TALENT TALK。才能が見つかれば、仕事も人生もうまくいく。この番組では、一人一人に秘められた才能を見つけ、その才能を生かして、自分らしい仕事や人生を作っていくためのヒントを発信していきます。
こんにちは、パーソナリティを務めます株式会社タレント代表の高地インコと佐野孝史です。
同じくパーソナリティを務めます音声プロデューサーの野村孝文です。TALENT TALKシーズン2第40回です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前回はですね、新しい技術を組織に肯定的に取り入れるにはどうしたらいいかというテーマでしたね。
分かりやすく言おうってことですね。
だからもうね、我々も高地インさんは才能のことだし、私はポッドキャストのことをちゃんと世間様に分かりやすく説明するように努めようと思いましたよ。
そうですね、なかなか知られていないものこそ説明ってすごい難しかったりするので、そういったところをでも逆に知られていないからこそ可能性はあると思うし。
伝えていく技術ってものがすごい重要なんだなって改めて感じましたね。
そうですね。なんかちらっと高地インさんがおっしゃってた、とはいえ複雑なものなんで複雑なまま伝えたいっていう思いもあるじゃないですか。
つまりそのめちゃめちゃ単純化しすぎたくはないみたいな。
だからここは常にその思いとの落とし所を見つけなきゃいけないんだろうなとは思いましたね。
そうなんですよ。なので最近はステップで伝えてますね。
分かりやすく伝えて心をつかめたら難しく説明していくって順位をつけてやっていくようにしてます。
確かにね、段階を分けるってのが大事なんでしょうね。では今回のテーマ教えてもらっていいですか。
はい、部下や同僚に対して怒りの感情を抱いた時どうしたらいいのかというテーマです。
なんかあれですね、マネージャーの人が抱きがちな悩みですね、これは。
そうですね、あと社長とかも結構こういうことあるんじゃないかなと思いますし。
そうですね。
なんだかんだやっぱりその、なんでこういう風になっちゃうんだろうとかなんでこういうことするんだろうっていうところでイラっとしてしまうことってやっぱり全然あると思うんですよね。
はいはいはい。
それはやっぱり仕事ができる人こそなったりとかすると思いますし、立場が上の人ほどなりやすいのかなというふうに思うんですけれども、そういったテーマをちょっと取り扱っていきたいなと思います。
じゃあ井上さんはどうされてますか。
どうしてるんでしょうね。
まず前提としてやってるのは、まあ私の場合その2回ぐらい前で言ったんですけど、多忙になってる時や疲れてる時がやっぱこう苛立ち始めるんですよね。
でこれはまあもうしょうがない自分の癖だなっていうふうに思ってるんで、あのその時には例えば人へのメッセンジャーの連絡とかあるじゃないですか。
その文章を書くっていうのをそのムードの時に送らないみたいなことはやってますね。
あの例えばSNSなんかも絶対に投稿しないしそういう時は。
人への連絡もできればちょっと寝かせるとかはやっていて、
まああと実際じゃあ対面でしゃべんなきゃいけない時は一呼吸じゃないんですけど、ちょっとその深呼吸をしてからしゃべるみたいなことはやってますかね。
僕も1回昼寝してから送るとか結構やりますね。
ね、そういう感じですよね。
めちゃくちゃなんか情緒不安定になっちゃったりするんで、情緒不安定ほどじゃないですけどなんか苛立ちを覚えたりとか、
焦っちゃってなんかすごいストレートコミュニケーションしすぎちゃってるなーみたいなことがあったりとかするんで、時間を送ってるのは大事だなと思いますし。
そうですね。
まあでもなんか不思議なことに関係性が近ければ近いほど乱説な言葉を使っているんじゃないかって思ってることがありまして、
はいはい。
まあそれこそ身近な家族に対して怒ったりとかするケースってあったりするじゃないですか。
ありますね。
お母さんとかに対してなんだよとか言ってなんか若いからっていう。
確かにね。
まあありますよね。
なんかそういうこともあるのかなっていうふうに思ってて、近しい人ほど気をつけなきゃなってやっぱつくづく思いますね。
そうですね。だからまあちょっと甘えちゃってるんでしょうね、近しい人には。
いやめちゃくちゃ甘えちゃいますね。僕なんかもう甘えてますもんね。
一緒に働いてるメンバーとかにもなんか急にこれなんか何かイライラしてるなみたいな感じで、
この人にイライラしてるわけじゃなくて自分のこの体調にイライラしてるのにめちゃくちゃやつ当たりしちゃってたなとかっていう。
そうですね。
すごい反省とかはありますね。
なのでまあそういうコントロール方法がありつつも、では今日は論文はあるんですかまた。
そうですね。いつも通り論文を用意してます。
