旅する傘の物語
レオバニーさんのポッドキャスト、【メタ認知で読み解く、神様と現実の心地よい関係】からエピソード、【旅する傘の謎とタイムライン】。
今回はですね、このポッドキャストの内容を私たちの視点でじっくりと分析して、その奥にあるものを探っていこうと思います。
さて、もしあなたが東京のホテルに置いてあったはずの一本の傘、それがある日突然、何百キロも離れた青森の宿で見つかったと聞いたらどう思いますか?
まあ普通に考えれば、誰かが間違えて持っていったか。
ですよね。あるいはちょっと拝借してそのまま、なんて話ですよね。
ええ。
今日はそんな不思議で、でもどこか心温まる旅する傘の物語を手がかりに、私たちの現実というものが実はどうやって作られているのか、常識とは少し違う角度から光を当ててみたいと思います。
単なる忘れ物とか盗難事件とかで片付けてしまうには、なんかあまりにも興味深い裏側があるようなんですよね。
ではまず物語の概要からいきましょうか。
始まりは、青森にある宿がSNSに投稿した一枚の写真でした。
東京のホテルの傘がここまで旅をしてきました、というそういうコメントとともに、その写真には確かにその東京の有名ホテルのロゴが入った傘が写っていたんですね。
で、この投稿がすぐにSNS上で話題になったんです。
え、どういうこと?とか、面白いって。
うんうん。
元のポッドキャストによると、その投稿を見た人たちが今度は東京のホテルガマの公式アカウントに、あなたのところの傘が青森で発見されたみたいですよ、とか。
ああ、なるほど。
何か返事をしてあげてって、次々に連絡を入れたそうなんです。
なんか一種のお祭り騒ぎみたいですよね。
まるで伝言ジムみたいですね。
それでホテル側もその連絡を受けて確認したところ、あ、確かにうちの貸し出し用の傘です、と。
ここからのホテル側の対応が本当に見事なんですよ。
普通なら傘が盗まれたとか、どうしてそんなところに、ってまあなりそうなものじゃないですか。
そうですよね。
ビジネス的に考えれば、一本数百円のビニール傘のために、時間とか労力をかけるのは、まあ非効率かもしれませんし、でも彼らはそう考えなかった。
SNSで非常に丁寧な言葉を選んで、素敵な旅の思い出とともに、当ホテルの傘もご一緒させていただいたのですね、といった、そういう趣旨の返信をしたんです。
うわあ、素敵な返しですね。
で、今後の対応は社内で検討しますと。
その社内会議の結果がまた驚きで、なんとその傘を迎えに来た目だけの青森への出張が全会一致で許可されたというんです。
全会一致で。
コストだけを考えたらありえない判断ですよね。
一体何が彼らをそこまで動かしたんでしょうか。
そこにこの話の最初の鍵があるんです。
実はこの青森の宿の主人、若い頃に東京に住んでいて、そのホテルの前を毎日のように通っていたそうなんですね。
だから傘のロゴを見た瞬間に、ただの忘れ物とは思えなかった、あの頃の、っていう強いノスタルジアというか懐かしい気持ちが一気に込み上げてきたと語っています。
なるほど、単なる物としてじゃなくて、自分の過去の記憶と結びついた何か特別な存在として傘を見ていたわけですね。
そうなんです。
その宿の主人の温かい気持ちがSNSの投稿に載って、それを受け取ったホテル側も、単なる美品の紛失ではなく、一つの物語として捉えたと。
だからこそ非効率に見える出張という決断に至ったということなんですかね。
願いの具現化
そういうことだと思います。
そして結果的にホテルの方が本当に青森まで赴いて、傘は無事にホテルへ帰還しました。
しかもその後ロビーで長い旅をしてきた傘として、しばらくの間誇らしげに展示されたそうです。
すごい。
どれも損をせず関わった人みんなが幸せな気持ちになるっていう、本当に素敵な結末ですよね。
本当に心温まるエピソードです。
でもここで一度立ち止まって冷静に考えてみたい。
私たちの多くが抱くであろう、最も現実的な疑問です。
はい。
で、結局どうやって傘は東京から青森まで移動したの?と。
