-
-
すぎべ
だからちょっと20年後、5年後10年弱ぐらいまでしかいけへんなと思って。
そこから先にいけなかったから。
これは近藤さん。
どうなっていくと思うかとか、どうなってほしいか的な願望も含め。
近藤淳也
20年っていうのは、未知の長さじゃなくて、ブログがちょうど20年ぐらいなんですよ。
僕が最初にブログ作ったのが2003年なので、そこから21年ぐらい経ってて。
一旦20年で知ってるっていう。
言ったらそのポッドキャストも20年ですけど、ブログもちょうどそれぐらい。
もうちょっと前からあったけど、自分が作って携わるようになってから20年経ってるんで。
20年っていう長さも知ってるんですよね。
想像つかないというよりは、ブログだとどうだったかなって思える一応長さなんですけど。
思ったのは最初の頃は本当に好きな人だけだったと思うんですよ。
なぜなら一線も儲からなかったし、ネットを好きな人とかネットで文章をどうしても書きたい人とかが本当にやりたいっていう好きっていう理由だけで、
ちょっと有名になれるみたいな多少あったかもしれないですけど、
とにかく割と純粋な好きっていう気持ちに動かされてブログを書く人が最初は多かったと思うんですけど、
途中からやっぱりお金が儲かる仕組みが出てきて、
いいことでもあるんですけど、広告を貼ったらちょっと小銭を稼いでたりとか、
アフィリエイト、商品紹介してそこから売れるとお金が儲かるとか、
そういうブログを書いてお金を儲ける仕組みみたいなのがどんどんできてきて、
ちょっと人気が出るとそこそこ儲かるみたいになってきたので、
それを目的に始める人がどんどん増えていったと思うんですよね。
そうなってきてブログが一番旬が過ぎたなってなったのは、
そっちの方が多くなった時だと思うんですよ。アフィリエイターばっかりみたいなのがやっぱり一回あったと思うんですよね。
だから本人は別に使ったこともないし、いいとも思ってないのに、
これめっちゃおすすめですって言って商品を紹介して、
別にそれが本当にいいかどうか確かめてもないけど売れりゃいいみたいな。
要はそれって嘘っ端じゃないですか。
嘘を書いてお金を儲けることができる仕組みになってしまったゆえに、
ブログの信頼性みたいなのが失われていって、
あとは人が作ったコンテンツを適当に切り張りして別の記事を越えられて、
差も全部自分が知ってるかのように書いて、
うまくそこから広告に誘導してお金を儲けるみたいなことができるようになってしまったがために、
特に知りもしない人が適当に人の書いた文章を切り張りして金を稼ぐっていうことができるツールになってしまったことで、
質が下がったっていうのはやっぱりあると思うんですよね。
その中でもともと本当に好きで書いてた人っていうのは別にいたと思うんですけど、
相対的に嘘っぱちっていうか、中身のないコンテンツが増えたせいで、
パッと見たときに純粋な本当に面白くてやってる人たちだけの世界だったものが、
すごい欲にまみれた嘘つきのいっぱいいる場所みたいなふうにちょっとなってしまったので、
一旦旬を過ぎたっていうのが僕はあった気がしてて、
すぎべ
その旬を過ぎたのっていつぐらいだったんですか?時期的には。
近藤淳也
どうですかね、アフィリエットが流行ったのは、
2010年とか、もうちょっと過ぎかな、2015年とか?
キュレーションサイト騒動みたいなのがあったときって何年でしたっけ?
2016年とかか、2015年ぐらいか、10年後ぐらいに極まった感じですかね。
キュレーションサイトの問題とか、切り張りで適当なこと書いて、
しかもそれが医療系の紹介だったりとかして、健康になりますとかさ、
何の専門性もない人が、しかも自分の書いた文でもなく適当に切り張りで作って、
実際危ないですよね、その医療系のものとかは、
体にも良くないものとかを紹介したりとか、
何の根拠もなくそれを書いては売れればいいみたいなものがたくさん生まれて、
さすがにあかんやろみたいな感じで。
すぎべ
いやいや、ポッドキャストそうなるのは絶対嫌ですね。
近藤淳也
それが10年後ぐらいに起きたっていうのがブログであったと思うんですね。
ただ、希望としてはYouTubeはそこまでひどくない気がするんですよ、まだ。
あ、そうなんですか。
お金目的でやってる人もいますし、
いろいろ商品紹介とか頑張ってやって、それを収益にしてる人とか、
広告収入で、ブログよりも今儲かるんで、うまくいけば。
ブログとかより、今動画の方にどっちかって言ってると思うんで、
まずブログの方はそこまで儲からなくなったんで、旬が過ぎて、
結局今、割とちゃんと企業がちゃんと自分で情報発信したいからってやってたりとか、
お店のホームページとか、
そういう、なんていうかな、ちゃんと更新して情報発信し続ける理由のある人がやってる風にだいぶなってきてるんで、
ある意味健全化したというか、上に乗っかってた嘘っぱちがなくなってきてるっていうのはあると思うんですけど、
それは一旦落ち着いてきてて、
YouTubeはテキストに比べるとちょっと騙しにくいっていうか、ある程度面白くないと見られないっていうのがあると思うんで、
それなりに面白くてフォロワーがいないと見てもらえないみたいな仕組みになっていて、
とりあえずデタラメなものくっつけてお金だけ儲けるみたいな、ちょっと敷居が高くなってる気がするんですけどどうですか?
すぎべ
確かにそう、コピペでパッて貼って、自分のものじゃないやつでお金儲けるって言うよりも、
YouTubeやったら、YouTubeもありますけど、嘘のゴシップとか機械で読ませてる声のやつとかありますけど、
それは好ましくないけど、たぶん手間はめっちゃかかってるんやろうなと思うんですよね。
簡単にはできないっていう。
近藤淳也
切り抜きとかもあるけど、割とちゃんと見てそんなに後悔しないっていうか、よくまとめてくれたなみたいな感じですね。
ありがとうってわかりやすくまとめてくれてるみたいなのもあるじゃないですか。
すぎべ
すごい時間かけて編集してんだみたいな。
近藤淳也
時間かけてるし、それなりに見てよかったってならないと、あんまりそもそも見てもらえないんでっていうのがある気がしてまして、
だからやっぱブログが簡単すぎたんで、ちょっと質が低いというか、もう手っ取り早くお金儲けするみたいなのが増えたなっていうのがあるんですけど、
YouTubeは結構手間かかるし、それなりにコンテンツ力がないと見てもらえないみたいなのがあるので、まだもうちょっとマシかなっていう気がしてまして、
すぎべ
見る側も違いますか?