今日はですね、その社会経済的地位と怒り表出のメカニズム、まあ副題もあるんですけどそういったタイトルの論文をご紹介してしたいなと思ってまして。
社会経済的地位。
はい。これはですねあの、関西学院大学の清水教授らがですね、書いた論文になるんですけれども。
この論文はですね、その社会経済的地位、要はその偉いとか権力を持ったみたいなものとその怒りの表出がどう関連してるかっていうのを研究した論文になります。
要は社会経済的地位っていうのは何なのかっていうと、例えば富、職業的権威とか学歴とか、まあそういった他者と比較して定義される地位のことですね。
あとなんか社会経済的地位にはまあ2種類あるっていうふうに言われてるんですけども、客観的なものですね。
これは事実上の経済的地位、例えば年収が何千万ですとか、ハーバード大学出身ですとか、あとは主観的なものっていうのはその自分がどう捉えてるかっていう。
自分が上だよね下だよねって捉えてるかっていうものなんですけれども、そういったものがどう影響してるのかっていうところ怒りに調べていってですね。
結果的にはこれが直接的な要因があったわけじゃなくて、間にその心理的特権意識って言われている、自分が他者よりも多くを得るに値して多く得る権利を持っているという安定して一貫した感覚のことを言ってるんですけれども、
要はですね、特別扱いしてくれて当たり前っていうようなものに近いのかなっていうふうに思っていまして。
なるほど、なんか厄介な感覚ですね。
要はですね、これに相関があるよっていうふうに出ていたんですよ。
つまり、社会経済的地位が高い人、年収が高いとか学歴が高いとか、あと主観的ですね、自分はその人よりもイケてるっていうふうに思ってる人は、この心理的特権意識が高いってことですか。
で、その時に相手がこういう風に来てるんで、こっちの足を出そうみたいなところまでは、社長はその考える必要がないというか考えちゃいけないと思うんですよね。
まあ今ちょっと監督と社長の例えがねじれましたけど、監督は考えちゃいけないと思っていて、そうすると、本当に現場で起きている一挙手一投足まで、社長が判断した方がいいかっていうとそんなことはないんですよね。
という現実問題は多分あるんですけど、じゃあ自分の中で線を引いているそこを超えた人がいた時に、怒っちゃいけないんでしょうね、きっと。
多分そうですね、怒るっていう手段を取らない方が良くて。
そうそうそう、課題として認識して、こうこうこういう整理をしてるから、ここはじゃあこっち側で判断しようかみたいな、多分そういう言い方をしなきゃいけないんでしょうね、きっと。
思います。これってただ体調悪い時とかに心理的特権意識超働きやすいなと思ってまして、余裕がない時とかそういう時についつい起きてしまうなと思って。
だからこういう現象が人間の本能的に出るんだな、バイアス的に出ちゃうんだろうなっていうふうに思うんですよね。
そうですね。
だからこそ、なんかフラットにやっぱり立場として話していったりとか対等にお互いに向き合っていくことがすごい重要なのかなと思いますし、
決して悪いことじゃないし、組織によっては重要だと思うんですけど、役職名で呼び合ってる会社とかって結構多分心理的特権意識働きやすいんじゃないかなと思ってて、
何々さんっていう呼び名にすると、これは結構バイアスとしてずらすことができるんじゃないかなと思いますよね。
確かに。よくありますよね、部長にお伺いを立てなきゃいけないみたいな話ありますよね。
ありますね。
目上目下みたいな言い方があるんですけど、組織において上下っていうのは確かにあるんですけど、
どっちかっていうと意思決定をするという役割を負ってる人と、その人の意思決定の下でうまくプレイするっていう役割を負ってる人みたいな、そんな感じですよね。
そうだと思いますね。
で、どっちがいなくても成立しないからこれって。だからなんかそのそこの優劣関係は、あるんだけどでもフラットだよみたいなふうに思っていた方がいいんだろうなと思いましたね。
そうですね。その方が怒りが起きにくいのかなって思ったりはします。この論文から読んでて示唆されるのは。
弊社って全員タメ語で話し合ってるんですよ。年齢関係なく。本当に24歳から結構上までタメ語で話し合ってて。
これすごい思ったのが、この前僕の友達が後輩紹介してくれて、タカチンさんってめっちゃ敬語で使ってくれて、タカチンさんはタメ語でいいっすって言われたから、
久々にこの僕がタメ語で相手が敬語っていうのを久々に体験したんですよ。その時にすっごいこれ届けすぎていいのかわかんないんですけど、なんかこれ結構気持ちいいかもしれないって思っちゃったんですよ。
なるほど。
これ何かというとですね、上下関係が生まれたことを久々に体験して、上下関係があるからこそ、じゃあちょっとあれ頼んどいてよとか言った時に、