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2023-04-02 31:52

第008回「ひたすら温かい小説『マイ・リトル・ヒーロー』」

【ごあいさつ】

* 10年来通っている美容室の店長さんの変化に気づいたHana

* 世の中の動きを知ったKumu。

* ひたすら温かい小説「『マイ・リトル・ヒーロー』(冲方丁/文藝春秋)」を読んで

今回も、色んな話題についてお話ししました。

【要約】 今回のテーマは、小説『マイ・リトル・ヒーロー』です。 『マイ・リトル・ヒーロー』は、主人公の息子が交通事故で意識不明になり、息子からゲーム内でメッセージが送られ、息子と父親がeスポーツの世界大会を目指して息子を救うというストーリーが描かれています。 この小説は、動きの表現が文章だけで描かれており、eスポーツに触れたことがある人はもちろん、そうでない人でもスピード感を感じることができます。また、この小説は難解な用語なども解説されており、eスポーツの初心者でも楽しむことができます。ただし、この小説はアップダウンのダウンの方を作らないで描かれており、すべての人に刺さるものではないかもしれません。 しかし、現代社会のストレスから解放されたい人や、上昇志向だけではないストーリーを求める人にはおすすめのエンターテイメント小説です。(By.Summary fm

【番組について】『KumuHanaゲームラジオ』は、「ゲームが好きなKumu」と「お散歩が好きなHana」のふたりが配信するラジオ番組です。

「ゆるく、楽しく、安全に」を大切にぼくたちがその時感じた心の動きを記録して、あとから振り返ることを目的に、それぞれの趣味と心の動きの話などをしています。

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【目次】 OP/Hanaの近況:10年来通っている美容室の店長さんの変化 Kumuの近況:世の中の動き 本編:ひたすら温かい小説「『マイ・リトル・ヒーロー』(冲方丁/文藝春秋)」を読んで ED

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美容師が自信を持ってサービスを提供することの大切さ
クム
皆さんこんにちは。くむはなゲームラジオ第8回です。
くむはなゲームラジオは、ゲームが好きなくむと、お散歩が好きなはなの2人が配信するラジオ番組です。
緩く楽しく安全にを大切に、僕たちがその時感じた心の動きを記録して、後から振り返ることを目的に、それぞれの趣味と心の動きの話などをしています。
はなさん、今日もよろしくお願いします。
ハナ
はい、よろしくお願いします。
クム
いきなりですけど、毎回最近あったことということで、お話聞いているんですけど、はなさんの最近あったこと、何かありますか?
ハナ
今決めました。
クム
何でしょう?
ハナ
先日、何曜日だったっけな?金曜日だ。
はい。
つまり、
1週間?
違う、今日は土曜日だから、昨日だ。
クム
先日、もう昨日ですね。
ハナ
昨日でした。
はい。
昨日、髪の毛切りました。
あ、そうなんですね。
そう、見てください。すっきりしてます。
クム
あ、すっきりしてますね。
ハナ
はい、なんです。その時の話をちょっとしようかなと思って。
クム
はい、お願いします。
ハナ
私が行っている美容院は、もうかれこれ10年以上お世話になっているところなんですよね。
私、それまでは美容師ジプシーみたいな感じで、毎回場所を変えてました。
クム
いますよね、そういう人。
ハナ
女性すごい多いと思うんですけど、男性もそうなんですか?
