1. 真夜中のことだま映画トライアングル
  2. #038 Netflix『ギレルモ・デル..
2023-01-20 36:31

#038 Netflix『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』〜米アカデミー受賞を願う回!〜

今回のトークテーマは、先日のゴールデン・グローブ賞/アニメ映画賞を受賞した『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』🏆

このまま米アカデミー賞を願ってお届けいたします❗️


■番組パーソナリティ🎙

・ツユーキー

https://twitter.com/qkx8624fzrvswtx

・松本大樹

https://linktr.ee/matsumotodaiki

・片山大輔

https://twitter.com/gspdaisuke


番組へのご質問・お便り等は以下まで↓↓↓

kotodamatriangle@gmail.com

00:02
松本大樹
真夜中のことだま映画トライアングル
片山大輔
真夜中のことだま映画トライアングル
松本大樹
はい、みなさんこんばんは。真夜中のことだま映画トライアングル始まりました。
松本大樹です。よろしくお願いします。
ツユーキー
こんばんは、つゆきです。よろしくお願いします。
片山大輔
はい、こんばんは、片山です。よろしくお願いします。
松本大樹
はい、今回はですね、ギデルモ監督の
猛虚を語ろうの回ということで
これあれですね、昨年末に片山さんが
ネットフリックスで見て、とんでもない傑作だと
片山大輔
はい、なめてました。
松本大樹
お前ら見ろと指令が来まして
片山大輔
お前ら見ろとは言ってないですけど
ツユーキー
僕幸いにも映画館で見たんですよ、これ。
松本大樹
えー、まじで?うらやしいですね。
片山大輔
まじですか?すげー。
ツユーキー
ラスト集に。これ見とかにゃあかんなと。
松本大樹
やってたんですね。
ツユーキー
でもそんなに。
やってました。結構長いことやってましたよ。
本当ですか?
松本大樹
えー、じゃあそんなに入らなかったんですかね、これ。
ツユーキー
実際、興行的に。
結構入ってたと思いますよ。
松本大樹
あ、お前か。
ツユーキー
大阪だったらシネリーブル梅田と
シネマーと震災橋と。
片山大輔
シネマーとやってたんや。
松本大樹
僕、ネットフリックスで
片山さん家でちょっと見させてもらったんですけど
最初見た感想が
いや、もう劇場でこれ見たかったっていう感想が。
ツユーキー
いや、よかったですよ。音めちゃくちゃよかったから。
あー。
いけてよかったなって。
松本大樹
ずるいっすよ。
片山大輔
ずるいなー。
ツユーキー
これだからあれですよ。
片山大輔
コトベミン賞取った後。
僕は取った後ですよ。
松本大樹
だからこれ2022の作品ですよ。
ツユーキー
そうです。
あれコトベミン。
収録が。
収録前に見てたらもしかしたら。
松本大樹
変わった。
もう一回やり直す?
ツユーキー
やり直そうかもうコトベミン。
片山大輔
もうダメです。
松本大樹
いやー。
ツユーキー
ぐらいよかったですね。
いやもうまさにカレーでしか撮れない映像でしたね。
松本大樹
そうですよね。
これはだから珍しく3人ともいいという作品だと思うので。
ちょっと今日はこの作品の紹介をしていきたいんですけれども。
ここからちょっとネタバレも込みでいきますので。
まだご覧になってない方はぜひ本編をご覧いただいてから、
こちらのポッドキャストをお聞きいただければなと思います。
はい。
ということで、真夜中の言霊映画トライアングルスタートです。
はい、じゃあここから作品の内容について触れていきたいなと思うんですけれども。
03:07
松本大樹
まず、まずですよ。
これストップモーションじゃないですか。
はい。
最初マジでって思いませんでした?
いきなり。
片山大輔
思いました。
松本大樹
ファーストシーンから。
