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日本のどこかの歌と話お盤です。この配信は、日本のどこかの街を描いた歌1曲と、その街にまつわるエピソード、話なんかをお届けしていく配信です。
お相手は私、MCワタンドです。よろしくお願いします。 そんなわけで今回お届けする曲は、赤い公園の西東京という曲です。
この歌が描く場所はタイトルの通り、西東京市です。 ご存知でしょうかね、西東京市。東京の市町村の中でもまあマイナーな方かなという感じですね。
東久留米市とか武蔵野市とか、そういったところに囲まれた市です。 西武線が通ってますね。ひばりが丘駅とか、そういう駅が市内にはあったりします。
この歌はですね、その西東京市在住出身の西東京民の魂の叫びを歌った感じの曲になってます。
自虐ソングですね、言ってみれば。 Aメロでは東京のきらびやかな様子が描かれた中で、都内にありながらも東京ですというのがはばかられる、西東京自虐が展開されていく感じなんですね。
サビに入るといよいよ西東京市の風景も出てくるという感じなんですね。
新青梅街道とか、たなしタワーとか、かなりニッチな地名が出てくるところもすごい地域性が出てて味な感じになってます。
なんかね、ノイジーなサウンドなんですよ。 それがね、西東京の霞がかった記憶を描いているかのようでね、そこもちょっと楽しい感じになってます。
この東京ですっていうのがはばかられる気持ち、すごいよくわかります。 私も八王子出身なんで、地方に行ったりした時に東京出身ですって言うと、ちょっと誤解を招くなっていうふうなことをね、思ってましたね。
東京出身ですって言って23区だと思われちゃうと、間違いだと、自分はそんな華やかな人間じゃねえということで、八王子なんですって事前に伏線貼って、予防線か貼っていうことをよくしてましたね。
23区には迷惑かけまいみたいな心です。なんなんですかね、この気持ち。
自虐ソングってあると思うんですよ。 自分の地元をちょっと下げすんで面白おかしく歌う歌ってね。
地元的なところになると花和さんの佐賀県なんかが結構そういった方向性を大きくメジャーにした曲かなと思うんですよね。
花和さんですとその他にも埼玉県とかも歌ってますけど、佐賀とか埼玉とかは自虐を歌う場所として非常に適した場所だったなっていう気がしますね。
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いいそうっていうか、自虐心持ってそうみたいな感じ。 西東京も上手いとこそういう感じな気がするんですよ。
けどね、私がさっき言った八王子とかはあんまり適さないと思うんですよ。 というのも結構八王子好きな人とかって多いと思う。八王子出身者で俺八王子大好きだからみたいな。
ファンもん的なソウルですね。 広見的なソウルですよ。
本当に自分といいとこだなって思ってる中で言う自虐っていうのはなんちゃってかなと思ってるんですよね。
じゃなくて本当にうちいいとこないんだけどってところから出る自虐ソウルみたいな。
そのガチの自虐だからこそ楽しめる面白さっていうのがあると思うんですね。
よく対人コミュニケーションでも自虐とかで隙を見せるといいですよみたいなことが書いてあったりするんですけども、
いやそれもね、自虐のカードを使える人っていうのは結構限られてるんだっていうのをそう言ってる人は多分知らないんですよ。コミュニケーション上手は知らないんですよ。
自虐した結果痛々しくなる場合なんていくらでもありますから、 自虐のカードを使える自治体っていうのも限られるなと思うのでね、
ぜひちょっとそこはね、自虐ソング歌ってても本当にしっくりくるかどうか見極めてくれるといいかなと思います。
西東京市はすごいニッチな自治体でもあるし、
西東京って名乗っちゃったみたいなところの情けなさもいいですよね。 自虐をするにふさわしい自治体名称かなという気もします。
なんかちょっとボロクソ言っちゃいましたが、すごい良い曲ですし、西東京も良いとこなので、そんなとこも含めて楽しんでもらえればと思います。
聴いてください。赤い公園西東京