クム
男性はもう一回決まっちゃったら逆に行きますよね。めんどくさいから。
ハナ
じゃあ女性の方がジプシーになりがちなんだな。
クム
なりがちだと思います。
ハナ
それで私もそんな感じでうろうろしてたんですけど、その美容師さんに切ってもらってからは、もうここだなって決めて、ずっと通っているんです。
髪の毛切るのが上手っていうのもそうなんですけど、なんとなくフィーリングが合うんですよね。カットしてくださるその店主さんと。
お話しするのも面白い、楽しいって感じるから、行き続けてるっていうのがある。
それで今回すごく面白いなと会話の中で感じたことがあって、店長さんに切ってもらってるんですけど、
その男性が自分のことを自分で褒めるように最近しているっておっしゃったんです。
クム
店の男性が。
ハナ
だからお客さんからカット上手いですねって言われたときに、今まではいやいやいや、まあまあまあぐらいなはぐらかし方をしてたみたいなんですけど、
今はそうなんですよ、上手いでしょって言うんですって。
それすごいいいなと思って、私も毎回本当にそう思うので褒めるんですよ。やっぱりめちゃくちゃ上手ですよね。
そうなんだよね、あんまり僕より上手い人ってやっぱりいないと思うんだよねっていう話、その内容を聞いたときに、そうだよねってもう心底。
その話を会話の中でこっちもど納得しちゃうんですよね。
本人も無理やり言ってるわけじゃなくて、本当にそう思ってる感じが伝わってくるし、聞いてる方もそうだなって思うし、
普通だったら少しいやいや謙遜ちょっとはしたらみたいな風に思ってしまうかもしれないし、
そんな違和感が生まれそうなものだけれども、本人がすごく自信を持ってサービスなり商品を提供していた場合においては、
そうじゃないんだなって言われてもう気持ちいいんですよね聞いてて。
そういう人に切ってもらってるんだな自分はっていう風に思える。
これはすごいことだと思うんですよね。
その話をしていて、自分の仕事もそうでありたいなっていう風に思いました。
60代になっても自信を持っている姿勢
ハナ
そっかそれは昨日の話だ。
昨日の話でしたね。
そういう話をできる、会話をできる間柄なので、昨日もいい時間、いい時間を過ごすことができたなというお話でした。
クム
なるほど。
ちょっと一個聞きたいんですけど、
もう10年くらい通われている美容室で、同じ人なんですよね。
自分で自分のことを褒めるというか、それを始めたのは比較的最近っていうことなんですか?
ハナ
きっと人を使い分けてたと思います。
クム
私に対しては結構前からそんな感じだったんですよね。
ハナ
でも例えば新規の人にはそういった感じではなかったと思うんですよ。
それがここ最近はもうより強くなったというか。
初めましての人に対しても、いやーそうなんですよ。私上手いでしょ?みたいな感じで話している。
クム
そこの心境の変化って何があったのかなって思って、きっかけとか。
ハナ
少し言ってたのは、誰も言ってくれないからね、みたいなことを言ってました。
クム
その男性の方は10年くらいやってるってことだから、そこそこ中堅の方?ベテランの方なのかもしれないですけど。
ハナ
超ベテラン。
いくつくらいの方なんですか?
もう60は過ぎてるのかな。
クム
そんなベテラン?
ハナ
超ベテランさんです。
クム
ここ最近だからもう60超えてからその境地に至ったみたいな感じなんですか?
