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真夜中のことだま映画トライアングル

真夜中のことだま映画トライアングル

はい、皆さんこんばんは。松本です。よろしくお願いします。

こんばんは。ツユーキーです。よろしくお願いします。

こんばんは。片山です。お願いします。

はい、前回はことだまカルトムービーズということで
マスターズという作品を紹介する

新コーナーの一発目ということでしたけれども

今回もまた新たにチャレンジしてみたいコーナーがありまして
それがですね、普段ちょっとお二人も映画たくさん見られると思うんですけど
エンドロール見てどう思いますか?
なんかこうめちゃくちゃ人多いなみたいな感じません?
思います。思います。

こんだけの人が関わっているのかみたいな映画に
いや、だってうんぜん人ぐらいいますよね。アバター。
アバターなんてすごいっすよ。
見たんですけど、すごいっすもんね。

誰が総括してるんですかね?

いやーすごい。
チームごとのリーダーがいるんですかね?

だからよく僕らもインディーズでも映画で関わると
クレジットで名前フルネーム送ってくださいとかありますけど

それを集約するだけでも大変ですよね。
千人のエンドロールを集約してる人のことを考えたら
もうちょっとミスれないし

いやですよ。

めちゃくちゃ大変だなと思うんですけれども

英語とかすごいっすもんね。

そうですよね。
だからほんとあれ見るたびに

映画を作ってるのは監督とか出てる人だけじゃなくって

裏方でものすごく多くの人が

その作品を支えてるということで

普段そのスポットが当たらないといいますか
あまり当たりづらい
裏方で頑張ってる人たちの職業であったりとか
その仕事内容であったりとか
っていうのを紹介していきたいなっていう
コーナーを今年やりたいなと
余裕があったら知り合いのゲストとかね
普段映画制作で衣装やってる人とか
ヘアメイクやってる人とか
いろんなことをやってる人を呼んで
こういうことやってますよみたいなことを

喋ってもらってもいいのかなと思ってるんですけれども

というちょっと目的のもと
今回は撮影監督という
私も撮影をしたりするんですけど
撮影監督って何する人やっていうことを

今日はご紹介していきたいと思います

あんまり面白くないかもですが

お付き合いください
03:00

よろしくお願いします
ということで
それから言霊映画トライアングルスタートです
ではちょっと早速始めますけれども

まず撮影監督って
監督ってついてるじゃないですか

監督って映画監督じゃないのという
ところからだと思うんですけれども

英語で言うとディレクターオブフォトグラフィーということで
DPDPってよく言われたりするんですけれども

いわゆる日本ではちょっとあまり
馴染みのない言葉かもしれないんですけど
カメラマンとか撮影は誰だっていうことはあるけど
撮影監督って何ぞやっていうことなんですけれども
これがですねこんな本がありまして
昔から持ってる本なんですけど
撮影監督って何だっていうですね
高間賢治さんという方が書かれた本なんですけど
高間さんっていうのはどういう人かっていうと
日本に初めてハリウッド式の撮影監督システムというもの
日本には昔なかったんですけれども
そういうシステムを初めて日本に持ち込んだ人なんですね
この人まだまだ元気で頑張ってらっしゃって
主な撮影作品で言うと
三谷光輝さんのラジオの時間とか
アカデミー賞撮影賞を取られたりとか

元々若松監督若松光治監督の若松プロで

下積みを積んでいて
白石和也さんの止められるか俺たちよってあったと思うんですけど
ちょっと数年前に

あの作品にも実名で出てくるぐらいの

有名なカメラマンなんですけれども
結構若手監督ともタッグを組むことが多くて
ちょっと前に重曹のシアター7でやってた
ダイナマイトソウルバンビって

松本拓也監督の作品なんですけれども

その監督ともタッグを組んで一本撮ってたりとか
欲望の怪物っていう作品があるんです
すごい好きな作品があるんですけど
そういうカメラマンさんが書かれた本なんですけど
これにいろいろ撮影監督とは何ぞやっていうことが書かれていて
撮影監督っていうのは
要は映像面に対して全ての責任を負う人だと

