佐々木小歌さん、今、あなたは佐々木小歌と呼ばれて、返事をしたけれども、本当に佐々木小歌ですか?
おだしょー いやなんかさ、その、なんか回を追うごとにさ、このイントロダクションが凝っていくのに、何その問い。いや、そ、そうだよ。
本当に? いや、例えば誰かがナリスマしてたりとか、あとは佐々木小歌そっくりの返答をするように学習したAIかもしれない、君は。
おだしょー 俺が認知してないってこと?
君は本物の佐々木小歌だって言うけど、それはどうやって本人だって証明するの?
おだしょー ああ、君にってこと?
うん。佐々木小歌は一体何をもって佐々木小歌なんですか?
おだしょー まあ、なんか、いや、なんか分かるんだか分かんないんだかみたいな話だな。
いや、そういうの、そっか。何をもってか。
おだしょー 難しいよね。 確かに顔が一緒だったらいいのかとか、なんか哲学みたいな。
おだしょー まあ今回はですね、AIがね、今どんどんと発達していってますけれども、そんな中ね、これからの時代より重要になってくるであろうこういった問題をね、扱った
超名作SF、映画、クレヨンしんちゃん、ガチンコ逆襲のロボトーちゃんの話をしていこうと思います。
ああ、なるほど。
おだしょー それじゃあ早速いっちゃいましょう。
こじらせ!平成!矢場!
こじらせた大好きを胸に秘め
みなさんこんばんにん矢場 こんばんにん矢場
おじやわのふだと 佐々木です
この番組はいろいろとこじらせているめんどくさめの我々二人が、生まれ育った時代である平成のサブカルチャーについて、お互いの好きなものを押しつけ合い、独自の視点で語り合っていくラジオ番組です。
そうでございます。ということで今回はクレヨンしんちゃん劇場版ですね。ガチンコ逆襲のロボトーちゃん、知ってますか?
おだしょー 知ってますね。 見ました?
おだしょー 見てないです。 見てないんだ。
おだしょー 見てないですけど、非常にいろんなSNSやらないやらで、切り抜きが死ぬほど回ってきて、死ぬほどネタバレをくらって。
ああ、ほんとにね。
おだしょー なんかしんどい話ってのは知ってる。
ああ、まさにそうなんですよ。
おだしょー しんどい。
しんどいんですよ。
おだしょー 切り抜きだけ見てしんどくなってるぐらいだから。
おだしょー 見たらもっとしんどいんだろうなと。
オチだけ知ってんだ。
おだしょー 金曜ロードショーとかでやるじゃん。
やってない。
おだしょー やってないのか。
テレビ局が違う。
おだしょー なんで定期的に回っていくんだろう。定期的に見るよ。めっちゃ泣けるみたいな。
クレヨンしんちゃんの映画が毎年やってるからじゃない。
おだしょー ああ、そのタイミングか。
おだしょー だいたい大人帝国か、ロボトーちゃんの切り抜きみたいなのはいろんなSNSで回ってきて、しんどすぎるっていう。
オチだけ見るのはもったいないよ。
おだしょー そこまでの過程があるから。
逆に見たくなくなった。オチだけでこんなに苦しいんだったら、俺も途中で見たくないと思った。
おだしょー その気持ちはわかる。本当につらいんだよ。
そう、しんどい話っていうのは知ってます。
おだしょー クレシンの映画他は見てた?
結構古いの見てるよ。
小さい頃にレンタルビデオショップでめっちゃ借りてきてて、一作目はハイグレ魔王。間違ってるんだよね、ハイグレが。間違ってる方の名前なんだよね。
おだしょー どこまで見たかな?フッターのひずみ見て、大人帝国も見た。大人帝国はたぶん劇場で見てて、嵐を呼ぶってつき始めたぐらいから見てないかも。
嵐を呼ぶは大人帝国もついてる。
おだしょー ついてるか。その後ジャングルとか。
ジャングルは大人帝国の前。大人帝国の後はあっぱれ戦国大合戦。
おだしょー 戦国見た。焼肉は見てない。
焼肉ロードは見てない。だからそこまでぐらいか。
おだしょー その辺までは見てないかな、全部。ヘンダーランドが好き、俺は。ヘンダーランドが好きですね。
まあやっぱクレシンの映画といえば、大人帝国とか。
おだしょー まあ大人帝国も泣けるよね。
あっぱれ戦国大合戦とか。
おだしょー 辛いよね。
やっぱその辺りがね、一番名作というか。
おだしょー まあまあ有名だよね。
わかりやすくやっぱ泣けるからね。話もストレートだし。
しっかりしてるしね。絵もすごいしね。ただ、今回紹介するロボトボちゃん。
これも、俺もそこの並びに入れていいぐらいの名作だと俺は思ってる。
おだしょー 落ちだけでもあまりのインパクトだったから、これは絶対名作なんだろうなとは、ひしひし感じてはいる。
泣けるんだけど、怖いっていう。
おだしょー いや怖いよな。
そんな作品なんだよね。
おだしょー 確かに。
じゃあ作品の概要から聞きましょうか。まずはね、みんな知ってると思うけど、クレヨンしんちゃんの話からね。改めて。
クレヨンしんちゃんは、マイペースな5歳の幼稚園児野原信之助を主人公に、両親をはじめ、周囲の大人たちが信之助の巻き起こす騒動に振り回される日常を描いた、薄井義人による日本のギャグ漫画ですと。
おだしょー なんかマイペースな5歳児って、改めて言われるとマイペースな5歳児かって感じだね。
おだしょー で、1990年に双葉社の雑誌、漫画アクションで連載開始して、2000年に同じく双葉社の漫画タウンへ移籍。
2010年以降は、漫画クレヨンしんちゃん.comっていうウェブサイトで連載、今されています。
連載まだしてんの?
おだしょー してます。ちなみに新クレヨンしんちゃんっていう名前になってて。
そうだよね。作者が亡くなられたもんね。
おだしょー 2009年だね。2009年に亡くなられて、その作者さんが書いてた原稿が亡くなった後は、
うすいよしと&YUスタジオっていう名義で、新クレヨンしんちゃんっていう作品としてウェブで連載されているって。
なるほどね。単行本のさ、3巻だけ実家にあるわ。
おだしょー なんでそこだけ。
なんか古本屋で。クレヨンしんちゃん、アニメから入ってて、漫画って知らなかったのかな?
