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20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャスト
伝説の新人ポッドキャストは、様々な業界で伝説的な活躍をしているゲストをお招きし、
20代の皆さんに向けて優秀な人材と言われるレベルではなく、
圧倒的に突き抜けた人材になるためのヒントをお伝えしていく番組です。
本期の20代に火をつける伝説の新人養成プロジェクトがお送りいたします。
皆さんこんにちは。20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャストへようこそ。
ナビゲーターの戸谷香奈です。
伝説の新人プロジェクト小宮です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回は斎藤顕一さんをゲストとお迎えした第3回目になります。
今回は、当事者意識が違うというお話になります。
1回目でもお話ししたように、斎藤さんは私が今、
社会人学生として学んでいる大学の教授なんですけれども、
普段から本当に常に私たちのことを気遣ってくださって、
イベントを開催したりとかしてくださるんですけど、
私たちが本当に楽しくてお礼を言ったりすると、
斎藤さんも本当に嬉しそうに関西弁で、
僕も楽しかったでーとか言ってくださるんですけど、
そういう主体的に学生を盛り上げるために何かしようというのも、
おそらく当事者意識かなと。
当事者意識の一種なんだろうと思うんですけども、
今回はそんな斎藤さんの考える当事者意識について
お話ししていただきたいなと思います。
はい、楽しみですね。
それでは斎藤さん、今回もどうぞよろしくお願いします。
本日は当事者意識が違うというお話をしていただこうと思うんですけども、
現在斎藤さんはコンサルタントとしてもご活躍されてまして、
新人時代もマッキンデーでコンサルタントとして
いろいろな案件に関わってきたと思うんですが、
私のイメージでコンサルタントってものすごく
当事者意識を持ってないとできないお仕事かなと思うんですが、
斎藤さんが考える当事者意識っていうものについて
ちょっとお話ししていただきたいなと思うんですが。
これね、僕は若い人たちが当事者意識っていう言葉を
そもそも知っているのかどうかもね、
ちょっと疑問に思うところがあってね。
これは僕は前の会社の時、当事者っていうことはあんまり使ったことなくてね、
マッキンデーは公用語が英語だったもんで、
あの時ね、センスオブオーナーシップっていう言葉を使ってました。
当事者意識。
センスオブオーナーシップ。
自分自身がそれを与えられてて、
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要するにそこから逃げれないと。
多くの場合には、これはコンサルティングの会社であろうが、
普通の会社であろうが、チームで仕事をすることが多いですよね。
それ自体はいいんですけども、
ただチームで仕事をする時のチームが成り立つ要件っていうのは、
それぞれの人たちの与えられた役割を確実にやり終えることができるかどうかと関係してるんですよ。
ということから言うと、コンサルティングもチームなんですよ。
ということから言うと、誰か一人が、
いや、僕ちょっとあかんねんやって言うた途端にね、
そこで一気にレベルが落ちちゃう。
もちろんレベルを落とさないために他の人がカバーしなきゃならないっていうことなんです。
ということから言うと、僕らの仕事の仕方っていうのは、
一匹狼的に仕事をするということはおそらくね、
今のような多様化した時代では非常に難しい。
これはもうないかもしれない、みたいな。
だから問題も非常に複雑化されているのでね、
やっぱりそれぞれの役割を決め、それぞれの人が自分の仕事を徹底的にやり遂げるんや、
ということが最低の条件なんです。
ということから言うとね、誰かが、
いや、僕ちょっとこれ分かれへんねんとか、忙しいねんとか、
他のことで忙しいねんとかね、
あるいは、自分のちょっとこれ素敵なことなんですけど、
こんなことでダメなんですよっていうようなことが、
いかに全体を狂わせるかっていうことを意味してるんですよ。
ただね、普通自分自身が一つの会社の中に、
いや、僕ぐらい何もしなくても他の人カバーしてくれるもんって思いがちやねんけど、
そうじゃないんですよ。
だからそれぞれの人は自分の与えられた役割という、
それでもしその役割が分かれへんねんって言ったら、
自分自身の役割は何なのかっていうことをしっかりと討議した上でね、
自分の役割領域をしっかり理解しておく。
そこで達成目的っていうのはどんなことにあるんやろう。
チーム全体として何をしたいのかっていうことが一番最初に出あげて、
その次に自分の与えられた役割の中で、
その全体の目的を達成するために僕は何をしなきゃならないのかっていうようなことを理解することが大事。
そうした上でそれを実現するためには手を抜かない。
ということなんです。
これがね、やっぱり戦争ボーナシップやと。
逃げないんですよ。
ただね、僕は言葉としては割と簡単に言うように聞こえると思うんだけど、
実はこれは普通の会社であれ、コンサルティング会社であれ、
どんな業種であろうとも一緒やと思うんだけど、
