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2024-01-22 33:23

#10 「予防医学の力で、防ぎえた後悔をなくす」株式会社ウェルネス 代表取締役 中田 航太郎さん_経営者×代表弁護士の特別対談②

「スタートアップ経営者と代表弁護士の特別対談の第二弾は、株式会社ウェルネス 代表取締役 中田 航太郎さんをお招きしました!ウェルネスさんは、「パーソナルドクターサービス」を提供するヘルスケア領域のスタートアップです。事業にかける想いや、予防医学領域に挑む際の法的な課題などもお伺いしています。

お便り(ご感想、トークテーマのリクエストなどお待ちしております)

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サマリー

レガリア法律事務所代表弁護士である克連さんと、株式会社ウェルネス代表取締役である中田航太郎さんがスタートアップの経営者と弁護士の関係性や予防医療の重要性について特別対談を行しています。 中田航太郎さんは、予防医療に取り組む株式会社ウェルネスの代表取締役であり、予防医療の重要性やウェルネスが提供するパーソナルドクターのサービスについて語っています。 特別対談の後半では、ウェルネスのビジョンや課題について話されており、防ぎ得た後悔をなくし、ハッピーな人生を実現することを目指すウェルネスのビジョンについて紹介されています。 また、株式会社ウェルネス代表取締役である中田航太郎さんとの特別対談では、予防医学の力で後悔を減らすことが話されています。

レガリア法律事務所とウェルネスの対談
New lawyers-これからの弁護士、スタートアップの経営パートナー レガリア法律事務所代表弁護士の克連さんに、
これからの時代のスタートアップと弁護士の関係性や、気になるトピックを聞いていく番組です。
MCは、ポッドキャスター兼レガリア広報稲荷田が務めます。克連さん、よろしくお願いします。
レガリア法律事務所の克連です。よろしくお願いします。
本日は、スタートアップ経営者と代表弁護士の特別対談、その第2弾といたしまして、
株式会社ウェルネス代表取締役 中田 航太郎さんをお招きいたしました。
この対談企画では、最先端のヘルセフィア領域での経営や事業に迫っていくことで、
スタートアップの経営者さんや弁護士さんにも、それぞれの視点での気づきをお届けできればなというふうに考えております。
中田さん、どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
それでは早速参ります。
まず最初にですね、今回中田さんは克連さんのご紹介でお越しをいただいておりますので、
是非、克連さんから中田さんの簡単な他個紹介的なものであったりだとか、ご関係性みたいなところをお話しいただけますでしょうか。
はい、わかりました。
簡単な紹介としては、2年前ぐらいに初めて赤坂のよくわかんない食事会みたいなところで会って、
そこからちょこちょこ飲みに行ったりしてるみたいな感じですね。
他個紹介って言うと難しいですけど、
一社かつヘルステック系の企業家ということで、
なんか頑張ってるなって感じですね。
なんで中田さんたちおかしいんですか。
ありがとうございます。
で、一緒にハワイでトライアストに出たりするみたいな関係です。
ありがとうございます。
ありがとうございます。めちゃくちゃユニークなご関係性で、
ただ出てきたフレーズはそれぞれすごく面白いので、ぜひこの後触れていきたいなというふうに思います。
中田航太郎さんの経歴と起業の経緯
ということで、中田さんにぜひですね、これまでのご経歴だったり、
起業された経緯などを改めてご紹介いただきたいんですけれども、よろしくお願いいたします。
そうですね、僕は千葉県で生まれまして、
父親が医師で、主演の仕事でも0歳の時にアメリカに行きまして、
当初、3、4歳ぐらいの時に小児漸促という病気になって、
病院に通ってた時に、すごく主治医の先生がいい先生で、
学校の先生に会うより、医者に会いに行く方が楽しいなと思ってまして、
それぐらいから幼少期から医者になろうとは決めていて、
小学校の試作文とかで毎回将来の医者みたいな感じでなってきまして、
実際、イカシカ大学というお茶の水にある国立大学部に行かせていただいて、
もう医者になるぞっていうので入ったんですが、実際に臨時病実習していく中で、
本当に病院現場って結構過酷で、夕方に急に心臓の血管詰まりましたみたいな方が運ばれてきて、
そこからてんやわんやで今から緊急オペラみたいになって、
必死に命を救うと。
僕が学生時代に担当させていただいていた患者さん、担当と言っても学生なので話を聞くぐらいしかできないんですけれども、
やったときにやっぱりものすごい病気が進んだ状態で運ばれてきていて、
後で話を聞くと、結構いくらでももっと早く病院に来れたなっていうタイミングってたくさんあったし、
もっと生活改善していればそもそも発症しなくて済んだかもなっていうすごいポイントがたくさんあって、
そこから予防医療に興味持ちになりまして、学生時代の予防医療に詳しい先生を探して勉強させてもらいに行ったりとかしてました。
とはいえ、やっぱりせっかく医者になりたいってずっと強い思いで医者になったし、
臨床原末を実際に見ようということで、