おだしょー 結構みんなそうだよね。ちっちゃい頃には。それでそう、たぶん古本屋かどっか行ったときに、
え、なんか漫画あんじゃんって言って、買った気がする。めっちゃ覚えてる。
帯かなんか、文庫本の、確か単行本。単行本か文庫本か。文庫本で、帯かなんかに、ひろしの顔があって、
え、しんのすけがまたうんこしたって?あ、文庫か。なんだ?って書いてあった。
おだしょー 笑
面白ぇー。
おだしょー すごいなんかそれめっちゃ覚えてる。
おー面白ぇー。
おだしょー そんなに刺さると思ってなかったけど、書いてあった。確か。
いいね。いいね。
ま、でも小さいときってね、なんか、1個の缶だけ買うとかって、よくやるよね。俺もやってたやってた。
俺のしんちゃんは、ま、さっきも出てきたけど、アニメもやってまして、1992年からアニメ放送されておりまして、
翌年の93年からは劇場版映画も。
おだしょー あー早いね。
あのー毎年公開されてました。
おだしょー 劇場、1年経ってもうすぐ始まったんだ。
そうそうそう。
おだしょー ちなみにその、文庫本に入ってた。ハイグレ魔王の。
あーはいはいはい。
おだしょー コミカライズが。
おー。
おだしょー そう。いい缶を拾ったたまたま。
そうだね。
で、今回紹介するガチンコ逆襲のロボトーちゃんは、2014年公開。で、映画だと第22作目にあたります。
おだしょー 2014年か。
そして、このガチンコ逆襲のロボトーちゃん、特出すべきは、脚本が中島和樹さんという方なんですけれども。
おだしょー おー。
お、ご存知ですか?
おだしょー あの、あの、あの人だ。あの人か?あ、違ったらどうしよう。
調べんなよ。言ってみろよ。
おだしょー いや、ちょっと、なんも、大丈夫です。どうぞどうぞ、進めてください。
中島和樹さんはですね、まず古田新田さんとかが所属する劇団新幹線の雑記の作家さんであり、
おだしょー はいはいはいはい。
僕の大好きなアニメである、キルラキルや。
おだしょー あーやっぱ。
千言突破グレンラガン。
おだしょー やっぱそうか。キルラキルだったかもなーって思ってた。
の脚本を担当されています。
おだしょー なるほどね。
あとは仮面ライダーフォーゼの脚本も担当されている。
おだしょー 劇団の人なんだ。
そう。劇団新幹線の雑記の作家さんですね。
おだしょー それを知らなかった。
ドクロ城のヒティニンを描いてらっしゃる。
おだしょー あ、いろいろやってんね。シングルドラマのとこにも描かれてるよ。企画協力って書いてある。
うーん。いろいろ、仮面ライダーもいろいろやってるし、アニメも。
おだしょー あ、なんか幅広いね。アニメも映画も。
で、さらにですね、今回話すにあたって調べてて初めて知ったんですけど、実は中島和樹さんですね、過去に双葉社で編集者をされていたらしくてですね、
クレヨンしんちゃんの作者のうすい先生のデビュー作の堕落やストア物語っていう初期の作品とかを担当してたらしいんですよ。
おだしょー へー。
で、そんな方が、この2014年に逆襲のロボトーちゃんの脚本を担当しているっていう。
合体!つって肩に乗っけたら、その勢いでひろしがぎっくり腰になって、
おだしょー ああ、つらい。
タイトルドーン!
おだしょー ああ、なんかいいね。映画っぽいね。
なんとなく映画っぽいね。
で、ぎっくり腰にひろしがなったところから話が始まります。
おだしょー なるほど。
で、ひろしはぎっくり腰になっちゃったからね、病院に向かうわけなんですけれども。
おだしょー まあ、しんどいらしいからね。なった人の話を聞くと。
ただ日曜だったから病院開いてないわ。
おだしょー ああ、最悪だ。
なんで、公園とかで腰を休めたりしつつ歩いてたら、道の途中でクレヨンしんちゃんの映画には絶対出てくるような、
明らかに悪者っぽい見た目のやったらセクシーなお姉さんが出てくる。
おだしょー 確かに悪いセクシーお姉さん毎回いるよな。
そう。
おだしょー 確かに確かに。
で、そのお姉さんに話しかけられると。で、言っちゃうと敵組織の幹部なんだけど。
おだしょー なるほどね。
毎回そういうやつ出るじゃん。で、毎回デレデレしてついていくじゃん。
おだしょー うん。
広瀬と進路する。
おだしょー そうだね。
今回もそうなんだけど。
おだしょー なるほどね。
アンケートにご協力いただいた方はエステにご招待しますと。
おだしょー ああ。
腰痛も全部治っちゃいますと。
おだしょー はいはいはい。
鋼のようなボディに大変身できますって言われて、
もう広瀬はね、喋り方もカッコつけて、目もキリッとさせて。
おだしょー いつものやつだ。
まんまと。
おだしょー お嬢さんってやつだ。いつものキリッとした。はいはい。
まさにそれ。
おだしょー うん。
なってついていくわけ。で、新之助は先に帰らせるわけね。
おだしょー うん。
で、そのエステを受けることになって広瀬は、
施術を受けてるうちにだんだん寝ちゃいますと。
おだしょー うんうん。
で、施術が終わって目が覚めたら、めっちゃ体の調子が良くなってますと。
おだしょー うんうん。
腰も治ってるし、めっちゃ速く走れると。
おだしょー うん。
おだしょー 出てって!人を呼ぶわよ!とか言われるレベル。
はいはい。
おだしょー で、なんで?って思って鏡見てみたら、ロボットになっちゃってました。広瀬が。
え、ちょっとそこ気になるんだけどさ、その、家まで行く過程?広瀬が。
おだしょー うん。
は、なんかどういう演出なの?