ツユーキー
今ですよ今。
松本大樹
今ですよね。
ツユーキー
2022年にですよ。
松本大樹
めちゃくちゃ滑らかだし、なんかすごい作り込まれてるし、人形も美術も。
僕、メイキングもちょっと気になって見ちゃったんですけどね。
本当にやってるじゃないですか彼ら。
CGじゃないでしょ。
すごいですよね。
片山大輔
しかもデルトロのメイキング見たら分かると思うんですけど、
人間は間違える生き物やから、わざと間違える仕草を入れるとか、
松本大樹
ドアを一回開けて閉めて、もう一回ちょっと開いてるから閉め直してとか、
片山大輔
そこだけで何秒かかんの?って。
ツユーキー
もういいやろってなりますもんね。
片山大輔
しかも今回松ぼっくりがすごい重要ですね。
松ぼっくりの始まり、終わりも松ぼっくりじゃないですか。
その松ぼっくりをみんなで3、4ヶ月観察してあれを作ったみたいな。
松本大樹
いやーそうですね。
ツユーキー
松ぼっくりすごい綺麗やったんだよね。
片山大輔
あれだってFPSにしたらどれぐらいですか?
松本大樹
いやすごいですよ。
もう本当にリアリティをここまで追求するかっていうぐらいな、
実写映画の監督だからこそかもしれないですけども、
とにかくもう手抜きが一切なかった。
映像面にしてもそうだし、
あともうストーリーが、
ツユーキー
これ片山さんどうよこの脚本。
片山大輔
脚本ね本当に僕ピノキオを2時間こねくり回すんやろと思ったんですよ。
松本大樹
なるほど。
片山大輔
上映時間を見たら2時間超えてるやんって思ってピノキオでって。
どこをそんな掘り下げることがあるって思って。
だってディズニーのピノキオって1時間ちょいじゃん。
半ですね。
30分どうやってって思って。
しかも僕の中のピノキオって、
ディズニーとかロベルト・ベニー版の実写版とかありますけど、
ディズニーのピノキオって、
ゼペット爺さんが結構いろんなおもちゃとか木彫りのやつを作って、
結構変人みたいな感じじゃないですか。
家の中を飾って、
子供が欲しいみたいなのって妖精出てきて願い叶えてあげましょう。
ピノキオわーって一緒にダンスして、
ツユーキー
次のシーンお前がこれいくらみたいな話じゃないですか。
片山大輔
僕学校行くまで死ぬほど早いのに、
06:02
片山大輔
今回のギレルム・デルトロ版のやつってただのリメイクじゃないというか、
本当に現代に落とし込んでちゃんとメッセージ性まで残した上に、
ただ今までのピノキオを知ってる人にどうですか、
これが僕のピノキオですよっていう脚本力は度肝できました。
あとはやっぱりデルトロらしい、
松本大樹
美談にしないというか、ピノキオみたいな。
いやそれが素晴らしい、だからこそ子供だけじゃなくて、
これむしろ大人向けというか、
いろいろね、人生に起きる辛いことであったりとか、
別れだったりとかを経験した人にこそ刺さる、
物語じゃないかなというふうに思ったんですが、
鶴木さんどうでした泣きました?
ツユーキー
いやもう最後は本当にもう号泣でしたね。
松本大樹
あれはもうデルトロさんにしかない終わり方だと思うんですよ。
ツユーキー
大抵ディズニー化って人間になった言うてわーっつって、
お祝いだー言うてわしゃわしゃ、
夜中に周りの人たちっていうので終わりますでしょ。
本当のピノキオも一番原作に近い映画だと思いますけど、
あれもう人間になったーっつって、
ジュゼッペ爺さんと抱き合って、
遠くからのその絵で終わるんですよね、最後。
今回は違いますもんね。
松本大樹
見事違いますよ。
ツユーキー
デルトロさんのその人は死んでいくものやっていう。
松本大樹
いやあれ本当素晴らしいですよ。
ツユーキー
ネタバレになっちゃうんですけどね。
松本大樹
もういいです、ここら辺もう話しましょう。
そこが大事なとこなんで。
ツユーキー
ピノキオは一応人間になるんですけど、
命はあれ、永遠ではないけど、
結局周りの人たちが先に行ってしまうっていう、
それを見送るっていう役をするという、
あれがちょっとグッと来るんですよね。
