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おはようございます。 コウブンです。
栃木県の片田舎にある 蓮城院というお寺で副住職をしております。
今日はですね、
多分一般の方が 思っているだろう素朴な
疑問に対してお答えしていきたいとおもいます。というのは
昨日 昼間にですね
お葬式があったんですね。お葬式の方で、私が参列したんじゃなくて、私が
同士としてね、勤めるということで、お葬式の方を取り行ったわけなんですが
その時にね、接種の方、接種というのは
その お葬式を頼む代表者の方ですね
お葬式を営む 上での代表の方、それを接種って言うんですけども
その接種の方から
お坊さん って言うと、なんかちょっとなりなりしいので、何てお呼びしたらいいですかって聞かれたんですよ
うん あーって
あ、お坊さんでも構いませんよと私も言ったんですが、だけどまあちょっとそれで親しい
まあなりなりしいというふうに感じるのであれば、お坊さんって言ってもらえるといいかなって思ったんですね
で向こうの人は、接種さんの方は、お坊さんっていうのはね、ピンときてなかったみたいで
従職さんでもいいんですけどもって付け足したんですね。ただ私副従職なんで、正確には従職じゃないから
副従職さんっていうのもちょっと言いづらいですよね
だからあの
お坊さんっていうのがね、まあ一番しっくりくるんじゃないかなって
言ったんですね。で納得していただいて、じゃあお坊さんってお呼びしていいですかっていうことで、じゃあそれでどうぞっていうふうなお話をしたんです
その時思ったのが、私もよくよく考えたら
先日、私のお寺の近くで行われた
桜町二宮神社というところで行われた
礼大祭、その時に来てくださった方、新職の方
新職というのは、神社にいる方ですよね。その新職の方に対して何て呼んだらいいのかなって迷ったんですよ
そういう感じで、よく知らないと何てお呼びしたらいいんだろうって迷うことってありますよね
なのでね、今日はそこをお話ししたいと思います
仏教において
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お坊さんに対してどんなふうに区別があるのかというところなんですけど、まず
お坊さんというのは何かというと、もともとは坊主から来ているんですね
坊主の坊というのは、建物という意味なんですよね
その建物の、建物、言ってみればお寺ですよね
そのお寺のリーダーみたいなことを坊主と言うんですね
周波によって読み方は違うんですけど、ともかくそのお寺によってのリーダーを坊主
ということで、その坊主を親しんだ言い方をしてお坊さん
というわけなんですよね
次に、住職。住職というのはね
そのお寺の代表者ですね。リーダーとはちょっと違うんですよね
リーダーじゃない場合の代表者もありますね
ちょっとね理解するのは難しいかもしれませんけども、ともかく
代表者、社長みたいな感じでしょうか
社長、一般的な社長
当然ながら社長を補佐する副社長というのはおりますけれども
住職を補佐する副住職もおります
そのような形で住職、副住職というのはそのお寺の代表者
副住職が代表者を補佐する役というわけですね
坊主と非常に似ているので混乱しがちですけれども
坊主と住職が似て異なるみたいなイメージでしょうか
坊主はどちらかというと人としてのリーダーみたいな感じですね
お寺という場所の中での集団のお坊さんの中のリーダーみたいなのが坊主です
住職というのはそのお寺の代表者ですね
何か例えばね
その対外的なお寺と他のお寺の関わり合いの中で
そこでお寺を代表する人はこの人ですよと
その辺がすなわち住職というわけでございます
ちょっとねややこしい説明だったんですが
次に和尚さん
和尚という言葉はね
これは一人前の僧侶という意味ですね
ある程度修行を重ねて
一人前になったという段階で和尚になるというわけですね
弟子を取れる
僧頭主の場合は和尚から弟子が取れるという形になっていますね
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弟子を取れるつまり一人前になったというわけでございます
弟子を取れる方のことを和尚さん
つまりまだ子供の僧侶
小僧という言い方しますよね
子供の僧侶お子さんの場合はまだね
一人前じゃありませんから和尚じゃないんですよね
和尚というのはきちんと修行を重ねて
一人前になったという時点で和尚というわけでございます
こんなところでしょうかね
お坊さんに対して和尚
いろいろもしかしたら地域によってあるかもしれませんが
代表的なもの
お坊さんと住職ですね
住職とそしてお嬢さんですね
僧侶というのは
これはくくりが非常に難しいんですけども
仏教に限らないですよね
出家者のことを呼んだらいいのかな
ちょっとくくりが非常に大きいので
なんとも言えませんが
だから僧侶というのは仏教に限らず
キリスト教であったり
イスラム教の方もいるのかな
ちょっとそこは存じませんけども
そういった方も僧侶という言い方をしますので
出家者一般的な社会で暮らすというよりかは
修行する生活の軸とすると言ったらいいのかな
ともかく一般的な生活から離れた方のことを
僧侶というふうに呼びます
そして私の方に疑問に思ったこと
信職の方
神社にいる方のお呼びの呼び方
ちょっと調べました
そうしましたら主に二つあります
一つは偶事さんですね
それともう一つは官主さん
この二つが出てきました
他にも美子さんというのが出てくるんですけども
美子さんというのは女性限定で
信職というよりかは
神社のサポートの係での人のことを言うようですね
なので信職というわけではないんですが
儀式に出たりもします
しかしながら基本的には
美子さんというのはサポート役の方の女性限定ですね
というわけですね
偶事さんというのは何かというと
お寺で言うところの住職ですね
その神社の代表者が偶事さんというわけですね
偶事さん以外の方のことを
官主さんと言うそうですね
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官主という言葉だけ聞くとね
なんか代表者みたいなイメージはあるんですけども
偶事じゃなくても
官主ということを見たいですよ
どうやら
ただね
あのちょっと何て呼んだらいいのかなって
わからないので
わからない時はね
偶事さんって呼ぶのがね
いいんじゃないかな
官主さんでもいいのかな
私の場合は
とりあえず偶事さんとお呼びしましたけども
どちらか
官主さんか偶事さんって呼べばいいんじゃないかな
というところでございます
この知識は役立つ日はあまりないかもしれませんけども
ちょっと覚えておくと
お呼びする時にね
迷う時があるかと思いますけども
ちょっと思い出していただいて
そのね
そういう法事であったり
あるいは神社に行く機会があったら
そうやって呼んでみるといいかなと思います
はい今日はこんなところで終わりたいと思います
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では連常院副住職の幸文でした
ではではまたね