おだしょー 広瀬の一人称視点。
ああ、やっぱそうだよね。いや、そうだろうなって思ったの。その、三人称になっちゃうと分かっちゃうから。
おだしょー そうそうそう。
え、手とか足とかってさ。
おだしょー その時は映ってない。
うん。
おだしょー 映ってないけどロボだよね多分。
ロボ。
おだしょー ああ、なるほど。ほんとに視点だけで行って、家行くとなんだなんだみたいなことか。
おだしょー うわ、面白そう。わくわくするな、なんかその演出も含めて。
そうそうそう。で、鏡を見たら、体がロボットになってる。
おだしょー なるほどね。
つって、捨て中に広瀬がロボットに改造されちゃってました。
おだしょー うん。
で、しんのすけはもう、うわ!ロボトーちゃんだ!つってめっちゃテンション上がるんだけど、
おだしょー 確かに確かに。
ミサイルはもうずっと警戒してるわけ。
おだしょー まあ怖いもんね。
そう。ずっと連れ添ってきた夫も名乗るね、ロボットが急に現れたら。
おだしょー いやまあ確かに確かに。
ビビるわなっていう。
おだしょー うん。
あのまあロボトーちゃんの見た目、ちょっとググってみててもらえればわかると思うんだけど、
なんか顔だけ広瀬っぽくて、あとはしっかりロボットみたいな。
おだしょー そうだよね。結構思ってるロボだよね。
うん。関節とかもしっかりなんか。
おだしょー そうだよね。結構そのアンドロイドとかじゃないもんね。
がっつりメカだもんね。
そう、人間っぽい見た目のロボットじゃなくて、本当にもう金属丸出しのロボットの姿になってるわけですね。
おだしょー はいはいはい。
で、ミサイルはね、もう警察に電話もするし、
広瀬がエネルギー切れで動けなくなっても、もう家の中に入れさせないでずっと庭にいさせたりとか、
ずっと警戒してんのよ。
おだしょー ああ、なるほどね。
で、翌日ミサイルが電話で警察に行っても、音がエスって言ったらロボットになったって電話で言っても信じてもらえないからね。
おだしょー そうだね。意味わかんないもんね。
そう。直接もう警察署に行くことにしたわけ。
おだしょー はいはい。しっかりしてる。
で、捜査を依頼したりとかっていうぐらいもう本当に警戒してんの。ロボットの広瀬のことを。
広瀬 もうめっちゃ落ち込むんだけど。
なかなか信用してもらえないっていう。で、それが何日も続いて、ある日、新之助とミサイルが新之助の通っている双葉幼稚園の遠足に、保護者同伴の遠足があって、それに行くことになりましたと。
おだしょー 新之助が通っている双葉幼稚園にいるみんなも一緒に。だからカスカベ防衛隊の笠間くん、ねねちゃん、ぼーちゃん、まさおくん、みんなと一緒にリバーサイドドデカシティっていう、カスカベの川の近くに建設途中の水上都市の建設現場の社会見学にみんなで行くわけです。保護者同伴で。
おだしょー 保護者同伴で。ミサエも来る? ミサエも行く。
おだしょー ミサエ、ロボトーちゃんも来る? ロボトーちゃんは他の人がびっくりするからってことで家に置いてかれるんですよ。
おだしょー そもそも親かどうかまだ分かってないもんね。 そうそうそう。
おだしょー え、家にはトーちゃん入れんの?ちなみに。 いや、入れてもらえない。
おだしょー だからその、外、庭ってこと? 庭。
おだしょー 庭に何日も入れてもらい続いて、みたいなことか。
なんならシロの犬小屋の中に。
おだしょー なるほどね。
で、置いてかれるんだけど、ま、ヒロシは一人でこっそりついてくんだよね。あの城。でみんな建設現場についたんだけど、そこで見学したら、ま、しんのすけ含め、あのカスカベ防衛隊のみんなが、建設中の超高い建物があって、そこの上から落っこちちゃうわけ。
おだしょー え? ま、これ、のちのちその敵組織の仕業っていうのが後でわかるんだけど、で、その落ちちゃったみんなをこっそりついてきたヒロシが、もうロボットの体を最大限生かして、ま、救うわけですよ。
おだしょー え、じゃあマジ死ぬとこだったってこと? 死ぬとこだった。
おだしょー あ、そのギャグとかじゃなくて、ま、マジで落ちる? マジで落ちる。
おだしょー で、マジで助けるんだ? マジで助ける。
おだしょー 危ねえ。怖っ。急に怖っ。 いや、ほんとにね。
おだしょー 危なっ。序盤から危機目一発じゃん、めっちゃ。 そうそう。
おだしょー え。 で、ミサイたちもめっちゃ心配して、でも助かってたから、いやほんとにもう、ま、そのロボットのヒロシにめっちゃ感謝する。
おだしょー ああ、命の恩人だと。
おだしょー でも、ヒロシの機械になっちゃった体を、ま、後ろから抱きしめて、ありがとうって、しんのすけを、みんなを助けてくれて、それでこそ野原ヒロシよって、ロボットでもいい、あなたは立派な父親だわって言って、ついにミサイもロボットのヒロシを認めるわけですよ。
ああ、なるほどなるほど。
おだしょー で、やっとそこからロボットになったヒロシと、みんなの楽しい生活が、やっと始まるわけです。
楽しい生活、いやロボになったら楽しい生活するんじゃないけどな、たぶん。
おだしょー 指パッチンするだけで、家の家電を操作できたり。
あ、見た目メカだけじゃなくて、メカっぽい能力もあるんだ。
おだしょー あるある。
あ、そうなんだ。
おだしょー ボタンを押したら、指先が歯ブラシになったりする。
ああ、ぽいな。クレムシンちゃんでありそうなレベルの機能だな。
おだしょー あとは、空も飛べる。
ああ、普通に。
おだしょー ああ、そうなんだ。
だから、カスカベ防衛隊のみんなを体の上に乗せて、空飛んで。
おだしょー ああ、それは人気者だ。
とかやったり、もう本当に。
おだしょー しっかりロボだ。
楽しそうな日常を送るわけなんですけれども。
おだしょー ちゃんとロボだ。
うん。
まあ、そんな日常が長く続くわけもなく。
おだしょー まあ、それで終わっちゃったら終わりだもんね。ジャンジャンで終わったらやばいもんね。
おだしょー メカとともに。
ロボットのヒロシがですね、完全にこう生活に馴染んできたところで、敵組織が本格的に動き始めるわけですね。
おだしょー はあ、敵組織。はい。
で、まず何をするかっていうと、ロボットのヒロシの人格を奪う。
おだしょー 人格を奪う?
そう、別な人格にする。
おだしょー ロボのヒロシの?
うん。
おだしょー え、ロボヒロシの中に違う人が入るみたいなこと?
違う人じゃないんだけど、まあ人格が上書きされるようなイメージ。
おだしょー 違う人じゃないんだけど、人格が上書きされるっていうのは。
まあなんか…
おだしょー ヒロシじゃなくなるってことじゃない?