10年前とかやったら多分まだみんな文章読めたし、ブログもある程度読めたけど、今動画でも本当になんか最初の1秒、もう無理って思ったらこうやって飛ばされたりとかがあるから、結構頑張ってますよね。
近藤淳也
騙しにくいっていう。
すぎべ
騙しにくくなって、騙されにくくなって。
近藤淳也
そうですよね。
で、ポッドキャストに行くと、まず今の現状は20年経ったとはいえ、他のメディアに比べるとそこまで儲かる仕組みがまだ立ち上がっていないと思うんで、ある意味初期のブログにすごい近くて、本当に好きだからやってるみたいな人がほとんどだと思うんですよ。
もちろん今のうちに上位になっておいて、収益、例えば広告ビジネスとか立ち上がってきた時に上手く乗ってやろうみたいなことを思ってる人とかも多いと思いますけど、とはいえここまで頑張れるっていうだけで、まず割とピュアな動機がないと無理だと思うんですよ。
確かに。
近藤淳也
今のところ。
すぎべ
確かにお金を目的にして今ポッドキャストを続けてる人って本当にいないと思いますよね。
近藤淳也
まあそれもあるけど、でもそれ以外がなかったら今のところ続けれないと思うんで、そういう意味で別にお金は儲けたいけど、それ以外の理由が絶対ないと多分今のところ続けれない環境だと思うんで、
今やってる人はやっぱりそういう何かしら面白いからとか、声のメディアが好きだからとか、人と話すのが好きだからとか、ポッドキャストが好きだからとか、そういうちょっと純粋な好きっていうような要素がある人が多いと思うんで、そのピュアさが今面白いっていうのもあると思うんですよね、ポッドキャストは。
だからそれは結構ブログの初期の広告モデルとかがまだ全然未発達だった頃にちょっと近いなと思ってて、あの頃は本当に純粋にネットが好きな人とかが集まっていたので、それでワーワーキャーキャーしてたっていうか。
すぎべ
だからよりその団結力じゃないですけど、ギュってしてたのもある感じですか?
近藤淳也
そうですね、そこまで広くなかったし、本当に好きな人が集まってたので、わりと会う人は会う人は共感し合えるっていうか、そういう感じがあったので、その当時知り合った人とは今も友達ですみたいな人もいまだにいらっしゃいますし、そういう環境がブログでは20年前ぐらいではあったと思うんですが、
20年も経ってるのに今ポッドキャストはまだそういう風に見える。
わりと純粋な。
すぎべ
しかも日本はっていうのが。
近藤淳也
日本に限ってっていうのはつきますね。
多分アメリカとかは全然違うと思うんですけど、十分商業化されているメディアがすごい多いんで。
すぎべ
なんならYouTubeよりみたいなとこありますけど。
なんで日本がになるんやろう。
近藤淳也
日本はビジネスのところはあまり詳しくないですけど、一つはラジオ局のコンテンツが結構強い。
いまだに強いと思うんですよ。
TBSさんとか日本放送さんとかの番組が結構人気で、ポッドキャストの中でもわりと上位で聞かれていて。
しかもポッドキャストアプリだけじゃなくてラジコで聞く方とかも結構いらっしゃると思うんで。
わりと既存メディアが頑張ってる。
ネットだったらYouTubeよりテレビ局の方を見てるっていうよりは、YouTubeが持ってった感じがあると思うんですけど。
温泉コンテンツ、結構今ラジオ局のコンテンツが上位を占めてるので、
結構ポッドキャスト業界でラジオ局頑張ってるっていうのが一個あると思うんですよね。
立ち上がり遅かった分既存のメディアがわりとうまくポッドキャストに対応していて結構上位を持ってるし、
アプリ自体もラジコとかでラジオ局が管理できるようなところをわりと使ってもらう環境に持ってきてるっていうのがあると思うんで。
広告出すにしても一旦そっちから考えると思うんですよ。
リスナーが一番多いのがそっちなんで。
なので一般の人がやってるこの野良ポッドキャストの方にはなかなかお金が流れてこないって。
すぎべ
そうですよね。
近藤淳也
これが一個のアプリ、YouTubeアプリみたいに放送局とかとは関係ないネット企業がやってるアプリとかをほとんどのみんなが使ってるってなってる日は、
そこに広告の仕組みも入ってきてっていうのはもうちょっと早いと思うんですけど、
やっぱり広告の出向をする企業からすれば、まずラジコに行くかなっていう。
ラジコというか、ラジオ局のコンテンツからまずは考えるかなって多分普通だったら思うと思うんで。
近藤淳也
すいません、なんか希望のない話をしました。
すぎべ
いやいやいや、なるほどなと思って。
確かになと思って。
近藤淳也
一つそれがちょっと、ある意味ピュアな理由でもある。
今の日本のポッドキャストが好きな人だけがやってる状況が続いてる理由でもあるかなっていう気もしてました。
なんかすごい日本のポッドキャストの闇を垣間見る気がする。
闇ですか。僕はだからこそ楽しいと思ってますけどね。
別にこのままずっといいとは言うわけじゃないですけど、
今の現状が20年前のブログと似てる状態に留まってるのはなんかそういう要因があると思ってるんで。
でもそれがある意味今すごい面白がってる人が出てきてるっていうか、
なんか20年前のブログみたいな雰囲気でちょっと盛り上がり始めてるのは、
あれこんなところにこんなに純粋なインターネットがまだあったんだみたいな状況だと思うし、
その熱気が結局はその野良ポッドキャストでも面白いよねっていう流れを作っていく気がするんですよ。
すぎべ
なんか私ずっと不思議で、なんで、これLISTEN近藤さんが作られたからっていうのもあると思うんですけど、
結構そのブログ出身の方とか、かいさんとかもそうですけど、
なんかそういう方がザザザってポッドキャストの方にいらっしゃるっていうのがすごい不思議だったんですよ。
でかいさんに、なんでなんですかみたいに聞いて、いや面白いからみたいなふうにおっしゃってて、
でもなんでだろうってずっと思ってたんですけど、
その時の空気感をみんな知ってるから、同じ匂いを感じてるというか、っていうのがあるのかもと思うんですよね。
近藤淳也
実際、カッパと一妻の夜のカッパさんとめちこさんとか、
20年前にハテンナダイヤリーのコメント欄で知り合って、
すぎべ
チャギアスか。
近藤淳也
そうそう、チャギアス。
