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シニアアップデートデイリーシェア。この番組は、Apple Podcasts、Spotify Podcasts、StandFMをキーステーションに、日本全国のシニアへ向けてお届けする番組です。
日本語生成能力の向上
チャットGPTと並んで、2大巨頭のように扱われることが多い、Claudeなんですけれども、6月頃に3.5にアップデートしまして、その後、使ってはきたんですけれども、今回、課金をしてプロユーザーになったんですよ。
それについて、いくつか気づきがあったので、お話をしたいと思います。
Claudeは、去年ぐらいからずっと使ってはきていたんですね。日本語生成の能力がかなり高いとか、最初に読み込ませられるファイルが多いとか、そういうことで使ってはきていたんですけれども、
確かにね、日本語生成能力がかなり優れているなと思っていたので、僕の使い方としては、チャットGPTで文章の生成などをさせた後、その文章をコピーして、Claudeに貼り付けて、そして、より日本語らしい文章に整えてもらったというような作り方をしていました。
今回、課金をしたのはなぜかというと、Claudeが3.5になって、ソネットという最上位モデルが使えるようになったんですけれども、無課金だとこれがですね、ほんの数回しか使えないんですよね。10回ぐらいだったかな。
先日、長い文章を作ろうとしていたら、制限がかかってしまったんですよ。これはやっぱりね、もう課金しようと思って、それでやってみたんですね。
そうするとね、結構良かったんです。どういうことが良かったのかということなんですけれども、まず2つですね。
日本語生成能力のすごさということと、プロユーザーになって解放される機能であるプロジェクトという機能ですね。
これで知的生産が倍増するぞということで、この2つについてお話をしたいと思います。
まず日本語生成能力のすごさということなんですけれども、課金するとですね、無制限というわけにはいかないんですけれども、回数制限というのはかなり緩くなるので、結構何度もやり取りをできるようになるんですね。
そこで前からやってみたかった、Claudeでの電子書籍原稿作りというのをやってみたんです。原稿作りはもうあっという間にできまして、10分ぐらいでね、1万5千字ぐらいの原稿というのは作れたんですよ。
それを全部コピーしてワードに移して、いつもやってるようにKindleアプリで読んでみたんですが、これが驚いたんですね。
AI特有の癖ってありますよね。例えばチャットGPの場合、なんかやたらと過微な表現をするとかね、なんか持って回したいような表現をするとか。
例えば綺麗ですねって言えばいいのに、監修を魅了していますとか言ってみたりとかね。それとかこういうことができますよって言えばいいのに、そのような機能が提供されていますみたいな書き方したりとかね。
まとめるとき、これによりとかいう言葉をやたらたくさん使ってみたりとか。何度もそういうのを見ていると、やっぱりブログ記事を見たときにですね、これ絶対AIで作ったっていうことが一目でバレるんですよね。
そういうことがあるので、やっぱりAI臭さを消すために自分で書き直したいっていうことがよくあるんですけども、今回1万5千字の原稿をWordに移してKindleアプリで見てみたらですね、ゼロなんですよ、そのような。
AIが書いてあったら一発でわかるような言い回しとか、一つもないんですよね。つまり後からのお直しがないわけですよ。もうそのままね、Wordでスタイルとかを当てて整えて出版していいレベルなんですよね、これがね。
これはね、改めて驚きました。ブログ記事ぐらいの2000文字ぐらいのだったらこれまでも作ってきてたんですが、電子書籍レベルのような、そのような長い文章の中に一つもね、AI臭いなというのがないというのは、これはちょっとびっくりしましたね。改めて日本語能力のすごさというのをわかったところです。
もちろんこのまま出すということはないですよ。まずファクトチェックしなきゃいけませんから、どうしてもね、生成AIというのはハルシュネーションというのを起こすんですよ。本当に見てきたかのような嘘を平気でつくんですよね。ありもしない著者でありもしない本を紹介したりとかね。
そういうことがあるので、きちっとファクトチェックをしないといけませんし、またどこかの文章をそのまま持ってきていないかというコピペチェックですね。そういうこともしないといけないしですね。そういうことがなくなったとしても、まあ自分の経験とかね、自分の考え方とか、そういうのはやっぱり書き加えないと、なんか自分の著作という感じもしませんからね。
なのでそういうことを書き加えて、僕もちょっとこれ本にしようかと思いました。現行10分ですよ。それからそのようなことを今からやるとして、1日2日かければできると思うので、もう本が出せるわけですね。
はい、ということでですね、出すときにはこれは生成AIを使ったにチェックは入れるつもりです。なぜかというとですね、全部を書き換えたんだったらAIアシストでいいんですけれども、一部でも残してたらですね、KDPのコンテンツポリシーの中にですね。
大幅に書き換えたとしても、AIが作った文章だったとしたら、AI生成ですと明記してあるんですね。なので一部でも残ってたら大幅に編集したものというのと同じことなので、これはもうAI生成に入れないといけないですね。
ということでちょっと今回作ったものはAI生成としてチェックした上で出してみようかなというように思っています。おそらく読んでも全く違和感がないと思うんですね。はい、というぐらいの日本語能力のすごさということのお話でした。改めてすごいなと思いました。
プロジェクト機能の活用
2つ目のプロジェクト機能なんですね。このプロジェクト機能って何なんだろうというふうに思ってたんですよ。生成のところ左上のボタンをポンと押すとね、これまではチャットって出てきたんですけど、チャット以外にプロジェクトってのがあるんですよね。
