今日の広報の岸本です。この番組は、全国の薬局に広報文化を届けたい、広報としての一歩を踏み出せるきっかけをつくる、そして世の中に薬局と薬剤師の魅力を伝える、そんな番組です。
本日はこのようなテーマでお送りしたいと思います。中小薬局の採用担当のリアル。
これは2本ぐらい撮れそうなテーマなので、パート1にしましょうか。
はい、パート1でいきましょう。前編後編で。
いやー、言っちゃいます?
はい、言っちゃいましょう。リアルを。
どこまで言おうかな。
でも、やっぱりそこ気になる方多いと思うんですよ。
そうですね。やっぱり薬学生とかと話してても、採用やってみたいですとか、採用関わるにはどうしたらいいですか?みたいな質問結構いただくので。
そうですよね。よく言われるじゃないですか。キラキラしてるとか、なんだか楽しそうとか。
はい、そうですね。
キラキラしてますよね。キャッキャしてるよね。みたいな。いいよね。楽しそうで。みたいなね。
あります。あります。
どうですか?岸本さん。
いやー、結構泥臭いです。
いや、そうですよね。そんな楽しい。もちろん楽しいからやってるんですけど、そんなね、もう学生さんのノリと一緒にいるみたいなことではないですし。
ないです。
特に中小の薬局の場合は、ほぼほぼ兼任なので、薬剤師さん現場やりながらとか、岸本さんもね、研修とかいろんな業務の中の一つとしてされてるじゃないですか。
そうです。
だから、なかなかやっぱ大変ですしね。
大変です。やっぱりそこに100%コミットしてる人って少ないんじゃないかなっていう風に思います。
そうですね。
私も給与計算とか全然しながら傍らで採用やって、研修やってみたいなところなので。
めっちゃ分かります。
はい。
リアルなところを。
はい。お伝えしましょう。
まずなり方は結構いろいろかなと思ってて。僕の場合は薬剤師として普通に働いてたんですけど、採用の手伝いをしたいですって最初に言ったかな。
で、最初に言って、それをいいよって言ってもらったところが一番最初。
リクルーターみたいな仕事をしてて、そこからひょんなことから責任者にしてもらってみたいな流れなんで、結構そのパターンがもしかしたら多いかもしれないですね。
そうですね。やっぱり現場をバリバリやってて、そのうち本部とか本社職に挑戦してみないっていう声がかかって、リクルーターなり採用担当の道に進むっていう方が薬剤師さんだと多い気がしますね。
そうですね。なんかそのイメージ。昔が多分そのイメージが多かった。なかなか総務でも人事担当の方を雇うっていうほど薬局も、小さい薬局はなかなかそこまでできる人が多いと思うんですよね。
なので、それでなった人が多いんじゃないかな。岸本さんでも違いますもんね。
そうですね。でも私もともとそれこそ社会保険とか結構固い仕事をしていて、労務担当的な役割で給与計算やってたりとか、裏からやっぱり社員の人を支えるような仕事をしていて、本当にひょんな話で採用担当になったんですけど、
入社式の後に総務としてオリエンテーションというか、働き方というか会社としてのルールはこれですよみたいな話を1時間してくれっていうふうにある日オーダーが来まして、そのプレゼン資料を作って新卒社員の前で喋らせていただいたんですね。
その喋りを聞いて、岸本これ採用担当いけるなみたいに思ったらしく、採用担当やってくれないっていうところから採用担当の道が開けるっていう。なので私は採用担当をもともとすごいやりたいですっていうわけでもなかったっていうのが正直なところですね。
そうなんですね。今ではね、ザ採用担当のお姉さんっていうイメージじゃないですか。結構確かに最初から採用担当したいですって言ってくれる人って、もちろんいるんですけど、今実際やっている方々の話を聞くと、もともとは全然薬剤師としてとか、特にね総務やってて人事も必要になったからみたいな方もやっぱり多いですよね。
なので今から薬局の採用担当やってみたいなっていう人は、まず会社入って会社の採用担当に私も入れてくださいって言うとか、まずそこからですよね。