大変すぎますね

そうなんです
ただ単純にカメラをオペレートするだけではなくて
自分でライティングを決めて

照明はここに置く

こういうふうに光が射してくる
06:01

強さはこれぐらい
アングルはこっから撮ります
カメラの動きはこういうふうに撮ります
全部設計して
それを監督にこんなプランでいきますよ
っていうのをオッケーもらって
それを仕切って遂行する人というか
実行する人のことなんですね
超重要なんですね
そういう感じなんですね
これ面白いのが
ハリウッドと日本では違っていて
日本では昔から撮影と照明が分かれていると
なるほど
なんとなく撮影の現場とか行かれたりとか
僕も若い時からずっと撮影の現場で入ってましたけど
なんとなく分かれてて
照明部さんは
照明の人たちはすごい
たくさん機材持ってきて
怖いおじちゃんがいて

そんなイメージないですか
あります

ですよね
これは高間さんもこの本の中でいろいろ言ってるんですけど
日本はカメラマンがアングルを決めて
ここからつゆきさんを撮ります
こういうアングルで撮ります
カメラマンが決めたら
その後に照明の照明部さんたちが
いわゆる照明のプランを考えると

時間かかるわ

そうなんですよ
よく例えば人物のライティングをするときに
三点照明と言われて
まず斜め45度から
キーライト
一番強いライトを当てます
影になった反対の部分を

ちょっと起こしてあげますみたいな

抑えのライトっていうのがあって
後ろから輪郭を立たせるために
バックのライトを入れます
こういうことを
逐一やっていくみたいな
照明部の人たちはそれで
自分たちは仕事をしてますよ
ちょっとごめんなさい

いつでも怒られますよ
照明部の皆さんすいません

そういうふうになってしまうことが
多いんですけれども
それに対してハリウッド式っていうのは
撮影監督がまず照明はこうだと
決めてから
照明を担当する人に
カバーっていうのもよく出てくると思うんですけど
エンドロールに
その照明を担当する人に
指示をして動かして
こういきますよという
プランで撮影していくというところが
だから多分
邦画と洋画見てて
割と今でもあると思うんですけど
昔の映画だと特にそうだと思うんですけど
日本の映画はちょっと
照明しすぎって感じることないですけど

だいたいもう明らかに

これ照明してますよ
みたいな
ちょっと
09:00

ナチュラルではないというか

いやそこから

そんな光当たるはずないでしょ
みたいな演出ではなくて
なんかその違和感があるような
ライティングを見かけることも
多いと思うんですけど
実はそういう理由もあるのかなというところで

そういう感じなんですけれども

でちょっと今回ですね
撮影監督っていう
まああの
映画監督だけじゃなくて
誰が撮影したんだっていうのを
注目しながら
作品を見てもらえると
楽しめるんじゃないかなと思って

ちょっと

いろんなちょっと撮影監督を
紹介したいっていう
昼間からずっと
メモしてたんですけど
ちょっとやばい10人超えだしたぐらいから
もうやめたってなってる
キリがないので
ちょっと有名どころを中心に
この人は絶対紹介しなきゃダメだろう
っていうところから
行きたいと思います

お願いします

監督も好きな人がいるんですか

そうですね基本的にこれ全員好きな人なんですけど
まず日本で言うと
この人なしには語れないということで
宮川和夫さんですね
はい
宮川和夫さんという
巨匠のカメラマンがいるんですけれども
この人は黒澤明監督であったり
とか
溝口賢治
大洲康二郎という
そうそうたる日本の巨匠たちの
作品を撮ってきた人なんですけど
すごいのが
その監督によって
全然撮り方が違うんです
よく言われるんですけど
黒澤明監督だったら
望遠レンズを多用して
パンフォーカスといわれる
全体にフォーカスがあった