すぎべ
で、なんかライブ一緒に行ってみたいな。
近藤淳也
で、
すぎべ
メス猫もですよね。
近藤淳也
知り合ってて、で、そう、劇団メス猫のもぐもぐさんとゆっけさんも、
ハテンナダイヤリーで知り合ったって言ってますし、
もともとブログが立ち会った頃に、好きなものでつながるコミュニティっていうのがあったと思うんですよね。
すごいチャギアンダスカが好きとか、もぐもぐさんたちは何だったっけな。
なんか忘れましたけど、なんかすごい好きなものが共通している仲間がこんなところにいたんだみたいな。
すぎべ
ちっちゃいですよね、たぶんまだ。
近藤淳也
そうかもですよね。
すぎべ
私同い年やから、ちっちゃいって言ってもいいと思いますけど。
近藤淳也
なんで、その頃、で、まだその時気づいてなかったっていうか、やっと今になって会えてるんですけど、その人たちと。
そっか。
はい。その人生の友達みたいな人に、その20年前のブログで出会っている人たちがいたわけですよね。
こんなに同じように好きなものが似てる人がいたんだみたいな。
心の友みたいに出会って、20年来ずっと友達ですみたいな人たちがその頃いたっていうのもすごいそれを象徴するようなことだと思うんですけど。
好きだからやっている。
近藤淳也
で、好きなものが共通の人に出会えるコミュニティっていうのがなんかそのピュアな時期にやっぱり起きてるんだと思うんですよ。
で、多分今のポッドキャストはちょっとそれに近くて、すぎべさんがスピード好きに、スピードについてこんなに語れる人に今出会えるとはみたいなのとか、
そういう好きなことが似てる人とかと、ポッドキャストを通じて出会えてしまって、なんか意気投合するみたいなことが今起こってるのも、
やっぱりなんかこう割と純粋に好きっていう理由があってやってる人ばっかりが集ってるせいで、
なんかそこにこう熱量を持って発信してる人とかと出会いやすいし、
なんかそこで言ってる人たちは結構本気、本当っていうか本音で好きっていうか、なんかお金が儲かるから紹介してるんじゃなくて。
すぎべ
これを言ってこうやって誘導してリンクを踏ませようっていう会話じゃないですもんね。
近藤淳也
本当に好きだから喋ってるみたいな人が多いんで、会った時もそこに裏表がなくて仲良くなれるみたいなのが今のポッドキャストなのかなって思うんで、
すぎべ
別に悪いことだけでもないと思うんですよ。
もうちょっとお金儲かったらいいなとは思いますけど、そのお金儲かるのが難しいがゆえに結構純粋さが今保たれているっていう。
近藤淳也
ただそこに気づいて、とりあえずこれ結構面白いっていう人まだ増えると思うんですよね、僕は。
増えていくとだんだんお金儲けの仕組みも立ち上がってくると思うんですよね。
広告を一般のポッドキャスターでも入れるようになりますよとか、課金してお金儲けしましょうとかいうような仕組みが整っていって、
お金もある程度は儲かるっていう風にちょっとずつなっていってほしい島になっていくと思うんですけど、
そうするとやっぱなんか最近ポッドキャスト儲かるらしいみたいな理由で、
すぎべ
その勢が来るってことですね。
近藤淳也
始める人たちがやってき始める。しかもできるだけ早くやっといた方が上位を狙えるからみたいな感じで、
一旦儲かるってなると早めに上位に行こうみたいな、今ならヒカキンになれるかもみたいな、
そういう人たちっていうのが一定数いるじゃないですか。
そういう人たちがドワーってやってきて、純粋に好きでやってた人よりも増えてきたりすると、
なんか最近ポッドキャストって面白くないよねって言われ始めるみたいな時期が来る。
ブログの時思い返すと来る可能性があると思うんですよね。
そういうところが試練というか、かもしれないですね。
すぎべ
どうなっていくかっていうのは。
近藤淳也
ただ希望はあって、やっぱりさっきのYouTubeの話じゃないですけど、
より面白くないものは聞けないなっていう感じはポッドキャストの場合あるんで、
本当にこの人お金儲けてやってるなみたいなものが、本当にちゃんと聞かれるのか問題。
全然相手にされなくて終わっていってくれるなら、別に始めようが勝手にどうぞっていう。
すぎべ
確かに。
近藤淳也
そんなのあんま聞かないじゃないですか、そもそも。わざわざ。
すぎべ
なんか、コンテンツ自体が広告っぽくなるってことですもんね、言ったら全部が。
そうですね。
近藤淳也
ビジネスモデルはできていくべきだし、20年もあれば立ち上がっていくと思うんで、
スピードはどうであれ、今よりは立ち上がっていくと思うんで、
そういう中でちょっとずつ収益を上げられるポッドキャスターさんっていうのが出てくるんじゃないかと。
そういう人が出てくると、どうやらモーカルらしいっていう匂いをかけつけた人たちもやってくるだろうと。
近藤淳也
そうすると、ピュアな動機じゃない動機の方が多い人も混ざる時代というかがやってくるとは思うんですが、
ちょっと個人的な希望も含めて言うなら、割と嘘がつきにくいメディアなので、
そういう中でもご良質なものが残っていって、
本当にいいコンテンツとかを配信してる人にちゃんと収益が回るっていうような健全なお金の流れと市場みたいなものが立ち上がっていくと、
いいなーって思ってます。
すぎべ
確かに。嘘がつけないメディアっていうところにかけるしかない感ありますね。
近藤淳也
そうですね。ただ学んではいりますよね、業界も。
ブログがあって、YouTubeとかがあって、また次音声で何かが立ち上がるとなったら、
1回2回経験していくことはあるんで、やっぱこういうのを野放しにすると良くないよねとか、
こういうルールをちゃんと作っておくのが大事だったよねとかっていうのを、やっぱり歴史から学んでいるところもあると思うんで、
そこは期待したいところだし、活かしていきたいなっていう気がしますよね。
すぎべ
それって、誰が取り仕切るんですか?
すごい素朴な疑問なんですけれど、ブログもいろいろあるじゃないですか。
アテナブログとかメブロとかいろいろ。
で、そういうムーブがいろんなところで動き出すじゃないですか。
で、それぞれが気づくじゃないですか。おっと、みたいな感じで。
ってなった時に、誰がこう、どこが、ここを取り仕切るんですか?
