00:05
5月24日の朝です。今日もいい天気ですね、ものすごくね。 今日はね、シンウルトラマンの話したいと思うんですけど、あのネタバレがちょっとね、入るかもしれないので、ネタバレ嫌だよという人はどうぞ、
これ以上聞かないでおいてくださいね。 話したいのはね、山本浩二さんをふんするメフィラス星人なんですよ。
ものすごくね、文化的で、紳士的で、そしてこちらのことを本当によく熟知していて、相手のことをしっかり配慮する。その反面、少しミステリアイスな雰囲気が漂う、その笑顔の中にね、そういうような役人、山本浩二さん本当にぴったりだなと思っていたんですけど、
彼が現れるシーンも、地下鉄に、地下鉄じゃないや、地下室にね、家族隊のメンバーがいるところに、いつの間にかいるんですよ。どうしたんだって聞いたら、いやちょっとあのつい扉が開いてたので入ってきてしまいましたみたいなこと言うんだけど、扉閉めてたしみたいなね、まあお気に入り、まあお決まりの出現シーンなんですけど、
そのメフィラス星人はですね、きちっとスーツを着こなして、そして名刺まで作ってるんですよ。そして、相手の文化のことを熟知して、信頼を得るという、本当に大事な、相手の懐の中に飛び込むための大事なことをやるんですけどね、かなりの高い科学力を持っているんで、そういうのをちらつかせて、制圧することもできるわけですけども、
そうじゃなくて、きちんと人類として温存しておかないといけないというような気持ちがあって、平和に自分の支配下に置こうという、そういうような考えを裏では持っているわけですね。
他の星の、他の星間文明のものたちが、地球の存在に気がついて、そしてそれを取りに来る前に、自分がちゃんと支配下に置いておきたいという、まあそういうような思惑で動いているわけですけども、まあしかしね、こちらの文化、ルール、マナー、すべて熟知して、接してもらって、それも笑顔でね、接してくると、そりゃもう信頼しますよ。
この人いい人だというふうにね、信頼しますよね。いよいよ総理に会うときにも、先に自分が総理の横帯室にいて、そして頭を下げているんですよ。お辞儀をしているわけですね。直角に体を曲げて、そして総理が入ってきて、自分の目の前に立つまでずっとお辞儀をしっぱなしなんですよ。
そしてどうぞお顔を上げてくださいというまでね、上げないという、本当に何かね、どこかで見たような感じのことをやるわけですね。そしてきちっと名刺を渡して、定調に話をしていくわけです。総理のほうもそれで信頼をするわけですよ。この人は悪い人じゃないに違いないみたいなね。
03:14
裏では当然、地球を支配下に置こうとしているんですけれども、無傷でとっておきたいという思いがあるもので、できるだけ穏便にでしょうというふうにね、思っているわけですけどね。
その時のね、やっぱりこう、マナーの問題とルールの問題もそうですけれども、あちこちで、実に良いタイミングで格言とかことわざとかを出してくるわけです。
これね、やられるとね、本当に自分たちのことをよく知ってくれているんだなって思いますよね。
そしてそのことわざをタイミング、良いタイミングで出した後にね、私の好きな言葉ですって言葉を付け加えるんですよ。
あなたの文化のこの言葉がとっても好きですよって言われたら、もうその人好きになるしかないじゃないですか。
これね、日本語と外国の人との間のことでもそうなんですけど、あなたの文化のことをしっかり知っていて、そのことを実際に自分も使っていて、そしてこれがとっても好きって言われたら、はい、あなた良い人ですねってなりますよね、とってもね。
さらにね、良いのが、やっぱりこう、ちょっと賢悪な雰囲気になった時に、今度はそのタイミングでことわざを出して、私の嫌いな言葉ですって言うかと思ったら、そうじゃなくて、私の苦手な言葉ですっていう言い方するんですよ、これもね。
よく知ってるよなぁと思って、まあそういう苦手って言われるとね、あなたに敵対してるよっていう感じじゃないじゃないですか。
こういうあたりのところもね、本当に心得てるなというふうに思うわけですね。
で、新ウルトラマンと一緒にね、手を組んでやろうじゃないかと、地球を守っていきたいっていうところに関してはお互い一致しているんだから、一緒に、もう敵対せずに一緒にやろうよっていう話をね、腹割ってやろうとするんですけど、それはやっぱり居酒屋でね、カウンターで二人並んで、
天ぷらとかね、酒とか飲みながら話をするんですよね。片谷斉藤匠ウルトラマンは例の無表情を貫きながらね、断るという形になるんですが、そうした時のね、メフィラス星人はね、じゃあここまでですねっていうことで終わるんですけど、その後割り勘でってやるわけですね。
これもね、やっぱ面白かったなというふうに思いますね。このようにね、相手の信頼を得るために何をしないといけないのかっていうところがね、見ている日本人としてはね、分かってるな、分かってるなみたいな感じで、きっと大人の人たちは見てたんだろうなというふうに思うんですけれども、そういうこと分かるだろうみたいな感じでスタッフの方も作ったんだろうなというような思いをね、しながら見ていたというようなところで、
06:13
これがシンウルトラマンのメフィラス星人に見られる信頼のね、作り方のついての話でした。全然そうじゃないんですけどね。はい、というわけでまた何気始めてのリスタリーでした。