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サマリー
本エピソードでは、古代中国の史記に記された舜から禹への「禅譲」という究極の引き継ぎについて解説します。血縁関係のない二人の間で、王位の継承に数十年の歳月が費やされた経緯を辿ります。洪水という国難に立ち向かう禹の姿を13年間見守り、その徳を試した舜。効率が重視される現代において、時間と経験を通じて築かれる揺るぎない信頼と、真のリーダーシップの継承の重要性を説いています。
はじめに:史記に学ぶ「究極の引き継ぎ」
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今日は、史記に学ぶ究極の引き継ぎ、
舜から禹へ泥だらけの禅譲というタイトルでお送りします。
先日、メモの整理をしていたんですけども、このような読書メモがあったんです。
夏王朝では、舜から禹へ引き渡されるとき数十年間試された。
その上で初めて祭り事が禹に渡されたのだ。
大器を伝えるということは並大抵のことではない。
そのようなメモでした。
史記を読んだ時のようですね。
そこで今日はこのことについて少し掘り下げてみたいと思います。
引き継ぎということについてですね。
皆さんの職場でも引き継ぎってありますよね。
数日で終わるのもあれば、1ヶ月くらいかかるものもあるんじゃないでしょうか。
でも、古代中国では違ったんです。
一つの大きな役割を次の世代に渡すということのために、
何と数十年も時間をかけたんですよね。
そういう例がありました。
今日は中国最古の王朝とされる歌のお話です。
伝説の西洋とされる春から雨といかにしてバトンが渡されたのか。
しばせんの詩記からね、その思いをしもっておいていきたいと思います。
それで始めていきましょう。
登場人物紹介:伝説の王、舜と禹
ここで2人の登場人物の紹介をします。
西洋と呼ばれた春、
そして若きリーダーの雨です。
2人について少しおさらいをしておきたいと思います。
彼らは古代中国の伝説的な王様で、
理想のリーダーの代名詞ともいえる存在でですね、
よく名前も聞く人たちですよね。
時代はちょうどトップの人柄で国を治める時代から、
血筋で受け継がれる王朝へと変わっていく歴史の大きな転換期だったんです。
まず先代の王である春。
彼は前の王様からその徳の高さを見込まれて、
血のつながりがないのに王位を譲られました。
これを禅条というんですよね。
実は彼は自分をいじめるような家族にすら徹底して尽くし続けたんです。
その並み外れた親孝行と人柄ということが
王に選ばれる最大の決め手となったということです。
そしてその後をついたのが雨ですね。
彼こそが春からバトンを受け取って、
中国最古の王朝とされる夏を建国した新たな時代の創始者なんですよね。
さて話を進めます。
実はこの二人に血のつながりはないんです。
完全にないかというと語弊があるんですよ。
四季の五帝本義とか夏本義によれば、
春も雲も共に伝説の帝王である皇帝、
黄色い帝って書くんですよね。皇帝の血を引く一族だそうです。
雲は皇帝の皇孫、四世孫ですね。
春は皇帝の八世孫とされているというわけで、
親戚関係であると言えなくはないので、
直接の血のつながりがなかったかといえば、
なかったとは言えないのかもしれないんですけど、
親子のような直系の血縁関係による世襲ではなかったと捉えてください。
とはいえもうこれはほとんど他人と言っていいでしょうけどね。
そのほぼ他人の春が雲に喰らいを善状したわけです。
禹の試練:洪水との闘いと30年の献身
春が雲に目をつけたのは理由があります。
それは当時の国を揺るがしていた大問題、つまり洪水です。
激しい雨が降って川が氾濫する。田畑が飲み込まれて人々が家を失っていました。
この巨大な災害を止めるために雲が選ばれたんです。
雲の父親も同じように血水に挑んでいたんですが、
父は失敗してしまうんですよね。
雲は父の失敗という重い背中を見てずっと育っていたもので、
それで自分もまた荒れ狂う川へと向かっていったということになります。
故郷を捨てた30年、泥まみれで勝ち取った徳。
ここからがメモにある数十年の試練ですね。
雲の血水はとにかく徹底していました。
彼は家を出てから一度も自分の家に帰らなかったそうです。
家の門の前を3回通り過ぎたと言われているんですけれども、
中からは子供の泣き声が聞こえてきたはいたけれども、門を全くくぐらなかったと。
目の前の民を救うことの方が自分の使命だと信じていたからだそうですね。
彼は泥にまみれて自分の足の毛がなくなるまで働いたと言われています。
そんな姿を王である春は13年間ずっと見ていたんですね。
そしてこの男は本物だと判断した彼は、
武に直接試練を与えることになるんです。
でも春はすぐに位を譲るということはしなかったんです。
試練はなんと10年以上近く続いたんですね。
技術があるだけでは国は任せられません。
長い年月をかけて武の徳を試したということです。
民が心からこの人についていこうと思うまで試練を続けたということですね。
春が武に位を譲ったのは、
春が治水に関わってから30年の月日が流れていたと言います。
数十年の歳月はその信頼を築くために必要だったわけですね。
大器の継承:犠牲と覚悟が生む信頼
歩き方が変わるほどの犠牲。
大器を通そう方の覚悟。
四季のこのお話を読むと大器を伝えるということは、
並大抵のことではないなと思います。
大器とは大きな器で書くんですよね。
つまり一刻を背負うほどの重たい責任。
武は治水の成功によって絶大な支持を得ました。
でも彼が受け継いだのは名声だけじゃなくて、
過酷な労働と割のない責任ですね。
それも一緒に受け継いでいたわけです。
彼は自分の体を酷使し続けました。
その結果、歩き方まで変わってしまったと言われています。
これは道教の儀式にある特殊な歩法、歩き方ですね。
歩法の右歩というものがあるんですけれども、
右が歩くと書くんですよね。
その右歩の語源となっています。
このことは曹詩とか鑑比詩などで語られているそうです。
それほどの犠牲を払った上で、初めて祭りごとが渡されたんです。
引き継ぐ側も渡す側も双方が数十年の歳月をかけて、
覚悟を固めたと言えますよね。
誰でもいいわけじゃなくて、今すぐでもなくて、
本物が本物を認めるまで時間は止まっていたかもしれないですね。
マニュアルでは伝わらない。
現代への教訓:効率化の時代に器を渡す意味
効率化の時代に器を渡す意味。
さて、今日は花王朝の引き継ぎについてお話をしました。
数十年にわたる試練の物語でしたね。
皆さんはどう感じましたか?
今の時代、私たちは効率を求めがちですよね。
引き継ぎもマニュアル一つで済ませようとしてしまいがち。
でも本当に大切なことは言葉だけでは伝わらないですね。
共に過ごした時間、困難に立ち向かう背中、
それを見せることでしか伝わらない器というものがありますよね。
もし皆さんが何かを誰かに託そうとしているなら、
あるいは誰かから受け継ごうとしているなら、
少しだけ時間をかけてみるのもどうでしょうか。
その積み重ねが、もしかしたら揺るぎない信頼を生むかもしれません。
それでは今日はこのへんで、また次回お会いしましょう。
芸スタイルでした。
08:35
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