2023-10-19 13:12

#3 日常の不毛な競争を包み込んでくれる応援歌 生命体/星野源

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サマリー

星野源さんは、2023年の世界陸上とアジア大会のテーマソングとしてオファーを受けています。この楽曲「生命体」はポップカルチャーや音楽を通じて、日常の不毛な競争を包み込む応援歌として注目されています。

楽曲の概要と制作陣
lighthouse podcastのお時間です。この番組は、知らなくてもいいけど知っているとすごくいいことをテーマに、ポップカルチャー、そして音楽、映画、スポーツ、テクノロジーを中心に、全く知らないとそれ以上進めないコンテンツに対して、ほんの少しでも知識の明かりを灯し深掘りをしていく番組です。
生命体に関してお話をしていきたいと思います。
この楽曲は、2023年の世界陸上、そしてアジア大会のテーマソングとしてオファーを受けて、星野源さんが作られた楽曲になっていて、
世界陸上というと、もともと長年、小田祐治さんのAll My Treasureがテーマソングとして使われていたこともあって、おそらくもう何年ぶりかのテーマソングが変わる年が、この2023年になっています。
なので、皆さんもこの小田祐治さんの楽曲というところが、世界陸上イコール小田祐治さんみたいなイメージもある中で、そこを今回新たにこの生命体という楽曲で、この世界陸上を星野源さんがいかに表現するのか、というところが今回のポイントになっているかなというふうに思います。
簡単に生命体の楽曲の概要をお伝えしたいと思うんですけど、まず星野源さん、すべての楽曲でクレジットをホームページで出してくれてます。
なので簡単にご紹介をしていきます。まず作曲、リリックのところは星野源さん、そしてボーカルも星野源さん、エレキベースがマヴァヌアさん、そしてドラムが石垣俊さん、そしてピアノも星野源さんですね。
そして途中間に入るアルトサックスが竹嶋さん、これは星野源さんのライブによく出演をされている方です。
そしてコーラスハンドクラップを長岡亮介さん、そしてウーアさんがコーラスに入っております。
それぞれのプレイヤーのご紹介をしていくと、まずベースとしてピアノを弾いているマヴァヌアさん、この方は主に元々はドラマーとしてキャリアをスタートしている方なんですけど、今だと様々な楽曲の音楽プロデュースをされている方になってます。
ここ最近の2022年以降の星野源さんの楽曲に関われていることが多かったりとか、CMの楽曲であったりとか、様々なアーティストのプロデュースを最近手がけられている方になっております。
そしてドラムス石垣俊さんに関しては、今本当にこのポップの世界でも非常に注目されている、今一番引っ張りだこのドラマーと言ってもいいんじゃないかっていうふうに言われているような石垣俊さんがドラマを叩いてます。
この方はここ最近の曲だと、例えば米津玄師さんの寒伝とかキックバックを叩いたりとか、あとくるりさんの楽曲、そしてミレニアムパレードのFly With Me、そして映画ブルージャイアント、これはジャズの漫画が映画化した作品なんですけれども、そこにも参加されている元はジャズのドラマーさんになっております。
ここまでご紹介した通り、今回かなり楽器が少ない構成になっています。
メインになるのはピアノとベースとドラムのみ、そして間奏に非常に魅力的なアルトサックスのソロが入るというような形で、あとは星野源さんのボーカルとコーラスのみという形で、ここ最近の星野源さんの楽曲の中ではかなりシンプルな構成になっているかなというふうに思います。
楽曲の構成
そのあたりの理由なんかも星野源さんが語られているので後ほどご紹介をしていきます。
ここ最近の星野源さん、この生命体に関わらず非常に魅力的なアーティストの方であったりとか表現者の方を集めてくる才能というかセンスというところが本当にここのところ非常に魅力的だなというふうに思うんですけど、
今お伝えしたようなクレジットに入っている方はもちろん、今回PVに斉藤飛鳥さんがダンサーとしてご出演をされています。
その他にも各水泳選手であったりとか陸上選手の方もPVに参加されているんですけど、ここは星野源さんが実際にオファーをしてどのようなPVにするのかというところを考えた上で人選を選んでいるそうです。
はいではここからこの楽曲に関してお伝えをしていこうと思うんですけど、何といっても今回この世界陸上そしてアジア大会のテーマソングというところでそこのスポーツというところにフィットするような楽曲になっているかなというふうに思います。
なので少しテンションが上がるというか応援歌のような立ち位置になるような楽曲なので、一緒にアップテンポでボーカルとしても非常にポジティブなことが歌われているような構成になっているかなというふうに思うんですけど、
このシンプルな構成、ピアノ、ドラム、ベースが中心になった楽曲というところに関しては、今回星野源さんが意識されたのが、キャスターの方が話しながらとかその日の世界陸上の途中に流れたりというところでどうしても映像と一緒、そして人の声と一緒に流れるというところを加味して非常にこの構成をシンプルにしているというふうに言われています。