近藤淳也
今までのことで言うと、Googleの影響力はかなり大きいですね。
なかなか一企業でそこまでできなかったっていうのが、自分の反省も含めてっていう感じはあって、
例えばブログサービスをアテナに提供しています。
じゃあブログの中にやたらアフィリエーターとかが増えてますと、
これを何とか、もうちょっと質を向上させられないかっていう取り組みがどこまでできたかっていうと、
割と、なんていうかな、後手に回っていたというか、通報、これはひどいんじゃないですかって通報があったら消すとかはやりますけどもちろん。
より能動的に、そういうものが見えなくするとか、そういう手立てっていうのが打ててたかっていうと、そこまでは正直できてなかったなと思うんですけど、
一方でGoogleは、やたらコピペばっかりやってるサイトとかをAIっていうかシステムで検知して、検索の評価をすぐ落とすとか、
そういう対策をどんどんやっていって、検索結果に出なければ実質ブログがあったとしても、
たどり着く人が激減するんで儲からなくなるっていうような仕組みをどんどんどんどん検索エンジンとかに入れたりとかしていったし、
そういうところはやっぱりGoogleはすごかったと思いますね。
広告配信ネットワークでもあるんでGoogleっていうのは。検索エンジンでもあるし、各ブログサイトに行ったときにブログの中に貼り付けられてる広告がGoogleのタグを入れておけば、
自動的にそのページのコンテンツにあった広告とか、見てる人の閲覧履歴にあったものが自動的に表示されるような広告配信ネットワークを持っていて、
そこをシステムでうまく最適な広告を瞬時に判断して出すみたいな仕組みがあるので、
そういう意味でも質の低いページに人が行かないようにする方がメリットがあるんですよね、Googleにとっても。
だからそこをずっとやってるんで、検索エンジンっていうのはどんどんどんどん進化していて、
そういう嘘っぽいものにいかに活かせずに、ちゃんとないようになるものに人を誘導するかっていうことをずっと継続的にやっていて、
そこの影響はすごい大きいと思いますね。
僕がすごい感動したのは、YouTubeの音楽の利用とか。
昔って楽曲とかを無断使用したら著作権侵害っていう感じで、
リテラシーがない人が知らずにやっちゃって怒られるって感じだったじゃないですか。
アーティストの歌とか勝手に使って、後で怒られるみたいなことが多かったんで、
分かってる人はやらないし、分かってない人が思わずやっちゃって怒られることっていう感じだったと思うんですね。
アーティストの楽曲使うとか。
でも、YouTubeがやって、僕がすごいと思ったのは、
AIで、システムでこの動画にはこの楽曲が使われているっていうのをまず自動で判別をし、
そのアーティストさんに選ばせる仕組みを作ったわけですよ。
要は、使ってもいいけど著作権料は打ちに行くくださいっていうふうな選択肢か、
使わないでくださいっていう選択肢かをアーティストさんに選べるように仕組みを作ったんで、
それで何が起きたかというと、お金もらえるならいいよって言って認めてくれるアーティストさんがどんどん増えたし、
実際それでちゃんと流行れば流行るほど、みんながその楽曲を使えば使うほど自分にお金が入るっていう流れを作ったおかげで、
みんなも自由に楽曲を使えるようになったし、それで使った分ちゃんとアーティストにも感銘されるっていう。
お金の流れをちゃんとシステムですごい大規模なシステムとして性能の良いものを作ることによって、
みんなの問題を解決してしまったっていう。
絶対やっちゃいけないことみたいなところだったのが、
やっても良くなったし、著作権者も喜ぶみたいなものにしてしまったっていう、
その仕組みを作ったっていうのは僕はすごい、それこそアイディアっていうか、
結構、世の中を前に進めたって感じがしてて。
すぎべ
仕組みで進めたみたいな。
近藤淳也
そうですね。で、今は割と楽曲使ったら、
すぎべ
AIの話も聞きたいなと思ったんですよね。
今考えた中ではどういうのが。
近藤淳也
AIもちょっと関係するんですけど、
そのAIとまずしゃべる量がどんどん増えていくと思うんですよ、これから。
しゃべるで言うと。
っていうのは、もともとアレクサーとかグーグルとかいてスマートスピーカーっていうのが出てきて、
ちょっとしたことは聞いたらやってくれるようになったじゃないですか。
ここに来てチャットGPTにテキストで質問すると何でも答えてくれるっていうのがやってきてて、
チャットGPTアプリはもう今声で聞くと声で返してくれるってなってるんで、
かなり何かについて教えてくださいって言うと教えてくれるみたいになってきてる。
普通の人間よりもそういうのもあるかもみたいな思いつかなかったようなことでも教えてくれたりとかし始めてるんで、
ちょっと物知りの人に聞くよりもさらに物知りみたいなとこまで来てるんですよ。
すぎべ
だから調べ事とかは結構こういうのでいいやってなると思いません?
別に人に聞かなくてもってなりますもんね、知識は。
近藤淳也
知識的なところ。
で、今年iPhoneがApple Intelligenceを出して、
そのiPhoneの操作とかも声でできるようになるんですよ。
そうするとそのiPhoneに例えば何かを調べて予約しておいてとか、
なんかそういうこうちょっと複雑なアプリ、このアプリを調べた後にこのアプリを使って何か手配するとか、
そういうこうアプリの中の操作みたいなのが全部AIで連携してまたいであれるように今回のApple Intelligenceになるんで、
スマホでやってるあのアプリ開いてこれ調べてこれやってみたらめんどくさいことも結構声でできるようになって、
まあそもそも会話をする量というかAIと話す量は結構どんどん増えていく気がするんですね。
で、それに慣れてくると僕最近思うのが長い文章を読むのがだんだんめんどくさくなってきていて、
誰か読み上げてくれへんかなみたいな気持ちになって、
実際画面読み上げとかで長い記事を読んだりとか椎茸占いさえちょっと読み上げさせてみたりとかしてるんですよ。
もうなんか聞く方が悔しいと思って。
長い文章を読むより、もう別に綺麗に読み上げてくれるし、
何なら質問したら多分、この新聞の椎茸占いは読み上げて教えてって言ったら帰ってくるようになると思うんですよ、もうすぐ。
そうなってくると結構会話で良くないみたいなのが増えていく気がしてて、
で、まずその対価っていうかちょっと長い文章を読むみたいなことがだんだんできなくなっていくっていうか、
はい。
気がするんですよね。
