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2021-08-30 16:28

1900円の価値ある映画を作るプロデューサーになるには(ゲスト:プロデューサー&監督 山口雅俊さん)

今週のゲストは、山田孝之さん主演の映画・ドラマ「闇金ウシジマくん」シリーズや、藤原竜也さん主演の連続ドラマ「新しい王様」シリーズなどお金をモチーフにした作品を数々世に出してきた、映画監督兼プロデューサーの山口雅俊さんです。
ビジネスパーソンとしても興味深い山口さんと“1900円の価値のある映画を作るプロデューサーになるには?” をテーマに“ここだけバナシ”していきたいと思います

これまでに登場した、リングの中田秀夫さんと助監督の佐伯竜一さんや「信長 協奏曲(コンツェルト)」「帝一の國」のプロデューサー村瀬健さん。Shall we ダンス?”や"それでもボクはやってない"など様々な映画で美術監督をされてきた部谷京子さんが登場した回は、Himalayaで無料で聞くこと出来ます。

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若い人にとって、スマホから2時間離れるのというのもコストだから、
1000円とか1900円という入場料を払うのと同じように。
だから、もういじっていいように映画の買いによってはした方がいいんじゃないかというのが、
本当にビジネスとして本当に真面目な話。
黒木瞳の映画ここだけバナシ
こんにちは、黒木瞳です。
ポッドキャストを聞いていただきありがとうございます。
今日も映画に携わるさまざまなジャンルの方々とここだけ話ししていきます。
今週のゲストは闇金牛島くんシリーズや、
藤原達也さん主演連続ドラマ新しい王様シリーズなど、
お金をモチーフにした作品を数々用に出してこられた映画監督兼プロデューサーの山口雅俊さんです。
こんにちは、山口雅俊です。よろしくお願いします。
何か成り行きで監督とかプロデューサーとか脚本家とかいろいろやっておりますのでよろしくお願いします。
いろんなことをエンターテイメントの世界でいろんな役割をやっていらっしゃるということ。
どれもできるということですか。
何かやった方がいいときに成り行きでやるので何でもやりますし、やらなくていいときはやらない。
何でもできちゃうっていう山口さんなんですね。
でもプロデューサー出身なんで。
そうなんですね。そのあたりもいろいろ伺っていきたいと思いますけれども。
今日のテーマは1900円の価値のある映画を作るプロデューサーになるには。
というテーマでここだけ話をしていただきたいと思いますけれども。
先ほども申しましたように元は富士テレビのドラマのプロデューサー。
最初に作ったのが中井さんの何は金融道ですね。
そうですね。
これはちょっとインパクトありましたよね。
そうですね。
借りた金返せよのあれですよね。
僕ルールズに借金代表ってあれもともとあった曲なんですけど。
そうなんですか。
本当に何は金融道のために書き下ろしていただいたような。
そうだと思ってました。
そうですよね。違うんですよ。
でも書き下ろしだと宣伝になるから書き下ろしだと言われたときにそんなに否定しないでやってましたけど。
そうなんです。紹介していただいた曲で本当にぴったりだったから。
もう本当に借りた金返せよって当たり前のことなんですけれど。
本当そうですよね。
でもインパクトあって私もよく拝見してましたけれども。
それが出だしですか。
そうですね。借りた金返せよって確かに当たり前のことで。
あと何は金融道の青木裕二さんの原作の中にどんな金でも金は金だという。
1万円でも5円でもどこから出てきたとしてもその1万円自体は変わらないよっていう。
お金に綺麗も汚いもない。
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汚いもないっていう。面白い。
でもやっぱりお金というものを扱った作品を最初に出されたわけじゃないですか。
もうやっぱりそうなんです。
あの当時伊丹十三監督が生きていらして。
同じように何は金融道をやりたいということでオファーもされてたんですけど。
結局中井君と小林香織さんと尾形健さんでやりたいっていう。
こっちのオファーが勝ってやれたんですよね。
そういう山口さんですけれども入社前はアメリカのコロンビア大学ビジネススクールでMBAを取られております。
やはりこの経営学の趣旨ということがこのお金にまつわる作品を世に出していく。
何かそこら辺ってご自分の中にあるんですか。
当時フジテレビもそうですし他局もそうでしたけどフレンディードラマが前世で。
