価値交換ワークショップとその可能性
今回のnoteタイトルは、「価値交換ワークショップを実施してみた」です。
というわけで、ようやく一つの形になりました。
いやー嬉しい。
この価値交換ワークショップというのは、私にとって構想10年、製作1年の念願のワークショップでして、
開催させていただいたことに本当に感謝です。
今回実施したのは、ゴーリアンマで開催した全3回のキントンサインポスト研究開発会です。
この研究開発会自体の話はまた別の機会に譲るとして、今回のスキマ、podcastでは、
noteでは書き切れなかった価値交換ワークショップの面白さや可能性、
そして価値交換ワークショップ3部作の他のワークショップについて話していきたいと思います。
今回実施したのは、「お金を使わない価値交換とは?」というテーマです。
ワークショップの前に簡単なアンケートに答えていただいたのですが、
物やサービスを購入するにはお金が必須だという質問に対して、
約半分の方がそう思うと回答していただいています。
価値交換と聞いてみなさんはどんなことを思い浮かべるでしょうか。
パッと思いつくのは、物やサービスを購入するというシーンかなと思っています。
コンビニに行ってお弁当を購入するとか、病院に行って髪の毛をカットしてもらうとかですね。
自営業をされている方は、自分が物やサービスを提供するというシーンが思いつくかもしれませんし、
価値交換という言葉を使っているので、購入と提供の両方、
価値が双方向に行き来するシーンというのを思い浮かべる人もいるかもしれません。
他にも、お中元やお正補などの贈答を思い浮かべる人もいるかもしれませんし、
コミュニティ活動なので、わからないことを教えてもらった、面白かった本を教えてあげたなども価値交換と言えるかもしれませんね。
世の中のありとあらゆるところで行われている価値交換ですが、
交換するときの手段として、お金を使うか使わないかでずいぶんその振る舞い方が異なるなと感じています。
例えば、お金を使う価値交換では、すべての基準がコスパ、つまりコストパフォーマンスで測られます。
コスパが低いものは価値交換に値しない、すなわち価値がないものとして認識されます。
異なる価値交換の基準
一方で、お金を使わない価値交換では、コスパとは異なる基準がありそうです。
私個人は、コスパという基準だけでは見過ごしてしまう価値があるのではないかという課題感があるのですが、
単純にお金を使うから悪い、お金を使わないから尊いということを広めたいわけではなく、
まずはニュートラルに価値交換について探索をしていきたいと考えています。
そもそも価値交換とは何なのか。
それをつけつめていくためには、私たちの視点を一段上げて、
価値交換をするための手段であるお金自体を捉え直すことが必要なのではないでしょうか。
お金とは何なのか。
お金に対する認識はどこから生まれるのか。
私たちはお金とどう向き合うべきなのか。
こういった問いを価値交換ワークショップを通じて一緒に考えていきたいと思います。
この価値交換ワークショップのほかにも、
普段当たり前のように考えてしまう、
投下交換というのは本当に当たり前なのかというテーマや、
そもそもの価値交換を増やすには、などのテーマを考えています。
こちらも楽しみですね。
というわけで、今回のセキマはここまでです。
ではまた。