最後誰もいなくなって旅に出るんですけど、
片山大輔
あれが現実かつ人生の残酷さって、
ああいうところなんかなっていう。
それはそれを悲観的に描かなかったデルトロが、
松本大樹
すごいなって思ったんですよ。
ツユーキー
本当そうですよね。
クリケットがね、最後何か言って終わるんですけど、
彼はいつかは死を迎えるみたいなことも、
見ながらの終わり方だったんで。
片山大輔
あんなせつなく。
人生って。
ツユーキー
そうですよね。
松本大樹
全てが縋ってる。
絶対に免れない死っていうものであったりとか、
09:03
松本大樹
それだけじゃなくて、
例えばお父さんが息子を亡くしていて、
息子の代わりにピノキオを作るんだけれども、
ピノキオは息子じゃないわけじゃないですか。
自分は自分らしくっていうところも、
多分最終的なテーマとして、
それもあるじゃないですか。
ありのままでいいんだよっていう自分らしく、
誰か他の人に別にいられないんだから。
それも避けられないことじゃないですか。
誰かの代わりになれないんだから、
人は望む人しかなれないっていう。
人生逃れられないことをちゃんと描いてて、
それをどう受け止めていくかみたいなことまで描いてるから、
すごい作品だなっていう。
ツユーキー
そうですね。
もちろんデルトロらしさっていうのは、
僕は戦時中っていうセリフが全てだと思ってて、
彼の作品で言ったら、
デビルズ・バックボーンだったり、
バーチャラビニュースだったり、
政治家における子供たちっていうのを描いてますでしょ。
ピノキオはもちろん子供やし、
まずその設定を持ってきてるのは、
やっぱり彼のスタイルだし。
絶対軍人出ますもんね。
さっき言った本当のピノキオっていうのは、
原作に忠実に作ってるんですよね。
もちろん全てを描いてはないですけど、
デルトロさんは何をやりたかったのかなと思ったときに、
これ原作者のカルロ・コローディオですか、
彼の思いを伝えたかったのかなって。
彼の反省というか、
松本大樹
調べてみたんですよ。
ツユーキー
彼はこれピノキオを描く前に、
1800だから61年かに作品が発表されるみたいなんですけど、
前のイタリア人なんですけどね。
イタリアはまだ混沌としてるわけですよ。
1840何年くらいかな。
戦争とかもしてるんですね。オストリア帝国と。
そのあたりに出兵してるんですよ、彼。
松本大樹
戦争に行ってるんですね、作者が。
ツユーキー
イタリア統一戦線っていう、
イタリアを統一させるっていう、
そのための戦争を2回くらい行ってるんですよ、彼。
片山大輔
戦争に。
ツユーキー
実際統一されるんですけど、イタリアは。
でも自分が思ったような国にならなかったっていう、
悲しさというか。
12:00
ツユーキー
それを込めてるんですよね、ピノキオに。
だから彼の思いが、
ここにあるってちょっと思ったんですけどね。
松本大樹
ちょっとリードじゃないけどね。
ありがとうございます、なんかすごい。
片山大輔
そうですね。
なんかでもピノキオが嘘をつくと鼻が伸びるっていう。
なんて言ったらいいんですかね。
ピノキオではあれはエッセンスの一つだったのに。
ディズニー番組。
今回あれがすごく大活躍するシーンもあれば、
鼻の使い方がすごい上手かったなと思って。
直前まで、例えば、
ピノキオが本当に思ってないこと言ったら伸びてたのに、
次のシーンとか、ちょっと人間的に成長してるのを多分出してると思うんですけど、
前にその言葉を言ったら伸びてたことが伸びなくなってたりとか。
セリフ一つ一つ取っても、
成長を鼻で感じさせるなって思いながら見てて、
あれもアッパレやなって思いましたね。
ツユーキー
最後鼻で助かりますもんね。
片山大輔
鼻でも助かりますし、
やっぱりロバになるシーンってすごい肝なとこやと思うんですよ、ピノキオって。
あれを一切無くした。
凄いなと。
戦争のシーンになって爆撃を受けるとかあるじゃないですか。
ツユーキー
あそこのシーンだけ見せてたら何の作品これ?ってなるようなぐらい。