ハナ
そう。自分の中でずっとカットには自信があったんですよね。
クム
でもそれをそんなに口にはしてなかった。
ハナ
自信はあったけど口にはしてなかった。お客さんとの会話で堂々と口にすることはなかったけれども、
クム
今はもう堂々とそういうふうに言われたら、そうなんですよってありがとうございますって。
ハナ
かっこいいなと思いました。
クム
なるほど。いいですね。
ちょっと僕もそういうかっこいい60代になりたいなと思います。
ハナ
君さんならなれます。
クム
ありがとうございます。
コロナ禍でのランチミーティングの変化
クム
じゃあ続いて僕の1週間振り返りということで。
今週はそうですね。でも本当にもう世の中の動きというか、撮影の仕事とかがあったりすると外に出かけて、
その撮影前にランチ食べて、ランチ食べながら一緒に撮影する人たちとランチミーティングみたいなことをやるんですけど、
それを今回は港未来でランチミーティングして、
ランチミーティングで食べたお店の中もここ1,2年と比べるとだいぶ価値が戻ってきたなっていうか、
それを肌で感じますね。
やっぱり2年ぐらい前、コロナ真っ只中な時とか、緊急事態宣言があったりとか、まん延防止があったりとか、
ああいう時とかはもう全然人も出ていなかったし、あってもお弁当の持ち帰りだとかだったんですけど、
今全然普通にお客さんも入ってきてて、今春休みもあるんですかね。
普通の一般のお客さんも平日の昼間だったんですけど、一般の方も全然多かったし、
港未来だからオフィスで働いている方も多かったし、
あと印象的だったのはやっぱり海外のお客さん、お客さんなのか会社関係の方も両方ですよね。
旅行で来てる人もいるし、おそらく海外車みたいな人たちが日本に出張かなんかでやってきて、
でもスースとかも来てるから多分そうなんですけど、それでランチを食べるという。
僕たちはそこでカレーを食べたんですけど、
なんかその人の動きとかを見てると、だいぶ街に活気が戻ってきたなという感じがしますね。
ハナ
それは感じますね。
どこに行っても感じる。
クム
そうですよね。
花さんとかも結構お散歩とかよく行ってるから、街並みっていうのはよく見てると思うんですけど、
やっぱり1年、2年くらい前と比べると今って全然違うじゃないですか。
ハナ
全然違いますよ。
今くむさんがおっしゃった外国の方、これも明らかに増えましたよね。
これまでは中国系の方かなっていう、その頃の名前とかね、観光地に行くとよく会いましたけど、
今は欧米の方、電車に乗ったりすると驚くほどたくさんいますよね。
クム
だいぶ街並みも変わってきて、ちょっとまたこれからどういう時代になっていくのか見ながら日々生活していきたいなと思っております。
僕の振り返りでした。
ではちょっと今回は本編なんですけど、僕が最近読んだ本についてお話ししたいなと思っていて、
『マイリトルヒーロー』について
クム
どんな本を読んだかっていうとですね、タイトルがマイリトルヒーローっていう本のタイトルで、
これがですね、産方藤さんっていう方が書いてる小説なんですね。
これ文言春秋から出ているんですけど、2023年の3月に発売されたばかりで、これを買って読んだんですよ。
なんで僕この本買って読んだかっていうと、Twitterとかを見ていたら、ゲームに関する小説だっていうのを見て、
帯を見るとですね、ゲームに閉じ込められた息子と狙うは世界一ということで、意識不明の息子からゲーム内に届いたメッセージ。
息子を救うため、父はeスポーツの世界大会を目指すっていう、そういう言葉が帯に書かれていて、
裏の方にはですね、あらすじみたいな感じなんですけど、
ノンキーなだけが鳥への信光は事業を起こしては失敗し、妻から離婚を言い渡される始末。
離れて暮らす中二の息子と小三の娘とはオンラインで会うばかりで、オンラインゲームは最後のトリートとなっている。
そんな中、息子の林太郎が交通事故に遭い、意識不明に悲しみに暮れる信光だったが、
ゲーム内で息子からのメッセージが届き…。
このゲームを通して成長し繋がっていく新しい家族の物語っていう、そういう概要の本なんですよ。
ちょっと今までこの僕がちょろっとお話しした感じの言葉だけ聞いてみて、
花さん的にはどんな印象というか、何でもいいんですけど、何か感想というかあります?
まず離れた子供との繋がりの鳥でゲームっていうのが、私としては斬新すぎてびっくりですよね。
ハナ
そこ、でもあるかも、今ならあるかも。
クム
今全然ゲームするお父さんお母さん珍しくないでしょ。
ハナ
そうですよね、あり得ますよね。
クム
全然あり得ると思います。
ハナ
っていうそこにびっくりしました。
クム
そうですよね、そういうのもそうだし、あとは、eスポーツって分かります?