絵を撮る

ダイナミックな絵を撮っていく
スタイルだったりとか
この溝口賢治だったら
ワンシーンワンカットっていうのが
ほとんどなんですけど
それが本当にワンカットワンカットが
絵画のように美しい
この宮川さんというのは
若い頃に

絵を描いていたと

墨を使って
墨で絵を描いていたんですけれども
そういうこともあって
すごい日本の絵画みたいな
絵というところと
あと陰を
作るために墨汁を
使って
白黒だったんで当時撮ってた
水口さんの絵が
墨汁を使って暗くする
墨汁を塗って柱を塗って黒くしたりとか
そういう撮影方法も
いわゆる撮影監督的な
こともしていたんですけれども
そういうことで
世界で一番有名な
日本人の撮影監督といっても
間違いないと思うんですけれども
宮川さん大好きです
僕も大好きすぎて

ダルマの登場人物に

宮川という
このここから来ているんですけれども

子さんの

クミンとして
宮川和夫さん
12:00

是非ちょっと
もちろん見られている作品が多いと思うんですけれども
見てほしいなというふうに
思います
アメリカ人から一人ということで
これがですね
ゴードンウィリスさん
ゴードンウィリス
この人はですね
ゴッドファーザーですね

ゴッドファーザーシリーズ

この人もモノクロを
得意とするカメラマンだったんですけれども
ゴッドファーザーとかも
すごく陰影コントラストが強い
マーロンブランドの顔が
見えない
日本的なライティングではなくて
超陰影を強くした
撮影で知られる
カメラマンなんですけれども
この人はウィリー・アレントも
よくタックークで
マーハッタンとか
アニーホールも撮った人なんですけれども
そうですね
この人も是非
見てほしいなというふうに思います

そしてですね

ここから
これね面白いのが撮影監督有名な人って
本当世界で
いろんな国の人が多いんですね
これ面白いなって
やっぱいろんな感性
やっぱ見る目が違うんでしょうね
それぞれの文化によって
なので
これ意図したわけじゃないんですけど
選んだ人がもう全員
違うと出身が
この例えばビットリオーストラロ
これイタリア人なんですけれども
この人は同じくコッポラと
地獄の目視力を取っていた

すげえな

ヘリコプターのやつですね
オペラみたいな撮り方をする
壮大な
後期のウリー・アレンとも
結構仕事してるんですけど
ウリー・アレンとかの映画でも
すごいダイナミックな
撮り方すんなみたいな
シーンがあったりとか
すごく面白いんですけど
あとこの人はですね
僕も会ったことがある
人なんです
クリストファー・ドイルという
撮影会で
これ今ウォン・カーワイの
デジタルリマスター

やってますけど

ウォン・カーワイの作品を
主に撮影した方で
恋する惑星だったりとか
火曜年華とか
あと片山さんが大好きな
ナイトシャマランの

レディー・イン・ザ・ウォンターとか

ジム・ジャームスとか
そうそうたる
監督とやってる人なんですけど
この人の特徴は
手持ちですよね
手持ち撮影が
多くて
特にウォン・カーワイとの作品とかも
本当に美しい
火曜年華とか
チャイナドレスの撮り方が
分解もファンが
去年もリバイバルされた時に
すごく劇場に

いわってましたけれども

このドイルの絵を
見たくてみんな
15:00

また来てるのかなというふうに
感じたんですけれども
とですね

さっきちょっと
サラッと言ってましたけど会ったことあるって

言ってました
そうなんですよ
奈良に
映画祭で来てたんですよ
僕映画撮影監督協会
というところに所属してまして
映画撮影という
雑誌があるんですけれども
マニアックなそういう
撮影監督についての
最新の
これ誰が撮影担当しました
こういう機材撮りました
みたいなことが書いてある本があるんですけれども
それの
取材とか記事を作成を
頼まれることが
たまにありまして
ちょうど
このドイルが
奈良に来る時だったので