でもそれって例えば本を読むとかブログを読むとか新聞読むとかっていうことが耳に来るっていうことでもあるんで、
そのポッドキャスト的には結構いいことって言ったらあれですけど、耳で聞く方が楽みたいな方に結構流れてくるんじゃないかっていう意味では、
なんか、そういう既存メディア、新聞とかブログとか書籍とか、
そういうじっくり座って長い文章を読む時間を取らないとできなかったことを、
なんかやりながら耳で聞けちゃうみたいな風になってくる気がしてて、
なんかそういう意味ではポッドキャストっていうのかもう単にAIが喋ってるのを聞くだけなのかもしれないですけど、
なんかそういう聞く時間っていうのは増えていきそうだなっていう気はしてて、
でもそのいわゆるAIが読み上げてるのはポッドキャストっていうのかっていうのがあるんで、
近藤淳也
ちょっと一旦それは前提としてあるとして、
それでも人間が喋ってるのを聞きたがるのはなんなのって思うんですよね。
その時にまずはやっぱ感情の部分で、
やっぱりAIに圧倒的にないのは感情で、
今みたいにめっちゃ正しいことをすぐ教えてくれるみたいなのはでき始めてるんで、
どんどん賢くなると思うんですが、
別に面白くはないっていう。
確かに。
それを聞いて笑ったりとか、なんかすごい感動したりとか、
すぎべ
感情が揺れるはないですもんね。
近藤淳也
感情の部分が完全に欠落しているし、
20年のスパンだと多分、
人の感情とは何かっていうのは解けてない気がするんですよね。
それっぽいものでできそうな気がしますけど。
この前関口真衣さんと話してる時に言ってた「HER」っていう映画は、
人工知能に恋をするっていう映画なんですよ。
で、チャットしてる間に好きになっちゃって、AIのことがみたいな。
そんなにハッピーな結末ではないんですけど、みたいな話なんですけど、
そういう擬似的に恋をするとか、
あまりにも話してるうちに愛着が湧くとか、
それはあるとは思うんですけど、
人間の人間らしい、誰かと喋って笑い合うとか、
共感して泣くとか、
そういう本当に揺さぶられるような感情みたいなところまでは、
そもそも存在してないが故にAIが悪い。
共感してるような気にはなっても、本当のところ心はあるのかっていう。
すぎべ
共感っぽい言葉は、「ああ、そうですよね。」とか言えるけど、
それって本当に共感してるのかって言われたら、
あっちには感情がないからってことですよね。
近藤淳也
そうですね。
ただ、擬似恋愛みたいなのとか、
普段の会話相手になってくれて、それなりに楽しいとか、
自分のことは覚えてくれて、
この前これ言ってましたよねとか言って、
誰より自分のこと理解してくれてるみたいな方には行くと思うんで、
感情の部分もちょっと入ってくると思うんですけど、
本物は人間だよねみたいな、
なんかそういう贅沢な時間みたいなのに、
なんとなくそのポッドキャストの時間っていうのは、
なっていきそうな気がしてて。
すぎべ
人間がやってるポッドキャストを聞く時間が贅沢な時間になる。
近藤淳也
一番贅沢なのは会話ですね。
しかもリアルに会って行う会話。
こうやって、僕とすぎべさんが同じ場所に同じ時間に来て、
リアルに会話してるってなんて贅沢な贅沢なのみたいな。
すぎべ
そっか、でもそうなりますもんね。
近藤淳也
まずその会話っぽいものみたいなのは、
もうAI相手に誰でもできるようになり、
人と話すにしても、
一旦そのポッドキャストみたいなの聞くことで、
人と話してるような気持ちになるみたいなことはできるから、
人の感情みたいなのに触れたかったら、
聞くみたいなことは増えそうだなって気がするんですけど、
さらに言うと、
それを収録してる側の人たちはもっと楽しいと思うんですが、
それはリモートでできるよねっていうのがあって、
一番贅沢なのはこうやって会って喋ってるっていう。
なんか元々それしかなかったのに人と喋るっていうのは。
すぎべ
一周回ってここに。
近藤淳也
リアルに会って喋ってるっていうのはすごい贅沢な。
だから2人の、複数人で喋ってるやつとかは、
本当なんかやってる本人たちにはすごい贅沢な行為みたいな。
どんどん相対的になっていく気はしてて。
で、それができる人って、
ちょっとゆとりのある人って言ったら悪いですけど、
別に経済的なゆとりだけじゃなくて心のゆとりっていうか、
すぎべ
心のゆとりですよね。
近藤淳也
なんかそれやって何かお金になんのみたいなとか言い出すと、
いやリモートでもできるやんとかって言われてたり、
それAIで解決できひんとか言われたら、
そうかもしれんけどみたいな。
でも楽しいんでみたいな感じでやる。
やるようになってくるのかなっていうか、
だいたい手段が進化していくと思うんで、
それでもあえて生身の人間と話すとかは、
結構ちょっと贅沢行為みたいになるんかなっていう。
楽しくなかった。
あとはなんかもっと有名っぽい話で言うと、
まあでも言語を越えてほしいですよね。
すぎべ
あ、海外の?
はい。
ということですか。
近藤淳也
うん。
今その、アメリカとかは、
ポッドキャストが日本よりはるかに盛んですとか、
めちゃくちゃ有名なポッドキャスターさんいるんですって。
噂には聞きますけど、
やっぱり英語ができないと、
実際日常的に聞くまではなかなかいけないと思うんですよ。
でもまあ今ってその、
自分の声で英語にしてくれるシステムとかもできてるんで、
僕のこの声で、
僕の今話した内容を英語に変換して喋って、
僕の声で喋ってくれるAIとかも出てきてるんで、
逆に言ったら英語のポッドキャストを、
しかもその人の声色で日本語で聞くとかも、
技術的にはもうほぼできるとこまできてるので、
まあ20年もあったら全然いけると思うんですよね。
すぎべ
えー、ちょっとそれやりたいです。
うん。
近藤淳也
で、そうすると海外のポッドキャスター、
この人有名とか噂で聞くけど、
なんか英語がよくわからないなみたいなのとかもなくなって、
まあ聞こうと思えば全部聞けるってなってくるでしょうし、
逆に自分のポッドキャストも、
別に日本語以外の国にもどんどん配信してみたいなことは、
まあできるようになるんだろうなって。
ただ、まあそれ例えばブログでも別にできる、
今できるわけですよ。
別にテキストの翻訳なんて本当にすぐできるんで、
まあ自分の書いたブログを、
じゃあ英語版のページ作ってやるとかも別にそんな難しくないし、
今でもできるけど、
じゃあそれですごい海外で読まれるかって言われたら、
すぎべ
それは違いますね。
近藤淳也
なんかちょっと別の話で、
まあ読まれてそっちで有名になってる人っているのっていうので言うと、