ヒロシじゃなくな…いや、一応ヒロシ…いや、なんか普通のヒロシじゃなくなるイメージ。
おだしょー ああ、ヒロシがなんか洗脳されるみたいなイメージ。
そうそうそうそう。
おだしょー 別の人になるってことじゃなくて。
うん。
おだしょー ああ、なるほど。はいはいはい。
まあどんな人格になるかっていうと、まあ一言で言うと、まあ、ザ・テイシュ・カンパクって感じの父親。
おだしょー おー。
チャブ台をひっくり返して、市内でバシバシ叩く。
おだしょー テイシュ…
父親に向かって何を言うか!みたいな。
おだしょー なんか、あのね、巨人の星みたいな。
ああ、星言ってるみたいな。
おだしょー 星言ってるみたいな。
そうそうそう。そんな感じ、まさに。
なんでそういうことするかっていうと、
おだしょー なんでそんなことを。
今回の映画の敵組織の狙いは、家庭での立場が弱くなってしまった日本の父親たちの復権なんだよね。
おだしょー ああ、なるほど。
父親たちは娘に臭いとか言われたりとか、妻の尻に敷かれたりとかして、肩身が狭くなってるわけですよ。
休日も家にいられなくて公園にいたりとかっていうところも、実はこの前とかにも描写されてたりするんだけど、その状況を変えたいという狙いで、
今回の敵組織たちは父親たちの復権を目指してこういうことをしてたわけですよね。
おだしょー 2014年だっけ。
14。
おだしょー なるほどね。その頃の雰囲気覚えてないけど、
世相を取り入れたのかもしれない。
おだしょー 昔、男が働いてみたいな、ずっと変遷をしてるけどさ、そういうのを取っ払おうみたいな動きがあった時代かもね。
ちょっともう覚えてないですかね。10年以上前か、それももう。
そんな感じでね、父親たちの立場を取り戻そうということで、動いているのが今回の敵組織ですと。
それで人格が変わって、広瀬自身も家庭内でも立場を取り戻したというか。
で、その次に広瀬が何したかっていうと、今度は自分以外の父親に呼びかけたわけ。
どうして自分を邪剣にする家族にペコペコするのかと。
父親こそが家庭の要だと。一番偉いのだって言って、それに賛同した父親たちをまとめあげるわけ。
おだしょー 賛同する父親がやっぱり出てくるんだ。
なるほど。なんか結構あれだね、社会派っぽいね、なんかね。話がね。
そうそうそうそう。
面白そう。
おだしょー で、そんな中、なんとか広瀬を元に戻すために、しんのすけが立ち上がるわけですね。
かすかべ防衛隊のみんなと一緒に、そのロボットの広瀬と戦うわけですよ。
で、みんなで協力して、なんとか広瀬を倒しますと。
ちょっと一個聞いていい?
おだしょー はい。
その父親が立ち上がるじゃん。母親は何してるの?
おだしょー 母親は、その父親にヒレ伏してる。
あ、ヒレ伏してる。負けるんだ。なるほど。
おだしょー そのデモ行進を父ヒレ同盟がしてる横で、みんな母って。
あははは。
おだしょー 頭を下げてる。
そうなの。セットであるんだ。なるほどね。
え、立ち向かうの?しんちゃんたちが立ち向かうと。
おだしょー そう。
しんちゃんたちだけ?子供たちとかじゃなくて。しんちゃんたちのみ。
おだしょー かすかべ防衛隊だけ。
ああ、なるほど。
おだしょー うん。で、なんとか広瀬を倒しますと。
はいはいはい。
おだしょー で、やりすぎて広瀬動かなくなっちゃうんだけど。
おだしょー そしたら、ついに裏で糸を引いてた鉄拳寺っていう敵組織のボスみたいなやつが、ついに表に出てくるわけですね。
ちょっと待って。倒すって具体的に何するの?
おだしょー えっと、まずしんちゃんがロボヒロシの前に行って、ケツだけ整順をやります。
うん。ブリブリブリー。
おだしょー ブリブリブリーってやって。そしたらロボヒロシが、
おだしょー 父親の前で尻を出すとは!どういうことだ!って。
確かに確かに。確かにかも。それは別に確かにかも。普通に。あの関係なくその、威厳とか関係なく。
おだしょー で、ケツだけ整順をやりながら、細い路地に誘い込むわけね。
ああ、そう。挑発して誘導するんだ。
おだしょー そしたら、隠れるわけしんちゃんが。そしたら、その隠れたしんちゃんと別なところから、またしんちゃんっぽいケツだけ整順が出てくる。
これ実はカスカベ防衛隊の風間くんとか坊ちゃんとかマサオくんがしんちゃんのフリしてやってんだけど。
はいはい。
おだしょー それでなんか、しんちゃんがいっぱいいるみたいな感じにして、気を引くわけね。さらに。
おだしょー お、一体どういうことだ!ってなってるときに。
透明の罠みたいな。
おだしょー ネネちゃんがロボット王ちゃんの後ろから、ロボットのヒロシの後ろから油を撒いて滑って転ばせるわけ。
で、なんかね、ちょっとはしょったんだけど、人格を上書きするときに、ロボヒロシの顔にヒゲをつけて、それで人格を上書きしてたんだよね。
ああ、そういう外付け装置みたいなのがあるんだ。
おだしょー そうそうそう。
はいはいはい。
おだしょー ヒゲが元に戻るんじゃないかって。
ああ、なるほどなるほど。
おだしょー で、しんのすけは転んだ隙にヒゲを取りますと。
で、ヒゲを取って、しんのすけ逃げるんだけど、ロボヒロシはロケットパンチで、しんのすけを捕まえようとするわけ。
で、しんのすけがまた戻ってきて、で、ヒロシのロケットパンチ、持ってたシナイかな。
シナイがヒロシ自身に帰ってきて、自分に当たって壊れる。
おだしょー ああ、なるほどね。
そういう少年漫画の、本当に敵の技を使うみたいな。
あるよね、ドラゴンボールとかでもあるよな。
キエンザン、まあ敵の技じゃない。
おだしょー いや、なんかピッコロと戦ってる時のやつでしょ。
ピッコロがさ、エネルギー弾ってさ、追尾するみたいな。
悟空がすごい速さでピッコロの前に行ってさ、ピッコロの前でバッて避けたらピッコロに当たるみたいな。
ああ。
おだしょー 確か、天界一武道会で。
はいはいはい。
おだしょー それが思いついたのは、あっちだね。フリーザがキエンザンみたいな技使って、悟空が避けて、それをフリーザに当てて、フリーザが体切断されるみたいな。
ああ、はいはいはいはい。
あったね、結構少年漫画あるあるでね、敵の技を使うみたいな。
おだしょー それで見事ヒロシを倒しますと。ただ、やりすぎて動かなくなっちゃいますと、ヒロシは。
なるほどね。
おだしょー で、そこで出てくるのが鉄拳寺という敵のボス的なやつなんですけれども。
おだしょー そいつが、わしがヒロシに代わって、父ゆる同盟の式を取るって言って、ヒロシになり代わって、その父親たちをまた扇動していくわけです。
なるほど。
おだしょー で、鉄拳寺がヒロシになり代わりまして、壊れたヒロシがいるんだけど、それを廃棄しろと仲間に命じるわけですね。
なるほど。
おだしょー で、ヒロシは要済みだから、もう廃棄用の車に乗せられて、敵の本拠地に。もう廃棄場があるからそっちに運ばれます。
スクラップにされたわけだ。
おだしょー そうそうそう。で、しんどすけはそれを止めたいと。
まあまあそう、父ちゃんだってね。
おだしょー うん。思いまして。
捨てられたら困っちゃうもんね。
おだしょー そう。そのヒロシの運ばれている車に乗り込んで、一緒にその廃棄場に向かいますと。
おだしょー で、なんとか廃棄される直前に、かん一発ヒロシを救うことに成功したんだけど、救われたヒロシとしんどすけ。
敵の本拠地だから脱出しないといけない。ただ帰り道がわかんないっつって。
ああ、助かったタイミングで壊れてたんだけど、意識を戻すというか、戻るの?ロボトーちゃんは。
おだしょー えっとね、はしょっちゃったんだけど、体はもう壊れちゃってて、もうスクラップされちゃってて、頭だけしんどすけを持ってて。
ああ、なるほどなるほど。
おだしょー で、頭だけ持った状態で歩いてて、で別な胴体を見つけて、
ああ、そこにドッキングしたんだ。
おだしょー そうそうそう。敵の本拠地だから。
ああ、あるんだ。開発中のボディみたいのがあって、みたいなことが。はいはいはい。
おだしょー で、しんどすけとひろしが脱出しようと探索してたんだけど、そこでしんどすけとひろしはですね、あるものを見つけるわけです。
ほう。
おだしょー 何を見つけたと思いますか?