国家試験を受かった後、普通に医師をやってまして、緊急総合診療という道で、結構ジェネラルにいろんな病気を見るっていう仕事をしていて、
その中でいろんな患者さんを見ていくと、どんどんどんどんやっぱり予防だなっていう思いが強くなってですね、
結局病気が進んでからみんな何とかいいお医者さんを探そうみたいな。
何ならもう病気になった時にいいお医者さんを紹介してくれるサービスに結構お金を使ったりしていて、
それまでのところ自分の体へのケアというところはなかなか向き合ってないっていうのがあって、
そこの根本的なモデルを変えたいなっていう思いで起業した会社ですね。
本来は普通にお医者さんになりたいっていうところになったんですけれども、
実際現場を見ていて、やっぱり僕らはベストトリートメントよりも
ストラテジックプレベンションという話をよくするんですが、
ひどくなってからいいお医者さんを必死になって探すよりも、
そもそも健康なうちから自分の体に向き合って戦略的に予防していった方が圧倒的に助かるリスクって上がりますし、
人生の質も上がるなっていうのをすごく実感したので、
それを世の中に社会実装していこうと。
あとでかつての弁護士出し、公立の話になると思うんですけど、
医療の領域ってものすごいいろんな法律が絡みますし、
社会制度も結構絡む領域で、なかなかイノベーションが起こりにくいところがあったので、
これはもちろん厚生労働省に政治を変えるだったりとか、
自分のクリニックを作って医療法人としてビジネスをやるとか、いろんなことを考えたんですけど、
やっぱり根本的なモデルを変えようと思うと、
やっぱり会社を作って新しいイノベーションを起こしていかないと、なかなか世の中に関わらないんだと思うので、
起用したという、そういう経緯ですね。
ありがとうございます。めちゃくちゃ面白いですね。
ぜひ色々聞いていきたいんですけれども、
まずお伺いしていきたいのが、
予防領域に学生の段階からとても関心抱かれていて、
実際に現場に出てからもそれが強まっていったってお話あると思うんですけれども、
予防領域っていうのは、当時でも構わないんですけれど、
他のソリューションとかってあんまりないものなのか、
あるとするとそこに対するどういう課題感を感じていらっしゃったのかとか、ぜひ教えていただけますか。
予防医療の課題と日本の医療制度
ありがとうございます。
日本で今予防医療っていうと、おそらく一般的なイメージは健康診断をちゃんと受けるだったりとか、
ちょっと年を取ってきたら人間ロックをしっかり受けるとか、
検査で病気がないかをチェックしましょうっていうのが、
今の一般的に言われている予防医療なんですね。
なんですけれども、基本的に100人いたら、本来は100通りの死に方をしますし、
当然、年齢とか健康状態とか、家族がどういう病気で亡くなったとか、
遺伝子的なもの、それからライフスタイル的なものの影響で、
全然全然一人一人が抱えている健康リスクって違うんですけれども、
基本的に日本ってある意味、社会制度が厚いっていうメリットがある一方で、
結構確率的にスケーラブルな医療モデルになっているんで、
100人いたらみんな同じ健康診断やらされたり、
みんな同じ人間ドク受けましょうって言われちゃってるんですよね。
パーソナライズ性が低いっていうのがあって、
せっかく毎年健康診断を受けてたんだけれども、
自分がリスクが高い病気に対しての検査がしっかりできていなくて、
その部分が進行した状態で見つかって手遅れになっちゃいました。
いまだに結構起こっていたりしますし、
あと何よりも、検査をせっかく毎年受けているのに、
病気がないとチェックで終わってしまってるっていうのが
結構課題だなと思ってまして、
チェックをして、適当に現状を理解して、
現状の課題だったり、自分がこのままいったら将来どういうリスクがあるというのを
理解した上で、何らかの行動変容とか生活を変えるから、
将来健康に長く生きられる確率が上がっていくわけなんですけど、
ただ現状を定点観測していても、
別に健康になっているわけではないんですよね。
例えば受験勉強を皆さんやったと思うんですけど、
別に模擬試験を年に1回受けるなんて、
絶対勉強なんかできるようにならないんですよ。
模擬試験を受けて、自分がどの辺が弱みがあって、
どの辺に強みがあるか理解した上で、
じゃあこの弱みを潰すことでゴールの
合格というところに近づくなというのを分析して、
動くから勉強できるわけですよね。
健康診断も一緒で、健康診断やるだけでは当然できるように、
別に健康にならないんですよ。
健康診断結果表とか見てみると、
なんとなくグレードがついたABCD判定みたいなものと、
もう僕でも言えるよみたいな、誰でも言えるよみたいな、
バランスのいい食事をとりましょうとか、
よく寝ましょうとか、来年ももう1回検査を受けましょうとか、
というコメントしか出てこないんですよね。
なので、本当に減少チェックを年に1回やりましょうみたいなレベルの
が今の用法になってしまっていて、
そこから何か試験を経て、
自分の食事はこういうものが合っているんだなとか、
自分はこの辺のリスクが高いから、
検査をここまで詳しくやっておいたほうがいいんだな、
そこまでの解釈まで進んでいない。
それが課題として感じたところですよね。
予防医療って何で今ってそんなに進んでいない?