片山大輔
ピノキオに銃を向けられたりとか、
こんなシーンっていうか、こんなんよく思いついて、
松本大樹
しかも説得力ある流れにしたなっていうところで。
片山大輔
これは本当に上手いなって思いましたね。
松本大樹
なんかメイキングでは全然語ってなかったんですけれども、
これ共同監督で脚本も一緒に書いてるのかな、
あの人なんですけど、
なんかその個人的な経験とか、
身近な人の例えば死であったりとか、
もしかしたらその戦争と関わってるのかわかんないですけど、
なんかそういう別れだったりとかなんか辛いことがあって、
それが創作の意欲になっているのか、
あるいはその、
千恵さんおっしゃってた原作者が、
伝えきれなかった部分のところの思いを組み取って、
大好きなその作品ピノキオっていうものを、
もう一回ちょっと本当の形で伝えたいんだっていう、
ストーリーは別ですけど、
ギレルもなりに原作者はこういうことを言いたかったんだよっていうことを、
伝えたかったのか、
そこら辺のちょっと、
創作のきっかけみたいなところが、
僕メイキングでは知りたかったかなと思ったんですけど、
片山大輔
そこは全然語ってなかったから、
15:01
松本大樹
ほぼものづくりパートでしたもんね、
でも絶対あると思うんですよね、
自分の喪失とかを創作で埋めるじゃないですけど、
なんか個人的に誰か親しい家族が亡くなったとか、
あるんじゃないかなって思うんですけどね、
最後はそう思ったっていうか、
多分なんかそういう身近に、
あんまり考えたくないんですけど、
そういう別れがあった時にもう一回見ると、
もうもっと泣けるなみたいな。
松本大樹
そうですよね。
今見ても泣けるわけです。
今コロナとかね、
ウクライナの戦争とかがある時期にこれが完成したっていうのも、
すごい偶然というか、
片山大輔
なんかそうですね、
本当にでも悲観的じゃないっていうか、
松本大樹
わかります。
片山大輔
子供にでも見せたいくないですか?
見せたいなと思いました。
ちょっと難しいかもしれないですけども、
クリケットが実はなくなっていて、
ツユーキー
名会のウサギが一緒になっているじゃないですか、
片山大輔
あれはすごい救いなんですよ、僕らにとって。
ツユーキー
そうそう、あれがすごい良かったです。
色が青なんですよ。
片山大輔
青なんですよね、ウサギもね。
ツユーキー
クリケットも青だったでしょ。
常に晒しているとかかもしているんですよね。
松本大樹
死を一番分かっている人ってことですよね。
あとクリケットも、
片山大輔
毎回歌い出そうとしたら
絶対にトラブル起きるっていう。
あそこもいいな、いつ歌聞かせてくれるんだろうなと思って。
やっぱり上手いですよね、
エンドロールでそれをちゃんと聞かせてくれる。
松本大樹
いわんまくれがですかね。
俳優陣豪華で、
ケイト・ブランシェットとか、
前の作品のゲームも出た時に
出してくれって言って、
片山大輔
もう猿しか出てない。
松本大樹
そう、猿めちゃくちゃいい役やんってね。
いい役ですよね。
ストラベローチェみたいな名前ですよね。
だけど、新人のピノキオ役の声とか歌も
すごい良かったですよね。
それとアキガも
ああいう名優たちが固めて。
声優陣もすごく豪華で、
すごくハマった作品かなって思うんですけれども。
ツユーキー
歌もね。
片山大輔
アカデミー賞のノミネート候補に
はよります。
長編アニメーション部分で。
18:00
片山大輔
長編アニメーション部分は今年ディズニーはっきり言って
弱いと思う。
見ましたけど、
今の勢いだったら絶対出てくる。
美術すごかったですよね。
ツユーキー
ガジェットというか、
トラックだったり、
デザインがすごく
上手やなと思って見てた。
片山大輔
サーカスダンスも。
ツユーキー
憧れますね。
松本大樹
普段アニメとか見てて、
あんまりこういうのやりたいって思わないんですけど、
このピノキオに関しては、
こういうのはやってみたいなって。
自分でも作りたいなって思いますよね。