ハナ
ゲームの大会ですね。
クム
そうそうそう、そうなんですよ。
そのeスポーツっていうのを舞台にもしている、しかもそれで世界一を目指すっていう。
これが、たぶんジャンルとするとSF小説になるかなって思うんですけど、
交通事故で意識不明の凛太郎君が、なぜかゲームの中に閉じ込められているっていう。
意識は戻ってなくて、命は取り留めてるんだけど、体は寝たまま。
で、このお父さん信光がゲームでオンラインになったら、そこに息子の凛太郎がいて、
普通にボイスチャットとかメッセージのやりとか、一緒にゲームをできちゃうんですね。
それで、今こういうことになってるぞみたいなことを言って、お父さんが。
凛太郎君がそれに対して、やっぱりそうなんだみたいな。
ちょっとおかしいと思ったんだよねっていう、そういう。
だからゲームの中に閉じ込められてるし、自分が事故にあたっていることも認識しつつ、
で、その凛太郎君がちょっとほのめかすのが、
このゲームの大会で世界一になれば、もしかしたら出られるかもしれないっていうことを言って、
それがメインの出口みたいな感じなんですよ。
で、もう一個出口っぽいのがあるんですけど、それはそっちに行っちゃうと、このまま消えてしまうかもみたいな。
だからそっち側に行くんじゃなくて、ちょっと難しいけど、
世界一になるっていう方が健全だから、健全というか、そっちの方がいい気がするから、そっちの方に向かっていく。
で、その凛太郎っていう男の子が目指すのを、お父さんとみつは信じて手伝って、
で、それがお父さんだけじゃなくて、離婚している状態の元お嫁さん、お徳さんとか、その義理のお母さんとか、
この凛太郎君を交通事故に巻き込んでしまった、あわせてしまった若いカップルがいるんですけど、
その若いカップルとか、主人公の信美津に対して、詐欺行為を働いた詐欺師とか、
あと、信美津のお父さんの代からお世話をしてくれている顧問弁護士さんとか、いろんな人が関わっていて、
オンラインゲームってチームが組めるんですよね。
で、そのいろんな人たちが集まって、その凛太郎君を世界大会に出すためにチーム組んで、みんなでゲームをやっていくっていうそういう。
ハナ
へー。私の想像を遥かに超えていました。
クム
で、結構、僕はあんまり遊んだことはないんですけど、ちょっとしか遊んだことないんですけど、
エイペックスっていうゲームがあって、それはニンテンドースイッチとかパソコンとか、いろんなゲーム機で遊べるゲームがあるんですよ。
いわゆる銃でドンパチするような対戦系のゲームで、一気に何人くらいでやるんですかね、100人くらいでゲームが始まって、最後の一人まで戦っていくっていう。
エリアもめちゃくちゃ広いんですよ。めちゃくちゃ広いエリアに、この上空にある空を飛ぶ乗り物から飛び降りて、急降下していって、パラシュート開いて着地して、そこからアイテム手に入れて、敵を倒していって、最後の一人になるまで戦っていくとかっていうゲームがあって。
おそらくそれに近い世界観なんですね。この物語の中で遊ばれてるゲームっていうのがエイペックスに近い話なので、エイペックスがやってる人とかとすごい楽しめるのかなって思って。
ハートフルな物語
クム
僕がこの小説を読んだ時に、面白かったというか感想とすると、2つあって、これは作者さんも作者の植形さんも言ってるんですけど、この物語ってひたすらハートフルな物語なんですよ。
よく物語の黄金ストーリーって、物語が始まって挫折を味わって、そこから成長して、また挫折を味わって、最後ハッピーエンドとか、そういう黄金のストーリーの展開の仕方みたいなのがあるじゃないですか。
その中でひねりがあったり、いろんな話の展開があると思うんですけど、このマイリトルヒーローに関しては、とにかく最初から最後まで温かいストーリーで、誰一人不幸にならなくて、最後までハッピーエンドで終わるんですよ。
この植形さんはとにかくそれをハートフルな物語をとことん詰め込みましたっていう風に書いてあって、沈まない、常に上がっていくというか、温かい状態の物語が展開されていくんですよね。
その中でさっき言った林太郎君を交通事故にあわせてしまった若いカップルとか、その人たちもこのチーム林太郎に加わるんですよ。加害者なのに。
お父さんのぶみつを騙した詐欺師も登場するんですけど、その詐欺師もチームのぶみつに加わるんですよ。
