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097.「ダニに咬まれた覚えはないのに」――発熱の原因は、マダニ感染症かもしれない
2026-10-19 44:26

097.「ダニに咬まれた覚えはないのに」――発熱の原因は、マダニ感染症かもしれない

マダニは、山に入る人や狩猟をする人だけが気をつければよい存在ではありません。

キャンプやハイキング、畑仕事、草むしりなど、身近な場所にも潜んでいます。 今回は、イノシシの解体中に大量のマダニを目にし、その生態や感染症のリスクについて解説していきます。 重症化することもある感染症や、ペットを介した感染の可能性、そしてマダニに噛まれないための服装・虫除け・帰宅後のチェック方法までお話します。

もし噛まれてしまったら、どう対処すればよいのでしょうか? 自分や家族を守るために知っておきたい情報をお届けします。

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サマリー

狩猟でイノシシを解体した際に大量に現れたマダニをきっかけに、身近な草むらや畑、キャンプ場にも潜む危険が語られます。布団にいるダニとの違い、マダニが草の先で動物を待ち、体温や二酸化炭素などを手がかりに取り付く仕組みを説明します。マダニが媒介する感染症として、SFTS、日本紅斑熱、ライム病の症状や重症化、治療法、地域的な傾向が紹介され、猫から人へ感染したとみられる例にも注意が促されます。服装や虫よけ、帰宅後の入浴と衣類の処理、ペットや子どもの確認など、咬まれないための対策も取り上げられます。マダニが付着した場合は無理に潰したり引き抜いたりせず、医療機関での除去を基本とし、発熱などがあれば咬まれた自覚がなくても山や草むらに入ったことを医師へ伝える重要性が説明されます。

身近な場所に潜むマダニ
ようこそ、生命科学の冒険者へ。
プレゼンターのあきです。
アシスタントのとみーです。
本日もですね、またまた狩猟絡みの話をちょっとしたいんですけれども。
番外編、じゃあ番外編?
番外編、じゃあ番外編かな。
テーマはですね、マダニになります。
マダニ?
ダニですね、いわゆるダニです。
イノシシを仕留めた後に解体しているときとかですね、
怪我を吐いているときにマダニが大量に出てくるんですよね。
ちょっとこのマダニ、結構危険だっていうのは、
ちょこちょこ報道なんかでもやっててですね。
ご存知の方も多いかと思うんですけれども、
私もちょっとマダニ危険だっていうのは知ってたんですが、
調べてみようと思いまして、
それをお話しさせていただきたいと思います。
なぜイノシシを仕留めた後にっていう話になったかというと、
アキさんは最近狩猟をしていて、
イノシシやらアナグマやらを罠で仕留めて、
さばいて食べているからですね。
そうですね。
そうするとダニが出てくるということになります。
ダニですね、
狩猟をやっている人とかぐらいじゃないの?
っていうふうに思われるかもしれないんですけれども、
山菜採りに行かれたりとかですね、
あと畑仕事をされている方。
そうですか。
それとか、あとキャンプとかハイキングをする方ですね。
山に入る趣味を持たれている方、
それから山の平原部に住んでいる方、
野生動物が出てくるような、
最近トシブリも出てきますけれども、
そうするとマダニっていうのは、
動物が通ったところには落ちてますので、
じゃあもうあれですね、私全然他人事じゃないですね。
他人事じゃ結構ないと思います。
本当に都会に住んでいたら別かもしれないですけれども、
最近本当にクマとかの目撃情報も多いので、
目撃情報があるっていうことは、