フレンディーでなければ人間じゃないみたいな感じで恋愛。
本当に登場人物のほとんどが1日起きてる時の8割ぐらいも恋愛してるみたいな前世期だったんで。
これ自分もそれやっててはいけないと思ったんで。
金とか社会的なフレームワークがあるドラマを作らないとと思って。
なにわ金融道の原作から何とか始めたいなということで熱烈に青木先生にお願いして。
それで実現したということ。
でもその後も闇金牛島君とかやはりお金にまつわる作品が多いというか気になるというか。
お金面白いですよね。
面白いんですね。ドラマにすると面白いですね。
最近はそのアマゾンプライムなどで配信中の新しい王様という連続ドラマ。
これは藤原達也君です。それから香川照幸さん。
これでテレビ局の買収をモチーフにお金と幸せについて作られたということなんですけども。
やっぱりビジネスお金幸せそのあたりっていうのはつながっているんですね山口さんの中で。
そういうフレームワークの中で人間を描きたいっていうのが。
それは一貫して変わらず。
そのテーマであります今日の1900円の価値ある映画を作るプロデューサーになるにはどうしたらいいんですか。
1900円って今1900円ですけどあれですよね。
1900円を先に出させるっていうのって映画ってすごくテレビと違って面白い面白いなと思って。
とにかく1900円の価値を提供しなければいけないんだけれども。
同じようにその1900円を払って2時間ずっと暗闇の中で拘束するわけじゃないですか。
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この間すごく大きな映画の配給会社の人たちの話をしてたら本当に真面目に。
暗闇の中でスマホをいじっていいようにした方がいいんじゃないかっていう議論をしてて。
つまり若い人にとってスマホから2時間離れるのっていうのもコストだから。
1000円とか1900円で入場料払うのと同じように。
だからもういじっていいように映画の会によってはした方がいいんじゃないかっていうのを本当にビジネスとして本当に真面目に話してもらった。
本当になるほどなと思って。
みんな多分見ながら、家で配信の映画とか見てる時って多分スマホいじりながら見てるんじゃないですか。
テレビドラマとかそうですよね。みんなつぶやいてますよね。
そのことが宣伝につながったりするから。映画館の中でもそうした方がいいんじゃないかっていうのがあって。
結局その1900円とか今1500円とかいろんな料金タイプがあるけれども。
そういうふうな2時間の中でそれをいじってもいいというこちら側のサービスの提供の仕方っていうのもあるんじゃないかみたいなことを言っててなるほどなと思います。
そういうふうな戦略ですよね。やっぱり1900円なり1500円なり先にお支払いして映画館に閉じ込めるわけですから。
やっぱりそこでつぶやいてほしいですしね。
ただ音が出るのはちょっといけませんけど、それさえちゃんとサイレントにしておけば、それは面白い考え方ですね。
そうした方がいいんじゃないかっていう。
そうですね。だからヒットした映画なんかだと1円か2回か3回くらい何回も回るから、いじってもいい回客を入れるっていうのもあるんじゃないかと思ったり。
この回は携帯いじっていいですよね。
それはちょっとなんか面白いですね意外性があって。
あとは東方シネマズの日比谷とか銀座とか伝統あるところはダメだけど東方シネマズの新築とかもいいとかね。
でもやっぱりそういう議論が出されてるってことは、そういうふうにゆくゆくはなるかもしれません。
なるかもしれないですね。
今びっくりしました。だいたい切らなきゃいけないですしね。
私ずいぶん前に舞台、明治座でやりましたときに、お芝居が終わってどんちゅう1回下げて、その後にフィナーレっていう。
宝塚出身なもんで、フィナーレが好きなので、もう1回どんちゅう開けて、それでみんなであってお祭りのように踊って歌って、皆さんを楽しませて帰そうっていう。
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そういう最後のフィナーレの部分を作ったときに、ここは携帯okにしようって。
私がお願いしたんです。劇場のさんとかプロデューサー。
分かりましたってことで、初日の日、さあここから携帯okだよとか言ってたら、舞台見ないでもうバッグの中に。
嘘、嘘、嘘みたいな。そうなんだみたいな。初日は誰も知らなかったんだお客様が。
だからもうわーってなって、慌てふためいてたその光景がすごい新鮮だったんです。それを思い出しました。
黒木さんのその意図としては、何をさせてあげようと思ったの?