それがなぜかっていうのは、小説を読んでもらいたいんですけど、普通の物語だったら交通事故にあわせた加害者とかを責めまくったりとか、詐欺師とかに仕返ししたりとか、そういうのが繰り広げられると思うんですけど、全くそんなことはなくて、
その加害者たちすらもチームに巻き込んで、一個の目的にこの林太郎君をゲームから脱出してあげるために世界大化を目指していくっていう。
ハナ
めちゃくちゃいい物語じゃないですか。
私の理想としている物語です。
クム
花さんとかはこういう物語だったら楽しめると思います。
ハナ
そう。私が物語に入り込めないというか、少し敬遠してしまう理由は浮き沈み激しいからなんですよ。
クム
言ってますもんね。
ハナ
必ず一回めっちゃ落ちるから、そうこうがきつくて見てるの。
クム
仮に最後ハッピーエンドだったとしても、その過程があまり得意ではないというか。
ハナ
そうなんですよ。
クム
そういう人もいると思うから、本当に今の時代切なくなったり大変だったりきつかったりとかあるじゃないですか。日々生活する中で。
だからこういう小説を読んでる時間ぐらいはとにかくリラックスしたいという人にはかなりおすすめかなと思っていて。
っていうのが一個僕がおすすめするというか感想ですね。
1フレーム単位の描写
クム
もう一個はこのゲームの世界で銃でドンパシするようなゲームなんですけど、このゲームってもう1秒以下の短い秒数、フレームって言うんですけど、1フレーム。
1フレーム単位での精度とか判断とかっていうのが大事になってくるんですよ。
その1フレーム単位の動きの描写とかを文章だけでやりきってる。
で、そのオンラインのゲームとしてのちょっとした楽しみ方というか、ちょっとしたこういうあるよね、あるあるみたいなのがちゃんと描かれてるんですよ。
なんかそれがプロの作家さんだから当たり前かなのかもしれないですけど、文字だけで1フレーム単位の素早い感じのキャラとかが動きあってドンパチしていたりとか、そのプレイヤーがどんな時刻を繰り広げているかっていうのがちゃんと描かれていて、それをイメージすることができるっていうのがそこがすごいなって感じがします。
ハナ
なるほどね。言語化能力ですよね、そこのところは。
クム
そうですね。スピード感。書いてるのは文章なんですよ、言葉なんですよ、もちろん小説だから。でもその小説で文字しか使っていないのに、スピード感を描くプロの作家さんすごいなっていう。
ハナ
そこがプロ製なんですね。そうですよね、文章でスピード感を表すって、私はもうやり方がわからないもんな。
漫画だったら私が描けるわけじゃないけど、ちょっと想像がつくじゃないですか。スピーディな状況を絵で描くっていう。でも文章ですもんね、それってすごいなって思います。
クム
よく漫画、今はなさんが言っている漫画でって、それを描写じゃないですか。小説とかも文章とかでセリフとかじゃなくて、セリフ以外の表現でスピード感とか、今何が起きてるかって伝えるんですけど、小説の場合も文章の場合もそれを描写って言うんですよね。
そこは一緒なんですよ。ただ、描写で使うものが漫画は絵なのに対して、小説は文字。だから、どっちがすごいじゃないですけど、文字でそのスピード感を表すっていうのが単純にすごいっていう。
ハナ
本当ですよね。しかも誰が読んでもそのスピード感を味わえる描き方をしているっていうことですもんね。
クム
そうですね。おそらく。おそらくって言ったのは、やっぱり前提として、さっき僕が言ったみたいに、APEXっていうゲームを遊んだことがあるとか、そういうゲームじゃなかったにしても、何らかの銃でどんぱいするとか、ちょっと動きの速いゲームあるじゃないですか。
ハナさんが昔やったFF7とかじゃなくて、対戦格闘ゲームとか、そういうのをやったことがある人だったら、1秒未満、1秒以下の短い秒数でのやり取りって感じ取るものがあるかもしれないけど、RPGしかやったことない人とかと、ゲームで1秒以下って多分あんまピンとこないのかなとか。
ハナ
だから前提として、ゲームに対する知識があると、より楽しめる。それがあると、さらに表現の仕方の面白さというか、感じ取れるものがあるのかなっていう。
私はゲームの下地がないから、私が読んだらどうなるのかなっていうのも興味がありますね。どんな感じで読めるんだろう。
クム
一応、その辺は、ちょっと優しくは、その辺は配慮されてます。例えば、pingっていう言葉があるんですよ。わかります?