そこにマダニが落ちている可能性もあるということなので、
割と一般的な危機なのかなというところで、
知っておいたほうがいいんじゃないかなということで、
今回シナリオを作らせていただきました。
お願いします。
布団のダニとマダニの違い
まずですね、布団の中にいるダニとマダニ、
これ全く別物の話ですよっていうところを
ちょっとご紹介したいと思います。
ダニっていうふうに聞くとですね、
多くの方はですね、
布団とかカーペット、それから畳とかにいるですね、
ダニを思い浮かべると思うんですけれども、
これはですね、非常に小さなダニでして、
大きさがですね、1ミリ未満、
0.3ミリとか0.4ミリほどっていうようなもので、
肉眼ではほとんど見えないようなサイズになります。
彼らのですね、餌は人間のふけとか赤とか、
それからカビとかですね、
治療することはありません。
なので、人間に直接機械を加えるということはありません。
ただですね、この子たちは死骸とか糞ですね、
それがアレルギーになるんですね。
それがですね、例えば布団を畳む時とかに空気中に舞って、
吸い込んでアレルギーになるというようなことがありまして、
喘息とかアレルギー性鼻炎とか、
アレルギーテストをされてですね、
ハウスダストですねとかダニですねとか言われたことがある方、
いらっしゃるかもしれないんですけれども、
そういったのの原因になってしまうものになります。
で、もう一つがですね、
この布団とかカーペットの中で、
人を刺すダニっていうのもいます。
それがですね、爪ダニって呼ばれるものなんですけれども、
この爪ダニはですね、
実際人の血を狙って布団の中とかにいるわけではなくて、
爪ダニはですね、肉食性のダニでですね、
先ほどのこの布団の中にいる小さなダニ、
粉ダニとかになるんですけれども、
こういった小さなダニを捕まえて、
その体液を吸って生きているっていう肉食性のダニになります。
なので、小さなダニがいるところには爪ダニもいるということになります。
で、なぜ人を刺しちゃうのかというとですね、
爪ダニにとっては人は餌ではないんですけれども、
夏の終わりから秋にかけてですね、
普通のダニがですね、だんだんシーズンが終わって、
獲物が減ってくるというふうになると、
爪ダニはですね、餌を探して動き回るということになります。
で、人のですね、皮膚の方にも、
ひっついてしまうと。
で、ええものと間違えて刺してしまうということが起こります。
で、人のですね、皮膚に刺すとですね、
刺された箇所が赤く腫れて、強く早くなるという形で、
結構ですね、ちょっと画像を探してみたんですけれども、
皮の刺し跡によく似てます。
なので、本当に丸く赤くポツって腫れるという感じですね。
で、結構痒みもあるということなので、
皮に刺されて覚えないのにポツってあるというふうになるとですね、
もしかしたらこの爪ダニの被害をですね、
考えてみてもいいのかなというふうに思います。
特に今頃ですね、秋口の季節に噛まれることが多いみたいなので、
もしかしたらこれかもしれないなというところですね。
はい。
というところで、ちょっと身近なダニの話をさせていただきました。
マダニの生態と取り付き方
では、いよいよ本題の爪ダニに関してお伝えをしたいと思います。
爪ダニはですね、さっきのダニもそうなんですけれども、
昆虫ではなくてクモの仲間になります。
なので足が8本あるんですね。
はい。
ちなみにですね、大人の爪ダニは足が8本で、
生まれたばかりの幼ダニって言うんですけれども、
それは幼いダニですね。足が6本。
で、1回脱皮して若ダニっていうダニになるとですね、
足が8本に増えるということのようです。
幼ダニ、若ダニ、大人ダニ?
卵、幼ダニ、若ダニ、成ダニ。
成ダニ?