いろんな理由がありますと、
まず、アメリカでも予防の領域で、
ものすごくサービス、いろんな会社が出てきて、
ユニコーンナというところも出てきたんですが、
それってこの10年とかの話で、
何でできるようになったかというと、
いくつかのイノベーションが絡むんですけど、
一つは遺伝子検査とか、
日々のウェアラブルデバイスとかって、
本当この10年、20年なんですよ。
出てきてるのって。
遺伝子検査は昔は全ゲーム解析しようとしたら
莫大なお金がかかったけれども、
今は数万円、数十万円で、
かなり細かく全ゲームを解析するんですよね。
自分の体の状態とか将来のリスクを知ることが容易になってきた。
そうすると、そのリスクに対してどうやって
リスクヘッジしていこうか、予防していこうかっていう
発想にはなってきたっていうのが
大きい変化ですよというところで、
日本でじゃあなぜそれが働かないかみたいなところでいくと、
いくつか要因があって、
よく言われるのは国民会保険制度という
充実した医療制度があって、
誰でも安い価格、安いって言ってもあれですけど、
3割負担とか高齢者だったら1割2割負担とかで
医療が受けられるような国で、
病気になった時の経済的な負担が大きくないから
予防しないんじゃないかというのが一般的に言われている
予防が日本が進まない理由で、
それは確かに一理あると思っていて、
ただ、そもそも本質的な課題としては
医療制度みたいなところで、
日本の病院のモデルってどうなってるかっていうと、
基本的に例えばこの手術を1件やったら
何点ですと、これに対して3割はご自身さんで、
7割は国が負担しますよみたいな、
こういうモデルになってるんですけど、
まずクオリティを上げても、
報酬が上がらないモデルなんですね、
日本の医療制度って。
もうこの薬を1個出したらいくらとか、
この手術を1件やったらいくらとか、
出来高制度って言うんですけれども、
いろんな薬を出したり、いろんな治療をしたりした方が
報酬がつくんですよ。
一方で、本当は例えばですよ、
かつれ君が昨日から咳が出ていて、
喉の痛みがあってなった時に、
これはウイルス感染だなと思うわけですよ。
ウイルス感染であれば、
抗生剤って効かないんですよね。
なので、もう家で様子を見て、
本当に熱がしんどかったら、
この血液剤をうまく使ってね、
予防医療の重要性
っていう終わりなんですけれども、
でもこれが出来高制度のモデルになってしまうと、
もしかしたら最近感染である可能性も0%じゃないから、
安心のために抗生剤出しておくねとか、
これとこれとこの薬も出しておくねみたいなことが
本当に普通に起こってしまったりするんですよね。
なので、基本的に病気になってから、
いろんなことをしてあげた方が、
儲かる医療モデルになる。
そうすると、患者さんを健康にしたいっていう、
イノベーションが全然起こらないんですよ。
アメリカとかEUだとアウトカムモデルって言って、
患者さんが健康になったことに対して、
お医者さんにお金を払うっていう考え方なんで、
ある意味何もしないという選択をすることが、
患者さんにとって一番いいケースってたくさんあるんで、
これだったらこういう可能性が高いから何もしないでいいですよ
っていうことを普通に言えるんですけど、
日本だとどうしても、
いろんなことをすることに対して報酬がつくんで、
たくさん患者さんを増やすとか、
たくさんいろんなことをしてもらうとか、
本来だったら3ヶ月ぐらい様子見てもいいようなものを
毎月来てもらって、
毎回毎回同じ薬を出すことにしたとか、
こういう出来高を積み重ねるようなモデルになっちゃってるんで、
予防して患者さんが健康に病院に来なくて済むようにしようっていう
インセンティブがそもそも働かなかったっていうのがあると思ってるんですよね。
なんで国もやっぱり予防することに対して、
そこに点数をつけたりとか全然してなかったりするので、
お医者さん側が予防を本気でやろうっていう人が
全然出てこなかったんです。
だから現場で話してても、
予防医療大事だよねとか、
なんでこんなことになるまでほっといちゃうんだろうねって、
みんな現場で言ってるし、
予防をやった方がいいってみんな思ってるんですけれども、
医療モデル上とか病院経営上、
そこに対して力を注ぐインセンティブが全くないので、
現場で起こらなかったっていう話なんですよね。
なんで病院でその予防を広げるっていうのは難しいと思っていて、
それがこの医療制度に支えられたモデルだから。
なんで病院の外っていうところにも出てきて、
そこで予防っていうものを分化して、
ある意味僕らがここで予防をしっかり実現して、