えっ?え、なんかそれ、普通にもうネタバレになる?
おだしょー 何だと思いますかね?
ええ、言っていいの?言っていいのかな?予想なんだけどこれ。
おだしょー これはね、はいはいはい。
え、なんか普通に本物のひろし?
おだしょー そうなんですよ。これはね、一応、予告編とかでロボのひろしと野原ひろしが居合してるやつとかあるから。
ああ、そこは別に言っていい話なんだね。
おだしょー だと思ってる。
ああ、なるほどなるほど。
おだしょー ここが角じゃないっていう、角ではあるんだけど、もっと後ろにいろいろあるから。
ああ、なるほどね。
おだしょー ここはまだ、本当に中盤ぐらいなんだよね。
ああ、結構そこんなとこでわかるんだ。
おだしょー まあ、中盤ちょい後ろぐらいかな。
ひろしがいるっていうのが別にちゃんと。
おだしょー そうだね。そのぐらいだね。そうなんですよ。本物の人間の野原ひろしが眠った状態で捕まっていたというわけで。
おだしょー 実はひろしはロボットに改造されたんじゃなくて、記憶をロボットにコピーされて眠ってただけっていう。
マジで怖い。
おだしょー もう怖いんだよ。
そうそうそう、それめっちゃ怖い、マジで。
おだしょー マジで怖いよね。
マジで怖い。
おだしょー そうなんですよ。
嫌な構成だよね。みんなひろしだと思って。
おだしょー そうなんですよね。
肝心輸入とかそこそこするじゃない、中盤ってことは。お前偽物だったんかいっていう感じというか。
おだしょー この映画ね、ロボットのひろしの視点で見るとめちゃめちゃ怖いんだよね。
うん。
おだしょー で、こっからこの映画どんどんどんどんすごくなっていくんですけれども。
ああ、そうなんだ。最後だと思ってた、それ。そうなんだ。はいはい。
おだしょー 全然まだまだあります。で、その人間の方のひろしを真之介を起こすわけね。
うんうんうん。
おだしょー で、起きたひろしとロボットのひろしが対面するわけですと。
うん。
おだしょー まあそうしたらどうなるかっていうと、お互いがお互いをもう一人偽物だと主張して大喧嘩するわけですね。
うん。
おだしょー で、そんなことをしてたら敵に見つかってしまいましたと。
はあはあ。
おだしょー で、一旦みんなで逃げることになるわけですよ、その場所から。
おだしょー で、一旦逃げたんだけど、ミサエが別な場所でテッケン寺、まあ敵のボスだね、に襲われそうになっているということを知るわけです。
はあはあ。
おだしょー それでミサエをみんなで助けに行くわけです。
なぜミサエが襲われるんだ。
おだしょー なんかね、ミサエがカスカベ防衛隊のみんなから、真之介とかひろしがその敵の本拠地に連れて行かれたみたいなのを聞いてて、
おだしょー それで、うちの夫と子供返しなさいみたいな。
ああ、まあまあまあ、なるほどね。
おだしょー 漢字のことを言いに行った。
ああ、乗り込みに行ったんだ。
おだしょー で、それでうるさい奴だって言われて、まあ攻撃されそうになったところに、パシーンっつって、ロボひろしが敵の攻撃を受け止めるわけです。
なるほど。
おだしょー でね、実はこのテッケン寺ってやつもロボットなんですよ。
ああ、そうなんだ。えー。
おだしょー で、誰かに操縦されているっていう。
ああ、じゃあまださらに黒幕が裏にいるんだ。
おだしょー 黒幕がいるわけですよ。
ああ、じゃあロボVSロボだ。
おだしょー そうそうそう。で、この敵のテッケン寺もめっちゃ強いロボで。だからもう同じくロボのひろし戦ってロボ同士の戦いが結構激しいんですけど。
なるほど。
おだしょー で、まあ頑張って戦うんだけど、まあ最後はひろしがチクビからビームを出す。チクビームでなんとかテッケン寺を死にかけます。
そっか、チクビームね、はい。チクビあるんだっていうか。
おだしょー そう、チクビある。
チクビあるんだ。
おだしょー ちなみにチクビを持って引き抜くと竹刀になる。
ああすごい、なんかそんな、なんか、そっか、そうなんだ。束みたいになるんだ。
おだしょー そう、そのチクビを引っこ抜くと束になって竹刀になるっていう。
なるほど。ほんとは、いや、今画像検索したら、ちゃんとチクビあるわ確かに。
おだしょー ちゃんとチクビついてるんです。
ということじゃん。
おだしょー はい。
ちなみにそのチクビを両方押すと両手からロケットパンチが出たりもする。
ああ結構大事な部位なんだチクビ。
おだしょー そう。
なるほどね。
おだしょー なるほど。
っていうチクビからチクビームを出して、なんとか鉄拳寺を倒しますと。
で、これで一件落着。
だってそのこれもねあのさっきしんのすけの命を救った鹿児島防衛隊の命を救ったシーンの後にミサイルが言ってた。
おだしょー あの飛び降りた。
そうそうそう。
おだしょー はいはいはい。
とかのセリフ。もうロボットでもいいあなたは立派な父親だわなんですよね。
おだしょー ああそこも細かくそっか。あなたは野原家のとか私のとかじゃなくて。
じゃないんですよ。
おだしょー 父親なんだ。
なるほど。そうなってくるとロボ父ちゃんって言葉もなんか深みを帯びてくるんですよ。
おだしょー そうだね。
そうロボひろしではないんだ。ロボ父ちゃんだあくまでタイトルは。
おだしょー ロボ父ちゃんですよね。
そうか。
おだしょー まあこのシーンもこのシーンで辛いんだけど。
うん。
おだしょー まあでもしんのすけはフラットだから。
うん。
おだしょー まあ一緒に帰ろうって感じになるんですよ家に行ったね。
うん。
おだしょー みんなでロボひろしも連れて。
ああもうえっとだからひろしロボひろし。
おだしょー ロボひろし。
ミサエ。
おだしょー ミサエ。
しんのすけひまわり。
おだしょー しんのすけひまわり。
でみんなで帰りますと。
おだしょー うんうん。
で一旦家に帰って、そこでもね人間のひろしとロボットのひろしはどっちが本物かっていうのにいい争いをするわけ。
おだしょー そうだよね。そこはまあ本人たちはオッケーじゃないよねそれはね。
なんですけど。
おだしょー はいはいはい。
その中で人間のひろしがロボットのひろしにこういうわけですよ。
おだしょー 気の毒だけどもう諦めろと。
うん。
おだしょー そしたらロボットのひろしは人間のひろしを首をつかんで諦めろだと。
おだしょー 俺の家族だぞっつってブチギレるんだよね。
はいはいはい。
おだしょー これもめちゃめちゃ辛くて。
いやそうだよね。なんかそうひろしも無神経だよなその言い方なんか。
おだしょー いやまあそうなんだよね。
まあわかるひろしはひろしで家族が大事だけど。
おだしょー 諦めろは違うくない?