成ダニって言うみたいですね。
脱皮は1回、2回するのかなっていうような形で、
大きくなっていくということですね。
幼ダニ、若ダニ、成ダニのそれぞれの段階で、
動物の血を1回ずつたっぷり吸うということを行います。
一度ですね、吸ったら地面に落ちて脱皮して、
幼ダニから若ダニになると。
それからですね、次の段階へまた別の動物に張り付いて、
また血を吸って、それからまたポトッと落ちて脱皮して成ダニになって、
また別の宿主から血を吸うという形で、
この時にですね、動物から動物へ渡り歩くということをします。
なので、他の動物が何か病気を持っていると、
その病気を次の個体に移してしまうということが起こってしまうということですね。
これが他の動物、イノシシとかに吸いついてたダニが人間についてしまって、
そこで血を吸う時に病気を持ち込んでしまうということがあってですね、
これが怖いということになります。
体温と二酸化炭素を感じるマダニ
で、マダニですね、動物をどういうふうに待ち伏せするのかという形なんですけれども、
草の葉の先とかですね、ヤブの中でじっと動かずに待っています。
そして動物が通りかかるとですね、前足を伸ばしてしがみつくという行動をします。
木の上からですね、落ちてくるという風な話が昔あったんですけれども、
実際は地面に近い草の先で待ってまして、
そこを動物が通り過ぎるとそこにしがみつくと移り変わるということになります。
なので割とですね、高い木の先にいるというわけではなくて、
低い草ですね、動物の背丈ぐらいのところにいることが多いということになります。
で、狩猟した毛皮を剥いでいると、実際マダニが出てきまして、
それで近くに木とか柱にするして捌いている時が多いんですけれども、
そうするとですね、柱をどんどん上に上に登っていくのが観察できます。
登っていって、その先っちょで待ち構えるという性質があるのかなというのがよくわかります。
あとですね、血の吸い方なんですけれども、
これ獣に取り付いた後ですね、血の吸い方ですが、
口の部分を皮膚にしっかり差し込んでですね、
口の先には返しのような小さな刃がありまして、それで固定します。
さらにですね、セメントのような物質を出して、しっかりとくっつくということをします。
なので、無理に引っ張ってもなかなか取れません。
あとですね、噛まれても痛くないという形ですね。
マダニの唾液には痛みを抑えるような成分とか、
血が固まるのを防ぐような成分が含まれています。
なので、噛まれても気づかないということが起こります。
そのままですね、数日間ですね、種類や段階によっては1週間から10回以上ですね、血を吸い続けるということになります。
吸う前はですね、本当に小さな数ミリだった体が吸い終わる頃には、1センチ近くまで膨らむという形になります。
灰色がかったですね、小豆のような姿になっていて、ほくろと思ったら動いたというような話がよくあります。
私もですね、以前ですね、海外を自転車で旅行するという、
カナダからアメリカ、メキシコを通ってですね、コスタリカまで自転車で移動するというのを若い時にやってたんですけれども、
その時、キャンプしながら旅行してました。
でですね、たまにですね、あれこんなとこにイボがあるというふうに思ったら、
なんかプルプル動くなと思って、よくよく見たらダニだったということがですね、何度かありました。
嫌だ。
1回はですね、眉毛のところについてて、
嫌だ。
当然見えないんで、小さな鏡を出してですね、見て、
あれこんなとこにほくろあったっけと思って、プルプルするなと思って、
よくよく見るとマダニだったということがありました。
ちなみに私はアシスタントなのでこの話を聞いていますが、虫は全然好きじゃないです。
あの嫌な話かもしれないですけど、キャンプでですね、ダニに噛まれたことあるという人もいるかもしれません。
で、その時にはですね、僕はまだ知識がなかったので、普通に指で強引に引き剥がしました。
で、クソと思ってライターで焼いた覚えがあります。
ってことは普通にブチッと外しちゃいけないことをやっちゃいました。
なるほど、その正しいやり方は後で出てくるんですね。
そうですね、正しいやり方は後からご紹介します。
指で抑えるのもNGです。
抑えるとですね、すっかちが体内に戻ってきます。
で、その時に悪そう。
前の動物の血なりウイルスなりが体内に残っているわけなので、
より感染しやすくなる可能性があります。
なので、指でギュッと潰しながら取るとかっていうのはNGになりますので、やらないようにしてください。