クリストファー・ドイルに

僕好きだったので
会いに行って直接話を聞いて
という

めちゃくちゃいい人です

僕は話聞いてましたからね

あまりにも普通に

言うかな

だからめちゃくちゃ面白かった
話がめちゃくちゃ面白かったですよ
僕は
スティーブン・スピルバーグとは仕事しない
とかって言う
人間的に
仲良い
人としかやらない
色々
すごく面白かったです
面白かったし
なんかいいですね
僕もちょっと今日
クリストファー・ドイルの取材した時の
音声が残ってて聞いてたんです
これ言葉にアップしても
いいかもしれないです
聞いてくださいみたいな

すごく面白い

話がたくさんあったので
またもしかしたらアップするかもしれない
ですけれども
とにかくすごく
いいおじちゃんでした
かっこいい人だなと思って
是非ドイルさんの
撮られた作品も見てほしいな
というふうに思うんですけれども
あとこれ
篤木さんもさっきおっしゃった
アカデミー賞を
英国アカデミー賞の撮影賞を
3年連続受賞したと

言われる

現代最高峰の
カメラマンと言っても
撮影監督と言っても過言ではない
エマニュエル・ルベツキ
この人はメキシコ人

なんですけれども

2013年ゼログラビティ
2014年バードマン
2015年レベナントで
3年連続

しかも3つとも

全部違うんですよね

そうなんですよ

ジャンルが
自然光を多用する

そうです
自然光を多用して
クリストファイ・ドイルと似てるんですけど
広角のレンズをよく使って
手持ちも多いっていう
ハンディ的な
撮り方をするような方なんですけれども
18:00

どの作品も素晴らしいですね
バードマンも本当に撮影

素晴らしかったし

バードマンは訳わからんかったもんな

そうですね

どうなってんのよ
ワンカットすげー長かったりとか

カットしてるように見せない

見せないっていう
メキシコ人の方なんですけれども
超イケメンのルベツキ
ちょっと皆さん検索して
見ていただきたいんですけれども
本当にかっこいい
方なんですけれども
この人も有名な
方ですね
あとちょっと
もういいかな

もういいよ
面白くない?

めっちゃ面白くない?

めっちゃ面白い
聞き入りすぎてて

この作品とこの作品
一緒だったんだみたいな

そうなんです
実際割と
撮影監督って
監督に近いぐらい
こういう撮り方でどうですか
っていうのを提案してるわけですよ
もちろん監督がやりたい
構想があって
それに対して映像をどうしていくか
っていう時に撮影監督が提案する

っていうところで

もしかしたら僕らが
好きっていうのはもちろん監督
映画監督が好きっていうのもあるけど

撮影監督の絵が好きって

僕はそうですよ
そうですか
監督って言われてるのって

演出じゃないですか

役者とのやりとりなんですよね
そうなんですよ

引き出すのは

映画監督の仕事だから
そこはもちろん大事なんですけど
それよりも
やっぱ絵で感動するのが
そうなんですよ
思ってるんですね
だからおっしゃる通り

松本さんが言う通り
そうなんですよ
もしかしたら
私この絵が好き
映像が感動するってなった時に
じゃあそのDPは誰だっていうのを
そのDPが撮ってる他の作品見たら
またちょっと同じ感動があったりとか
するかもしれない
もしかしたら自分が生理的に好きな
映像っていうのがその撮影監督が好きな
映像とイコールである可能性も
あると思うので
そういうことをすると

ちょっと楽しいかなと

見せ方が変わりますし
そうですね
そういう意味で言うと僕はこのフランス人で
ティエリ・アルボガストっていう
人がいるんですけど
リュック・ベッソンと組んだ人なんですね
この好きで
昔から
ニキータとレオンを
見た時に
撮り方もめちゃくちゃかっこいいなと思ったんです
しかもニキータが
この人のキャリアの1本目の
作品なんですね
1本目の長編
このティエリさんの
素晴らしい
これね
21:00

