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数年前に、ある作品を出演した時に、すごくつまらなかったんですよ。
あ、やーめよって思ったんです。あ、私、女優やめるって言ったんですよ。
そしたら、え?ってやっぱり3秒ぐらいゼックされて、いいんじゃない?って言われたんですよね。
まあ、家族からやめるやめる詐欺って言われてるんですけど。
黒木瞳の映画ここだけバナシ
黒木瞳の映画ここだけバナシ、今日も聞いていただきありがとうございます。
映画に携わる様々なジャンルの方々とここだけバナシしていきますよ。
ゲストは前回に引き続き、映画コメンテーターのLiLiCo さんです。
どうも、お願いします。
さあ、最高のミュージカル映画、探していきましょうということで、
今日はもう最後の日になってしまいましたけれども。
ごめんなさいね、私もうずっとね、脱線のまた脱線クイーンってよく呼ばれるんですけども、
自分が思い出した話をしてしまうというね。
大丈夫です、脱線を戻す係ですからね。性格上。
ありがとうございます。でもね、すごくタイムリーでですね、
みんなに見ていただきたい素晴らしい作品にこの前出会いまして、
イン・ザ・ハイツという作品なんですけれども、
ミュージカルに詳しい方は絶対に、日本でも公演ありましたし、日本語でね。
もちろん海外で見ている方もいるでしょうけれども、
まだまだね、例えばレミゼとか、シカゴとかもそうですけど、
に比べると、多分このイン・ザ・ハイツというタイトルが、
ちょっと日本人に馴染みが薄めかなと思って、
じゃあどんな歌があるのって聞かれたらパッと出てこないという感じなんですけれども、
実は私、そんなに私もすごく全部知っているというわけでもなく、
ただ単にミュージカル映画だから私は見たいと思って見に行ったんですよ。
まあね、まさか泣けるとは思わず、私2曲目から、
2曲目からもうね涙が止まらなくて、
私45年ぶりにやってはいけない洋服の袖で鼻水を拭きました。
だから多分天国からうちの母が、それやっちゃいけないやつだよって。
小さい時ね、鼻水を拭いてダメだよっていう。
もうね、素晴らしくて。
泣くと思ってらっしゃらないから、パンカチを持ってなかったってこと?
持ってない持ってない。
それで袖で拭いたの?
袖で拭きました。
一番最初の曲が多分7分くらいあると思うんですよ。
結局全部を説明しなければいけないのね。
でもそれがすごくスムーズに私たちの心に入ってきて、
ラップではあるんだけれども、ちょっとジャズな感じでもあって、
いろんなジャンルの歌がごちゃ混ぜになっているのに、
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ごちゃ混ぜ感がないっていう。
これはやっぱり天才が作っているもので、
私よくライブやるときにギタリストがいるんですけど、
インザハイツやったんだって、日本語版。
曲が良いからこそ難しいんだって。
ミュージシャンもすごく困るぐらい素晴らしい曲のオンパレードで。
将来有望と言われていたニーナっていう女性の主人公が、
諦めてまた戻ってくるんですけれども、
彼女の心の中での歌というか、
そこからもうダメでしたね私。
もうそこから涙を溜めて。
すごく500人ぐらいのダンサーをCGとかでやらずに、
本当に街を作って。
新国編見ました。
本当に素晴らしくて、色彩も素晴らしくて、
本当に元気になるっていう、ちょっと可愛いオチもありますし、
シャンパンも飲みたくなっちゃうシーンがあってね。
私がすごく映画コメンテーターとしてすごく心配していることが一つだけあって、
たまに絶対傑作だよって言って全くヒットしない映画ってあるんですよ、日本って。
これって人種だったりとか、
ラテンの私たちがなかなか社会に溶け込めないとかっていう、
人種の話って、なかなか日本でみんな、
日本って日本人じゃないですか、やっぱり基本。
で、私みたいなハーフがたまにいるって。
でもそれだけでもだいぶ、あれ、なんか日本人じゃないなっていうことをすぐ言われるんですけど、
どういう風にこれを受け止めてくれるのかなっていう、
自分の日常の中にはないものではあるんだけれども、
とはいえやっぱりマーベルとか飛べないし、アイアンマンみたいなのいないから、
それでもみんな好きって言ってるから、
大丈夫だと思うんですけど、
やっぱりあんまりにも素晴らしいから、
どこか自分に置き換えたいっていうか、