僕はたまたまラッキーで何かしらの病気を発病することはなかったですけれども、
正しい対処で取りましょうということになります。
あとですね、マダニは絶食にとても強いと言われています。
種類によりますけれども、数ヶ月から年単位で何も食べずに生き延びることができます。
で、山の中で次の動物が通りかかるのをひたすら待っているということになります。
なので、本当に一回駆除したなと思っても、実はどこかで生きているということがあり得るかなと思いますので、
見つけたら焼き殺すなり、殺虫剤巻いて殺すなりというのは非常に大事だし、
本当に見えないぐらい小さなヨーダニは1ミリぐらいのサイズなので、
そういったヤツらは見落とす可能性があるので、
本当にきちんと殺虫剤とかで殺しておく必要があるなというふうに感じております。
死んだ、止め刺しをした後の個体からマダニがどんどん出てくるということになりますけれども、
マダニは宿主の体温と吐く息に含まれる二酸化炭素を目印にしています。
生きている動物の体は暖かくて、息をするたびに二酸化炭素を出しています。
マダニにとってはここに食べ物があるというふうな合図になります。
イノシシが死ぬと心臓が止まって体が冷えていくということになります。
息も止まって二酸化炭素も出なくなります。
ダニからすればここはもう食べ物ではないということになります。
マダニは慌てて新しい宿主を探して動き出すということになります。
マダニの口の引っ掛けを外して、どんどんウロつき始めるということになります。
漁師は解体作業をしているときがマダニが次の宿主を探している時間帯になってしまうので、これに気をつけないといけないということになります。
マダニがどうやって体温と二酸化炭素を目印にしているのだろうということを調べてみました。
出発点はドイツの生物学者のヤーコプ・フォン・ユッキュース・キュールです。
1930年代に環太平洋とか環境の環という考え方を説明するためにマダニを使って説明をしました。
環世界という考え方は、それぞれの動物にはそれぞれの動物だけが感じ取っている固有の世界があるという考え方です。
当たり前ですが、人間はほとんど視覚で世界を認識しています。
犬は鼻が強かったり、目は白黒でしか見えないと言われています。
そんな感じで、動物はそれぞれ自分の感覚機関で世界を認識しているという中で、
マダニは目がほとんど見えない。
だから、匂いとか湿度といったごくわずかな合図だけで動いていますよというふうに彼は主張しました。
温度?
湿度じゃないですね。温度ですね。温度とか匂いとかそういったものだけで動いていると。
木の枝の先で待っていて、哺乳類の汗とか皮脂の匂いを感じたら獲物の上に落ちると。
次に体温を感じたら血を吸う場所を探すと。
マダニの世界はそのわずかな合図だけでできているというふうな考え方です。
これは最初の仮説になります。
そうなんじゃないかと思ったから始めているのね。
その後、実際に体のどこで感じているのかというのが調べられます。
1940年代のイギリスの研究で、前足の先にあるハラー機関という小さな感覚機関に
匂いとか温度、湿度を感じ取っているということが分かりました。
マダニにとって、これが人間の鼻のような機関になりますが、
この鼻は実は前足の先にあるということが分かりました。
そして、1960年代の初めにアメリカの研究者が
二酸化炭素そのものがマダニを引き寄せるということを示しました。
この性質は今でも使われていて、ダニの調査ではドライアイスを置いておくということをします。
そうすると二酸化炭素が発生しますので、そこにマダニが集まってくるので
それを収集して研究するということになります。
先ほどのユクスキュルの話というのは仮説ですよという話をしましたけれども、
実際マダニはかなり複雑なことをやって、
二酸化炭素とか体温とか振動とか匂いとか色々な合図を組み合わせて行動しているということが現在では分かっております。
木の上から落ちてくるというのも実際は草の先で待ち構えているということになっておりまして、
通りかかった動物に乗り移るという形ですね。
ぽとっと落ちてくるというわけではないですよということになります。
とにかく少ない合図で確実に動物を見つけるというマダニの性質がそこにありますよということになります。
マダニが媒介する三つの感染症
では今日の本題に入っていきたいと思います。
マダニが運ぶ感染症についてなんですけれども、主な病気を3つご紹介したいと思います。
まず一つ目がSFTSと呼ばれるものですね。
日本語だと重症・熱性・血小板減少症候群という、これもまた下噛みそうな名前なんですけれども、