ゲームの知識が必要な面白さ
ハナ
聞いたことあるけど、それが何なのかは知らないですね。
クム
インターネット用語ですね。それが、自分のプレイする環境からサーバーがどこにあって、そのサーバーと自分のプレイする拠点とかのやり取りする秒数っていうか。
それが、当然日本でゲームするんだったら、日本のサーバーと繋がっていた方が、ロスする時間が短くなるわけですよ。
だけど、サーバーが海外とかにあったりすると、海外のサーバーを経由するから、当然距離が遠いじゃないですか。
だから、1フレーム単位、さっきの1秒以下でやり取りするゲームになっちゃうと、ズレが生じてくるんですよね。
だから、eスポーツとかで世界大会があるときは、eスポーツだからデジタルでできるじゃないですか。オンラインで。
だけど、プレイヤーたちは、実際の開催地に行く人がほとんどなんですよ。
ハナ
だから、開催地があるんですね。私、不思議だったんですよ。
なんでいろんな国の人が、1カ所に集まってゲームをやるのっていうのは。
クム
単純に1カ所に集まって盛り上がるってのもあると思うんですよ。お祭りみたいな感じで。
でも、技術的な面を話をすると、今言ったみたいなことがあって。
今僕が言ったことも、僕が今解説しているというよりかは、この解説が小説の中に書かれてるんですよ。
そういう用語とか、その説明とかもやってくれるから。
そういう意味だと、このeスポーツ分からない人と花さんとか読んで、分からない言葉とかも解説されていたりとか。
ゲームも、主人公の信光の奥さんとか、元奥さんとか、義理のお母さんとか。義理のお母さんだから年配の方なんですよ。
弁護士の先生も、自分のお父さんの代からお世話になっている弁護士さんだから、年配の方なんですね。
その年配の人たちも、分からないな、分からないなって言いながらオンラインゲームをやるから。
だから、その人たちに向けた本当に簡単なオンラインゲームってこういうものなんですよっていうところから、最初導入してくれるので。
小説「マイ・リトル・ヒーロー」の特徴
クム
かなり優しい、ゲームに詳しくない人にも配慮されている小説だから。
Eスポーツの触りとかを、雰囲気とかを味わうには、この小説以外にあるのかなっていうくらい。
探しても面白いのかもしれないですけど、今の時代。
ハナ
それって、よく良い小説は映画化したりすると思うんですけど、くむさん的にはこの小説の映画化とかってどう思いますか?