ここがビジネスとして成立することを証明できたりとか、
そこで実際に本気で予防に取り組んだ結果、
実際に僕らのサービスを使った人は、
これぐらい早期死亡率が減りましたみたいなファクトを作っていければ、
これをもって国にアプローチしていって、
本当に法律を変えられると思ってるんですよ。
法律というか社会制度とかね。
なのでまずはこれは病院で現地でやるんじゃなくて、
外に出してイノベーションでやったっていう背景がありますね。
日本で予防が進まない理由としては、
医療っていう病気で考えると、
そもそもそういうモデルになってないからですね。
医者側にそういうインセンティブが働かないからっていうのが大きいですけれども、
でも予防って当たり前なんですけど、
これ法律も同じだと思うんだけど、
予防って結局何か起こることの、
起こった先を知ってなきゃ予防ってできないんですよ。
こういうトラブルが将来起こりそうだから、
こうした方がいいっていうのは、
このトラブルのことをよく知ってるから、
予防した方がいいってアドバイスできるんですよね。
これ病院、健康も全く一緒で、
例えばこういうガンがこういう種類がいろいろあって、
心血管病だとこういう病気があって、
全部理解してる人が予防を考えないと、
本当の予防ってできないんですよ。
なんだけど、今ってお医者さんは今までだと、
普通の病院で働いてると、
そういうさっき言った通り、
モデル上予防をやろうっていう気持ちにならないから、
日本で予防ヘルスケアサービスやってる人って、
どういう人たちかっていうと、
ある意味民間で、本当にお医者さんじゃないんだけど、
健康でいることっていいよねとかって言って、
サービス立ち上げるベンチャーが多いんですよね。
だけど、ここは何となく健康なことができるんです。
運動をたくさんしましょうとか、
もちろん野菜をたくさん食べましょう。
これすごい大事なことですけど、
野菜をたくさん食べましょうとか、
サプリメントを適度に取りましょうとか、
いいんですけど、
本質的な予防医療をやるためには、
それらをやらなかった結果に、
どういう病気があって、
どういう病気になる可能性があって、
ということが分かっていないと、
できないんですよ。
予防ってあらかじめ防ぐっていう意味なので、
起こって先にどういうことが起こるのかっていうと、
知ってる人しか予防ってできないと思うんですよね。
なんで、やっぱり医者が本気で予防ビジネスをやる意味っていうのが、
僕はあると思っていて、
ただ、病院っていうところがすごく手厚い国なので、
イノベーションが起こらなかったっていうことですね。
なんで、自分みたいなちょっとこう、
なんて言うんでしょう、
リスク取ることに抵抗がない人間が、
やるしかないのかなって思って、
企業をしてるっていう感じですかね。
ロジカルでグリーンになりました。
ありがとうございます。
株式会社ウェルネスのサービス
すごく面白かったです。
その中で、
ウェルネスさんが現在されてらっしゃることを、
ぜひ具体的に教えていただきたいので、
このあたり教えていただけますか。
そうですね。
それこそ本当に、
顧問弁護士をつけるような感覚で、
僕はパーソナルドクターというサービスをやってるんですけれども、
法律に関する専門家をつけて、
将来起こりうるトラブルを予防しましょうっていうのが、
今の顧問弁護士の仕事だと思うんですけど、
それの医療版をやっている感じですね。
病気になって、
がんがん進行した状態で見つかって、
そこから慌てて、
その道の免疫を探し回って、
最新の治療はないかというふうに慌てて深めるよりも、
定期的にロジカルに自分の体の状態を見ていて、
自分にこういうリスクができたから、
ここはこうやって対処しようとか、
まだ病気のラインには行ってないけれども、
過去からトラブルでどんどん自分の体がこう変化しているっていうのを、
定期的にトラッキングしていくことで、
本当にすごいひどい状態にするにあたって、
手遅れになるっていうことを防げますよねと、
そういうようなことをサービスに落とし込んでいるということで、
やってることとしては、
パーソナルドクターという専門家の予防医療、
ちゃんと勉強したお医者さんから一人専属について、
3ヶ月に1回ぐらいは定期的な接点を持ちながら、
普通病院、医者っていうと調子が悪くなってから相談する人だと思うんですけど、
調子が悪くなくても定期的に専門家との接点を持って、
自分の体についての実験をちょっとずつアップデートしていってもらうということですね。
あとは年に2回の検査みたいなものがあって、
そこで自分の体の状態をしっかり客観的に評価しましょうということをやっています。