どんな症状になるかというと、ひどい熱が出て血小板が足りなくなる病気というような症状になります。
結構そのままだった。
そのまんま重症・熱性・血小板減少症候群ですね。
英語の頭文字がSFTSで、英語はもう発音できないので飛ばします。
これはウイルスが原因の病気になります。
2009年頃に中国で原因不明の発熱が起こる病気として、
療法が確認されて2011年に新しいウイルスによる病気だという報告がされました。
日本では2013年に初めて患者が報告されております。
このウイルスはマダニにかまれることで感染するものになりますけれども、
症状は発熱・大と下痢といった小角形の症状がまずありまして、
それから血小板とか白血球が減少するということが起こります。
潜伏期間が6日から14日間、重症化すると亡くなることもあります。
この患者数は年々増えております。
国の機関のまとめを見てみたんですけれども、
2026年7月31日現在の数字によると、
国に届けられるようになった2013年から2026年7月31日までの累計が
1368人の集計があります。
年ごとに2023年が134人、2024年が121人、
そして2025年が192人という感じで、
徐々に1回ちょっと下がったけど、また去年は上がったという形で、
2026年、今年7月末の時点ですでに115人の患者さんが報告されております。
患者さんの年齢の中央値は75歳ほどという形で、
70代以上が全体の7割を占めております。
なので、わりと若い方がかかっても回復しているというか、
ウイルスが体内に入ってきていても免疫で抑え込めているのかもしれないなという気はします。
あとあれかもね、症状が風邪っぽいから、風邪だと思っていて届け出ていないみたいなこともあるかもね。
届け出ていなくて、それで治っちゃっているということなのかもしれないなと思います。
高齢者はご注意くださいというような感じですね。
地域は西日本が中心となっております。
累計の届け出が最も多いのが宮崎県ですね。
ついで広島とか長崎が103人、高知県が101人という形ですね。
なかなか西日本もさらに端っこの方に多いのかなという感じですね。
一方、広がりも出ておりまして、届け出がある37の都道府県の中で
北海道とか東京、神奈川も含まれてきているというところで、
温暖化の影響もあるのか、どんどん北の方にも進出しているのかなと思われます。
致死率なんですけれども、国に届け出がある中で死亡された方という形になるので、
結構わからない部分はありますが、約1割の10%の方が亡くなっているという形ですね。
届け出時点で亡くなっている方が1368人中の137人という形です。
届け出の後に亡くなっている方が含まれていないので、実際はもっと高い可能性もありますし、
逆にかかったけども治っているという人も多いのかもしれないので、
実際がどれぐらいの数値になるのかというのは正直わからないですね。
治療に関してなんですけれども、確立した特効薬がなくて、症状に合わせた対処療法が中心となります。
なので何よりもダニに噛まれない、刺されないということがかからないこととなりますので、
これがとにかく大事ですよということになります。
そしてもう一つ最近わかってきた脅威なんですけれども、猫が要注意となります。
猫がSFTSを発症したという報告が全国で1112と出ておりまして、かなりの数に上ります。
猫が発症すると致命率が6割ぐらいあるという形で、結構重症化して死んでしまう猫ちゃんが多いと言われております。
発症した猫の血液とか口とか目などからウイルスが大量に検出されます。
ですのでマダニを飼いさずに猫から人に移ったと思われる例も多数報告されております。
特に動物の診療とかケアの中で感染したと推定される獣医さんの症例が2018年以降で12人報告されております。
なので猫ちゃん飼われている方で、外で話しがいしているよというような方だと、
もしかしたら猫が調子悪いなというふうになった時にはこの症例を疑ってみたほうがいいかもしれません。
あと猫ちゃんとか犬もかかるかもしれないので、猫とか犬とかでダニに噛まれた跡があるとかダニがついていたとか、
体調が悪いというような場合には手袋やマスクをして触った後はしっかり手を洗うというような対策が必要になるかなと思います。
2番目に一番多い病気は日本広範熱という病気があります。
日本は日本で、紅の反転の熱というふうに書きます。
日本広範熱というのは日本広範熱リケッチャーという、
こちらはウイルスではなくて細菌を持ったマダニに囲まれて感染する病気になります。