そこですよね。
最も論理的で3次元的な説明をするなら、やはり誰かがホテルで傘を借りたまま返さず、いわゆる借り返してしまった。
そしてその人物がたまたま青森まで移動して、その宿に傘を置き忘れた。
これが一番ありそうな筋書きです。
ですよね。
でも元のポッドキャストはそこで話を終わらせない。
その誰かが運んだっていう物理的な説明のさらに奥にあるかもしれない別の可能性を示唆しているんです。
ここからがこの話の核心に入っていく部分なんですけど、元のポッドキャストで提示されているのは、物理的などうやって、それを追求するんじゃなくて、この出来事に関わった当事者たちにとって、なぜ、why、これが起きたのかっていう、より高次元の視点からの読み解きなんです。
ああ、なるほど。whyですか。
その視点で見ると、この出来事は関係者それぞれの願いが具現化した結果だと、そう捉えられています。
願いですか。具体的にはどういうことでしょう。
この物語には主演が二人いると説明されています。
まず一人目はもちろん青森の宿の主人。
これにはさっき話したように、若い頃を思い出して懐かしい気持ちに浸りたいという、本人も意識していなかったかもしれない静かな願いがあった。
なるほど。過去への講習ですね。ではもう一人の主演は。
東京のホテルの担当者です。
この方はこの件が起きる少し前に、たまたまテレビで旅番組を見ていたそうなんです。
へえ。
画面に映る青森の奥入瀬渓流の美しい緑を見ながら、ああいう素敵な場所に行って心から癒されたいなあってふとそう思っていたと。
えっと、それはすごい。一方は過去を懐かしんでて、もう一方は未来の癒しを求めている。
そうなんです。
しかもその行き先がどちらも青森というキーワードでつながっていた。
そうなんですよ。
全く接点のない二人の一見すると全く異なる種類の願い、それが高次元のレベル、いわば宇宙の栽培みたいなレベルでマッチングしたという解釈です。
マッチング。
そしてそのマッチングした願いが私たちの住むこの三次元の世界に現象として現れるために媒体として選ばれたのがあの一本の傘だったと。
ちょっと待ってください。その解釈は非常にロマンチックですけど、だとしたら最初に話した傘を運んだかもしれない人物の存在ってどうなるんですか?
その人はただの偶然だったのか、それとも。
いい質問ですね。そこが面白いところで、もし本当に傘を物理的に運んだ人物がいたのだとしたら、
その人はこの二人の主演の願いを叶えるっていう壮大な物語を実現するために、無意識のうちに運び屋としての役割を完璧に演じさせられた女演俳優だったのかもしれないというわけです。
時間と周波数の理論
主演俳優の願いを叶えるために世界が女演俳優をキャスティングしたということですか?まれで映画の脚本みたいですね。
ええ。
でもその考え方って一歩間違えると、その人には自由意志がなかったのかっていうかなり大きな問いにもつながりませんか?
それは非常に重要な点です。この理論は誰かが操り人形になるっていう話ではなくて、むしろ私たち全員が無意識のレベルでは、互いの願いを叶え合うために常に影響を与え合っているっていう考え方なんです。
なるほど。
その女演俳優役の人も、きっとその人自身の何らかの目的とか流れがあって、青森に向かっていて、そのプロセスの一部が主演二人の願いとたまたま重なったと解釈する方が自然でしょうね。
なるほど、そういうことですか。しかし、この一連の解釈、非常にスピリチュアルに聞こえますけど、驚くべきは、この理論を提唱している元のポッドキャストの配信者、レオ・バニーさんが、実は35年の経験を持つ元システムエンジニアだということなんです。
そうなんです。だから彼女の理論は単なる精神論とかファンタジーではなくて、非常にシステム工学的ロジカルな視点に基づいている。
その根幹にあるのが、タイムラインという考え方です。
タイムライン?
彼女によれば、時間とは私たちが思っているような過去から未来へ続く一本の道ではない、と。
一本の道じゃない?じゃあ、どういう?