まあねって感じなんで。
すぎべ
ちょっとなんか日本語のしゃべる、
すぎべ
日本語しゃべるときとちょっと人格変わるみたいなのあるじゃないですか。
日本語しゃべるときと英語しゃべるときとみたいな。
そういうのは絶対できないから。
近藤淳也
そうですよね。
まあ感情みたいなところもちょっと抜け落ちちゃうんかな。
で魅力が減ったりするのかな。
あとどうしても不自然なところがちょっと残ったりとかまだしてるからなのかわからないですけど、
自動翻訳があったから日本のブロガーが世界で有名になったみたいなの聞いたことないし。
まあこっちから出ていく方はなんかもう一工夫いるんだろうなって気がしますけど、
でも逆向きはまあちょっと聞けるようになるのはかなり近くまで来てるような気がするんで、
まあ一旦それは遅かれ早かれあるような気がしますよね。
それでなんかね、すごいマイナーな趣味が一緒の人とかだったらお互い聞き合う中になれたりとか。
すぎべ
ほんまや。
近藤淳也
はい。
そういうのがあるのかなっていう気がしますし、
なんかなってほしいなっていう、使ってみたいな。
すぎべ
ほんまや、なんかそれで海外のメルトモン的なのが。
そうそう。
ね。
近藤淳也
お互いなんか趣味のことっていうか好きなこと喋ってて、お互い聞き合ってて、
国は違うし言語も違うけど、
すぎべ
うわーいいですねそれめっちゃ。
近藤淳也
なんかめっちゃ趣味の合う友達みたいなのが海外にいるとかはありそうですよね。
すぎべ
私個人的に思っていることがあるんですけど、
海外特に欧米の方ってポッドキャストすごく盛んじゃないですか。
で日本はまだって言われてたりもするじゃないですか。
それって日本人のちょっとシャイな部分も関係してるのかなと思うんですよ。
近藤淳也
なるほど。
すぎべ
うちに秘めときたいみたいな。
それも美しいと思うんです文化として。
だけどそれをちょっとこう心の扉を開けて、
自分の好きなものを話したり、
なんかこう思っていることを言葉にするっていうことをすると、
どんどんつながっていけるんじゃないかなっていうのも思いますね。
近藤淳也
じゃあすぎべさんはもっとみんなポッドキャストやればいいのにって。
すぎべ
思ってます全力で。
近藤淳也
思ってるところですね。
すぎべ
全員すればいいと思ってます。
近藤淳也
うん確かに。
すぎべ
はい。
近藤淳也
でもポッドキャスターは増えるだろうし、
それはちょっとこう日々の生活を豊かにする趣味みたいなものとして、
たしなまれていくみたいなのになるかもですね。
すぎべ
ポッドキャスト自体がですか。
はい。
ポッドキャスターがですか。
近藤淳也
うん。
すぎべ
あ、聞くよりも話す方がってことですか。
近藤淳也
まあ聞くだけでもいいのか。
必ずしも話さなきゃいけないわけではないですけど。
すぎべ
でも話す人増えますもんね絶対ここから。
はい。
近藤淳也
で実感として、
ポッドキャスト仲間、声日記仲間みたいなの見つけちゃうと、
QOL上がりません?
すぎべ
上がりますめちゃくちゃ。
近藤淳也
なんか生活のちょっとした豊かさというか楽しみが増えて、
しかもいい友達が増えるというか、
本音で話せる友達が増えたみたいなものを実感し始めてる人が結構いる気がして、
それはもっと広まるんじゃないですかね。
すぎべ
あれですよね。嘘がつけないメディアだからこそですよねきっと。
これがインスタやったらそんなに、そんな関係ってなかなか無理な気がするでしょ。
近藤淳也
そうですね。いいとこだけ見せるみたいな。
切り取られるから。
そうそうそうそう。
そうですね。
すぎべ
だけど声で話す場合、
しかもその声で話すのもあんまり作り込まれてないものになればなるほど、
本音が出てくるから、
そこで繋がった。
そうです。
なんか、ポッドキャスター、ポッドキャスターの繋がりと、
声日記、声日記の繋がりちゃうなと思ってたんでしょう。
近藤淳也
それは違うかも確かに。
すぎべ
それめっちゃ思ってて、
ポッドキャスター、ポッドキャスターは、
私ちょっとどの立場で見てるのかわかんないですけど、
近藤淳也
いやいや両方。
すぎべ
結構武装されたものと武装されたものの、
だから友達は友達やし仲いいけど、
でもなんかコラボしましょうとか、
一緒に何かしましょうみたいな感じになる。
そのティーチャーティーチャーともそうですけど、
とか月曜から長電話もそうですけど、
特に月曜から長電話の二人とは、
まあ友達って感じですけどでも、
なんかこうちょっと作ったもの同士でやってますよねって感じがあるんですよ。
でも声日記の方は、
近藤淳也
もうそれを聞かれてるんだったらもう本当にすいませんみたいな気持ちになるから、
すぎべ
心の距離的には声日記的な配信してる人同士の方が近いし、
近藤淳也
多分そっちの方がQOL、QR、Quality of Lifeは上がる気がします。
ポッドキャストか声日記かみたいな、
どっちかっていうよりはその愛の子みたいな、
声日記っぽいポッドキャストみたいな、
すぎべ
なんとかポッドキャストっぽい声日記みたいなところとかが滑らかにあるとは思うんですけど、
近藤淳也
何かしらとにかくそういうポッドキャスト的なもの、
声日記って言ってもいいですけど、
すぎべ
その声で発信することでちょっと生活が刺激が増えたりとか、
近藤淳也
本音で話せる友達が増えるみたいな体験は実際起こり始めてると思うんで、
それは可能性は感じますね。
それもちょっと希望が入ってるかもしれないですけど、
もうちょっと多くの人がやっても楽しめると思うし、
結構おすすめできるというか、
すぎべ
本当に楽しいですよっていう。
それですよね。
しっかり聞き込まないといけないから、
この人ちょっとちゃうなって思ったら多分聞けないんですよね、そこまでちゃんと。
近藤淳也
そうですね。
すぎべ
それが逆にいい気がする。
近藤淳也
そうですね。
確かに、例えば近所付き合いみたいな、
お友達って言わないかもしれないですけど、
関係だと交換できないじゃないですか、なかなか。
自分の家に住んでる人が、
じゃあ近所の公園に行って子供を連れて遊びに行った時に、
毎回会う近所のママさんっていうのがいたとして、
10人そこによく来る人がいたとして、
3人ぐらい気になる人がいたとしても、
例えばこの2人はちょっと苦手って言って、
例えばなったとした時に、
じゃあこの2人には会わずに、
仲の良い3人とだけ会おうと思っても、
多分すごい難しいと思うんですよ。
すぎべ
難しいし、そんなことしようもんなら、
すごいややこしいことになりますよね。
近藤淳也
ですよね。