自分の心のどことフィットするのかなって思った時に、
日本って結構、私広島の出身ですって、
私もって言ってすごく仲良くなるから、
そういう考え方の方がいいかなと思って、
なかなか人種の違いってそこまで分かりにくいから、
でも本当に素直に曲の素晴らしさと、
頑張るっていうことの大切さだったりとか、
っていうのだけ楽しんでもらえるといいなと思って、
全部の登場人物が立ってるんですよ、ちゃんと。
私がいつも一番残念に思うのは、
日本って誰も役者知らないから見に行かないっていう人多いんですよ、結構。
誰が出てんのって言って、
例えばね、アンソニー・ランモスだよとかって言うと、
誰っていう風になっちゃうとすごくもったいないし、
今、傑作ってそこにはその役にあった人たちが、
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ちゃんとスカウトというか、キャスティングされて、
歌も歌えないといけないし、
それなりに美人じゃないといけない役もありますし、
強烈なおばさんも出てくるし、
その辺の、人生って楽しもうぜっていう、
あの感じがすごくいいので、
ぜひ誰も知ってる人いないからって言って見に行かないんじゃなくて、
これは生きるためのビタミン剤だと思っていてください。
正直もう日本だけなんですよ、そのイン・ザ・ハイツが。
ここまで全然知名度がないっていう。
でも多いんですよ、そういうものって。
だって、やっぱり島なので、
エンターテインメントの入ってくるものだったりとかが、
ちょっと遅れたりとか、
あとは全然入ってこなかったりとか、
アメリカではもうめちゃくちゃ売れてるのに知らないとか。
チャンスですよね。
そうするともっともっと日本で舞台やった時に人が入ると思うんですよ。
やっぱり知名度的なことを考えると、
すごく低いけど、
これは燃えましたね。
イン・ザ・ハイツ、7月31日から公開ということで、
私もこれ絶対映画館で見ます。
絶対、絶対です。
だって2曲目でリリコさんを泣かしたミュージカル映画。
あまりにもカラフルで美しいので、
東京がおかしく見える。
暗いな、青いみたいな。
地味、みたいな。
あの世界観に入りすぎちゃって。
ハンカチの持参ですね。
私は鬼滅の刃見に行った時に、まさか泣くとは思わなかったんで。
なんか出そうみたいですよね。
大号泣だったんですよ。
もうね、ティッシュがなくて、
流石に袖では拭きませんでしたけど。
やっぱり映画って何が出てくるかわかんない。
もう本当にね、びっくり箱じゃないけど、
素敵なびっくり箱なので、魔法の箱なので。
だからやっぱりハンカチって必要ですね、映画見る時。
準備しておいてください。
やっぱり頑張った。
今の時代って多分もう心が元気な人っていないと思うんですよ。
こういう世の中になって、好きな人にも会えなくて。
よくはね、今すごいスピードでよくはなってはいるから、
来年はきっとね、幸せに暮らせるんじゃないかなと思うんだけれども、
ここでまず先に心を作って、
ちょっと嫌なことを一回忘れましょうっていう感じだと思います。
こんなに元気に生きてる私でも元気になりましたもん、これ。
私もこれいろんな方に紹介します。
まだ見てない。予告編しか見てないけど。
それでやっぱりスパニッシュ系の方が出るから。
そうですね、はい。
でもみんな割と、そうですね、ラテンの役者さんがいるので、
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でもみんな綺麗。
綺麗。
綺麗ですよ。かっこよくて綺麗なので。
美人。
ああ、ああいう風になりたいなって普通に思いましたもん。
よくラテンの人ってよく言われるんですよ。
多分これ性格の問題だと思うんですけど、
北欧なんですよね。真逆だから。
何一つ被ってないのにっていう。
でもほら、ガラスの心も。
そうですね、ガラスの心はありますけど。
ラテンっていうのは華やかな。
そうです。
リリコさんっていうところで。
やっぱり燃えてるっていうのが、
すごくこの映画の中での、
諦めない、成功するためにはいろんな思いを知らなきゃいけないという、
本当に当たり前のことなんだけれども忘れるんですよ。
人ってみんな、何か良いことないかなって言っちゃう人が多いじゃないですか。
何もないわ。何もないんですよ。
自分で頑張ってやっと良いものがちょっとずつ向かってくるか、
それとも掴みに行くかどっちかなので、パワーをもらいましょう。
ちょっと楽しみが一つできました。
