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こんにちは、秋本くり子です。この番組は、アマチュアヴァイオリン弾きの私が、クラシック音楽や西洋絵画について愛好家目線で語る番組です。
今日は、疲れを取りたい時に聴く曲として、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第一番アダージョについてお話ししたいと思います。
毎日の忙しい生活の中で、いつも疲れていますという方もいれば、知らず知らずのうちに気づいたら、なんだか疲れが溜まっていたという方もいるんじゃないでしょうか。
特に、体の疲れはわりと気づきやすくても、心の疲れは気づかないうちに溜まってしまっているということもあると思います。
そんなちょっと疲れているかもと思ったとき、このバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第一番アダージョを聴くと、なんだか心が浄化されるような感じがするんですよね。
ヴァイオリン1台だけの演奏なので、響きがとてもストレートに伝わってくるというか、間近のない音が心に染み渡るような感じがします。
それと同時に、ヴァイオリン1台で演奏しているとは思えないような世界の広がりも感じられるんですよね。
シンプルなのにすごく奥が深いし、空間的にも宇宙のようなどこまでも果てしなく広がっていくような感じもします。
演奏者目線でいうと、いわゆるクラシック音楽を2つのタイプの曲に分けるとすると、技術の貯金を切り崩しながら演奏する感じの曲と、
演奏しながら技術を整えられる曲があって、バッハは明らかに後者で、弾けば弾くほど技術を向上させて音を整えることができる曲です。
バッハの曲は楽譜通りにしっかり音を響かせようとすると、自然と基礎的な技術を使うことになるので、練習すればするほど良い音が出るようになるんだと思います。
バッハの曲の中でも、このマンソーソナタのアダージョは和音の響きが本当に美しくて、
さらに練習すればするほど楽器が鳴ってくるので、ずっと弾いていたくなるような曲です。
もちろん聴くだけでも音の響きに浸っていると本当に癒されるんですよね。
ここからは完全に余談なんですけれども、今日美容院に髪を切りに行ったんですけど、美容院に行くのも疲れが取れるというかリフレッシュになりますよね。
ずっと同じ姿勢で座っていないといけないので体は疲れるんですけど、髪をいい香りのシャンプーで丁寧に洗ってもらったり、
あと髪を洗った後にホットタオルを首のところに当ててもらえるのがすごく好きで、じんわり温かい感じが癒されるんですよね。
邪魔だった前髪とか後ろの髪もさっぱり軽くしてもらえて、すごくいいリフレッシュになりました。
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皆さんは心が疲れた時、どうやって回復させていますか?
もしよろしければコメント欄で教えていただけると嬉しいです。
それでは今日はこの辺で、さようなら。