いやでもそっかもうロボットのひろしの方、筋悪いかそもそもが。
だって生身のひろしが偽物なわけないもんねそっちが。
確定なんですよね。
おだしょー だからもうずっと別にどっちが本物かじゃないのかこの話でもう。
だいたいもう。
おだしょー もう確実にロボットのひろしが偽物だってもう多分。
みんなわかってるし。
おだしょー みんなわかってるのか。
ロボひろしもわかってるんですよ。
おだしょー ああ。
それはもう結構表情とかでも描かれてるし。
おだしょー そっかそっか。
じゃあなんでひかないかっていうと、これ家族がいるからなんだよね。
信之助とみさえとひまわりがいるんだけど、自分を偽物だって認めたら、
その信之助ひまわりみさえは自分の家族じゃないってことになってしまうと。
でそのロボひろしはもう記憶コピーされてるわけだから、持ってる記憶は人間のひろしと全く一緒なわけ。
おだしょー そうだよね。
だから積み重ねてきた思い出とかも全く一緒なんですよ。
信之助生まれた時とか、いろいろこれまでの冒険とかも含めてね。
全部あるのに、もう諦めろって言われるわけね。
おだしょー これひどい見方を勧めるなって思ったのが、一回大人帝国を見てからロボ父ちゃんを見ろっていう勧め方をしてる人。
いや、俺それちょっとずっと思ってたのよ。
序盤でも話したけどさ、この回の大人帝国もまあまあすごい話じゃない。
おだしょー なんかあれ見せられてからこれ見せられるともうさ、ロボ父ちゃんかわいそうすぎるでしょ。
本当にそうなんだよ。
おだしょー あんなに家族の絆みたいなもの。あれでしょ、あれがひろしの。
ひろしの階層があるんですよ。
おだしょー 階層があるからだ。
ひろしの小さい時、お父さんに連れられてどっか行くっていうところから。
おだしょー 行ってどっか行ってどっかから、自分大人になってミサイルと出会って、子供が生まれて仕事を急いで上がって病院行ってみたいなあの階層があるのか。
あれが全部偽物だって話なんだけど。
おだしょー これ最悪でしょ。
おーい、やめてくれまして。
おだしょー そう。だから自分を偽って言っちゃうと、家族も家族じゃなくなるってことになっちゃうから、譲れないんですよ、ロボひろしの方。
おだしょー 家族がいなかったら、自分がもうコピーだから。で、受け入れて別な生き方をしていくって選択肢もあったかもしれないんだけど。
おだしょー 家族がいる以上、ロボットのひろしも引くわけにはいかないんですよ。
なるほど。よし、もうやめよう今日この話。ここまでです。以上です。
おだしょー 締めようとすんな。締めようとすんな。
もう吐きそう。これ以上聞きたくないこの話。
おだしょー ただ実際ちょうどよくて、本編の話、実際本編はこの後まだまだ続くんだけど、一旦ここまでにしようと思ってて。
まさにここまで。
おだしょー この後は本当に大ネタバレがあるから、本編の真の黒幕との最終決戦とか、本当にクレイシンらしいくだらないギャグバトルになるんだけど、それとか、あともう結末。
おだしょー これも本当に皆さんの目で確かめていただきたい。見て絶対後悔しないので。
おだしょー これも本当に見てほしいんですけど、そういった方の話は今回は無しにしておきたいと思います。
おだしょー ささこ泣いちゃうから。今すごい顔。すごい顔してる。
ちょっと、なんかもう嫌になってきたな。けささんしようよ。
おだしょー する?する?しちゃう?
どうだろう?どうなんですかね?リスナーってどうなんですかね?
おだしょー どうなんですかね?
見るんですか?ここまで聞いた上で本編を。見てほしいけどね。
おだしょー 見てほしいけどね。
おだしょー 自分たちの重みをちゃんと作品で受け取るのが一番いいことなんだろうけど。
いやでも、しないわけにいかなくない?
おだしょー したいですか?
しないわけにいかなくない?さすがに。だって、あのうちはだってもうさ、っていう。
おだしょー じゃあ、しますか。
あのうちは触れないわけにはいかないんじゃないか?むしろ見た人は話してほしいんじゃないか?
おだしょー まあそうですね。じゃあ、ちょっとみなさん絶対に見てから聞くようにしてください。
おだしょー あのう、ちゃんと大人帝国を見てから。
ああ、そこ一番嫌な。一番嫌な。確かに大人帝国知らないと俺らのね。大人帝国のあれがって言っても何の話かわかんないけど。
そう、大人帝国見てから見るって多分最悪なんで。最悪というか、最高というか。
おだしょー 素晴らしい作品を国心のそのね。
流れで。
おだしょー 作ったからだったなと思うけど。
じゃあちょっとみなさんまた後ほどお会いしましょう。
おだしょー 今から見んの?今から見んの?