クム
映画化全然できると思いますよ。
でも前提とすると、良い小説って映画化されるみたいなのがあったと思うんですけど、SFとかはいい小説であったとしても、逆に映像化が難しい場合もあったりするんですよ。
世界観が例えばぶっ飛びすぎてるとか、宇宙の太陽系の外に出てくるSF小説とか、僕もまだ読んだことないんですけど、宇宙に謎の通常の物体があって、その直径が2光年ある。
直径がですよ。謎の超巨大建造物の直径が2光年あるっていうものについて描いてるSF小説とかもあったりするんですよ。
じゃあそれ映像化できますかって言うと、2光年の超超超巨大構造物を映像化するってなると、ちょっとなかなかぶっ飛んでる気がするじゃないですか。
みたいな制約もあるっていうこともあるから、いい小説イコールではないかもしれないんですけど、ちょっとまどろっこしい言い方しちゃったんですけど、このマイリトルヒーローに関しては、映画でも漫画でもアニメでも全部いけると思います。どれでもいけると思います。
ハナ
私としては何かしら映像化していただけたらすごい嬉しいなって話を聞いて思ったんですよね。
クム
そうですね。こういうエンタメ小説とかって、この小説が原作となってドラマになったりアニメになったり映画になったりとかって全然あるから、全然いけると思いますよ。
ハナ
ただ最初の方にお話があった、世の中の人たちってアップダウンがあるお話好きじゃないですか。この小説に関しては、あえてアップダウンのダウンの方を作らないで描いたっていうので、私はもうドストライクなんですけど、世の中がどう受け止めるのかなっていうのはちょっと気になりました。
作家産方桃さんの作品
クム
そうですね。本当に僕の勝手なイメージですけど、確か今華さんが言ったみたいに、世の中は全ての人には刺さらないかなと思います。でも今の華さんみたいにやっぱり刺さる人もいると思うんですよね。
最近いろんな本とかも読んでたりすると、浮き沈みを味わいたくない人って結構いるんですよ。そうなんですね。もう今、刺激が強いし情報も多いじゃないですか。もう疲れると。情報も多すぎて、何でもかんでもこっちのドーパミをしてくるようなコンテンツばっかりで。
それに疲れるから、疲れないSNSとか疲れないエンタメとかって結構求められてるので、意外と需要あるんじゃないかな。
ハナ
そんな時代になってきてるかもしれないんですね。
クム
結構いけると思います。
ハナ
それならもう絶望しちゃいます。
クム
だからちょっと今回はですね、マイリトルヒーローという小説をどうしてもこのラジオで、ゲームに関するラジオなので。
ハナ
そうなんですよ皆さん。これゲームに関するラジオ。
クム
ちょっと取り上げてみたいなって思ったので。
ちなみにですね、この産方桃さんは1977年生まれで、メインはSF作品とかを書かれてるんですね。
時代小説天地名作かな。本屋大賞を受賞していて、これが直木賞の候補作、第143回なんですね。
あと2016年に初の現代小説で、十二人の死にたい子供たち、これも第156回の直木賞の候補作になっているということで。
もしかしたらこのマイリトルヒーローも直木賞の候補作になるかな。
文芸周辞さんから出てるから、もしかしたらこの優しい小説枠で取り上げてもらえると。
ちょっと個人的なもんですけど、個人的には。
なんかそんなことをして思う作品でしたね。
ハナ
私としても、まだ読んだことないのにこれ言うのなんですけど激推しですね。
クム
ありがとうございます。ぜひ皆さん手に取って読んでみてください。
それではエンディングです。番組からお知らせです。
このラジオは各ポッドキャストプラットフォームでお楽しみいただけます。
番組をフォローいただけると最新の回を配信時に受け取ることができるので、ぜひ番組フォローをお願いします。
またご感想のフォームも設置しています。あなたのお便りをお待ちしています。
ゲームトークのスタート
クム
ということで今回も収録ありがとうございました。
ハナ
こちらこそです。
クム
この8回目にしてようやくゲームっぽい話題を取り上げました。
これまでのゲームっぽい話題は色々取り上げている人が多いので、
また今後も色々アンテナ張りながらゲームについて取り上げられていけたらなと思っているので、よろしくお願いします。
それでは最後までお聞きいただきありがとうございます。
ハナ
ここまでのお相手はくむとはなでした。
クム
ご視聴よろしくお願いします。
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