定期的な検査で病気がないかのチェックをするということと、
その上で、そこでデータがいろいろ溜まっていくので、
そのデータをもとに、ないないさんの場合こういう課題があって、
将来こういうリスクがあるから、こういう健康改善をしていきましょう、
こういう食事をとりましょう、こういう作業をとりましょうとか、
こういう症状が出てきたらすぐ病院に行きましょうとか、
そういうようなレクチャーを定期的にしていきます。
そんなところが一つですね。
仕組みで予防して、病気が進んだ状態で見つかって、
後悔するリスクを減らすというのが一つと、
あとは常に自分の担当ドクターと連絡ができるような環境になっていますので、
ちょっと気になるときに、今だと毎回病院何かに行ったらいいだろうとか、
そこの先生がいいんだろうとか調べて、探して予約して、
しばらく待って、見てもらって、3分で返される、
そうすると実際に怒っちゃうと思うんですけど、
まずライトに相談できる医者を持っていてもらって、
これがこういう可能性があるから病院クリニックに行った方がいいってなれば、
そこをスムーズに紹介しますし、
そもそもそこまで行かなくてもこういう可能性が高いので、
こういう症状が出るまでは様子を見ていいと思いますよとか、
そういうディレクション、遠隔医療相談という領域ですけど、
させていただいて、毎日病気になったときは、
その道のしっかりと専門医師にアプローチしますし、
そうじゃなければ、日々なるべくUXよく、
負担なく、忙しいビジネスパーソンでも、
気軽に専門家の役割を受けるような環境を提供する、
この2つですね。
仕組みで要望をするということと、
医療アクセスを最適化して、
忙しい人でもスムーズに健康管理ができるようにする、
この2つの価値をモデルであるサブスクリプションで提供して、
定額で身体のマネジメントをしっかりやっていくと。
そんなサービスをやっていますね。
ありがとうございます。
途中で出てきた、
それぞれの身体に沿ったアドバイスをしていくみたいな話は、
おそらく、いろんなドクターと会われて、
こういった時間を取っている方々からは、
イメージが付くかもしれないですけど、
多くの方って病院に行っても、
そこまでアドバイスをもらえなかったりもするので、
イメージが付きづらい領域なのかなと思ったりするんですけど、
健康管理の提供とアドバイス
例えば、こういうパターンだとこういうアドバイスが出るみたいな具体って、
どんな感じになりますか?
ありがとうございます。
例えばですね、
今、アクダマコレステロールとLDLっていうのが、
健康診断にも引っかかっている方、
多分いると思うんですよ。
これ聞いてる人も何人か、
多分引っかかると思うんですけど、
健康診断結果表みたいなのが届くと思うんですよね。
検診を受けた後に。
そこで何て書いてあるかっていうと、
大体ですね、脂物を控えましょう。
バランスのいい食事をとりましょう。
適度に運動しましょう。
これぐらいしか書いてなくて、
そんなこと頭でわかってるわけなんですよね。
なんですけど、
実際にはコレステロールにもアクダマコレステロールLDL、
それから全ダマコレステロールHDLっていうのがあったりとか、
他にも中性脂肪っていうマーカーがあったりとか、
最近だとスモール伝性LDLっていう超アクダマとか言いますけど、
そういう細かい指標が測れるようになったりとか、
データがいろいろあるわけですよ。
これのどこが高くてどこが低いかによって、
より効率的なアプローチと違うんですね。
アクダマコレステロールが高いのであれば、
じゃあこれオメガ9系の脂質を取ったほうがいいから、
アボカドとかエクストラバージンオリーブオイルとか、
こういうものが効果があってエビデンスがありますよ、
みたいな話だったりとか、
ウェルネスのビジョンと課題
全ダマコレステロールが低いのであれば、
じゃあこれは有酸素運動をもし全くしてないのであれば、
トリュフレーターとかいいよねとか、
オメガ3系の脂を取ろうねとか、
具体的なぐらいアドバイスできるわけですね。
そうすると、自分はこういうデータだから、
こういうエビデンスがあるなら、
これやってみようっていうふうに思うわけですよ。
フワッとバランスのいい食事を取りましょうって言われても、
そんなのわかってるけど忙しいし、
解消があるから無理だよってなるんですけど、
これだけやってねっていうポイントが自分でわかれば、
結構意識したりするんですよね。
そういうアドバイスをしてますね。
あとはアクダマコレステロールが高いということは、
年齢によってはですけど、
動脈効果がもちろん進んでいくわけなんで、
