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おはようございます。コウブンです。
栃木県の片田舎にある念状院というお寺で、副住職をしております。
はい、今日はですね、
お悩み相談会をお送りしたいと思います。 このお悩み相談会というのは、
ハスノハというお坊さんが答えるお悩み相談のウェブサイト、 そちらに寄せられたお悩み相談を私、コウブンが答えるといったものでございます。
はい、ではですね、早速お悩み相談の方に行きたいと思います。
10代の女性の方より、 人の幸せに嫉妬してしまうというタイトルです。
本文の方に行きますが、
好きな人がいるのですが、 その人には彼女がいるかわからないです。
それによって、いつか取られるのではないかと 不安になって嫉妬してしまいます。
もしその人に彼女がいるなら奪い取ろうと思うのですが、 やめた方がいいですか?
他の恋を見つけた方がいいですか?でもなかなか諦めきれないです。 といったお悩み相談でございます。
10代の方の、10代ならではのお悩みのような感じがしますね。
私も当然ながら若い時代がありましたので、
奪い取ってやろうという考えは持ったことはありませんが、
そういった好きな人がいて不安になってしまう気持ちというのは、 少しぐらいは理解できます。
私は男性ですので、女性側の視点で物事を語るというのは難しいのですが、
特に男性側の意見として答えていきたいと、そのように思います。
まず、仏教の考え方のことをちょっとお話をします。
この世の中というのは、思い通りにならないことだらけなんですよね。
なので、人の気持ちというものも当然ながら思い通りにならないというのが前提ですね。
何が言いたいかというと、
好きな人が必ず自分のことを好きになってくれるかどうかというのは分からないというところなんですよね。
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だからといって全てを諦めてしまうということを言いたいんじゃなくて、
分からないからこそ自分を好きになってもらうような努力というものが大事であるというふうに私は思うんです。
最初からこの気持ちというものが固定しているわけじゃないということですね。
だから自分の努力次第で変わってくる部分があるんだよというのは言いたかったんですけども、
その上でこの人がちょっと考えていること、
例えば嫉妬してしまうという話はちょっと置いておきまして、もし彼女がいるなら奪い取ろうと思うのですがという部分ですね。
その奪い取ろうと思うという恋、それ自体をですね、
好きな人、男性側の立場からしてそのようなやり取りを知った時にどう思うんでしょうかという部分ですよね。
私だったら自分を好いてくれる人が一生懸命努力してくれているというのはとても嬉しいんですけども、
そのために誰かを蹴落とすというような行為を見たら逆に嫌だなって思ってしまうんですよ、私だったらね。
つまりその相手の男性の人の気持ちを自分に向ける可能性というのはむしろ下がってしまうのかなというふうに思うんですね。
なので、その奪い取ろうという恋、もし彼女がいたとして、それは考えない方が良い結果をもたらさないという可能性が高いというふうに思っていただいた方がいいのかなと思います。
そもそもまずこの人が彼女がいるかどうかわからないというところが不安の原因なんですね。
なので、まずはそこを確認をするというのは大事ですよね。
直接聞くのが一番いいと思うんですけど、それが難しいんでしょうから、やっぱり何とか情報を集める。
友達を通じてとか、ちょっとあまり良くないやり方かもしれませんけども、その人の行動を
監視をするまでいかないにしてもね、観察する。どういうふうな行動をとっているか、そこからその人が彼女がいるかどうかというのはある程度わかるのかなと思います。
そういった事実確認、交際状況の確認というのは必ずした上で、もし彼女がいるんであれば、好きな気持ちというのは持つのは悪いことではありませんので、
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100%応援できないにしても、彼女を落とすような行為というのはせずに、そっと男性の幸せを願うような行動をとってあげるのが一番いいですね。
でもそれがどうしても辛い場合は離れる、見ないということですね、その男性のことに対して。そのような形が一番いいのかなって思うんですよね。
やっぱり、その男性が彼女がいるという状況がもしね、わかったんであればやっぱり
若い時代というのは限られておりますから、若い時代には限りませんけれども、せっかくの今の青春の時期と言いましょうか。
その時期を楽しむためには、やはり長い時間をかけるというよりかは、次の恋に移るといった方が
やっぱりね、幸せの時間というのは相対的に長くなるのかなって思うんですね。
なので、もし好きな男性に彼女がいるんであれば、諦めて別の恋を探すという方がいいような気はしますよね。
やっぱりそれが難しいというのであれば、その男性を好きな気持ちというエネルギーをですね、自己成長、あるいは趣味といったところに時間を使うというようにね、
転換した方が気持ちを反らす、反らすと言うとあんまり良くはないかもしれないですけども、そのエネルギーを別のところに向けた方がいいかもしれませんね。
その方がね、感情的に苦痛な時間というのがね、減る可能性はあると思います。
そんなところですね。ちょっとね、どちらかというと無難な回答にはなってしまったんですが、
彼女がいるかどうかをしっかりと確認をして、いないのであれば、その男性に振り向いてもらうように、
いろんな努力をするべきだと思います。
いるのであれば、諦めるというのが一番いいのかなと、そんなふうに思います。
その諦めた時に、そのエネルギー、男性に対する思いをどうしたらいいのかというと、自己成長、あるいは趣味といったところにね、
そちらの方に目を向けて、できるだけその男性の方の様子というものが自分の視界に入らないように、自分の思考の中に入ってこないようにするというのがね、一番いいのかなと思います。
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そのような形でね、自分の青春の時間を楽しんでください。
はい、では今日のお話は以上です。このお話を聞いてご意見、ご感想等などあれば、
コメント欄の方までよろしくお願い致します。また、人生相談、お悩み相談などあれば、直接私の方までメッセージを頂ければ、この放送を通じてお答えをすることもできますので、
どうぞご検討ください。はい、では蓮城院副住職の幸文でした。ではでは、またね。