写真を撮らせたかった。どうせもうこの芝居終わっているから、もう全然気持ちも楽じゃないですか。
歌って踊っているだけなので。だからやっぱりその今日来た記念にこの写真を撮って。
もちろん何人かはちゃんとツイートしてくれるかなとかね、そういうようなことも考えましたけれども。
そのツイートとかSNS上の自分の感想を友達とか知り合いに送るという行為が、よりオンタイムになっているというか。
テレビドラマとか映画とかを家で見ながら押してますよね。いじってるよね。
それがもっともっと当たり前になってくるかもしれないなと。
映画もね。
そうするとね、そういうことを前提とした作りにしなきゃいけないじゃないかと。
僕よくフジテレビの時に、北の国から作った山田芳明っていうプロデューサーに色々教えていただいたんですけど、その人によく言われたのが、
主婦の人がテレビドラマを見るときに、お皿を洗いながらとか子供に配膳しながら見てるぞと。
そういう人たちにもある程度わかるように作らないと、ずっと集中して見てる人ばっかりじゃないかなと言われて。
それもそうだなと思ったんです。
そうですね。ながらで見る時もありますしね。
橋田さんと石井福生さんの渡る世間鬼ばかりとかは耳だけでわかります。画面を見なくてもって言ったら失礼なんだけど、ある程度耳だけでもわかります。
ちょっと離れてても戻ってきてもやっぱりわかります。
結局今日のテーマである価値ある映画を作るプロデューサーになるには、やはりお客様のことを一番に考えて、どんな状態で皆様がご覧になっているかとか、そういうようなことを視野に入れて映画を作っていかなきゃいけないっていうことなんでしょうか。
タイトルとかキャストも含めてそうかもしれないですよね。
僕たちも、本当に僕が神戸の高校生とか中学生だった時に、女の子と、僕男子高校だったんで、女の子と映画とか行くのって大事で、もう一回下見に行ってもう一回行きたいぐらいですよ。
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その一回ってもう本当に死活問題。
そんな青春時代だったんですか。
絶対失敗しちゃいけないから一回下見に行って、絶対その学会させちゃいけないから。
そういうふうなデートムーフィーっていうのは、そういうことまで考えて作らないといけなかったり。
まず下見コースとかね。
下見とか。
見てよかったねっていうのはね、やっぱり話が見終わってからできるような。
そうですね。
私は映画でもう我慢できない時は出ますね。
出ちゃいます。
そうですか。
もうそれこそお金返してって思うくらい。
舞台の時は演者がいらっしゃるので、一応最後まで座ってますけど。
でもやっぱりそれはお客様に失礼じゃないかなって思いますよね。
ただ好みもありますからね。
自分は苦手だけど別の方はすごく良かったって方もいらっしゃるので何とも言いようがないんですけど。
じゃあそんな素晴らしい映画を作るプロデューサーになるためには。
どうすればいいかな。
どうすれば。教えてください。
映画のプロデューサーも本当に映画の監督と違って、監督は基本的に黒木さんも黒木監督やられてたからお別れだと思うけれども、監督はもう何でも聞いてきます。スタッフが。
この服の色はどうしましょうかとか、ここに何を並べましょうかとか全部聞いてきます。
それに対して答えていればある程度進みますが、プロデューサーは本当のプロデューサーっていうのは自分が何もしないと企画も立ち上がらないし、何も進まないし。
あと問題が起こるその問題っていうのはどれ一つとして同じ問題がない。
監督は恋愛映画撮った後でSFAが撮っても仕事自体のある程度均一性ってのがあるんですけど、プロデューサーはどれ一つとしていい同じ仕事っていうか同じ局面ではないから、
そういうことに慣れて自分でどんどん動かしていって、トンチンカンなことでも監督に言ったり、面と向かって意見したり、現場を止めてでも自分で意見を言ったりしてる人が向いてると思います。
僕は自分でプロデューサーやって監督やって本当に思ったのが、どんなことでも言ってくれるプロデューサーって本当に大切にしなきゃいけないなと。
監督ってずっとやってるとだんだん視野が狭くなってくるんですよ。
プロデューサーに何か変なことでも言われると、何言ってんだとか思ってても一瞬止まって考えることができるでしょ。
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その一瞬止まらせるっていうことがすごい大事で。
だからプロデューサーは本当にある程度釈放性もあり、コミュニケーション能力もあって、
バカなことでも勉強してなくてもいいから思ったこと、その時に思ったことを言うっていうことが大事。
そういう人プロデューサーに向いてると思うんで。
1900円を人から取れるプロデューサーになれるんじゃないでしょうか。
そんなことないですか?ご自分で監督やられてて。
とんでもないことをおっしゃる時があって止まります。
止まりますよね。何言ってるか今になってっていう。
いやそこまでは分かりませんけど、でもやっぱり、ああなるほどっていう、そういう考え方もあるんだっていうようなことで助けられたことはたくさんありますね。
なるほどプロデューサーの役割というのもいろいろあるわけ。
トンチンカンなことでもいいから言えと。
トンチンカンなことでもいいからプロデューサーになるには言えと。釈放性が大事と。
分かりました。また次回も引き続き山口さんをゲストにお迎えして、経済をテーマにした独自のエンタメ路線を築けた秘訣を伺いたいと思います。
今日はありがとうございます。
ありがとうございました。
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