ちょっと変わったいわゆるフィッシュアイ
っていう超広角な
多分8ミリとか歪んでる
絵なんですけどそれでちょっと
外歩いていくシーンを
移動しながら撮ったりとか
とにかくかっこいいんですよ
映像が好きで
フランス人
あとこのリヌス・サンドグレン
最近の人なんですけどリヌス・サンドグレンっていう
スウェーデンの撮影監督は
ララランドの撮影監督なんですけど
この人が最近撮った
これも僕大好きだった
バトル・オブ・ザ・セクシーズっていう
あの
エマ・ストーンが出てるテニスプレーヤーの

話なんですけど
実際のね

最後に
エマ・ストーンが素晴らしい演技を

するシーンがあるんですけど

超拙者してるんですよ
多分もう
エマ・ストーンがすげーと思ったんですけど
もうほんとこの距離です
多分この距離ぐらいで撮ってんだろうな
っていう
広角レンズを目の前に置いて
撮影して
エマ・ストーンはそれでも素晴らしい演技をしてるんですけど
その熱の伝わり方が
劇場で見た時に

すげーなって思って

これもちょっと
好きな
あれなんですけど
割と広角レンズを使う
僕も
やっぱり薬師さんの演技が

熱がやっぱり好きなんで

なるべく近くで撮影したいっていう
感覚があって
広角レンズを使うカメラマンが
好きなんかなって
上げていくと
そういう感じにはなるんですけど
なるほど
これも監督の好みとかもありますし
僕も撮影の仕事
最近自分の監督作だけじゃなくて
他の
インディーズの映画監督さんの
作品に携わらせていただくことがあって
やっぱり監督によって
全然好みも違うし
それに
合わせられる人もすごいなと思うし

なるほど

そういうことも
考えてるんですけど
僕が
やらせてもらう
インディーズのフィールドになると
こういう話は
置いといて
結構
大変なこともたくさんある
ですよね
でもその中で
もちろん楽しさもあるし
あれなんですけど
割とこの高間さんも書いてるんですけど
まずインディーズになると
特に予算がないので
とにかく
スケジュールがタイトなんですね
もう長編映画でも
10日間以上のことはない
1週間経ったりとか
1週間前後で撮られたりとか

短編でも

1日2日多くても3日4日ぐらいな
中でいろんなショットを

撮っていかなきゃいけないとなると

そうですね

でも照明大事じゃないですか確かに

照明は大事なんだけれども
24:00

僕が

去年思ったのは

いかに照明をしないか
っていうのが大事だなと思ったんですね
照明ってライトを使わないような
自然的なことですか
そうですね
ソースライティングって言うんですけど
一番いい照明は
照明してないと思わせる
いかに照明してないと思わせる
照明だと
実際はしている
ということなんですけれども
だから実際
普段生活してて
こっから太陽の光来るよね

蛍光灯の光来るよね

間接照明ここにあったら
こういう風に光が当たってなきゃおかしいよね
っていうことも考えて
できるだけそれを活かしていく
ということが

高間さんも結構
低予算映画を任せられることが多かった

ということで
そういう取り方をした方が
いいんじゃないかって書いてあったんですけど

もう大賛成で

いかに
ライトを
出さないかっていうことが
時間の短縮にも繋がるし
カーテンの
開け方ちょっとだけでも光の量全然変わるんで
なんかそういうことが
大事なのかな
とか思いましたね
そうですね
だから多分
インディーゼーカーの撮影とかをやられている方も
めちゃくちゃ大変だと思うんですけれども
はい
そうなんですよね
そこら辺をちょっと
日々格闘しながら
いろいろ
仕事を進めていくという感じで