だから物理的な制約とか、
それが例えば会社のコミュニティとかにしても、
自分でそんな簡単に組み替えれないと思うんで、
なかなかリアルな場所とか組織とかにひも付いたコミュニティだと、
気の合う人だけとつるむっていうのも結構難しいと思うんですけど、
それがやっぱりインターネットの良さっていうのは、
興味のある人とは距離を近づけていって、
あんまりちょっと合わないっていうか、
相性が悪いなと思ったら距離を置いていくみたいなことを、
それぞれの人が結構自由にできるし、
角が立たないというか、
別に興味ないポッドキャストは聞かなくていいですよねっていうのは当たり前っていうか、
全員のポッドキャスト全員が聞けるわけではもちろんないので、
当然興味のあるものを聞いていけばいいっていうのは全員が合意をしていて、
別にそれは何の角も立てずにやれることであり、
とはいえさっき言ったようにそこに嘘が多いと、
すぎべ
気の合う人見つけるの難しいみたいな感じがするけど、
近藤淳也
割と本音で話してる人が多い場所にいれば、
そこで出会う人のお付き合いの質も上がるし、
そういうのが今できる場所になってきてると思うんで、
そこは増やしたいし増えてほしいし増えたらいいな、あれ全部願望か。
もっと増えるんじゃないですかっていう。
すぎべ
一回それを体験してしまうと戻れない感じありますよね。
そうですか。
この心地よい感じみたいな。
近藤淳也
そういうところからまず好きでつながれる、同じようなものが好きな、気の合う可能性の高い人とのつながりみたいなのは結構今生まれやすい環境だと思うんで、
何かこうやっぱ、ちょっとこう、合うかもっていうようなものを見つけて、そこから人のつながりを作っていくみたいなのは、
割と誰でもできる、今一番現実的に楽しめる方法なんじゃないかなっていう気はしますよね。
すぎべ
なんか、私もそのすべての番組聞いてるわけじゃないですけど、その知識のために聞くみたいな目的ではなくて、
自分の友達探しじゃないけど、なんか気の合う人とか趣味の合う人とか感覚が合う人を見つけに行くみたいな目的で、
近藤淳也
それぐらいの感覚で聞いてみるっていうことをしてみてもいいんじゃないかってことですよね。
それが意外とその自分の専門領域じゃないところにポロっとあったりもする気がしていて、
結局人柄だと思うんですよね、合うかどうかって。
で、別にそれが何をしている人かっていうのはあんまり限定しなくてもよかったりすることも多いと思うし、
そういうところでね、本当に出会えたりすると結構面白い。
そうか。
すぎべ
なんかたまーに、たまーになんですけど、私子どももいなくて子育てもしたことないんですけど、ずっと聞いてるんですって言ってくださる方がいて、
なんで聞いてくれてるのか、なんでどうやって見つけてくれたのかわからないんですけど、し、ちょっと私はわからなかったんですよ。
なんでなんやろうみたいなふうに思ってた?
けど、多分何か引っかかるところがあって、聞いてくれてるんやろうなと思うし、なんか応援してくれてるんやろうなと思うんですよね。
多分やっぱ人として何か考え方が合うなーとかなんじゃないですか。
近藤淳也
僕とすぎべさん、僕もすぎべさんと話してて似てるとこあるなって感じますけど、
別にすぎべさんがお子さんを育ててるからとか、別にそんなに関係なくないですか。
確かに。
根本の何か考え方というか、何かが似てる部分があるんで、話があったりすると思うんで。
すぎべ
だってカテゴリーで言ったらもう対極ですもんね。
近藤淳也
何かね、起業家とお母さんみたいな。
対極、対極です。
角食っちゃうとそういう風になって、じゃあ全然ジャンル違いますねってなるかもしれないですけど、
人として何か話が合うって、別にそこにあんまり関係ない語りもするんで、
いろんなカテゴリーに自分が何か合うかもって思う人たちが今ゴロゴロいますよっていうのがポッドキャストの現状だと思うんで、
そういうのを探しに行くっていうのが結構面白いし、
それでちょっと合うなって思ったら、イベントとかの時にちょっと勇気を持って足を伸ばしてみると、
結構本当に面白い人間関係が広がったりするっていうのは、もうあちこちで今起こり始めてると思うんで。
近藤淳也
一旦リスナーとしてそういう幅を広げるのと、
実際に人に会いに行ってみるみたいなのはめっちゃオススメっていうのはありますよね。
あとはやっぱりLISTENで声日記っていう文化というか新しいスタイルのポッドキャストが始まっていますけど、
いわゆるポッドキャストっていうほど肩肘張らずに日常の出来事をスマホ一つで気軽に撮ってもいいんじゃないですかみたいなところから、
声日記っていう名前が生まれて始まっていて、それならできそうっていう風に思った人たちがどんどん今声日記を始めてますけど、
ずっと聞いていたのを一歩飛び越えて、発信することで、
例えばすぎべさんの番組を好きだった仲間たちみんなで声日記を始め、
お互いの日常の様子をそれぞれ語り合ってお互い聞き合うみたいな感じで、
発信側に回っちゃうとより日常的にはリスナーさん同士のコミュニティというかつながり感が出てきて、
よりこの人こんな日常だったんだみたいな人がどんどん見えてきて、
より人のつながりが豊かに感じられるみたいなことも今起こり始めてると思うんで、
すぎべ
すごい楽しそうです。
近藤淳也
だから番組に興味ある人と横とつながったりとかしたら、
今度は声日記とかちょっと気軽なポッドキャストみたいなのを始めてみて、
横のつながりをさらに増やしていくみたいなものも今起こり始めてる面白い現象だと思うんで、
そこにトライしてみるのもおすすめってところでしょうか。
すぎべ
この声日記だけじゃないですけど、
そのコミュニティみたいなのって広がっていくもんなんですかね。
近藤淳也
広げていきたいくないですか。
すぎべ
これは何か仕掛けを作って広がっていくんですか。
それとも何か自然発生して広がっていくものなんですかね。
近藤淳也
人の動きと仕組みと両方必要なんじゃないかと思いますね。
すぎべ
人の動き。
足掛ける人の動きってことですか。
そうですね。
近藤淳也
例えば中心となる人がいて、
その人が例えば、今回はすぎべさんがイベントをやったんで、
リスナーさんが一気に声日記を始めたみたいなので、
仕組みっていうよりはその人の動きじゃないですか。
一方で、例えばそうやって始めた人たちがお互いつながれる仕組みがあるから、
お互いフォローしてお互い日常で聞けるような仕組みがあるから続いていくとか、
そういう仕組みがないとなかなか続けられないっていう側面もあると思うんで、