リリコさんとちょっと通じ合うものがある。
あってる。
シャンパンも好きですよね。
シャンパン好きです。
あってます。
あってます。
私、12人の時にシャンパンをインタビューさせていただいてね、
主演の皆さんに。
監督がシャンパンを持ってきてお話ししましょうみたいな感じがあったっていうのを聞いて、
めっちゃ羨ましかったもん。
シャンパン私だって飲みたかったよみたいな感じで。
12人を来た悪魔の時にね、シャンパンを飲みながら
三好ちゃんと演技指導っていうかワークショップみたいなのをやってましたから。
いいなあ。
あ、そうそう。
12人を来た悪魔なんですけども、
そうなんですよ。
ブルーレイとDVDが発売になるんですよ。
なんと私もこれ好きなんです。
自分が出ていてすごくいい作品だなって。
8月の4日ですね。
はい。
出ますね。
77分の秘蔵映像って何が入るんだろう。
お楽しみですかね。
監督が指示してるところとかそういうの。
私はもう裏方ですので。
いやいやいや。
あとは副音声でプロデューサーと私と喋ってますので。
そういうブルーレイの方には特典もついてますので。
そしてリリコさんがド緊張したと全然気づきませんでしたけれども
ド緊張したというリリコさんの女優姿も拝見できるので。
私びっくりした。金地香さん出てるんですもんね。
そうなんですよ。
だって撮ったのがだいぶ前だから。
そうなんです。
全然ね。
エグジットなんか誰も知らないですよね。
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あの時にエグジットの金地香さんがいいってプロデューサーに私申し上げたんです。
そしたらみなさん知らなくて誰?みたいな。
ひとみさんはどうやって。
なんかいろいろお笑いを見てた時にこの方がいいっていう。
たくさんお出になってるワンシーンだけなんですけども、それじゃない。
でも彼がいいなっていうことで。
すっごい。その過激。
そうなんですよね。
だから後で本当に公開の時にもうちょっとアップ撮っとけばよかった。
いやもう頂点の時ですもんね。
映画ってそういうのも面白いですもんね。
誰がどうなるのかっていう恐ろしいですよ。
その人の人生も見えますもんね。
やったってこっち的には金地香さん出てると思って。
自分ににわとりスターという映画を撮った時に公開まで2年かかったんですよ。
にわとりスター?
そう。にわとりスターという映画に出てるんですよ。
にわとりスター。なんか可愛らしいネーミングですけど。
でも全然可愛くないんですよ。
すんごい衝撃作で。
実はあんまりヒットしたんで。
にわとりフェニックスという作品であのパラレルワールドをこの夏撮るんですよ。
そのにわとりスターで。
すみません。存じ上げなくて。
いいですいいです。
でもすっごく褒められるんです。
あんなにかける、命がけでやる俳優って最近すごい少ないからとかって言われて。
でも完全全裸になってて。
なりたりょうくんが後ろから私を抱くんですけれども。
私彼のスクリーン童貞を奪ったという。
その時になりたりょうって誰だよっていうそのぐらいの時だったんですよ。
全然知らなくて。
今や。
公開までにもうブワー言っちゃって。
公開の時にすんごく話題で新田さんとなりたりょうさんが主演で。
ちょうど公開の時に私が結婚したので。
話題はいっぱいあって。
だからすごくたくさんのちょっと難しいので一回でわからないというか。
あまりにも世界観が今まで多分監督がもうすべてのタブーを破って。
金田狼っていう監督なんですけれども。
監督のお名前もそう。
自分が書いた小説の映画化をしたんですけど。
みんながクラウドファンディングでやってくださって。
その当時のDVDが渋谷のレンタル屋さんでアウトレイジに続いて2位だったんですよ。
すごい。
だからみんな見たいっていう世界観が。
ちょうど見れなかったんですね私ね。
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結構短かったというか上映がね。
でもすごいそのパラレルワールドを描くなんて。
成田龍君を抱いて家賃を安くするっていうおばさんなんですけど。
またそこもおばさんなんですけど。
そうだから人って本当にどうなるかわからないんだなって。
すごく特に最近感じますね。
自分が共演して誰だかさっぱりわからないけど。
後でね。
いい方に転ぶというかね。
でも皆さん是非このDVDを見ていただいて。
ニワトリ?