無数に並行して存在する布の縦糸のようなものだ、と説明されています。いわゆるパラレルワールドの概念に近いですね。
はい。
そして私たちは、自分の周波数、つまりその時々の感情の状態によって、常にこの無数のタイムラインの間を無意識にジャンプしながら移動している、というんです。
感情が自分がいる世界線を決めるみたいなことですか?その周波数という言葉、もう少し詳しく教えていただけますか?
良いポイントですね。この理論の面白いところは、感情を単なる心の問題と捉えない点なんです。
量子力学的な考え方も取り入れて、私たちの感情状態は、それぞれ固有のエネルギー的な振動、つまり周波数を生み出している、と仮定するんです。
ああ、なるほど。
例えば、感謝とか喜び、といったポジティブな感情は、高くて安定した周波数を、逆に怒りとか恐れ、みたいな混沌とした感情は、低くて不安定な周波数を生み出す、と。
感情が目に見えないエネルギーの波を出している。
そして、その自分が走っている周波数に同調するタイムライン、つまり現実を私たちは常に体験している、というモデルなんです。
なるほど。
イメージとしては、右側にあるタイムラインほど、周波数が高くて、ご機嫌でハッピーな、物事がスムーズに進む、バグの少ない世界。
はい。
逆に、左側にあるタイムラインほど、周波数が低くて、不機嫌で重たい、トラブルが多発する、バグの多い世界。
私たちは自分の感情次第で、この左右のタイムラインを絶えず行き来している、というわけです。
ご機嫌でいると、バグが少ないサーバーに接続できる、みたいな感じですかね。
にわかには信じがたい話ですが、配信者自身の不思議な体験談がこの理論を補強しているんです。
ええ。
一つは、まさにエンジニアならではの話なんですが。
システムの使用書の話ですね。
そうです。ある日、彼女が使っていたシステムの使用書、つまりマニュアルの記述が何の前差しでもなく、昨日までとは全く違う内容に変わっていたそうなんです。
普通、エンジニアの世界では、システムに変更があれば、必ずリリースノートという変更履歴が記録として残るのが鉄則です。
でも、その履歴には何も記載がない。
え?じゃあ、公式には何も変わってないはずなのに?
そう。物理的にマニュアルの記述だけが変わってしまっている。
ちょっと待ってください。それって、彼女の記憶違いとか、誰かがこっそり更新したとか、そういう可能性はないんですか?
もちろん、彼女も最初はそう思ったそうです。でも、奇妙なのはここからで、彼女の手元にあるプログラムコードは古い仕様のままなんです。
うんうん。
タイムラインのジャンプと傘の謎
なのに、周りの同僚に、「ここの仕様変わった?」と聞くと、全員が、「いや、最初からこの新しい記述が当たり前だよ。」と答える。
うわー。
まるで自分一人だけが古い世界のデータを保持したまま、新しい仕様のサーバー、つまり世界に接続してしまったような強烈な動機ズレを感じたあと。
それは気味が悪いですね。周りの全員が自分とは違う過去の記憶を持っているみたいな状況ですよね。
もう一つの体験談は、もっと身近な例です。旅行に行くときになると、なぜか必ず見当たらなくなるコロンの小瓶があったそうなんです。
あー、ありますよね、そういうこと。家に限り限って出かける直前に見えなくなるとか。
まさに。家の隅々まで探してもないのに、探すのを諦めた頃、あるいは旅行から帰ってきた頃に、いつも置いてある洗面台に何事もなかったかのようにポンと現れる。
うんうん。
家族に聞いても誰も動かした覚えがない。そしてまた次の旅行の時には姿を消していると。
不思議ですね。
これらの現象は、私たちが普段の小さなタイムラインジャンプではなくて、何かをきっかけに大きくジャンプした際に起こるバグとか、使用の不整合として捉えることができる、と解説されています。
ということはですよ、あの旅する傘も、誰かが物理的に運んだという三次元的な因果率だけじゃなく、
ええ。
東京のホテルというタイムラインから青森の宿というタイムラインへ、文字通り物質がジャンプした可能性もゼロではない、ということになりますね。
感情が現実を作る