調べてみるとこれチャットGPTのGPT図のようなものだよというわけですね。GPT Sって書くんですけどね。小さいSを書くんですけど、確かに僕もねGPT図よく作りました。書いた文章をですね、日本語の普通の日本語のように整えてっていうのをまず、昔はクロードでなくてチャットGPT自体でやってたんですけども、
それを最初から仕込んどいて、そしてそのリライトするものをね、呼び出して自分の書いた文章をポンと貼り付けるだけで、それがさらに良くなるみたいなね。さらに良くなるかどうかわかんないんだけど、そのようなGPT図とか。
あと3つのキーワードを私が入れると、その3つのキーワードを元にウェブを調べて、そして上位にある記事を全部調べて、見出しを抽出して、その見出しを元に新しいブログを構成して、そして中の記事を書くという、そこまでを段階的に進めていくようなブログのGPT図とかね。
そういうものを僕もいっぱい作ってたんです。
なんで去年の秋以降、ずっと年を越えてからね、もういかにすごいGPT図を作るかっていうことは、GPT図作成合戦みたいなことがね、結構行われてましたね。
それをメルマガの特典にするとかね、いうようなこともあってたんですけれども、そのようなイメージでした。
なるほど、じゃあクロードでもそういうことができるのかなというふうに思ってたんですけど、じゃあなんでプロジェクトっていう名前がついてるのかなと思って不思議に思ってたんですよね。
実際にやってみるとですね、意味がわかりました。
プロジェクツっていうMyChatbotですね、MyChatroomを作れるその機能っていうのは、プロジェクト単位で作るんだよということを示していたんです。
どういうことかというと、GPT図の場合はさっき言ったように、このブログの記事を書いてねみたいな単一のタスクで使うようなものだったんですね、自分の頭の中ではね。
ところがプロジェクトっていうのはですね、例えば何々本出版プロジェクトとか、何々企画プロジェクトみたいに、そのようなプロジェクトごとにフォルダを作るような感覚なんですね。
そのプロジェクトの中には、実際の業務を進めるときに大きなファイルを作るようなもので、そこにはナレッジファイルといって基本的な知識が書かれたようなファイルですね。
それとか、GPT図にあるカスタムインストラクションって言うんですが、こういうような振る舞い方をしてねとか、いわゆるあなたは博多の人なので博多弁で喋ってねみたいなことを言っておくようなね、振る舞い方。
それから応答の仕方を書いておくところとかですね。
あと制約事項ですね。ため口は書かないようにねとかね、そういうような制約事項、必ず2000文字以上で書いてねとかね。
そしてあとプロンプトですね。こんなプロンプトで生成をしてくださいよとかね、いうようなことをまとめて置いておくわけですよ。
で、そうすることによってですね、一つの本を出すごとに一つのプロジェクターを作って、その中でずっと管理をしていくことができるんですけど、そのことの中でちょっと特筆すべきことが、プロジェクトごとに履歴ができるんですよね。
プロジェクトの中で、今日はこのセッションをしました。そしてこういう生成ができましたと。
今日はこういうセッションをして、こんな風な生成ができましたというのが、プロジェクトごとに履歴が残るんです。
チャットGPT、それないですよね。
もちろんチャットGPTにもナレッジファイルを入れておいてたりね、カスタムインストラクションを入れておいたりすることはできるんですけど、
そこを開いたときに、その中に一つのプロジェクトとして履歴があるということはなかったと思うんですけども、
つまりこの履歴があるということによってですね、そのセッションをフォルダ分けしているみたいな感覚なんですね。
これはね、ちょっと僕は驚いたんですよ。
なるほど、だからプロジェクトっていう名前ついてんだって理解したんですよね。
はい、そういうことで、このプロジェクトというのを使うことによってですね、知的生産がね、ガンガン増えるなと思いました。
今ね、その活用例をずっと今自分もいろいろやりながらね、増やしてるんですけど、
例えば僕これまでのメルマがいっぱい書いてきてるんですよ、もう何百通ってね。
それを全部コピーしてナレッジファイルとして保存しておいてですね、
で、そこから新たなネタをそこから出すとかね、そういうようなプロジェクトも作れますよね。
それから自分の書いた本、これをPDFファイルにしてポンとそのままナレッジファイルとして放り込んで、
そして自分の書いた本からプロモーションできる文章を生成させるっていうようなね、
何々書籍プロモーションプロジェクトというようなものとか作れますよね。
そういうところが今一番自分の中でやってみたいのが、セッテルカステン、これをプロジェクトでやるということですね。
セッテルカステンというのはTake Notesという本の中で提唱されていたんですけども、
ものすごい量の良質な論文や著作を量産をしていくためのノートの取り方なんです。
僕はそれを今スクラップボックスの方で実践をしていて、たくさんの知的な断片が揃っているんですけど、
そこから汲み取って著作を作っていくんですが、その断片をどんどんどんどん放り込んでいけばですね、
そこから著作のネタがいっぱい汲み取れるじゃないですか。
そのようにしてセッテルカステンプロジェクトというのを作っていくこととかですね。
あとXへの投稿文を、私がこれまで書いたメルマガだとか著作とかを元にXのポストをするプロジェクトとかですね。
そのような知的精査に関するプロジェクトが結構いろいろ工夫できると思っているんです。
それをいろいろと試していこうとしているところなんですね。
ノートでも築きを連載をしているので、よろしければどうぞ見ていただければと思います。
ということで今日はクロード3.5に課金して築いた2つの話。
プロジェクト機能の活用
日本語生成能力のすごさということと、プロジェクト機能で知的精査が倍増していくぞという、そのようなお話についてした。
それではまた。