見終わったらすぐまた戻ってきてもらう。
おだしょー 今何分何秒か見てもらったの。再生。
そのまま停止を押してもらってすぐ。
おだしょー そう。時間見て、映画見て、何分からだと。そっからまた聞いてもらってというか。はい。
こじ山
はい、ということでじゃあ。
おだしょー あー怖い。
結末の話しますか。
おだしょー あー怖い。怖い。
ね、まず最終決戦ですけれども。
おだしょー あーはいはい。
これもね、ロボっていうところで。
おだしょー はいはいはい。俺知らんかも、最終決戦は。
あのー最終決戦はですね、敵組織の黒幕。これ実は話してなかったんだけど。
まあミサエが捜査の依頼に行った警察署の署長がね、本当の黒幕だったんですよ。
おだしょー えーそんなとこにいたの。すごっ。めっちゃ権力者じゃん。
そうそう。で、そいつが実は家庭で立場がなくて。
おだしょー あーはいはいはい。
もう父親の立場を取り戻したいということで、今回の作戦を結構したわけですよ。
おだしょー でもなんかあれだな、大人帝国感もちょっとあるな、やっぱな。
まあそうだね。
おだしょー あれもなんかやっぱその昭和、平成に馴染めない大人たちのその、昭和というあのノスタルジーで認定がある時代を取り戻そうみたいな渋みがちょっとあったけど、
これも昔、良きこう、定守感覚の時代に帰りたいみたいな話だからね。
そうだね。
おだしょー うん、ちょっとかぶるね。
おだしょー で、その黒幕が最後に巨大ロボを使って戦うんですけど。
すごい。
おだしょー その巨大ロボが、いつきひろしの形をしたロボ。
ちょっと待って。
おだしょー 分かりましたね。
このクレヨンしんちゃんのですね、ガチンコ逆襲のロボ父ちゃん実はですね、ゲスト声優がいまして、大和田しんや、竹井恵美、コロッケ。
おだしょー コロッケさんの方ね。コロッケさんの方が、あ、なるほど、いつきひろしモノマネで。
いつきひろしロボの巨大ロボが出てくるんですよ。
おだしょー なるほど。で、それのモノマネで有名なコロッケさんがやられると。
で、攻撃も拳を利かせて戦う。
おだしょー 誰と違いますか?って戦うと。
なるほど。
おだしょー で、ロボットのひろしとしんのすけも別な巨大ロボ、ロボのひろしが近くにあるいろんな金属を合体させて、巨大なロボになり、巨大ロボ同士の戦いになって、最終決戦なわけですよ。
結構熱いですね。最終決戦らしい最終決戦ですね。
おだしょー 強いな、そしてロボトーちゃん結構。
めちゃめちゃ強い。
おだしょー 能力めっちゃあるから。ビームも出すし、飛ぶし。
で、最終決戦が終わり、巨大ロボ同士の対決はロボトーちゃんの勝ちで。
おだしょー なるほど、そこはロボトーちゃんの勝ちですね。
終わって、結構ロボトーちゃんボロボロの状態で。
おだしょー なんと死闘を繰り広げて、それは家族を守るためにかい?
そうです。
おだしょー あんな偽物だとか言われてたのに、でも家族のためにボロボロになって戦ったと。
で、しんのすけ、戦い終わった後、ロボトーちゃん探しに行くわけですよ。
どこ行ったの?って見つけるわけですよ。ロボ広島、ボロボロの状態で立たずに。
で、最後にどうなるかっていうと、もう一つ決着つけなきゃいけない部分があるわけですよ。
おだしょー 何のことでしょう。もういいんじゃない?ハッピーエンドで。
お前がしようって言った話だよ。
おだしょー ちょちょちょ、お前がハッピーエンドでいいんじゃない?そこで。
終われないんですよ。
おだしょー みんな仲良く暮らしましたでいいんじゃない?
終われないんですよ、それじゃあ。ロボ広島と人間の広島の一騎打ちが始まるわけですね、ここでね。
おだしょー それはどう始まるの?そこ知らないんだよ。
無言でだね。ロボトーちゃんが無言で横にあったドラム缶を自分の前にポンって置いて、腕相撲する格好に自分の肘をね、ドラム缶の上に置いて、じっと人間の広島を見つけて。
おだしょー うーわ、マジお前、マジお前。はい、それでどうなるんですか?
それでもう伝わったわけですよ、広島にもどうするかって。広島もドラム缶の上に肘を置いて手をガチン掴んで、腕相撲の一騎打ちが始まるわけですよ。
おだしょー 本物のトーちゃんが決着をつけると、いやもうマジメタルギアソリッド、メタルギアソリッドじゃん。
そうなのか。
おだしょー もうあの、あれみんな大好きなやつじゃん。ボロボロな状態で最後。
生身でね。
おだしょー 生身で殴り合う。もう仮面ライダークーガーじゃん。
確かにそうだったね。
おだしょー 全部じゃん。名作のエンディングじゃん。名作のエンディング。
この腕相撲っていうのもすごくて、君本編通して見てないから知らないだろうけど、途中とかにもロボの広島とシンの助が腕相撲をするシーンとか。
おだしょー 家族の戦いとしたらもうそれなんだ。あるよね。やっぱ俺も親父としたことあるし。父親と小さい頃腕相撲とかしたことあるし。やっぱ確かに戦いの象徴ではある。
戦いというか、シンの助とやってる時は、家族の触れ合いというか。
おだしょー 勝ち負けじゃないのか。家族の繋がりというか、和遊びというかの象徴だった腕相撲で最後、本当の勝ち負けの勝負を仕掛けるんだ。家族を賭けて。
おだしょー で、広島とロボ広島の一騎打ち腕相撲ガチンコ。ここがもう本当にガチンコ逆襲のロボ父ちゃんですよ。
そうだね。
おだしょー で、もう二人とも全力で腕相撲をするわけ。ここがすごいのがね。
そこはね、ここ見てるから知ってるんですよ。
おだしょー 戦ってる途中にどっちかがこう、ロボ父ちゃんが優勢になったら、しんのすけが、「うわー、頑張れ父ちゃん!」つったら、広島が、人間の方の広島が力を取り戻して優勢になって。
そしたらまたしんのすけが、「うわー、ロボ父ちゃんも頑張れ!」つって、そしたらまたロボ父ちゃんが優勢になって。
おだしょー はい。
次のシーンが、ロボ父ちゃんの最後、もうぐったりと倒れ込んで座った状態で、まあロボ広島は広島に、俺の家族を頼んだぞと。
おだしょー なんかさ、あれじゃない?視点変わんなかったっけ?
視点変わる、それは、それはその次。
おだしょー その次。
信之助と喋るシーン。
おだしょー ああ、そうですか、はい。
でもそっから変わってるかな。あの、また一人称に戻るんすよ。ロボ父ちゃんの。
おだしょー あ、視点がね。
そう。
おだしょー あのー、そうだよね。
映画の画面が。
おだしょー ああ、ロボ父ちゃんの視界なんだよね。
そう。だからこれがその、ロボ広島が改造された時の視点にまた戻ってくる。
おだしょー あのー、最初のとこに戻るんだよね。ロボにされた時の。
おだしょー で、まず広島を見て、俺の家族頼んだぞ、言って、広島は、おう、任せとけ、言って、今度、信之助に話すんだけどね。
うん。
おだしょー 信之助、俺、お前の父ちゃんじゃなかったみたいだ、つって。
もうやめてよー、そのセリフやばいって、まじで。まじやばいって、まじで。まじやばいって、俺、言える?