まずその作業担当がみんな呼び込みとかできると思うんだよっていう話じゃないですか。
いや、本当にそう。
そりゃこっちも下ないねんと。
本当にそう。その後ろに何百万っていうお金が背負ってると思ってください。リュックを。
そうですね。そうそうそう。それをこうね、自分でこれをこのままドブに捨てる。
似たへんと思いながらやるからできるんですよ。
しまなこになるわけですね。
いや、ほんまにそうなんですよ。
だからリクルーターの子とかがあんまりそういうこと気にせずにチラシ持ってリクルーター同士喋ってたら、
ちょ、そこやってくれる?みたいな。そこちゃんと真面目にやってくれる?みたいな気持ちになってまうのは許してほしい。
いや、許してほしいです。
リクルーターの方も楽しむけど、最後の落とし所とかはしっかり行こうねみたいなことをよく言ってました。当時も。
ちゃんと引っ掛けてくるっていう、そういう言い方しちゃいけないけど。
しかもその、それがちょっと慣れてきて、じゃあ最後落とし所ここ、例えばインターンシップの申し込み何人とか目標設定して、
でも最初なんかこう力づくで、腕力で引っ張ってくるじゃないですか。
あの腕力で引っ張ってくる時期からちょっと慣れてきて、ちゃんと来たいと思って来させられるようになってくるラインありますよね。
ありますあります。
これはちょっとね、スキルが腕の見せどころなんですよ。
マジ、マジとか言って、苦しみ抜いた後の何か採用担当ハイみたいなゾーンに入る瞬間がありますよね。
あります。
誰とでも仲良くできる気持ちになってる。
全学生が自分たちのこと好きなんじゃないかって思えるぐらいの時期があって、
ナンパとか同じ真理なんじゃないかなって思う。
いや、ナンパめちゃくちゃ上手になると思います。採用担当。
全然怖くないですもん。
怖くないですもん、別に。
普通に座ってもらって話聞いたら、MR岸坊ですとか言われるけど、全然気にせず、そうなんやみたいな。
めっちゃいいやん。ちょっとだけ話だけ聞いてくれるみたいな。ほぼナンパやってること。
そうですね。
そういうのもありつつ、当然週末でイベント出るとかね、そんなのもたくさんある中で、やっぱそこの頑張れるかどうかが一個ラインですよね。
あとこれもあるんですけど、報われるタイミングが年1回っていう。
めちゃくちゃわかります。
全員やって、ほんまに入社式の日にみんな来た時に、よかったっていうね。
鳥肌立ちますよね。
立つ。マジでほんまに嬉しい。だから自分の会社の博位を来た時、そのユニフォームを着た時の喜びってめっちゃすごいですよね。
めっちゃそれはわかる。たとえ実習生とかだけど、大学の博位で実習して、それが2年後に会社のユニフォーム着た時、これはもう最高のタイミングです。
父と母の目線っていうか。
そうそうそうそう。
よかったのって。
ただただよかったしか思わないですね。
そこの結構、かなり会社においても重要な役割というか、かなり言ってしまえば会社の社運を握る仕事なんで。
重要ですからね。採用ってやっぱり人ですから。
いやマジでそう。特に薬局って本当に人でサービスが決まるので、製品がないのでね。ってなると、ここの重要さはめちゃくちゃ大事やし、どの業界の採用担当の方と喋っても、やっぱ薬局、薬剤師、私業って呼ばれるところですね。
資格者の採用は難しいって言われますね。
難しいです。難しいです。いやーめちゃくちゃリアルな話が飛び交ってきましたけど。
いやーめちゃくちゃリアルですよ。ほんまにほぼ飲み会のレベルですよね。
採用担当10人集めても同じような話になるんじゃないかなと思ってます。
そうですね。だからキラキラ、キラキラというかね、派手な感じだし、露出が多いですし、自分たちのことを外に出すことも仕事やから、Xやるとか、社内法とかをね、社内で外に向かって何かを出すとかってことが多くなるんで、
どうしてもキラキラって思われがちだけど、基本はプラスアルファでやってるし、あともう一つは学生さんとのコミュニケーション、今はLINEとかが多いですけど、これもこっちがどの状態であろうが、もうレスポンス命というかじゃないですか。