それは両方これからも必要だし、
さらに進化がもっといるんじゃないかなっていう気はしますね。
すぎべ
確かに、そっか、そうですよね。
多分LISTENにコメント機能とか保守機能とかがなかったら、
ここまでみんな別々では続けてるかもしれないけど、
集結してとか、またそこで新しい番組できてとかまでは言ってなかったと思うんですよね。
だからあれですね、
おかんたちの私たちの神様は近藤さんですって言って。
そういうことですね。
近藤淳也
いや、ちょっとその、
まあそれはわからないですけど、
すぎべさんがいなかったら立ち上がってなかったかなっていう気はするので、
そこがまた再現性が難しいところではありますけどね。
すぎべ
そうなんですよね。
近藤淳也
ただ一つモデルとして、リスナーさんがある程度いるポッドキャスターさんきっかけで、
まずリスナーさんがイベントとかに集まって横のつながりができるっていうことは、
結構あちこちで起きてると思うんで、
そこにさらにリスナーさんがみんなで一緒に声日記始めるみたいなことが起こり始めると、
割と同じものが好きな人同士の声日記つながりみたいなものもできるのかなっていうのも、
今回の事例で結構見えてきたことだと思うんで、
そういう感じでポッドキャスターさんを軸に集まってる人たちで、
きっかけを作るみたいなことができれば、他でもあり得るのかなって気はしますよね。
すぎべ
私もう一個発信者の立場で思ってるのが、
それこそ、あんまりちょっとアンチコメント的なものとか、
批判的なコメントとか反応を恐れすぎて、
みんなに受けるような感じの話をし始めると、
本音じゃなくなってくる気がするんですよね。
一般受けする感じになると。
だからといって、変に棘のある言葉を使ったり、
変に武装しなくてもいいと思うんですけど、
結構そこは一点突破というか、でいいのかなって思うんですよね。
近藤淳也
一点突破。
すぎべ
なんかもうここに向けてみたいな感じで、いいのかな。
近藤淳也
言いたいことがあれば、まっすぐそれを言ったり。
すぎべ
いやいや伝え方は大事です。伝え方は絶対大事だし、言葉選びも大事なんですけど、
嫌われないようにとか批判されないようにっていう方に意識が向くと、結局言いたいことが言えなくて、
なんかいい感じのこと言ってるけど、何言ってるかわからんというか、
何が伝えたいのかわからんっていう風になってしまいそうな気がするんですよね。
私去年そのフェーズやったんですけど。
近藤淳也
そうですか?
すぎべ
そうなんです。
だからこうふわっとした内容になっちゃうなって思って。
近藤淳也
いいこと言わないとみたいな気持ちが。
すぎべ
いいこと言わないと、きれいに言わないと、誰かを嫌な思いに、
誰かを嫌な思いにさせたいと思って発信される人っていないと思いますけど、
誰かに嫌な思いさせたら嫌だなとか、
で思い始めると、結構本当になんか何も言えなくなるから、
そこは届く人に届けばいいなみたいな、伝わる人に伝わればいいなとか、
つながれる人とつながればいいなっていうスタンスで発信していくのがいいのかな。
そうですね。
個人が発信する場合は。
企業が発信するってなったらまた違うと思いますけど、
個人がやる場合はそうなのかなって思いますよね。
近藤淳也
実際聞いてて面白いのはやっぱりそういう本音が出ているものだと思うんで、
本当その通りだなって思いますけど、
結構それって話し方云々というより、
もうその人の生き様というか、
その人の人間としてのその時の状態にもよりますよね。
すぎべ
よりますよりますよります。
近藤淳也
ちょっと無理して頑張んなきゃいけない時とかあって、
どうしてもちょっと背伸びしなきゃいけない状況とかってあったりもすると思うんで、
なんかこう実態と言葉が、
言葉っていうか振る舞い、
なんかその時のモードみたいなのがちょっとずれてたりすると、
どうやっても難しかったりするし、
結局生き様が出るんじゃないかなっていう。
すぎべ
分かりました。
もう人間としての自分を磨き続けるしかないっていうところにつきますよね。
近藤淳也
そうですね。確かに。
すぎべ
全てにおいてかもしれないですけど。
近藤淳也
でもまあ僕自分のことを振り返って思いますけど、
たまにその実力以上のことができると見せなきゃいけない時もあるし、
そうやって頑張ってる人も応援したいって気持ちはあるんですよ。
本当に起業したての起業家とかって。
すぎべ
いや私もありますよ。応援したい気持ちはあるんです。
近藤淳也
はい。だから何て言うかな、
あんまり嘘は良くないっていうだけで片付けたくもない、
なんかすごい正しい努力というか、
時にはやっぱりこう不安で不安で仕方ないけど、
大丈夫って言い続けなきゃいけない人がいたりするっていうのは、
責任を持ってる人とかではあったりすると思うし、
なんかそれを嘘は良くないで片付けるのは違うと思うんで、
やっぱ人にね、大丈夫だからって言って絶対上手くいくんでって、
本当めっちゃ不安で仕方ないけど言わなきゃいけない時って人があったりするじゃないですか。
すぎべ
あります。
近藤淳也
そういう必要な嘘というか、
心と言葉が離れる時ってたまに人ってあると思うんだけど、
それが人のためだったりとか、
共感できる目的のためだったら、
やっぱそういう人にも頑張ってほしいなって思うんで、
どっちも。
正しい目的ならそれを応援したいなっていう気持ちもあります。
すぎべ
そうですね。そこに尽きる気がする。
正しい目的がどうかっていうことかもしれないですね。
本人にとってとか周りにとってとか。
近藤淳也
そうですね。人を騙して金を巻き上げてやろうって思いながらやってる嘘は共感できないですからね。
目的に共感できるかっていうことかと思いますけど。
でも、結局今後の20年まとめるとどうなんって言われたら、楽しみですね。
すぎべ
楽しみですね。
近藤淳也
結構可能性があちこちにポコポコと見始めているけど、
まだ全部が花開いてないっていうか、
全部が実現してないことっていうのは結構多いと思うし、
ただ本当に面白いこととか、
本当にこれは充実感を感じるなみたいなことが実際起こり始めてるっていうのでは割とリアルだし、
でもそれをじゃあみんながやってるかって言ったらまだまだっていう感じがするんで、
可能性しかないですね。
すぎべ
可能性しかないです。
で、これを音声メディアを心地よく使うか、
それを言い方悪いかもしれないですけど、悪用するかみたいなのは本当にユーザーにかかってるので、配信者もリスナーもそうですけど、
近藤淳也
大事にみんなで育てていきたいですね。
いいこと言いますね。
そうですね。