1984年に徳島県で初めて患者が報告され、比較的新しい病気になります。
ウイルスのSFTSと違って細菌が原因なので抗生物質が効くということになります。
感染してこの病気だと特定できましたら速やかに抗生物質を入れることによって回復することができると。
潜伏期間が2日から8日という形です。
SFTSよりも短めで頭痛、発熱、それからだるさで始まって、
典型的には高熱と発疹、ダニの差し口があることを疑ったほうがいいかなということになります。
患者数が結構多くて毎年全国で400〜600件の報告があるという形で、
同じく近年増加傾向にあります。
シーズンもありまして、4月から10月にかけて多くて、
特に8月から10月がピークとなります。
今ピーク中という感じですね。
西日本でも多い病気ですけれども、東日本でも患者さんは出ています。
怖いのは重症化すると意識障害とか多臓器不全を起こして亡くなることがあるという形で、
静岡県では草取りの最中にダニに噛まれた80代の女性が入院の翌日に排血症で亡くなったという例があります。
症状が出てから数日の出来事だったというところですね。
やはりダニに噛まれた場合の、これどれでも共通することなんですけれども、
厄介なのがダニに噛まれた自覚がない人は、この病気を疑いません。
ダニに噛まれましたってお医者さんに言わなかったら、お医者さんもこの病気を疑いませんので、
結局、抗生物質の他の風邪とかの症状なのかなとか、いろいろ別の手当をするというような形になってしまって、
抗生物質を入れれば治ったのに、そういった処置ができなかったという可能性もありますので、
山とか草むらに入ったとかっていうようなことがありましたら、
必ずこれはお医者さんに伝えたほうがいいのかなと思います。
ダニに噛まれた可能性があるかもしれないというふうに伝えるということですね。
はい。
そしたら、この病気を疑って、この病気が見つかれば、抗生物質を入れることによって早急に治すことができます。
はい。
3つ目が、ライム病になります。
ライム病っていうのは、これは日本にはあんまりない病気なんですけれども、
アメリカとかヨーロッパで多い病気として有名な病気になります。
ただ日本でも患者はありまして、年間20人前後がライム病にかかっていると報告されております。
これはですね、感染地域はどっちかというと北のほうになりまして、
本州の中部と北海道、特に北海道が多いという形ですね。
で、症状はですね、段階的に進みまして、
かまれて1、2週間ほどで、かまれた場所を中心にですね、赤い輪のような有層性抗反という形で、
輪っかのようなものができて、それがだんだん広がっていくというようなことになります。
これが最初のサインになります。
で、発熱とか倦怠感を伴うと。
で、放っておくとですね、数週間から数ヶ月後に随膜炎、心筋炎、それから関節炎などが出てきます。
数ヶ月からですね、数年かけてじわじわ進むことがありますので、
こういった有層性抗反が出た場合には、すぐに病院に行ったほうがいいかなと思います。
で、その後ですね、インフルエンザのような症状から始まっていって、神経とか心臓関節に影響が出るということですね。
で、これもですね、最近ですので抗生物質が効きます。
なので、これもダニに噛まれて疑いがあるときには、必ずお医者さんに伝えましょうということになります。
服装と虫よけで咬まれない対策
とにかく山に行ったりとか、草むらで仕事、草むしりとかですね、
仕事をしたりとか畑仕事をしたりとかっていうので、
もしかしてダニに噛まれたかもなと、そういった仕事をしたなっていう後に、
数日から1週間、10日ぐらいでですね、何かしらの症状が出た場合には、
あの時の仕事でダニに噛まれたかもしれないということは疑っておいたほうがいいと思います。
このような形でですね、3種類の病気がありますよということをお伝えさせていただきましたけれども、
じゃあ噛まれないためのですね、対策っていうのはどういうふうにすればいいかというのをちょっとお伝えしたいと思います。
まずですね、山とか畑仕事とかそういったのをする際の服装なんですけれども、
明るい色の長ズボンを着用しましょうと、肌の露出をなるべく減らそうという形ですね。
明るい色だとですね、服についたダニが見つけやすくなりますので、
明るい色の服がいいですよということになります。
裾ですね、ズボンの裾はですね、靴下の中に入れてしまうようにします。
そうするとですね、ダニは下から上に上に上がっていきますので、
裾が開いているとですね、靴下の中に入ったダニがですね、上に上に上がって、