逃げたくなる時っていっぱいあるんですよ。
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もう要するにね、自分の頭がこれでついていかないとか、
ここでもう考え出ないとか。
だからここでもう許してもらいましょうとかね。
そういうことすぐになっちゃうんですよ。
それをやった途端にね、さっきお話したように一つが崩れると、
全体崩れるみたいな。
これはね、僕は前、
ハヤブサの探査衛生のハヤブサのサイエンティストやってた人が後輩にいてね、
彼が非常に面白いことを言ってたんやけども、
ハヤブサっていうのはやっぱり成功ケースなんですよ。
あれはものすごく難しくて、
最終的に帰ってきているんやけども、
これ失敗かって言われたんやけども、
彼に言わせるとね、いやこれは成功すべくしたんやっていうね。
それでなんでそんなことが言えるんよっていうとね、
普通の国家プロジェクトっていうのは、
それぞれの企業が自分たちの利害関係で参画する方が多いんですね。
ハヤブサの場合は、
日本における最高のレベルの人間を集めたんですね。
で、担当決まっている。
それで一つの監査衛生を作っていく年から、
物事の順序っていうのがこうあるわけね。
自分はここから作って、ここから。
これが全部流れていて、
そのそれぞれに責任者がおって、
その人が日本全国から集められた。
つまり、彼が言うたら、
俺がここでどんくさいことをやったら、次が毎年みたいな。
だからね、みんな自分のところに、
自分の英知の最大限のものを発揮して、
それが成功するようにやったんや。
さっきのチームワークも実は一緒やん。
ところがそういうようなことを、
企業として言わないっていうことになると、
なんとなく言えばええやんって、
僕ちょっと手抜いてもええんちゃうのっていうようなことをね、
思っちゃうと思う。
これは人間やから思っちゃうわけ。
時には楽したいとか、気持ちよくなりたいとか、
なんかサボりたいみたいなことがあるから。
でも、そのことの意味っていうのをよく理解しているとね、
いわゆるその当事者能力っていう、
まさにその自分が抜けることによるネガティブインパクト、
マイナスの影響っていうのはどれぐらい大きいのかっていうようなことを
理解した上で、もしどうしてもできなかったら、
それを代替できるような方法をね、
自ら提案するなりしなきゃあかん。
だから要するに責任を取るっていうことやから、
やっぱり最高のものにできるように、
自分自身が何らかの意味でできなかったら
それができるような人を持ってくるとか、
あるいはやり方をバイパスするような考え方を提案できるか、
なんかもっと難しいことにチャレンジしなきゃいけないと。
前回のときにマッキンゼに入られた当時、
斉藤さんはもともと入るつもりはなく、
知識も全くない状態で入られたっておっしゃってましたけど、
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そういう環境っておそらくすごく厳しいんじゃないかなと思うんですが、
今みたいなチームの話とかっていうのは、
入ってすぐに周りの先輩方からお話を聞く?
全然。
僕らチームの一員じゃなかった。
大きな声で言えないといけない。
要するに当時のプロフェッショナルファームっていうのは、
コンサルタントがチームなんですよ。
つまり、これは僕は口頭で言われたんですけどね、
コンサルタントにしても、
君は第二市民だからって言われた。
第二市民。
セカンドシティズン。
だから最初その意味が分かるよね。
え?みんな第一市民?
おもろいなそれ!みたいな。
つまりそういう風にチームという概念がなかったんだろうと思いますね。
だから僕がこの10年とか15年という間に、
自分自身で自分の会社をやっている時に、
チームワークが重要で、
一人一人が手抜いたことのネガティブインパクトが
ものすごくよくしびょうになったんだろうと思うからね。
昔は優秀な人がいっぱいいっぱいおったからね。
だからその時に、あこいつあかんかった、
お客さんに嫌われちゃった、
お前アウトみたいに代わりのやつをそこに持ってくるみたいなことができるけどね。
自分でやっている場合はそんなことは起こらないし、
むしろ何としてでも防ぐことを考えないと。
だから余計に当事者意識ということについては、
当たり前かもごとく考えちゃうよね。
チームで仕事をしていない人とかもいると思うんですけども、
そういった場合の当事者意識の持ち方はどういうふうにしたらいいですか。
いいね。それはなかなかいい質問で、
例えばね、僕はこういうことを例で言うんだけど、
大企業の中でもコピーをとっているお姉さんがいて、
コピーをとっているお姉さんって最も意欲がないみたいな。
なんで私こんなタイミングに入ったわけ。
だから普通の人っていうのは、私どっちみちコピー取りやねんから、
コピー取りの人にふさわしいような仕事だけしてたらええやん。
つまり給料分だけ働きゃええやん。
みたいになっちゃうわけね。
僕が言うのはちょっと待ち、
コピーを取るっていうようなことで、
提案できることってなんかないの。
つまり、自分自身でただ言われてるからそれをコピー取るんですっていうようなことではなくて、
いろいろコピーばっかり取ってるやろうけど、
そこで提案できることってないとか、