やっぱ温度感大事ですからね。そこに対して、私は土日祝日休みだから、それ開けてから返すっていうのか、即日返してあげるのかでもまたっていうのは正直思いますし。
そうですね。そこは会社さんの方針があるんやとは思うんですけど、例えばね、その土日は休みだから連絡月曜日の朝で、ちゃんとした会社だなみたいな、そういう就労を守るんやなっていうのもあるし、そこは考え方だと思うんですけど、とはいえ、こっちでコントロールできるものでないんで。
なのでね、そういうところも結構センス、センスというか、向き不向きがあるというか、前の会社とかと担当のメンターみたいな感じで、学生さんにうちのリクルーターがついてたんですけど、やっぱりここ返してほしいなって思うんですよ。
まとめてる側としては。でも、あー一歩遅いなみたいな。
あります。
あるじゃないですか。それによって、あーちょっと温度感下がってそうみたいな、見えるからこそっていうのはやっぱりあるったりするんで。
でも、会って話したらバチバチにその子を話せるみたいなところがあるから。
難しいですよね。日程調整今入れちゃった方がいいとか。
そうそうそうそう。
こんなこと言っていいのかな。もうちょっと一週間後にもうちょっと寝かせてから行った方がいいとか。この肌感でやっぱりあるじゃないですか。人と人なので、それこそ答えもないし。だからそこの温度感とか空気感を読む力みたいなのは結構必要かななんて思ったりしますね。
めっちゃ大事ですね。
豆、豆さとそのレスポンスの速さと、そのなんか相手にとって不快じゃないことをちゃんとやるっていうこと。この辺が大事で、これってじゃあうちの会社に入ったらOKっていう感じもあるかもしれないけど、どっちかって会社の代表としてね、あのーやり取りをしてるっていうのもあるから、そこで下手くおいたら会社の印象悪くなるとか。
悪くなると思います。
そういうのもあるし。もっと言ってしまうと、彼が学生さんやとしたら、学生さんがうちの会社に入ることが幸せなのかどうかの判断まで漏らせなあかんじゃないですか。絶対このうち来たらいいって思って、本気で思って接すると思うんですよ。最担当のちゃんとしっかりされてる方っていうのは。でも中には、このうちよりこっちの道行く方がほんまやりたいんちゃうかなとか。
わかるー。
これめっちゃないですか。病院と薬局迷っててーって言って、でも本人はほんまは病院行きたいんやろうけどなー、でも給料が安いから薬局にしようかなーみたいな時の、もうこれこそあんま言えへんけど、会社としては絶対引っ張らなあかんけど、
そうですね。
こそっと、でも最後は自分で決めたほうがいいよーみたいな、本心で出る時、特に最担当やって何年目かの時にこれやりだすと、もうドツボスね。
ドツボス。自分、岸本子の部分を出し始めた瞬間からドツボですねー。
その段階まで行った時の採用担当がいる会社がいいと思います。
はい、そう思います。
よく言いますよね、うちの会社じゃないほうがいいよっていう選択肢を出すこともあります、採用担当として。確かにそうなんですけど、ほんまはそんなのはいいんですよ。
だってその採用人数がその人の評価にもつながるんだし、はっきり言って。
でも長くやってて、自分が採用、この子うちわからんけどどうかなと思って誘って入ったけど結局辞めちゃったとか、そういう経験もすると、いやちょっとここ慎重にならなあかんなみたいな、ありますよね。
ありますあります。でもやっぱり先のことを考えても、そういうふうに言ってくれる採用担当の人がいるって幸せだなって思うし、私もそうありたいなって思いますね、最近は。
そうなんですよね。その学生さんの人生を決めることはできないけど、しっかりちゃんと選択肢として入れてもらうっていうスタンスじゃないと、うちそれやってやったかのが他の会社さんの悪いことを言うっていう。
これほんま初期やりがちなんですけど。
やりがちです。
リクルーターの子とかも結構やりがちなんですけど、これマジでやめたほうがいいですね。
マジで落としますからね。やっぱり自分の品格も落とすし、会社の評判も落とす。