こういう可愛らしいアニメーションなのに、
すごく人生で大事なことを
やりたいなって思います。
すごく人生で大事なことを
お説教がましくなく、
感動的に伝えてくれるっていう。
すごくいい作品だなって。
ツユーキー
大人はダメですね。
片山大輔
何がいい。
ツユーキー
悲しいね。
デルトロさんのやつは去年見ましたけど、
あれにあたって本当のピノキオ。
ディズニーのやつももう一回見直したんですよ。
結局このピノキオって何を言いたいんやって言ったら、
子供っていうのはもう、
自分は親と別の生き物で
生きてて、
親は何も思い通りに
させられないっていう現実があって、
子供っていうのは
こういう絵にしてるというか、
親とは離れ離れに
結局なるわけですね、ピノキオは。
それはまず自分が好き勝手やってるから
そうなっちゃう。
ゲームを作ってるのは子供。
結局彼はピノキオは
ジュゼッペ爺さんの元に帰りたいって言って
ピノキオは
ジュゼッペ爺さんの元に帰りたいって言って
躍起するわけじゃないですか。
その間に人間になりたいって思いが
芽生えてきて
っていう話ですよね。
それを全部
理由するというか、
松本大樹
おかしい方向に持ってくるのは大人なんですよね。
ツユーキー
でも
選択は子供なんですけども。
そのあたりとか、
普遍的な
子を持つ親が絶対見ないといけないし、
21:00
ツユーキー
子供は子供で見て何を感じるのかなとか
思うし、
親子で見てね。
そうですね。
松本大樹
そうですね。
そうか、
子供も多分
見てると思うんですね。
最近の作品の傾向かもしれないですけど
スズメのトジマリもそうだし、
結構つらいことに対して
どう向き合っていくかっていうのを
描いていくようなアニメーションだったりとか
そういうの多いのかなっていうのが
今までの傑作が生まれつつある気がしますね。
この時代に。
こういう時代だからこそ生まれてくる作品。
ツユーキー
確かにそうかも。
そうですよ。
お二人本当のピノッキオとか見てほしいんですけど
あれ見るともっと際立ちますね。
松本大樹
本当のピノッキオ。
ツユーキー
社会を風刺してるんですよね。
原作にあるディズニーにもないところに行くと
金貨を
狐と猫っていう
詐欺師が出てくる。
ディズニーにもね。
ディズニーにも出てくるんですよね。
工業主。
松本大樹
悪いピアス。
ツユーキー
原作が実はいい人だったっていう
松本大樹
知ってました?
ツユーキー
そうなんですよ。
しかもお父さんのために僕は有名になって
お金を儲けたいっていうのを言って
他の仲間も自分が食べるものを生焼けやから
燃やせって言われて
それを助けるんですよピノッキオが。
やってくださいって。
金貨5枚あげてこれお父さんのとこ持ってけって
そうなんですよ実は。
全然違いますよデルトロのやつと。
松本大樹
デルトロのほうが
本当のピノッキオでいいんじゃないですか。
片山大輔
これが基準。
ツユーキー
原作は本当に世の中は
腐っとるとまで言わないですけど
子供がかわいそうやと子供のためにもっと
大人ちゃんとしろよっていう作りなんですよ。
金貨を埋めたら
金貨の木ができるから
埋めさせられて盗まれるんですけどね結局
ピノッキオは。
盗まれたことを裁判所に行くんですよね。
いわゆる警察のところに行ったら
盗まれた罪で
お前金庫4年やって言われるんですよ。
24:01
ツユーキー
そういう意味が。
世の中がおかしくなってるんですよね。
結局それに免れるんですけど
盗まれたってことがお前罪やぞって言われるっていう
おかしな世の中が
片山大輔
原作です。
ツユーキー
でも今も昔も変わらないですね。
そこをデルトロさんが戦争っていう意味にしてるから
誰が始めたかって大人じゃないですか。
それを超えて
生と死っていうことを
みんなよく考えて生きようぜっていう
死んだクリケットは
最初木に
まだピノッキオになる前に
木があった時に
見つけたってなる穴ですもんね。
そこに彼の死骸を入れて
死をこの心に置いて
生きるっていう
松本大樹
