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そんなわけでこの曲、渡瀬橋は、栃木県の足利市にあります渡瀬橋が舞台になった曲ですね。
街の夕暮れとかも含む情景と、結ばれなかった恋物語がベストマッチな曲でございます。
結構ですね、多くのアーティストもこの曲をカバーしていまして、人気の曲なんですよね。
栃木のご当地ソングっていうと、結構上位に名前が上がる曲ということでもありますので、
栃木を代表するご当地ソングということになっています。
歌詞の中でですね、床屋の角にポツンとある公衆電話っていうフレーズがあるんですけども、
これ実在の公衆電話なんですね。公衆電話って今もうどんどん減ってるじゃないですか。
この公衆電話も例に漏れず、NTTが撤去するという予定だったんですけども、
この歌で市民に愛されている公衆電話だからって言うんで、市が撤去取りやめるように要望してやめさせたという風なエピソードがあるんですよ、この曲。
史跡でもない、歴史とかがあるわけじゃない公衆電話、市に深く根差したという存在になったっていうところで、
ご当地ソングとしてはかなり強烈なエピソードを持っている曲でもあります。
歌で描かれた景色が残すべき景色だっていうようなことになったんですね。面白い話でした。
そんなわけでですね、橋の曲ということなんですけども、橋って言いますと川とか海とかをまたぎれ、地域と地域を結ぶ存在ですよね。
だから橋っていう言葉とかにつなぐとか結ぶとか、架け橋みたいな言葉ありますけど、そんなポジティブなイメージがあるかなと思います。
それは離れてた場所を結ぶという解釈でもあるんですけども、一方で橋を境に地域と地域が分かれてるシンボルでもあると思うんですね。
これまさ橋とかを境に府中と稲城だっけ、地域が分かれたりするわけじゃないですか。
そういうようなことで、橋っていうのはそういう意味で、隔たる場所というふうに捉えた時、この曲はその結ばれなかった壇上を歌った歌としてその橋がシンボルっていうのは、なかなかすごいそういう意味でも憎いチョイスだなというところの曲でございました。
森高千里の渡瀬橋を聴いていただきましたが、2曲目行ってみましょう。
2曲目はですね、こちらは千葉県木更津にあります中野島大橋。こちらの歌をご紹介しましょう。
こちらはですね、人工の島である中野島と陸地を結ぶ歩行者専用の歩道橋なんですけども、日本一高い歩道橋らしいです。
高さですね、高いらしいんですよ。だから高すぎて下を船もくぐれるぐらいの歩道橋になってるって言うんで、そういう意味でもすごいインパクトのある橋になってます。
木更津にあるんですけども、木更津キャッツアイのドラマでは音部して登ると結ばれるみたいな、恋人のステージにもなったみたいですね。
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音部して登るってなんだって感じですけども、聴いていただきましょう。2005年のナンバー、キシラン中野島大島ブルーズ。