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廊下は走らないとよく聞きますよね。守れてますか?
理科で学ぶ運動エネルギーの考え方を使うと、その起源がよくわかります。
運動エネルギーは速さと質量で決まります。
公式では、運動エネルギーは質量に比例し、速さの二乗に比例します。
つまり、体が重いほど、また速く動くほど持っているエネルギーは大きくなります。
速さが2倍になれば、エネルギーは4倍。体重が2倍になれば、エネルギーも2倍になります。
ここで大事なのは、中学生は小学生よりも体が大きく、質量も大きいということです。
同じ速さで走ったとしても、質量が大きい分だけ運動エネルギーは大きくなります。
つまり、小学生よりも強い力でぶつかってしまう可能性があるのです。
さらに、中学生の体は成長の途中で、骨や関節もまだ発達の段階にあります。
大きなエネルギーが急に止められると、骨折や念座などの怪我につながる危険も高まります。
廊下は体育館のように広くも柔らかくもありません。
人や壁、曲がり角も多く、急に止まる場面も生まれやすい場所です。
運動エネルギーは目に見えませんが、確かに存在しています。
自分の体が大きくなった分だけ責任も大きくなります。
安全な学校生活を守るために、廊下では歩く、その一歩一歩が理科的にも正しい行動なのです。