このサビにあーあーっていうコーラスが入るんですけど、このサビをコーラスにした理由っていうのも今お伝えしたように、この映像と一緒に流れてもおかしくないようにっていうところだったりとか、このキャスターさんの声が入っても邪魔にならないっていうところを考えてこのサビをコーラスがメインのサビにしているそうです。
ここから歌詞の方に入っていきたいんですけど、この楽曲本当に非常に素敵なことを歌われています。
それぞれ全ての箇所で非常に素敵なことを言っているんですけれども、ちょっと抜粋をしてご紹介と僕なりの解釈というところをお伝えしていくと、まずこの楽曲は今回の世界陸上を踏まえて応援歌っていうところに比重をもちろん置いているところもあると思うんですけど、
ただそれだけじゃない、この一般の方であったりとか日常の生活っていうところにもしっかり焦点が当てられている楽曲になっているかと思います。
まず歌い出しの歌詞が気がつけば接点の、勝て走れというところから始まるんですけど、この接点のっていうのはセルですね、競争の競の字が使われているんですけど、この気がつけば接点の、勝て走れというところが始まって、
もちろんこれはスポーツであったりとか優越がつくところから、日常生活における優越がつきづらいところっていうところも気がつけば競争してしまっている現代っていうところを歌っているかと思います。
日常生活の中では仕事であったりだとか、自分の趣味であったりとかの中で、もちろん今ネットの中で情報が多いっていうところもあって、優越が結構つきやすいかなっていうふうに思うんですね。
それはお金も含め、自分の仕事の出来であったりとか、自分の何かの実力であったりとか、すごい華やかな生活をしている人がスマホを開けばすぐに出てくるっていったようなところで、そこと比べてしまいやすい、この資本主義っていうところに対して、この気がつけば競ってるよっていうところから歌い出しているのかなっていうふうに考えています。
そしてサビには、ちょっと歌詞を引用させてもらうんですけど、「風に肌が混ざり溶けていく。境目は消える。」っていうふうに歌われています。
これはサビで非常に力強く星野源さんが歌われているんですけど、ここはまさに自分が勝負をしているところであったりとか、自分が力をグッと出しているときに、ゾーンのような状態に入ることをここで表現しているのかなっていうふうに思います。
これはもちろんスポーツっていうところがイメージしやすいかなっていうふうに思うんですけど、自分の集中力、日常における出来事に関しても、この集中したときに、この境目は消えるっていうところがスポーツに限らず表現されているのかなっていうふうに思います。
そしてこの楽曲の一番最後の部分に関しては、「そして続く。」という歌詞で終わっています。
これに関しても、この世界陸上、そしてアジア大会っていうスポーツの中で考えたときに、やはり優越がついてしまう結果が明らかに出てきます。
もちろん今回、日本の選手で非常に素晴らしい結果を残した選手もいれば、悔しい結果で終わってしまった方もいたり。
もちろんそれは日常生活の中でも、自分の仕事であったりとか、自分のやっていることが結果が結ばないっていうこともあるかと思います。
そんな中で、「そして続く。」もちろんその競技はまだこれからも続くよっていうところもそうですし、そして生活は続くっていうところも見え隠れしているかなっていうふうに思います。
なので自分が日常的に頑張っていることっていうのはもちろんですけど、そこから生活は続いていくんですよね。
なのでこの楽曲は、この正しい競争をしている人への後押し、押しながら不毛な競争をしてしまっている人への応援歌。
そして挑戦は続く、生活も続くっていうところを歌い上げてくれているのかなっていうふうに僕は解釈をしております。
日常生活での羨ましい気持ちであったりとか、嫉妬、結果がついていないことでの挫折を包み込んでくれるような、
非常に楽曲としては力強い、そして歌詞のソングライティングとしては非常に優しく積み込んでくれるような楽曲になっているかなというふうに解釈をしております。
なのでぜひこの生命体、各配信サイトで配信されてますし、YouTubeにもPVが上がっていて、ここで様々な戦士だったりとか斉藤飛鳥さんのダンスを見ることができるので、
ぜひ聞いたことがない方は一度聞いていただければと思います。
そして今後、星野源さんに関しては、ポップウィルス以降、2017年か18年以降、アルバムを出していないんですけど、かなり楽曲としては非常に多くの楽曲を制作をされていて、
直近だとNetflixの番組に曲を出していたりだとか、あとサマーソニックで星野源さんの特別なステージをプロデュースをして、そこでも楽曲を作っていたりというところで、
非常に今楽曲の制作を今年は多くしていたと語られているので、今後アルバムの発売であったりとか、新楽曲の配信というところも控えているので、ぜひこちらも期待していきたいと思います。
はい、では今回は星野源さんの生命体の自分なりの解釈というところをお伝えさせていただきました。ではまた。
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