いやいや12人ですよ。
私のニワトリスターはいいです。
それはひとみさんに見てほしい。
ニワトリスター?
ニワトリスター最初前半まじで気持ち悪いって絶対思います。
ニワトリスターって気になりますので私見ます。
後半が監督変わったっていうくらい全然違ってて。
奥田英二さんの言葉でそこから大号泣して。
また泣くんですね。
これ見終わって試写で0号の時に見終わったら
リリコさんコメントくれるって言って
いいですよみたいな感じでちゃんと紙巻いて言ったんですけど。
あまりにも号泣してとてもじゃないけどこの顔撮ってほしくないから。
もうギャラいらないから別の日にしてくれてて。
別の日開けるからちゃんと。
とてもじゃないけどもう奥田英二さんが言ったメッセージでもうダメだったね私は。
すごかった。
でも最初はあまりお気に入りじゃないかもしれない。
汚い世界を描いてる。
ニワトリスター。
そしてミュージカル映画として
イン・ザ・ハイツ。
4月31日から。
そして十二人ひとえおきた悪魔ですよ。
これは。
これも8月4日にDVDが発売されるということで。
こちらも見ていただきたいなと宣伝してしまいました。
すいません。
見てほしいです。
これは面白いんですよこれ。
ありがとうございます。
アイディアめっちゃね。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
本当に撮影中は胃が痛くて胃が痛くて。
胃カメラ行きました。
殺菌の時。
えへへ。
だからリリコさんに習って。
私もきっとノミの心臓なんだと思います。
意外と。
本当ですか。
そんな感じが全然なかったです。
そうですか。
女優なんで。
そこですよね。
そこなんですよ。
そうです。
でも私も今後どういう風になるかは分からないんですけれども
映画も楽しみにしています。
分かりました。
なんか私どういう風に死ぬまでやりたいのか
それともこのぐらいになったらもうやめるわって年齢で考えてるのか
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それともつまんなくなってきたからやーめたっていうタイプなのか
将来ってどういう風に。
数年前にある作品を女優で出演した時に
すごくつまらなかったんですよ。
すごくつまらないなって思って
やーめよって思ったんです。
その次の日か何かに夫と娘に
私女優やめるって言ったんです。
そしたら
3秒ぐらいゼックされて
それで
いいんじゃないって言われたんですよね。
すごい。
もちろんずっと続けてます。
数年前なんで。
家族からやめるやめる詐欺って言われてるんですけど
言われてるんですけど
なんかその時がそれまではなんかね
きっと一生女優で
本当によくある舞台の上で死にたいとかね
そのキャメラの前でとか
いろいろそういうかっこいいことに憧れてはいたんですけども
それがそういうことを思ったっていう自分がいたっていうことで
自粛になったじゃないですか。去年。
怖くなかったんですよ。
何にも
そうですね。
なんかだからその時思ったことが
なんか役に立ってたっていうか
仕事がなくなったらどうしようとか
この先どうなるんだろうとか
そのための世界ね。
いろんなことを考えられる方もいらっしゃると思うんだけれども
全く不安がなくなるようにしかならないなみたいな
だから今はやめるやめる詐欺で続けております。
本物の詐欺にならないように。
いやでも見たいです。スクリーンでも見たいし
でもやっぱ監督としてですよね。
ご縁があったらやっぱり出会いですから作品とのね。
やっぱり人との出会い作品との出会い
リスナーの方々にはね
映画を見ていただいて元気になって
リリカさんおっしゃったように
パワーをいただいて
明日も元気に過ごしていただきたいなと。
生きてるからこそね。いいことは来ますよ。大丈夫です。
本当ですね。ありがとうございました。
2週に引き続き楽しいお話を
汗だくになりながら
汗だくになりながら
毛穴がバカなんですよ私
止まらないんです。
汗だくになりながら
ありがとうございました。
リリコさんでした。
ありがとうございました。