あるいはその前に気がついたことってなんかないっていうことを聞くとね、
こういうこと言っても、いや、あります。何やん。
いや、なんでね、こんな内容のものにカラーコピー取るのって思うのが結構あるんですよ。
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カラーコピー1枚25円で、普通のやつの4倍かなんかする。
だから私、感覚なんですけど、カラーコピー全体の75%。
白くん25%。
これ75%のうちに、おそらくこんなん部内、家内の話だから、
白黒でええやんみたいなやつを置き換えると、
だいたい75を25か30に減らすことができます。
思うんです。
ええやん。提案しろ。
つまりそれだけで、
その人はそういうことを計算する方法が分かんないか分かれへんけど、
それをやることによって、はい、月間何百万円のコスト削減ということになります。
何百万円のコスト削減ということはできるんです。
っていうことってできるやん。
いや、できますね。
なんでしないの。
それを求められたことがない。
でもそこに、いわゆるその投意者意識。
私は自分自身が与えられている中で、
さあ、もともとの仕事っていうのは、僕がよく言うように、
企業の中における仕事は2つしかない。
2つのためしかない。
1つはお客さんが喜ぶかどうかのため。
ですから、例えばコピー取りの人にとってみたら、
お客さんは社内のコピー取りのサービスを享受する人だけである。
こういうのがあるんですね。
もう1つの仕事っていうのは、
従業員たちが満足するように自分が仕事をしているか。
この2つしかないんやと。
だから、それと関係ない仕事はやめたらいいし、
逆に言うと、そのことを自分の立場としてできることがあったらやれやれじゃん。
これがね、次に質の高い仕事を増やして、
逆に言うと、質の悪い、あるいは全く無関係な仕事を排除する。
ということの提案をするようになった。
これはもう驚きや。
関節部門の人たちは20%っておろうが、
その人たちはみんなそのように考えたら、
これは貢献度がものすごくいいんですね。
でもそんなこと誰も言われへん、襲われへん。
だからやらない。
そういうことに僕は気が付くわけやから。
なるほど。
どんなレベルの仕事であれ、
自分が貢献できることを常に考えて仕事をするということですよね。
その通り。
だからそこのところでね、
いやどっちみち私こんな仕事しかやってないんだから、
という考え方は捨てるべきや。
ということで今回は、
斉藤先生の考える当時性意識が違うというお話でした。
どうもありがとうございました。
非常に勉強になりましたね。
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物事をやっていくにあたって、目的をきちんと持たないといけない。
当時性意識を持つために背景にある目的をきちんと把握していかなければいけないというのは、
本当にその通りだなと思ったんですけども、
小宮さんは新人時代そういった意識は?
僕ね、思えば大学生の時に70個くらい書いてやったんですよ。
70個ですか?
そんなにですか?
でね、一番面白いので言うと、
日本餅つき協会というのがあって、
スーパーマーケットで餅つきのデモンストレーションをするのよ。
で、おばあちゃんがイヤイヤって言って、俺がハイッとか叩くわけよ。
すげえ僕は人気者で、全国の大営に僕デモンストレーターでバイオテナンで回ってたんですよ。
で、おばあちゃんから大人気で。
小宮君だと売れるのよみたいな。
そうなんですか。
いやいや、そんな話どうでもいいんだけど。
バイトしてても、その時に餅つくるのが仕事なんだけどね。
そこで子供が来て、もうちょびっとくらいあげちゃおうとかね。
その時に列に並んでる中で何かが起きてるのをきちんと並べようとかね。
なんかそこの全体をただのバイトの餅つきのニンチャンなんだけど、
そこでいろんなことに気が組まれるとか、
このお餅をちょっとでもおいしく見せようとか。
なんかそう思うようにする癖をつけてるっていうか。
僕は割とこの当事選手って得意なんでしょ。
それをずるずるしくも、ずるずるしいけど相手からそんなにやらなくていいですよって思われない
ギリギリの心地いいラインで出すのは割と得意な気がしていて。
まずその意識を持つっていうのが一番大事だし、
次にそれを気づいたけどやろうかなやらないかなみたいな人って多いよね気がするんだね。
やりすぎなんじゃないかなみたいな。
で言うとやっちゃった方がいいよと。
やっちゃってやりすぎだったらチューニングすればいいんだよ。
なるほど。
やらないと気づかない人と差がなくなっちゃうでしょ。
そうですね。確かにそうですよね。
だから僕はそれをやっちゃってチューニングするっていうのをぜひお勧めしたい。
なるほど。それはいいアドバイスだね。
気づいた時には必ず行動するっていうような癖づけをする。
そうだね。
分かりました。
こんなもっしりに言っちゃった話で大丈夫ですか?
すごい面白かった。でも70個も割と押してたっていうのは意外なんで。
なんかおいおいこだしでいろいろお話ししていただければと思います。
ありがとうございます。
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この番組は伝説の新人養成プロジェクトの提供でお送りしました。