じゃあ首のエコを見て脳梗塞のリスクになるような、
軽動脈が分厚くなったりプラスができたりしてないかも、
ちゃんと見ておきましょうとか。
よく人間ログとかでオプション検査とかがいっぱい並んでて、
みんな大体気になるやつ適当に追加すると思うんですよね。
なんか主要マーカーは、
がんが怖いから追加しようとか、
とりあえずこれ追加しよう。
でもその実は選択してなかったものが、
その人にとってはめっちゃ大事だったりするんですよ。
そういうのをちゃんと最適化して、
じゃあなにさんだったら効率が高いわけだから、
この辺の検査もやる価値があるんですよっていうのを、
ちゃんと指で指定すると、
じゃあやりたいですってなると思うんですよね。
そこをどの検査を受けるかとか、
どういう食事が自分にとって最もレバレッジが効くのかとかっていうのを、
パーソナライズしてアドバイスできる。
これが僕らのサービス価値だと思います。
分かりやすかったです。ありがとうございます。
そしたら少し話を戻りまして、
一回そのイノベーションが起きづらい理由で、
やはり法律だとか規制が厳しいみたいなところがあったと思うんですけど、
そこにフォーカスを当ててですね、
その規制にこれまで中田さんだって、
ウェディネスさんとしてどんな課題が出てきたのかなとか、
具体的にどんなふうに乗り越えてきたのか、
あるいはどう乗り越えようとしてるかみたいなところを話せる限りでは構いませんので、
ぜひ教えてください。
そうですよね。
法律と規制について
もう本当この医療ヘルスケアビジネスって、
めちゃめちゃいろんな法律が関わるので、
もちろん医師法、医療法とか薬器法とか、
あとは何でしょうね、
経票法とかもちろんですし、
個人情報法とかですよね、
僕らデータを扱ったりするので、
そういうものすごく重要な課題があって、
それが今後乗り越えていかなければいけない、
より自分たちのビジョンを実現するために、
乗り越えていかなければいけない壁とかもありますし、
今まで越えてきた壁とかもあるんですけど、
例えばですけど、
医師法はね、僕ら医師が基本的にはサービスのフロントに立つので、
そんなにすごい大きい問題になることはないんですけど、
でもやっぱり移行医は基本的には病院診療所でしかできなかったりするので、
どこまでが、いわゆる、
医者がやらないと、
危害が加わるようなものを基本的には移行医って言うんですけど、
どこまでが移行医で、
どこからが診断治療という風になるのかみたいな、
この隅分けをしっかりガイドラインを作っておかないと、
自分が理解してたとしても、スケールさせていく上で、
他のドクターがほぼ診断みたいなことをやっちゃいましたとか、
この薬飲まないと言っちゃいましたとかなると、
これは移行医になってしまいますので、
この辺の戦略のガイドラインをしっかり作っておこうねとか、
ものすごく大事だし、
それは今後スケールしていく上でも、
ちゃんと力を入れてやっていこうと思っているところだったりしますと。
あとは広告とかもそうですよね。
僕ら広告は今はほぼ使っていないので、
あまり問題にならないというか、
むしろ逆に使っていないから使っていないと思うんですけども、
やっぱり薬器法とか広告ガイドラインとかね、
どんどんどんどん厳しくなっていると思いますし、
本当に僕たちって基本的にはエビデンスベースの英語をやる会社なので、
正しいことを言っているつもりなんですけれども、
言っていたとしても、やっぱりメタ広告とかだと、
血圧っていうワードが入っている瞬間にアウトとか、
そういうのも結構あるんですよね。
だから、それは逆にスクリーニングする側も、
相当細かい法律と、あと医療に関する知識がないと、
これはアウトなのかOKなのか判定ができないから、
自動で出すような広告のスクリーニングも、
基本的には結構荒いんですよね。
だから、こっちは別に言い切るようなことも言っていないし、
なんだけれども、そういうワードが入っている時点で、
アウト判定されると、実はあったりするんです。
だから、僕らはマーケティング上では、
ウェブ広告みたいなのをあまり使わずに、
本当にお客さんにいいサービスを提供して、
基本的にはプチコミで広がっていくみたいな状態で、
今までスケールさせてきていますし、
今後もそこを第一の集客チャンネルとして考えているというところがあったりします。
あとは僕らのシステムみたいな話でいくと、
今はそのシステムに賜ったデータを見ながら、
一人一人にお医者さんがエビデンスに基づいた後からするんですけど、
将来的にはもちろんお医者さんの数も有限なので、
自動化していったりとか、