そういうことですね。それは確実にテーマに
途中でもありましたもんね。
ツユーキー
原作より先へ行ってるから
実現って思ったんですけどね。
もうなんか
もうデルトロなんか絵本とか書いたらいいのにね。
松本大樹
いいんじゃないですかね。
片山大輔
ずっとこの路線でやっておいてって思いました。
シェイプオブウォーターとか
じゃなくていいよ。
なんでって思いました。
松本大樹
シェイプオブウォーターとかも
ちょっと
マイノリティってか
見た目がちょっと
そこが好きなんですよ。
ツユーキー
怪獣とか異形のものへの
松本大樹
憧れみたいなのが
メイキングにもあったけど
自分もちょっとのけものにされてきたからみたいな
そういうところなんでしょうね。
変わったふうに見られることが多かったから
そういうキャラクターにシンパシーを覚えるという
片山大輔
ことらしいですけど
松本大樹
会いたいですね。
なんかこの言霊でやたらギレルも出てきません。
片山大輔
ギレルもよう出てきません。
今回のピノキオでも
テリファイドのリメイク
いいよってなりました。
ツユーキー
いやいや何でもやるんですよ。
片山大輔
ピノキオ路線でやってほしいな。
松本大樹
来日してほしいね。
ピノキオのキャラクターで。
片山大輔
日本好きだから絶対
ツユーキー
日本は好きですね。
シノビでも来てるんじゃないですか。
27:00
ツユーキー
中が来てるって言うのね。
松本大樹
よく来てる話してますよね。
片山大輔
これ聞いてへんかな。
聞いてないでしょ。
松本大樹
いいですね。
絶対なんか会いたいですね。
感想伝えたいですね直接。
ツユーキー
最高でした。
松本大樹
伝えましょう。
ツユーキー
言霊のピノキオ作って。
松本大樹
まだ絞りかすですよ。
片山大輔
まだコリクリ回しますピノキオ。
僕アンサーフィルムを。
アンサーフィルム。
アンサーフィルム。
ああいう作り方されたら立ち打ちできないですけどね。
ツユーキー
できないでしょ。
松本大樹
2011年くらいから企画スタートしてるんですよね。
15年か。
すごいな。
無理でしょ。
ツユーキー
15年一つの作品は無理ですよ。
片山大輔
お金もどんだけかかってんのって話ですよね。
松本大樹
ですよ。
ツユーキー
というかまずスタートさせて何分くらいで諦めます?
片山大輔
動かすの。
僕最初のブランコミシンでもう嫌やってなりますよ。
マジで。
絶対無理ですよ。
ツユーキー
いやもう無理ですよ。
片山大輔
多分こんなやってる間にもう嫌ってなりますよ。
じっくりやってたんでしょうねストーリーにしても。
松本大樹
そうですね。
2人で話し合いながら監督だし
だいぶ原作と照らし合わせたりとか
ここはこうしようって話し合って
煮詰めていった気はしますよね。
そうですね。
これがでもアカデミー賞で長編アニメーション部門の受賞ってなったら
片山大輔
ネットフリックス初。
ツユーキー
いやトルでしょ。
松本大樹
これ足らんのかなって。
片山大輔
他がちょっとまだ僕も全部精査しきれないんですけど。
松本大樹
いやちょっと長々と話してまいりましたけど
とにかく本当に傑作だと
もう
これはもうそれ以外ないです。
ごめんなさい。
片山大輔
もう傑作です。
松本大樹
しかもこれ100本ネットで公開するらしいですよ。
片山大輔
これ日本語で?
でもダウンロードできる状態。
松本大樹
これは100本読みたいなと思ってたんですよ。
そんな難しい英語出てこないんで。
英語でも聞けますかね。
100本がいいと思う。
100本の勉強って言ったら失礼ですけど
物語としてもすごくいい物語だと思うので
100本として置いておきたいですよね。
片山大輔
そうですね。
30:02
松本大樹
最近手元に置いておきたいですね。
絵本とか出してくれないかな。
これ絵本結構きついか。
なんか小説でもいいけど
ノベライズしてほしいな。
置いておきたい。
ツユーキー
本当によかったです。
最近コタローと一緒に特撮系のやつって
図鑑みたいなの出るじゃないですか。