そういうことです。私たちの常識では考えられませんが、このモデルに立てば、物質があるタイムラインから別のタイムラインへと瞬間移動することも起こり得る。これがエンジニア的視点から見たもう一つの可能性なんです。
いやー、壮大な話になってきましたね。では、この一連の話が私たちにとって一体どういう意味を持つのか。傘がタイムラインをジャンプするなんてSFみたいで面白いですが、それがあなたの日常生活にどう関係するのか。
ええ。
ここが一番重要なポイントだと思います。結局のところ、だから何をすればいいの?という。
まさに、元のポッドキャストで最も強調されている教訓は、ご機嫌でいることの単なる精神論ではない極めて戦略的な価値です。
戦略的な価値。
より良い現実、つまりバグの少ないタイムラインを選択し続けるための最も論理的な最適解であると。その理由はこの傘の物語に沿って三つのポイントで解き明かすことができます。
では一つ目からお願いします。
一つ目は先ほども少し触れましたが、ご機嫌がより良いタイムラインへの認証キーになるという点です。
認証キー。
トラブルを避けたいなら、論理的に考えて常にトラブルの少ないサーバーに接続し続けるのが最も効率的ですよね。
そのための唯一のアクセスキーが、自分の感情を高い周波数に保つこと、つまりご機嫌でいることなんです。
なるほど。
これは気休めではなくて、システムへの最適なアクセス戦略といえます。
なるほど。そして二つ目のポイントが、僕は非常に面白い視点だと思ったんですが、犯人を生まない現実を選択できるという点ですね。
ええ。もし傘がなくなったときにホテル側が盗まれたなんてことだと低い周波数で解釈したとしましょう。
はい。
その瞬間、盗まれたならば必ず犯人がいるという論理、まるでプログラムのコードのようにその現実が成立してしまうんです。
そうなると、犯人探しとか警察サタとか、SNSでの避難合戦といったトラブルの多いタイムラインに現実が固定されてしまう可能性があった。
一方で、ホテル側が実際に盗った行動、「あら、傘が不思議な旅に出たのかも。」と高い周波数で捉えることで、誰も責める必要のない心温まる物語というタイムラインを選択できたわけですね。
まさにその通りです。
つまり、起きた出来事への忌み付けがその後の世界の仕様を決定づけてしまうと。
そうなんです。そして三つ目のポイントが、チャンスを掴むための受信感度です。
受信感度。
もし、ホテルの担当者が、「また美品がなくなった。」と不機嫌になっていたら、SNSで寄せられた多くの善意のメッセージを、「面倒なクレーム。」と認識してスルーしていたかもしれない。
ああ、ありえますね。
青森へ出張するというユニークなPRのチャンスももちろん生まれなかったでしょう。
感情がフィルターになるということか、同じ情報を受け取っても、自分の状態によってそれがノイズに聞こえるか幸運のシグナルに聞こえるかが変わってくる。
そういうことです。ご機嫌でいることは、興奮という微弱なシグナルを日常の膨大なノイズの中から正確にキャッチするための、高性能な受信フィルターの役割を果たすんです。
なるほどな。
エンジニアの視点から言えば、ご機嫌でいることは、自分がこれから接続していく現実の仕様、つまりOSのバージョンを常にトラブルの少ない高波動バージョンにアップデートし続けるための、最も効率的なシステム運用だと言えるでしょうね。
いや、今日は一本の傘の物語から、私たちの現実が実は固定された一つのものではなく、自分の感情、つまり周波数によって常に選択され続けている無数の可能性の一つであるという壮大な視点を探ってきました。
出来事そのものを変えることはできなくても、その出来事に対する自分の意味付けを変える。それだけで、目の前の現実の展開、そして接続していく未来のタイムラインさえも変えることができるのかもしれません。
本当にそうですね。さて、最後にあなたに一つ思考の種を投げてみたいと思います。
もし物質が本当にタイムラインをジャンプできるのだとしたら、私たちの所有や盗難、といった社会の根幹にある概念はこれからどう変わっていくのでしょうか。
何かがなくなった時、私たちが最初に盗出しは、誰が盗んだのかではなく、それはどのタイムラインへジャンプしたのか、になるのかもしれません。
あなたはどう思いますか。