだよね。
心から
クリスマス
自宅帰ってきたけど
楽しみきれない
どうしたんだよお前
パテされたいとか言ってたんだけど
ラストシーンに
行く流れは非常に良かったね。
どこからどこの範囲?
27:03
トニーが
お家に帰ってからの後
ドクと
トニーのそれぞれのお家の対比と
いまいち乗り切れない
トニー
ちょっと
良い思い出を反芻しながらも
寂しいドク
そこからピンポンってきて
あれドク来たのかなって思ったら
違う客だったっていうところもあって
でもその後ろにドクがいたっていうところ
家族が一瞬固まるけれども
おい皿出せ皿出せって言って
受け入れるところ
で奥さんには手紙のことはバレバレで
ありがとうって言って
抱きつくところ
もう好きがないよね
良さしかない
席を作ってって言ってくれたのも
トニーがちょっと
元気なさそうにしてる
大丈夫とか言ってくれてた人
みんな凍ってる中で
ほらすぐ席用意しなきゃって言って
言ってくれたの
トニーのことをちゃんと大事にしてて
良いなって思った
美術とか
良かったんですよ
最初のナイトクラブの風景からして
オッてなる感じ
良いですよね
1960年の
建築物とか
車とか
良いよね
あの時代にパワーウィンドウ
パワーウィンドウって何?
ボタン一発で
窓がウィーンって下がる
昔の車ってハンドルクルクル回すやつだったよね
あれパワーウィンドウだよね
パワーウィンドウって言うんだ
自動でウィーンって
それ分かんなかったけど
私がちょっと車で感動したのは
ガチャって開けたら
ドアに窓ガラスが
前に向かって斜めに
交差するところの
ちっちゃい三角の
ガラス窓が
ドアについてる
昔乗ったセダン型の車
ちっちゃいさ
中途半端な大きさの窓ガラスってあったわ
懐かしい
前と後ろの窓が
つながって開く
っていうところの
そこを俯瞰で
二人が乗ってる図を捉えるような
構図が結構多くてさ
あれもいい絵だなって思った
よくあんだよね
当時の最高級車だよね
橋の上を
いっぱい車が並んで走ってる中でも
あの形の
すごい車高が低くて
車幅が
車の長さが長くて
スポーツカーみたいなデザインで
あとルリ色っていうか
綺麗なブルーの
音楽会社のレンタカーだとか
言ってたけどさ
めちゃビップの人が乗る車って感じだよね
あとは何か言おうとしてたことは
あ、そうだ
2回目のお巡りさんがいい人でよかったね
あの時ハラハラするよね
また同じ
後しゃぶりの中
30:01
とんでもない目に会ったけど
次この雪の中で
またお巡りさんに後ろから呼び止められて
何かって思ったら
車のパンクを指摘してくれて
あとメリークリスマスって
言って
話してる間も交通整理してくれて
ニューヨークだと
人によって感覚が
結構まちまちなんだよね
だからあそこは
北の方に戻ってきたんだっていうところの
表現なのかなと思う
お巡りさんの対応が変わった
本当人によるんだと思うんだよね
そうね
物語の時点で
トニーとか
おじいちゃんとかは
トニーの友達もそうじゃん
クロナスとか言ったりするけど
奥さんは
工事ありがとう
作業ありがとうって言って
お茶を差し出して
捨てられたコップも
サルベージュして
本当
黒人の人に対する態度が
割と
グラデーションが
ポリコレポリコレ
してなくてよかったよね
ポリコレポリコレ
押し付けられる感じがしなくて
非常によかったです
意外的な力から
心に影響するっていうよりは
お互いの
お互いに対するリスペクトの心から
内的に自発的に
巻き上がってくる
行動の変化の表れだったじゃないですか
そこが一番腑に落ちたんだよね
そうだね
差別はいけないことです直しなさいって言われて
しぶしぶ内心納得がいかずに
直すっていうんじゃなくて
こいつは尊敬できるやつだって言って
それから自分の
怒ろうって言ったらあれだけど
素直な気持ちから
自然に対等になっていく
っていうところが
いいよねって
それを全部
理路整然と説明する
っていうことができずに
良さとか
そういう言葉をできるだけ使わないようにする
っていうのが感想
必死でちょっと
そういう言い方を考えることによって
より深く
味わえるというか
思いつくところはあるよね
感想を言いながら食べるっていうので
映画やら
見た後に
こうやってお話っていう
時間を取ることで
今までって映画とか見て
確かに感動して面白かったんだけど
帰る途中で
良かったね良さ
なんとかかっこよかったね
とかそのぐらいで
流れちゃってたのが
もうちょっとその
何が良かったのかとか
細かく自分の言葉で
外に出して
そういえばこういう
シーンも良さがあったよね
って言うの
とかが
解像度じゃないんだよ
そういうところをさ
喋ってるうちにいろいろ
33:01
つながってくるからね
このところはあのシーンとつながってたんだ
みたいなところがね
確認できるし
より深く
改めて良かったですよね
しみじみ言えるし
多分他の映画見るときにも
効いていくんだよね
そういえばあの映画でも
こんなシーンとか見たことあって
あの時は
表現されてたとか
あの時代の文化の背景
喋ってるうちに
気になったからって言って
前の例えばアンテベラムとかで
ググったもんね
アメリカの地図とかさあんまり開かなかったもん
だから
アメリカの中でも
一つ一つの集が広大でさ
文化背景的に
ざっくり南北でも
こんな価値観の相違とかさ
あったりとかさ
知るってのは大事じゃない?