足を伝ってですね、股の方まで来てしまうというような形で吸い付いてしまいますので、
ちょっと想像して今変な声出ました。
特に皮膚の柔らかいところを狙ってきますんでですね、噛みつく時には。
なので、ズボン裾を入れておけばですね、それが防ぐことができます。
なので、ズボン裾は必ず靴下の中に入れましょう。
あとですね、高いところにいるダニがですね、上からつくケースも考えられます。
ですので、首の周りはですね、タオルとか襟でカバーをするようにしましょうと。
それから手袋もつけましょうという形ですね。
手袋はいろんなところ触ると思いますので、その時にですね、怪我の防止にもなりますし、
他の感染症の防止にもなるので、手袋は重要だと思います。
2つ目がですね、虫除けをしましょうということですね。
ダニに対してはですね、2つ有効成分があります。
ディートというものとですね、あとイカリジンという成分があります。
イカリジンなんですけれども、例えばフマキラのですね、スキンベイブミストイカリジンプレミアムというような製品なんかは
イカリジンが15%配合されていますので、マダミを避けることができます。
服の上から使えて年齢の制限とか回数の制限もないので、
子供さんなんかと一緒にですね、ピクニックに行くというような場合には用意しておいた方がいいかもしれません。
同じくフマキラのですね、天使のスキンベイブミストプレミアムというのも
イカリジン15%配合されているということで、これもいいだろうと思います。
あとですね、ディートという製品ですね、これはちょっと大人向けの製品かもしれないんですけれども、
アース製薬のサクラテクトリッチリッチ30っていうのがですね、ディート30%配合されております。
サラテクトですね。
サラテクトリッチリッチ30ですね。
第2医薬品に該当しまして、12歳未満は使用できないという形ですね。
池田モハンドウというところのですね、無皮のムシオケムシペールα30というのもですね、
ディート30%配合の第2類の医薬品となっております。
このムシオケのですね、大事なところは、
効き目の強さではなく、持続時間が大事です。
ディート30%なら5から8時間、
ディートが10から12%ならですね、2から4時間ぐらい効くというふうに言われてますよという形なので、
説明書のところにですね、何時間ぐらい効くというのも書いていると思いますので、
その時間過ぎる前にですね、必ずまた活動が続いている場合にはスプレーをするようにしましょう。
特に大事なのが、露出している肌の部分とか、
あと服の裾ですね、入り込み口となるところですね。
服の裾とか袖口、あと靴なんかにもかけておくと、靴から登ってくるということを防ぐことができますので、いいかと思います。
ディート製品の場合はですね、プラスチックとか化学繊維を痛めることがあると言われてますので、
ウェアとかですね、そういったディートがいいかどうかっていうのをちょっと確認したほうがいいかなと思います。
なので、イカリジンのほうがなんとなく使いやすいのかなという気はします。
あとですね、これも完全ではなくて寄ってこなくなるというようなものですので、
絶対につかないというわけではありませんので、その後チェックをすることは重要ですよというところですね。
山とかにいる間なんですけれども、休憩の時とかですね、
車に戻った時に服とか体に何がついてないのかっていうのをお互いに見えないところも確認するようにしましょう。
一人だったら一人で見える範囲をなるべくちゃんと見る。
なるべくきちんと見るということですね。
帰宅後の確認とマダニの除去
可能なら鏡とか使ってみたほうがいいかもしれません。
あとですね、草の上に荷物とかを直接置かないとか、座る時も草の上とかに直接座らないと、
シートを引いて座りましょうということですね。
あとペットなんかを連れて行く場合には、ペットに何がついてないかっていうのをしっかり確認してあげましょうということになります。
最後ですね、帰ってきてからなんですけれども、まずすぐに入浴して全身を確認しましょうと。
特に柔らかい場所ですね。耳の裏とか首、脇の下、股の裏、頭皮、髪の毛の生え際、おへそ、下着のゴムの当たる部分ですね。
こういったところを股には好みます。
ですのでそういった場所をしっかり重点的に見たほうがいいですよというところで、
ご家族に見えないところは見てもらうようにしたほうがいいと思います。
あと脱いだ服はですね、家の中に持ち込まずになるべく玄関で脱いでしまって、