いいと思います
確かにね

ダニエル・アルジェントはね
作っていく

照明ですもんね
サスペリアとか全然
何色使うねん

何色使うねん

っていう感じなんですけれども
そうですね
そういうのも
大事であるんですけれども
はい

確かにカメラによって
すごい舞台チックな
撮り方する人も
やっぱりいるなと思います

アルジェントじゃないんですけど
だから監督の好みなんでしょうね
すごく分かります
去年いろんな監督さんとやらせてもらって
たとえば
キヌガサ監督だったら
望遠レンズが好きだとか
ほとんどキヌガサさんの現場で
広角レンズ使ってないです
望遠ばっかりで
引き締まった絵にしたい
黒沢キラーみたいな感じなんですよ
そういう時でも望遠を使いたがる

外観でも

そうなんですよ
それが面白い
被写体と距離を取って
役者さん的には芝居しやすいかもしれない
でも確かにちょっと映画的な

引き締まった絵にはなるな

面白いなと思ったりとか
あとディスコーズハイの岡本監督の
短編もちょっと撮らせていただいたんですけど
岡本さんはやっぱり
27:00

音楽やってる人なんか常に
カメラを動かしたい人なんですよね
フィックスっていうのを
考えを捨てたいという
タイプの
方で常に
こう何か
パーンしてるとかじんわり動いてる
っていう
音楽やってる方だからっていうのも
あるかもしれないですけど
動画だから常に動いていたい
長ゼリフのところちょっと困ったりするんですけど
どうして

どうして

そう
監督によって自分の
映像言語を持っていて
それを
それに合わせて
撮影をするのが
職人としての撮影監督の
腕前だと思う
自分はまだ全然できてないんですけど
ただ
すごい現場
去年撮影の仕事が結構

多かったりして

車で帰っている時に
スタッフの子から
撮影
こういう仕事って
全然クリエイティブじゃないですよね
って言われたんですよ
それは多分
現場いろいろ回ってて
僕がいろんな監督に
こう撮ってください
いわゆるオペレーターで

こうやって

それはもちろんならざるを得ない
監督のやっぱり
叶えたい映像を
作る
やっぱり作品に
入る前に僕もいろんな作品を
見たりとかしてモチベーションを高めるわけですよ
このシーン

こうやって撮りたいなとか

高間さんの本とかを読んで
その作品出てくる作品とかを
見てなるほどこういう
ライティングしてるんだみたいな
そのプランを持っていくんですけど
そのプラン
通り撮影できることなんて
ないですね
そんな時間ないし
早く撮ってくださいみたいな
だいたい高番的に
出すかアマゾンさんみたいな

早く回してください

大抵高番票を見ると
もう一人
だいたい一人とか
もう一人いたりとかはしますけど
人数も少ないですし時間もない
し
理想通りのことは絶対できない
ですけれども
でもなんか
まあそういうもんなのかな
みたいな

でもファンがいくつか
あるっていうのはすごい大事だと思いますね

大事だと思いますし
なんかやっぱり
一番嬉しい時は
一番やっぱ嬉しいのは
俳優さんのいい芝居が
収められた時なんですよ
これを逃さなかった
っていう時に
本当にいいもん
撮れたっていうか
極端な話言うと僕の考えは
俳優さんがいい芝居をしてたら
30:01

どこから撮ってもいいシーンになるんですよね
それを
逃さないっていうことが
僕らの仕事なのかなと思っていて
そのためには別に
アングルがどうとかフォーカスを外さないとか
ではなくて
いかにいい雰囲気を作って
いい芝居をしてもらって
それを絶対
収めるような工夫を
するというか
二回できない芝居とか

絶対あると思いますし

なんかそれが
僕らの仕事なのかな
っていうのは最近は
思ったりはするんですけど
そういう意味でいい芝居を収められた時の
興奮というか
それはやっぱり
ねえやっぱり
買い難いものがあるというか
ちょっと
上手くいかないことばっかり

