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おはようございます。 コウブンです。
ホチンイ県の片田舎にある 弁城院というお寺で副住職をしております。
本日はですね、昨日の放送の中で出てきた 我逢人についてお話をしたいと思います。
我逢人という言葉、皆さん聞いたことありますでしょうか。
おそらくね、この言葉、禅の言葉としては少しマイナーなブレインに入るのかなと、私はそのように感じておりまして、聞いたことある人はあまりいないんじゃないかなというふうに思っております。
とてもね、いい言葉ですのでね、それをね、ぜひともご紹介したいということなんですが、
はい、我逢人という言葉、どういう字を書くかといいますと、がっていうのは我ですね、私という意味の我、そこにほう、ほうはあうっていう字を書きます。
あうといっても会議の会という字のあうではなくて、信仰を使ったほうのあうですね。
そこに人と書いてあほうじん、これはね、どういう意味かといいますと、人と、我人とあうなりという意味ですね。
その意味というのは、人との出会いはとても尊いものであるというね、そういうものでございます。
はい、この言葉というのは、総統州の大本山、永平寺というお寺を開いた道元禅師がね、作られたとされておりますね。
この道元禅師という方はですね、長年の疑問を解決するために中国に渡って、そして多くの困難を乗り越えてですね、
そして女上禅師という方に出会って、誠の師である誠の師に出会った、そういったね、その時の喜びを表現して、こんな言葉が残っております。
目の当たり、戦士を見る、これ、人にあうなり、そんな言葉が残っております。
これがですね、がほうじんという言葉の由来となったというふうにね、言われてるんですよね。
このがほうじんにはね、どんな意味が込められてるか、その人との出会いはとても尊いことであるということの意味するところですよね。
まずね、それは4つあるのかなって思います。
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まず1つ目、出会いの尊さというところですね。
人との出会いというのは、新しい価値観とかね、学び、そういったものをもたらして、人生を大きく変える可能性を秘めているというね、そういう出会いの尊さ、それがまず1つの意味。
2つ目の意味としては、自己成長の機会。
他者との出会いを通じて、自分自身の行動であったりね、レベルというんでしょうかね、そういったものを見つめ直して成長する機会というのをね、得ることができる。
自己成長の機会としてという意味があります。
3つ目の意味としては、人生の転機というような意味がありますので、
重要な出会いというのは、人生の転機となってですね、新しい道を切り拓くきっかけとなることがあるというね。
人との出会いによって、自分のそれまでのやっていたこと、それをね、全く違う方向に切り替える可能性があると、そういう可能性を秘めているんだということですよね。
4つ目の意味としては、感謝の心ですね。
日々の出会いに感謝をしてですね、一期一会の精神で人と接することの大切さというのをね、教えてくれている。
そういう意味があるのかなと思います。
もう一回言いますね、ガホージンの意味するところの4つ。
1つ目は出会いの尊さ、2つ目が自己成長の機会、3つ目が人生の転機、4つ目が感謝の心。
このような意味が込められていると私は考えております。
現代社会におけるガホージンの意義というのは何かなというふうに考えますと、多様性の尊重なんかには使えるのかなと思います。
異なる価値観とかね、異なる背景とかね、そういった持つ人々との出会いを通じて多様性を尊重するということをね、そういったものを育むことができるのがガホージンなのかなと思います。
他にもコミュニケーションの重要性とかね、人と人との出会い、つながり、その大切さを再確認して、より深いコミュニケーションを心がけることができるのかなと、そんなふうに捉えることができます。
他にもこのデジタル時代の人間関係ですよね、オンラインで交流が増えるという中ですね、実際の人との出会いの価値というのをね、再定義する、再評価する、そういう機会にもなりますよね。
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そういう意味でもガホージンはとても大事である。最後に自己成長の機会として、新しい出会いを積極的に求めて自己成長の機会として活用することができる。これがガホージンであるというように言えるのかなと思います。
ガホージンというものは人との出会いを大切にしてですね、そこから学び成長していくことの重要性、それを教えてくれるような言葉なんじゃないかなと思います。
日々の生活の中でこの言葉の意味するところ、この言葉の精神を心に留めておくことで、人と人との出会いというのを大切にしていくことが豊かな人生に繋がってくるのかなとそんなふうに思います。
このようなね、ちょっと最後は難しい感じになっちゃいましたけれども、要するに人との出会いはとても大事であるから大切にすべきだよということですよね。いろんな感動も生んでくれます。
だから別れすることはいつかあるんですけれども、その分の出会いというのもありますので、別れることを悲しむよりも出会うことを楽しむ人生でいないなとそんなふうに思いました。
はい、今日のお話はいかがだったでしょうか。この放送の内容を聞いてご意見ご感想等ありましたらどうぞコメント欄へお願いいたします。
また、人生相談、お悩み相談、そういったものがありましたらどうぞスタンドFMのデータ機能を使ってですね、私の方へ直接メッセージを送っていただければ放送を通じてですね、お答えできるかなと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
では、便乗員副住職のほうぶんでした。ではではまたねー。