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  2. 6. 日本のお葬式
2021-03-27 10:37

6. 日本のお葬式

2 Comments
お葬式の流れやマナー、おすすめの映画について話しました。


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00:05
みなさん、こんにちは。
Kotsu kotsu NihongoのMizukiです。
みなさん、お元気ですか?
日本の春といえば、桜ですよね。
外を見れば、花がたくさん咲いて、
蝶々も飛んで、春だなぁと感じます。
さて、今日は、日本のお葬式について話そうと思います。
なぜ、このテーマにしたかというと、
実は、先月、私の祖父が亡くなりました。
91歳でした。
祖父は、とても働き者で、
80歳を過ぎても、農家として一日中働いていました。
暑い夏も、寒い冬も、
いつも外で野菜や米を作っていました。
コロナが流行し始めてからは、祖父に会えなくなり、
1年以上会えないまま亡くなってしまいました。
とても残念で、悲しいことですが、
きっと今は、天国で私を見守ってくれていると思います。
さて、日本のお葬式についてです。
私がこれから話すのは、仏教スタイルのお葬式です。
キリスト教や他の宗教の人もいるので、
日本人の全員がこのやり方ではありません。
でも、一番多いのが仏教式で、
私がこれまで出席したお葬式も、やはり仏教式でした。
日本にいるリスナーの方は、
会社の上司や同僚のお父さん、お母さんが亡くなったり、
仏教式に出る機会もあるかもしれませんから、
流れを知っておくといいと思います。
少し難しい言葉、聞いたことがない言葉も出てくると思いますが、
スクリプトを見ながら、ぜひ聞いてくださいね。
まず、儀式としては2つあります。
つやと葬儀です。
つやと葬儀は2日続けて行われます。
1日目のつやは、夕方から夜にかけて行われます。
お坊さんが来て、お経をあげてくれます。
03:02
遺族、つまり亡くなった人の家族と、
つやに来た親戚や友人は、1人ずつ聖行をします。
聖行は、亡くなった人のためにお香を焚くことなんですが、
これは言葉で説明しても伝わりづらいと思います。
とても簡単に言うと、
お香の粉をつまんで、おでこのところに手を持っていって、
最後に手を合わせるという流れなんですが、
イメージしづらいですよね。
特別なやり方があるんです。
ぜひYouTubeで見てください。
私のホームページのスクリプトのページにリンクを貼っておきますね。
2日目の葬儀も、
つやと同じようにお坊さんが来て、お経を読みます。
そして参列者は聖行をします。
亡くなった人は棺に入っています。
棺は亡くなった人が入っている箱のようなものです。
棺と言います。
参列者は棺の近くへ行って、最後のお別れをします。
今までありがとうございました。とか、
天国でゆっくり休んでくださいね。
とか声をかけてお別れの挨拶をします。
そして棺の中に花をたくさんたくさん入れます。
それから思い出のもの、手紙とかですね。
あとは亡くなった人が好きだったものを入れます。
ちなみに祖父は、
これは詩、日本式のポエムですね。
短歌と言うんですが、短歌を書くのが趣味だったので、
ノートとペンを入れました。
葬儀が終わった後、火葬場へ行きます。
火葬場へ行くのは家族や親戚だけです。
ここで亡くなった人を焼いてもらいます。
焼いてもらう前に、本当に最後のお別れをします。
最後のお経とお祝うです。
遺体を燃やすのには、だいたい1時間から2時間かかります。
燃えた後は棺はなくなって、骨だけが残っています。
遺族は骨を長い箸のようなもので拾っていきます。
骨は骨つぼに入れます。
06:01
骨つぼは骨を入れる箱のことです。
足から順番に入れていきます。
一番最後に拾うのは、のどぼとけです。
仏教では、のどぼとけの骨は一番大事な骨と言われています。
これで2日間続いたお葬式は終わりです。
ちなみに、この骨つぼですが、後日お墓に納めます。
この時もお経と祝うの儀式があります。
さて、つやや葬儀に行く時、どんな服で行けばいいでしょうか?
お葬式の時に着る服を、もふくと言います。
真っ黒なスーツです。
ハンカチも白か黒でなければいけません。
必ず持っていくべきものは、光電です。
光電はお金のことです。
光電袋という特別な封筒に入れなければいけません。
金額は亡くなった人との関係によりますが、3000円から1万円ぐらいです。
遺族にはどのように挨拶すればいいでしょうか?
少し難しいですよ。
この度はご収拾様です。
または、心からお悔やみ申し上げます。
心からお悔やみ申し上げます。です。
もっと詳しいルールが知りたい方は、私のホームページのスクリプトにリンクを貼っておきますから、ご覧ください。
最後に皆さん、おくり人という映画を知っていますか?
これは10年以上前の日本の映画ですが、アカデミー賞を取ったりして話題になった映画です。
ネットフリックスで見ることができます。
おくり人というのは、亡くなった人を棺の中に入れる仕事をする人のことです。
ただ入れるだけではありません。
亡くなった人が安らかに眠っている顔に見えるように化粧をしてあげたり、髭を剃ったり、きれいにしてあげます。
亡くなった人を特別な着物に着替えさせてあげます。
毎日、死と直面する仕事です。
09:00
簡単な仕事ではありません。
映画の主人公は、最初は成り行きでおくり人の仕事をすることになるんですが、
様々な死と向き合いながら葛藤し、だんだんと仕事に誇りを感じるようになります。
とても感動的な映画です。
テーマは死ですが、
ところどころ笑える面白いシーンもあり、笑いあり涙ありの映画なんですよ。
それから映画の舞台である山形県の景色が本当にきれいです。
そして音楽も美しいです。
心が洗われるかのような音楽です。
この映画を見ると、日本ではどのように亡くなった人とお別れするのかよくわかると思います。
ぜひ見てみてくださいね。
それでは今日はここまで。
ポッドキャストのスクリプトは私のホームページに載せてあります。
ぜひご覧ください。
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ポッドキャストの感想やリクエストもお待ちしております。
ではでは、今日もコツコツ頑張りましょうね。
バイバイ。
10:37

コメント

色んな意味で勉強になりました🙏 わからないことが多かったんで、また聴き直そうと思います!

Mizuki

コメントありがとうございます!役に立ってうれしいです😊

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