まあバーっていうか
最後の
ジャズセッションやる前で
ピアノ弾くときにさ
ピアノの上から酒をストンと下ろすの
なんかあれその前に
酒を置きながら演奏するのがなんだかんだみたいな
話してたよね
そこのソファーでさ
ホテルのソファーでさ
初めて二人でウイスキー飲むんだよね
そこで一緒に飲む
初めて一緒に飲み語らうシーンが出てくる
最初に毎日
一本のウイスキーを
用意しろって言った時に
一緒に飲んでやろうか?
いらんいらんみたいな話をしてて
あそこで本当に一緒に飲むと
その時に
ドクがやっぱり
いい笑顔するんですよ
笑顔で語られてるの
そこが良かったね
お酒を傾けてる時は
すごい寂しそうな感じで
一人居心地悪そうに
居場所もない感じで
飲んでたのが
楽しそうに飲むんだよ
そこで本当の笑顔が出てくるし
それでもまだ
孤独な
お城に住んでる
黒人さんだったのが
その後の
レストランでのジャズセッションで
他の黒人さんとも
ノリノリで打ち解けられて
最高に楽しそうな顔をする
当時のクリスマスの
出来所がすごく良かったな
当時のアットホームのクリスマスの雰囲気って
見れたのは美術で
すごい良かったですね
純クリスマスって感じ
今時そこらへんの
街角で見るクリスマスの
ツリーって
ちょっと凝らなきゃって感じで
めちゃめちゃシャレやつになってんじゃないですか
あれがもう普通に
普通のクリスマスって純クリスマス
赤いビロードのリボンとかで
飾ってあってリースがあって
その辺がね
これがクリスマスよって感じの
本場もかつ昔の
素朴さも持ち合わせてる感じ
こういうのが
良いのよって思いながら
昔の
36:01
話っていうところ
言うと
手紙をドックが代わりに
ソランジテルの写してる時に
トニーがロマンチックだな
みたいなことを言いながら
そのまんま出すんかいって
思ったし
奥さんの方もそのまんま
されたのよって涙が出て
それでいいんかいって
すごいロマンチックで
スイーティーな手紙に
感動しちゃうような
そんな素朴な時代だったのかなって
思った
歯が浮くような手紙じゃない?
どっちかっていうと
ちょっとこれ深読みかもしれないんだけど
それであの
ドックが
監修してたってこと
バレバレだったわけで
2人うまくやってきてるんだ
って安心したのが
あったんじゃないかな
そういうところもあるのかもしれないよね
ただそこで涙は
なおかさないと思うんだよね
あそこまで
涙も
なんか今まで
ディアとかシカって書いてて
めちゃめちゃ
バカだったんだけど
あぁ
成長してるみたいな
でもね、その最後の
トニーが自分で書いた手紙を
添削しようとして
読んでみていい手紙だって
って返したとこ、あそこ良かったね
いい手紙だったし
あと
ちょっとあの時ドックの
立場としては
嬉しくもあり寂しくも
あったんじゃないかなって
帰るところのあったかい暖炉で
どうのこうのってさ
あるね、あるね
いいからね
最後一緒の部屋に泊まってさ
なんか
いろいろ話したりとかしてたけどさ
うん
でもなんか
その最後で
修正の友として
交流が続いてたみたいな
ところがね、ヘンニングで書かれてたし
良かったね
あと奥さんが本当に美人だったな
めっちゃ美人だったね
本当に実はだってさ
ノッケに出たにもかかわらず
忘れてたもん、見てる間
最後にあ、そうだった
これ実話だったんだっけって思って
そうね、2013年に亡くなったってんだからね
十分最近まで
うん
後で調べよう
見るたびにね、後でググろうとか
うん
自然に調べちゃうよね
うん
肺気気になるもん
そうなんだよ
ちょっと調べてみると
トニーの人は役者になってる
本物のトニーが
へぇ
役者とな
うん
どこそこの支配人になったとか書かれてたけど
うん、支配人にもなってるし
うん
えっとね
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ゴッドファーザーで俳優デビューを果たして
うーん
それからもね
えっと
2007年くらいまで
テレビドラマとか映画に出てる
なんか支配人になって
その間に培った人脈から
俳優デビューを果たし
みたいな
うん、支配人とは書いてないけど
ナイトグラブに勤めて
うーん
82歳まで
うん
生きて亡くなったと
これさ、クリスマス映画としても良いよね
なんか
最後のクリスマスシーンがね
すごく温かく心に残ったっていう意味で
うん、そうね
折り金虫なんか見てる場合じゃない
いやいやいや
いやいやいや
39:53

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