すぐに洗濯機に入れて、できれば乾燥機で乾燥させてしまうということが安心です。
熱で殺すということですね。
というのが安心になります。
場合によっては殺虫剤とかを服にかけた後で洗濯機に入れてもいいのかなと思います。
あとですね、噛まれていること、ダニが体についていることを見つけてしまった場合なんですけれども、
まず無理に引き抜かないということが大事になります。
先にも申しましたけれども、マダニはですね、口の部分を皮膚にしっかり固定しているのでですね、
体だけ無理に引っ張ると口の部分が皮膚の中に残ってしまって、過濃したり悪化したりすることがあります。
またですね、指でグッと握ってしまうので潰してしまうということで、血液が戻って感染症になることがありますので、
それも避けたいところになります。
一番確実なのが皮膚科などの医療機関で取ってもらうことですね。
そうは言ってもすぐに行けないと思いますので、そういった時にはやむを得ず自分で取るという場合もあると思います。
専用のダニ取りの器具というのがありますので、山に行くような方はですね、
そういったものをアマゾンか何かで買っておくといいかなと思います。
あとですね、今だとテレフォンカードとかないですけど、プラスチックの下敷きだとちょっと分厚いかな、
薄いプラスチック製のカードみたいなのにV字に切れ込みを入れて、
それでダニの口と皮膚の間をキュッキュッと入れていってですね、
それで取るっていうのが有効だというふうに言われています。
こそげ取るみたいな感じ?
こそげ取るみたいな。
横にスライドして?
横にスライドっていうか、V字に切れ込みをまず入れたところを口の部分に挟み込むようにして、
それでずっと横にスライドしていく、スライドしていくって感じですね。
っていうのがいいというふうに言われています。
このあたりのやり方っていうのはYouTubeとかにも出ていると思うので、
もしダニが体についているのを見つけてしまった場合には、そういった対処も考えてみてください。
その後必ず皮膚科に行ったりとかしたほうがいいんじゃないかなとは思います。
今聞いている感じだと、垂直に取ると体の一部が残ってしまうから、
垂直に食い込ませているところを外して取っていくっていうイメージかな?
そういうイメージですね。
発熱時に医師へ伝えること
取れた後は噛まれた場所をまず消毒しましょうということですね。
それから数週間の間は体調の変化に注意すると。
発熱とかだるさとか吐き気、下痢、発疹、それから刺された場所の赤みなんかが出てきましたら、
すぐに受診をして、何月何日頃に山でダニに噛まれましたとお伝えしてください。
お医者さんのほうにしっかり伝えると。
取れたダニは可能なら写真に撮っておくと診断の助けになると思います。
ダニの種類によってかかる病気なんかも違うと言われているのかなと思いますので、写真撮っておきましょうと。
もし余裕があるならあまり残したくないと思うんですけれども、
取ったダニをジップロックのような袋に保存できるなら保存しておいて病院に持っていくと、
そのダニからどういった病気を持っていたのかというのを調べることができるので、
そういった手段も使うといいかなと思います。
そして噛まれた自覚がない場合でも山に入った後に熱が出た場合には、
同じようにしっかり受診してダニに噛まれたかもしれないというふうにお伝えください。
とにかくダニに噛まれたかもしれないということを伝えるだけで疑う病気が増えるというか、
そこを潰すことができるので非常に重要になります。
ということで、本日はダニのお話をさせていただきました。
猫ちゃんを飼っている方なんかもぜひ気をつけていただきたいと思います。
あとあれですね、皮膚が柔らかいところを刺すという話から、
我が家は赤ちゃんがいるので、赤ちゃんがダニにすごく噛まれやすいと友人に聞きました。
皮膚が柔らかくて薄いから。
皮とかにも噛まれるもんね。刺されまくるもんね、赤ちゃんって。
なので、子育てしている方は特にお子さんがやっぱり草むらで遊んだりとか、都会はちょっとわかんないけど、
田舎だと公園で草むらで遊んだりした後に、やっぱりちょっと見てあげたらいいのかなと思います。
都会でも公園で遊ぶことあると思うけど、近所に野良犬、野良猫がいるとかね、
そんなんだったらその草むらにダニがいてる可能性ありますので、都会といえども安心はできませんので。
守っていきましょう。
ということでありがとうございました。
ありがとうございました。
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