そんなに話題になってる感じしないですよね。
松本大樹
ツイッターでは最高やんっていう声は
鳴ってるけど多分劇場効果はそんなに。
むしろスズメの方が
ダウン戦見てる数とか
ツユーキー
予習にも違うと思うんですけど
松本大樹
やっぱりスズメの方が
片山大輔
スズメの方が
松本大樹
スズメの方が
予習にも違うと思うんですけど
やっぱりもっと広めるべき
片山大輔
あんまりあれなのかな。
ツユーキー
ピノキオっていうところじゃないですかね。
もう知ってると思うんですよ。
片山大輔
本当に映画層好きな人って
松本大樹
ギレルもデルトロやから見ましたって人が
誰デルトロのピノキオって多分。
そうですね。多分そうなんでしょうね。
ツユーキー
実際その原作ってお二人お読みになられました?
片山大輔
見たことはありますけど
やっぱりデルトロのピノキオがずっと
松本大樹
絵本とかあるのかなピノキオの。
ツユーキー
絵本もあると思うんですけど
70年代か何かに裁判が
なってるんですよねこれ。
訴えられたみたいな。
ここでは言えない放送禁止用語が
障害者みたいなのを
出してるから
それはあかんやろってなって
結構販売中止だったり
図書館から削除されたりとか
そういう歴史がある? そうなんですよ。
そんなのもあってか正直あんまりね
推薦図書みたいなの絶対出てきそうじゃないですかこれ。
小学校で。
いろんじゃないんですよ実は。
ディズニーがみんな真のピノキオみたいなのを
持ってるから
本当のピノキオって出てくるぐらい。
松本大樹
ディズニーのピノキオディスりまくってますけど
ツユーキー
いやいやそんなことないですよ。
消される消される。
松本大樹
原作を知ってないやろうみたいな
っていう意味の
スピルバーグはETはピノキオから
影響を受けてるということを言ってますしね。
スピルバーグ自身が。
ディズニーのピノキオもいい作品ですよ。
片山大輔
間違えないように言っておきますけど。
33:01
片山大輔
いい作品ですよ。
ツユーキー
名曲だらけの系でしたからね。
死に願いの名曲ですからね。
という。
松本大樹
キリがないですけどね。
とにかく素晴らしい作品でしたので
皆さんこれNetflix入られてる方は
今すぐ見られますし、ぜひセットで
メイキングの方も見ていただく。
30分ほどですぐ見れますので
見ていただいて
広めてね。
いきましょう。
家族で見てほしい。
アカデミー賞、長編映画賞
これ取ります。
3月11日ですね。
今年はアニメーション賞を
ツユーキー
作りましょう。
付け足しましょうか。
部門がなくても上げてたら
片山大輔
可能性大いい。
松本大樹
みんな余興だった可能性もありますよね。
もしかしたら。
今年に入れますか。
もし入れられそうだったら
2023のアニメーション
ツユーキー
入れましょう。
松本大樹
早く7月で決定です。
これを超えるものは出てこないでしょう。
ということで
第2回コトデミー賞長編アニメーション
部門
ピノキオに決定です。
ツユーキー
おめでとうございます。
2回目の長編アニメーション。
松本大樹
1回目にしとこうか。
ツユーキー
1月上旬ですよ。
22年公開なので
そのあたり
ネットで知られた時の
公開面と合わせたほうが
松本大樹
後でややこしくなります。
1回目のスピーカーの賞。
これ公開する時に
配信する時に
聞いてくる人の楽しみを奪いたくないから
何も書いてなかったんですよ。
書いて付け足しましょう。
賞名は
ギレルモ・デルトロのピノキオに決定ということで
ギレルモさんには何か美味しいものを送らせて
片山大輔
いただきます。
無責任。
松本大樹
はい。
住所教えていただければすぐに送りますので
よろしくお願いします。
ということで
長々と話してきましたが
36:01
松本大樹
今日はギレルモ・デルトロのピノキオについてお送りしました。
片山大輔
ありがとうございました。
36:31

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