おだしょー いや、言えねえよ。
自分がその身で。
おだしょー 俺、お前の父ちゃんじゃなかったみたいだって、俺、言えないよ。
言えないよ。
おだしょー その区切りがついたとしても。
うん。
言えないって、まじで。
記憶はね、あるわけだからね。
おだしょー うん。でも、言うんだ。
そう。
おだしょー 信之助の父ちゃんの後と。
うん。で、信之助、大きくなるよ、つって。で、信之助は、おう、さっきのロボットよりも俺は大きくなるぞ、つって。巨大ロボットよりも大きくなるぞ、つって。涙汲みながらね。
おだしょー 信之助らしいなぁ。
で、ロボットおうちゃんは動きが止まるわけですよ。で、動きが止まったロボヒロシと、もう、目に涙を溜めた信之助。
おだしょー はい。
カメラがもう引いて、後ろに夕焼けがあって。
おだしょー はい。
で、まあ、信之助の涙見えない状態で幕を下ろすっていう。
おだしょー あ、それで終わるんだ。
うん。
おだしょー そこで終わるんだ。
そこで終わりですね。
おだしょー そこでなんか、生活戻ってとかじゃないんだ。
ああ、後日タウンも一応あるけど、一旦そのシーンは終わりで。
おだしょー ああ、終わるんだ。
その後、まあ、後日タウン。その後の生活みたいな。
おだしょー ああ、じゃない。エンドロールじゃない。そこは一応あったってことか。
うん。
おだしょー ですか。その、本物の父ちゃんと、家族の生活がまた始まるんだ。
信之助が、その野原一家が道を歩いてて。
おだしょー うんうん。
父ちゃん、合体して、だっけな。
おだしょー うん。
肩車をまたねだるわけですよ。
おだしょー うん。
おだしょー そして、広瀬がまた肩車を走って、走る。ロボ父ちゃん。ってまた走っていって。
おだしょー で、ミサイルのアップになって、もうほんとバカなんだからって言って終わるっていう。
ああ、ロボ父ちゃんなんだ最後。
おだしょー うん。
ああ、ロボ父ちゃんって終わるんだ最後。
おだしょー そう。
なるほどね。
おだしょー っていう話なわけでございますよ。
はい。
おだしょー めっちゃ泣いてるじゃん。
ガチ泣き。ガチ泣き。
ちょっとティッシュもらっていいですか?
おだしょー 辛いわ。聞いてよかったのか聞かなきゃよかったのか。そんな話か。
そう、まあそう、そうなんですよ。だから、愛の話でもあるし、冒頭の話にも戻るんだけど、何を持って本物なのかっていう話でもあると。
おだしょー ちょっとなんかお前、やめろよ。なんかそのうまい感じにすんの。本物だろ。本物の愛だっただろそれは。おい!ほら!
そう、これはまあいろんな考え方あるけど、まあ自分が本物だと思っているだけではダメな部分もあるというか。
本物って何かっていうと、不完全なものがあるから本物なんだみたいな。
見方もできる。
見方もできる。
ふわふか。ヤバ。
本当にこうなると思ってたっていうか、なんかもう本当に俺はもうあのエンディング見た、切り抜けるエンディング見ただけで、ヤバい映画だこれは絶対にって思ってた。薄々。
本編通してぜひ見て。
だから逆に見たくないなってずっと思ってた。
俺も今回台本書くにあたって見直すのかって思って。
本当に。あるのよ。名作だけど二度と見たくない作品ってあるのよ。
これはもう本当にぜひ見てほしい。本編自体も1時間半くらいなんですよ。
意外にそんなに長くて。
そんなに長くて。子供向け作品だしね。
体調対策2時間とかではないのか。
なんで、まあそんなに負担にならずに見れるかなと思うんで。
全然あるあるあるの半分くらいだもんね。
本当にクレヨンしんちゃんっていうものを概要だけ知ってれば普通に見れるっていうものなんで。
そういうの忘れてた。クレヨンしんちゃんっていう作品だからこれをできたって部分もあって。
その本物とコピーの話ってさ、結構あるじゃん。この作品の他にも。
クレヨンしんちゃん以外にも?
以外にも。SFとかで。
クレヨンしんちゃんの映画の中でとかじゃなくてね。クレヨンしんちゃん以外にもってことね。
テイルズオブジアビスとかね。
とかミュウツーの逆襲とかね。
でもクレヨンしんちゃんっていう視聴者もずっと野原一家と過ごしてきたわけよ。
前提基盤みたいなものがあると浸透してるのか。野原ファミリーがどんな。
しかも過去、さっきの大人天国もそうだけど過去作とかもあるから、どんな絆が育まれてるのかも結構。
具体的にわかるわけ。
共通基盤としてあるのか。
その上でこれを出されたっていう。
なるほどね。
しかも長年描かれてきた野原ひろしの擬似的ではあるが、詩を描くっていうことをしたっていうのが本当にこの作品のすごいところ。
確かにこれクレヨンしんちゃん見てれば見てるほどあるのか。
まあそうだね。
そのひろしへの、ロボ父ちゃんへの共感というかできる部分がたくさんあるのか。
しかもなんなら我々は小さい頃はしんのすけ目線。今はどっちかっていうとひろし目線。
いや確かにこれ全然違うだろうな。
小さい子がしんちゃんの映画だって見に行くのと、小さい頃から見てた大人が見に行くのと全然違うだろうな。
特に小さい時から見てる我々は今見るとやばいぞっていう。
今見なくても、俺これ当時リアルタイムで映画館で見たんですけど、その時でもやばかった。
まあ10年くらい前か。ひろしって年齢35歳か。
35歳です。
うわー確かに近くなってきてるなー。リアルだな。
そうなんですよ。我々と同じで平成生まれの人たちって、もしかしたらもう子供がいらっしゃるから全然いるだろうし、だから俺らよりもさらにひろしに近い立場で。
いるでしょ。5歳児の子供いる人なんか全然いるだろうから。
そんな方がこの作品見たら、もっとやばいと思うよ。
やばいだろうね。やばいだろうな。
まだ知らない感情ってあるんだな。俺は子供いないから。どこまで感情移入しても、本当にその家族がいる身からの家族を諦めろっていう言葉の残酷さ、残虐さみたいなものがわからない。
やばいな。
もうダメだ。この回遅らいにしろ。
なんで?
こんなものより出してはいけない。
いや、俺は出すよ。俺は出すよ。ロボトーちゃんをみんなに見て欲しいから。俺は出すよ。
ちょっと暗いすぎたわ。辛っ。しんど。
ということでね、本当にいろんな人に刺さる本当にいい作品だと思います。このガチンコ逆襲のロボトーちゃんという作品は。
本当に特にこの番組を聞いてくださっている平成育ちの人が多いんでそう言いますけど、その他の人にも確実に刺さるんですけど、特にそこの層には刺さるかなっていうところで今回紹介しました。
全然昭和生まれの方にも刺さるとは思うけど、まあ確かに平成生まれが一応ちっちゃい頃からしんちゃん見てて。