喋ってもしょうがないんで
いやいやいや

かっこいいっすね
もうプロフェッショナルですね
全然できてないですけど

でもやっぱり
俳優のいい顔っていうのは
その場で撮った時の素材も
だと思うんですけど
いわゆる編集後とかで
いいなってなるんですか
どっちが先なんですかね

やっぱり僕は
撮影の時に
手応えがあります
監督もそうだと思うんですけど
これはいい
芝居だっていうのは
もう
ほとんど絶対いいですよね
撮ったものは
スタッフも分かるし
それっていろいろタイミングとかもあるし
なんか一つ誰かが

うまくいかなかったら
うまく撮れないものだし

そういう奇跡的に
ショットが撮れた時に
わーって
ちょっと言いづらいんですけど
説明しづらいんですけど
それが撮れた時は本当に興奮があるので
それはすごい
映画撮影の醍醐味かな
と思いますね
ということで

面白かったかどうかも

楽しかったです

レディー・イン・ザ・ウォーターの
見方変わりますよ
マジで

普通はそうですよね

クリスファー・ドイルの

撮影した作品も
調べていただいて
日本のピンク映画とかも実は撮ってたりする
日本とのおだぎり城とかも
手塚誠さんとも
一緒にやってますし
日本も大好きな人なんで
ぜひ
今日挙げた撮影監督に
注目していただいて
他の撮影監督も
DP
誰かというのを見ていただいて

いろいろ
作品を

見たい人が
興味持って見ていただいたら
33:01

アカデミー賞だって
そういった賞があるんだから

そうですよね
注目して
今回は撮影監督でしたけれども
お二人
こういう職業の人に
話聞いてみたいとかありますか

むずいな
映画のジャンルによっては
FX係みたいな

いわゆる

特撮系だったりとか
特撮系で結構
SFとか特撮やってる人って
監督が兼業でやったり
されてるけど
大きい現場とかだったら
CG班っているじゃないですか
そうですよね
SFXとか
そこの人らってどうやって
イメージじゃないですか

ないものを

具現化するわけじゃないですか
ゴジラとかってそうじゃないですか

間違いない

ああいうのって
どういう風に
監督と連携させてるのかなって
ジュラシックパークしかあり

じゃあ例えば
庵野秀明さんと樹木富士さんの

とか山崎監督とかも

そうじゃないですか

代表的な方で言ったらそうじゃないですか
山崎監督だったら一人でやってるのか
CGも自分でやるって言ってるか
そういう職業って
そういえばまた僕ら
一緒に現場だったことないから
聞いてみたいなっていうところは
ありますね
監督はありますそういう
SFX系の

そうですね
それで言うと
来週というか
次の回は片山さんおすすめの
ピノッキを
デルトロのピノッキを
取り上げたいなと思うんですけれども
そう
ストップモーションやってる人はちょっと話聞きたいですね

聞きたいなストップモーションは確かに
飯塚監督って

そうです飯塚監督
いいですね
飯塚監督ゲストを来ていただいて
人形劇の話とか
ストップモーションではないですけどね
操り人形方式ですけれど
そうですね
ああいう
藤田監督でもいいかもしれないし
なんかこう

物を動かすって
命を吹き込む作業ですね

あれはちょっと聞いてみたいかな

なんか人物じゃないってところが
難しいんじゃないのかな

ああ
そうですね
マニアックな話聞きたい
聞きたいですよね
そのなんかコマ撮りの人たち
だけが
知る苦労
知られざる苦労とか
ああそれあるあるみたいな
はい

ということでちょっと
36:00

尖っていこう

第2弾として
尖りまくりましょう

このことだま

フィルムワーカーシリーズ

いいですね

いいですね

これ面白いですよ

これちょっといいんじゃないですか
なんか普段光が足らない人に
ちょっと

光を当てていこうということで

はい
皆さんもなんか

好きな撮影監督とかいたら

ぜひ教えてください
教えてね

ということで今回は

はい
撮影監督の紹介をさせていただきました
はいありがとうございました

ありがとうございました