匂い玉の実体
おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様から質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についてお話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回、身内のリスナー様からテーマをいただきました、誠にありがとうございます。
僕が所属しております組合で、よくお世話になっている方でして、
組合内で2年かけて行う活動というか、あるプロジェクトの一つに僕は入っているんですけども、
その僕ら実行委員をきちんと見守っていただき、時には助言をいただくなど、この方にはいつもお世話になっております。
それに、くすけんラジオも毎回お聞きいただきまして、いろいろと話題にしてくださいます。
N先生、いつも本当にありがとうございます。
今回はテーマをいただく際のメッセージらしいメッセージがないので、タイトルコールを先にさせていただきまして、
テーマの経緯や内容を話させていただこうかなと思っております。
それでは、今回のタイトルはこちら。
なぜこのテーマで話をするのかと言いますと、先日、組合でのある会議などに飲み会があったんですね。
その際にN先生とよく話をさせていただきまして、くすけんラジオの話題にもなりまして、
どんな配信を今後するの?配信して、今どんな感じ?良い反応ある?など、いろいろと話をいただいたんですけども、
その中で、ぜひ匂い玉について話してほしいと。
N先生、僕より年上なんですけども、匂い玉が出来やすくなっていると。
この匂い玉についてどんな配信をするのか聞いてみたいということで、今回テーマをいただきました。
ということで、今回は匂い玉で話をさせていただきますが、匂い玉というものを皆様ご存知でしょうか?
喉のあたりにできる小さな白っぽかったり黄緑っぽいような塊なんですけども、
扁桃腺のあたりにできることから、この塊が硬くなってくると、扁桃血石と呼ばれたりもします。
また、この塊を潰すとひどい匂いがすることから、匂い玉と呼ばれたりします。
匂いが臭いという字の匂いですね。
この口の中に悪臭の原因になるものができたりするので、エチケットの観点からもこの匂い玉、注意が必要だったりもします。
では、この匂い玉、何なのかと言いますと、
最近、菌を表す最近ですね、とか、ウイルスとかの死骸であるとか、食べかす、こういったものが集まったものです。
この匂い玉、扁桃腺あたりにできやすいのも、扁桃腺という部分はリンパ球とか免疫に関わるものが集まってきやすく、
免疫が戦って倒した菌とかウイルス、こういったのも集まりやすい場所です。
で、その死骸が固まってくるので、扁桃腺に固まりができやすくなります。
なので、この匂い玉、特に菌の感染をした後、風邪を引いた後、インフルエンザにかかったりとか、そういった後に特にできやすかったりします。
また、菌の感染とか以外にも、口の中に食べかすが残ったままとかでも、その食べかすが固まりの原因になったりすることもあるので、歯磨き忘れとかでもできやすくなったりします。
そして、この匂い玉なんですけども、年齢を重ねるとできやすくなると言われます。
その理由としましては、粘膜の働きが悪くなるからです。
粘膜の部分に老廃物、いらないものがたまって、固まりとなるのが匂い玉なんですけども、本来であれば、粘膜部分の老廃物、これがたまらないように除去されていきます。
が、年齢を重ねて粘膜の働きとかが弱まってきますと、老廃物を除去する用という働きも弱まります。
それによって固まりが生まれやすくなって、匂い玉というのが生まれやすくなります。
なので、よく年齢を重ねてくると口臭、口の匂いが臭くなるということによく言われますけども、その理由の一つが、口の中に老廃物がたまりやすいからだということもあります。
匂い玉の取り方と注意点
また、臭いとは話が少し揃えるんですけども、粘膜とか粘液には菌やウイルスから体を守るという働きもあるんですけども、年齢を重ねて粘膜とか粘液の働きが悪くなることで、菌やウイルスを倒す力が弱まったり、除去する力も劣れるので、感染症にかかりやすくもなったりします。
ということで、粘膜の働きが弱まるのはいろいろとデメリットがありますし、そのうちの一つが、匂い玉であったりします。
この匂い玉なんですけども、咳やくしゃみをしたときなので、ポロッと取れたりすることも多いので、そのまま放置でもよかったりすることもあるんですけども、万が一口の中で潰れてしまったりすると、その匂いが広まったりするので、取ってしまいたいよということが多いです。