AIでやろうみたいな話になってくるわけなんですけど、
そうすると、じゃあこの医療機器、
承認を取らなきゃいけないラインがどこなのか、
みたいなのがまた出てくるんですよね。
ここまでは自動でアウトプットを出していいけど、
これ以上出したら、これはもうその人に自動で診断するようになるから、
医療機器承認を取らなきゃいけないよね、
この境界があるので、
そういうものをどこに置こうか、
っていうものを考えなきゃいけなかったりとか、
プロダクトをアップデートしていくたびに、
必ず法律っていうのが絡んでくる領域なので、
めちゃめちゃ難しいなというふうに思っています。
あとは逆に今後で言うと、
僕らって今予防ですけど、
予防しててもいつか誰でもほとんどの人が病気になるので、
いつか医療が必要になるんですよね。
病院に行った時に、
病院とのデータの連携をどうしようか、
っていう話になってくると、
このデータってすごいセンシティブ情報なんで、
個人情報保護の観点で、
どういうふうにデータ移行するのがいいんだろう、
みたいなところとかでまた壁が出てくるので、
じゃあブロックチェーンみたいな新しい技術を使うのか、
また別の方法で解決するのか、
みたいなところで、
そういう法律ができたりするかなとか、
思っていますね。
なので、
僕らはね、診療というか、
よく最近オンライン診療で薬を届けるとか、
やってる会社があるんで、
もっと多分、
いろいろセンシティブに絡んでくると思うんですが、
僕らは予防対立ケア側に
フォーカスしていたりするので、
どっちかというと、
今言ったところが、
大きなポイント、法律上のポイントになってくるかな、
とは思っていますね。
なるほど、ありがとうございます。
弁護士と結構似てるところはありますよね。
弁護士法で、
やっぱり契約書レビューとか、
どこまでAIでやっていいのかとか、
去年、一昨年とか、ずっと問題になってましたしね。
ちょうどそこに近いなと思いました。
まさにそうです。
絶対、今後そういうプロダクトが出ていくべきだし、
出てくるんですけど、
そこのどこまでが、
まさにOKで、
どこからが人の責任なんだっけとか、
自動でやっていいんだっけ、
みたいなところですよね。
この辺は意思法も絡むし、
いろんな法律が絡みますよね。
前にかつねさんもよくおっしゃってましたけど、
解釈の問題でどこまでやっていくか、
あるいは中田さんが冒頭おっしゃってたように、
ロビングとか、
政府への本格的な働きかけが
必要な場合もあったり、
かなりいろいろありそうですね。
そうですね。
今回でコロナとかがすごく流行って、
オンライン診療関連のガイドラインとか、
ものすごく一気に進んだと思ってるんですよね。
こういう突発的イノベーションが
起こることもあると思ってるんで、
僕らが、
グレーを攻めるって言い方は、
今まで誰も考えてこなかったからこそ、
法整備がされてない量って
絶対出てくると思うんですよ、
イノベーションやってくれて。
そこの超えてはいけないラインを
超えないみたいなところと、
本当に必要であれば、
法律自体を前に入りにいくじゃないですけど、
整えにいくみたいなところって
絶対必要になるなと思ってるんで、
その辺はめちゃめちゃ大事だし、
困ったら和田さんに頼まなきゃなって思ってますけど、
イノベーションとビジョン
こういう風に変えたいんだけど、
そういうアクティブなことを考えてくれる
弁護士さんってわかんない、
どれくらいいるのかわかんないけど、
誰かいないといって、
そういう弁護士はこれから
イノベーション起こしてくれるは
希少だなと思いますね。
あとは、
そう思います。
そうですね、
確かにやっぱり、
今の法律で
微妙だからやらないっていうのも
違うし、
そんなこと言ってたらいつまで経っても
変わらないっていうのもある一方で、
どこまでやっていいのかっていう、
その辺を一緒に考えられる
弁護士って、
そういう弁護士が増えたらいいなとは
思ってますね。
うん、そうだね。
それは本当にそう思いますね。
ありがとうございます。
誰もやってないところに
あかんにチャレンジされるっていうのが
本当にイノベーションと言える
領域かなと思ったんですけれども、
そのイノベーションを起こそうと思う
気持ちの厳選、先ほど触れていただいた
ところもありますけれども、それが一つ
再現したものがビジョンなのかなって
思っております。
レベルメスさんのビジョンめちゃくちゃ
素敵だなと思っておりまして、
改めてビジョンの紹介だったり、
そこにかける思い、背景みたいなところを
最後に教えていただけますでしょうか。
ありがとうございます。
そうですね、僕らはシンプルでして、