取り方としてはよく言われるのは、うがい。特に口を開けて、あーっと言いながらうがいをする、よく言うガラガラうがいをしていると、取れたりすることが多いと言われます。また綿棒とかを使って取るようという方もいたりします。
ただ、気をつけていただきたいのは、無理矢理取ろうとして扁桃腺に傷をつけてしまったりすると、その傷が原因で菌がどんどんどんどん傷の分裂を可能を起こしていきます。
菌が繁殖もしやすくなるので、また免疫で菌を除去しようとしても、菌の死骸が集まりやすくなってしまいます。
なので、老廃物を増やしてしまうということになるので、結果的に無理矢理取ろうとして傷をつけてしまいますと、匂い玉を増やすきっかけにもなってしまいます。
なので、無理に取ろうとするのは注意が必要だったりします。
ただ、この匂い玉なんですけれども、できれば、そもそもできないようにできればいいよねという面があります。
なので、匂い玉をできにくくする生活習慣を取るのが大事だったりもします。
今回、匂い玉ができにくくする習慣として、簡単に4点話をさせていただきますけれども、
まず1点目は、口の中を清潔にするため、歯磨きとかうがいが大事という点です。
歯磨きやうがいをこまめに行うことで、口の中の老廃物を減らせます。
そうしますと、匂い玉の原因となるものを減らすことができるので、歯磨きとかうがいは大事であったりします。
次に2点目としては、何かを食べるときによく噛むようにすること。
よく物を噛んだ方が飲み込みやすくなるので、口の中で食べ方が残りにくくなるとも言われたりするんですけれども、
それ以外にも、よく噛むことで唾液を増やすのが大事と言われたりします。
唾液には口の中の菌を倒すという効果がありまして、それによってそもそも菌の増殖を抑えてくれるという効果があります。
菌の数が減らせれば、当然老廃物となる菌の死骸とかも減ってくるので、
よく物を噛んで唾液を出すことは、口の中の清潔を保つのに重要だと言われております。
そして次に3点目、口呼吸ではなく鼻呼吸を意識するということ。
人間の体内と体の外ですと、外の方が空気が乾燥しております。
なので口呼吸にしまして、乾燥した空気を口の中に直接入れやすくしてしまいますと、口の中が乾燥しやすくなります。
口の中が乾燥してきますと、粘液とか粘膜とかも乾燥してしまいまして、そうすると粘液とか粘膜の働きが悪くなります。
そうなってきますと老廃物とかを除去しにくくなりますよということで、口の中を乾燥させる口呼吸は良くないよと言われております。
では鼻呼吸の方はどうなのかと言いますと、鼻呼吸の場合はまずそもそも口呼吸に比べれば、口に乾燥した空気が直接いかないという点もありますし、
鼻の中にある鼻水、これは体内に入ってくる空気に潤いを与えるという効果があります。
なので鼻呼吸の方が体内に乾燥した空気が入りにくくなります。鼻を通ることで空気が潤って体内に入ってきます。
そういったことからも口の中の乾燥だけでなくて体内の乾燥対策としても鼻呼吸の方が良いよと言われております。
この乾燥とどうしても被ってくるんですけども、4点目の生活習慣としては水分をよく摂ること。
しっかり水分を摂ることで粘膜とかを潤すことができます。そして粘膜とか粘液が潤うことで働きが高まって老廃物を除去しやすくなります。
なので水分を減らさないで意識的に摂った方が良いです。
ということで臭い玉を作りにくくするための生活習慣以上4点。歯磨きやうがいが1点目。物をよく噛むのが2点目。
口呼吸より鼻呼吸が3点目で水分をよく摂ることが4点目というところが臭い玉対策として重要だったりします。
今回はこんな感じです。改めましてN先生テーマいただきまして誠にありがとうございました。
今回は臭い玉ということで話をさせていただきましたけれども、臭い玉できたことないよという人もいると思います。
ただ今回の話なんですけれども、口の中の健康で口臭、口の臭い対策とか感染症対策にもなりますし、
臭い玉できないよという方でも口の臭いとか感染症対策にも今回の話をご利用いただければなと思ったりもします。
またこの臭い玉なんですけれども、写真とか画像を調べていただくとわかりますけれども、本当にはっきりと塊ができたりします。
こういったのが生まれるのも人体の不思議なのかなと思ったりもします。
また今回のような体内の出来物であるとか、それ以外の体内の困ることなど悩みなど気になることがありましたら、いつでもご連絡お待ちしております。
今回も最後まで聞いていただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