そのために僕らの力を
どう活かせるかというと、
最初に話した防ぎ得た死や後悔を
防ぐというのが僕らのビジョンなんですね。
ただそれは、あくまで
豊かな人生を実現するための
通過点なんですけれども、
まず我々が
死ぬ時に全員が
ハッピーな人生だったと思って死ぬ
というのが一応ゴールになっているので、
あの時検査を受けていればとか、
あの時もっと自分の体に向き合っていれば
医療現場における予防の重要性
みたいな、そういう後悔をなくしていく
というのが我々が目指している
この世界ですということですね。
これはやっぱりどれだけ医療を最適化しても
実現できないビジョンなので、
やっぱりね、防ぎ得たものは
防げたほうがいいに決まっている
というところがあるので、ここは
熱意を持って実現したいなと思っています。
ありがとうございます。
最後にいい話が聞けましたので、
そろそろ締めに入っていきたいと思います。
株式会社ウェルネスの代表取締役 中田航太郎さんとの特別対談
本日のテーマはスタートアップ経営者と
代表弁護士の特別対談
第2弾というところで
ウェルネスの中田さんをお招きしました。
いただいたお話の中で、もともと
幼少期の経験があって
医師を目指されて、実際に現場にも
立ったものの、やはり予防が大事だと。
ただ既存の社会では
予防を医療の現場で体現するのが
なかなかハードルもある中で、
医師として、改めてビジネスとして
入れもうと考えていらっしゃる
というところで、お話を聞いてまいりました。
そこの法的な解釈のところも
ないのではあるものの、
まさに挑んでいらっしゃるというところと、
いずれそこをアクティブに
ご一緒できるような弁護士さんとかも
必要かもしれないみたいな話もいただきました。
中田さん最後に
リスナーさんの皆様へ何かメッセージだったり
話されてみてのご感想だったり
何でもいいんですけれども、一言いただけますでしょうか。
これを聞くような
方々は
多分自分の今の仕事にすごい一生懸命だったり
とか、世の中への
怒りを持ってイノベーションを起こそうとしているような
人もいらっしゃると思うんですけれども、
まあ
自分の身が健康じゃないと
そもそもその熱意を体現するまでの
体力が持ちませんので、
目の前の緊急かつ重要な
課題が日々
たくさんある中で、どうしても自分の身体と
友達になっちゃうと思うんですけれども、
健康って本当緊急ではないが
重要な課題の
一番最も重要なものだと思っていますので、
ぜひですね、まだ1月ですし
2024年はみんな健康に
ハッピーに暮らしてもらえたらと思います。
ありがとうございます。
まさにスタートアップ経営者さんなんかは
最大の例だと思いますので、
素晴らしいメッセージになったんじゃないかなと思います。
ジェレンさんは何か最後に
お礼でも何でも感想でも
いいんですけれども、ぜひお願いします。
まあ、なかなか
こんな小太郎と
お話ししたことなかったので、
そんなことを思ってたんだというところも
いっぱいあって新鮮でした。
ありがとうございます。
思いだったり
やってることの重なりも
たくさんありましたし、
クレーズケアで最先端の領域だからこそ
弁護士の改善が必要だって話もあったので、
非常にいい回になったんじゃないかなと思っております。
この番組ですね、
スタートアップの経営パートナー
レガリア法律事務所がお送りいたしました。
レガリアにご相談したいスタートアップの経営者さんだったり、
スタートアップ支援に興味がある
弁護士さん、学生さんなんかは
ぜひかつねさんのXだったり
メッセンジャーやホームページなどから
お問い合わせいただければと思います。
ニューロイヤーズでは
スリスターの皆さんとのコミュニケーションを
大切にさせながら
より良い配信を届けていきたいと思っておりますので、
ご感想、トークテーマのリクエストなどは
概要欄に記載のお便りコーナーに
お寄せいただけますと幸いです。
そして今回の配信が少しでもためになっているという方は
Podcastもフォローだったり、
音声をYouTubeでも流しておりますので
チャンネル登録だったり、そしてかつねさんXなんかの
コメント拡散もお願いいたします。
最後にぜひウェルネスさんのサービスですね。
非常に利用度が高いものだと思いますので
検索していただいたり、
登録していただいたりということも
ご検討いただければと思います。
中田さん、かつねさんありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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