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国際結婚リアルな話。
この番組は、30代で外国籍の夫と出会い、回収、結婚、そして海外住を経験してきた私、なんばるわんが、国際結婚の現場からありのままをお伝えするラジオです。
偽装結婚という言葉、ちょっとドキッとする感じがします。
私たち夫婦は、偽装結婚ではありません。ペーパーマリッジとか言われていますけど、夫はですね、最初からビザが欲しくて、日本人の女性と結婚するっていう、そういうスタンスではなく、純粋に出会って恋愛結婚したいなっていうのを考えていたそうです。
結婚した当初、そういうふうに聞いていました。その目的で、紹介とか、出会った女性と結婚するっていう人もね、中にはいます。
私たち夫婦は、偽装結婚ではなかったっていう、24年経ってね、今でもそういうふうな確信はあります。
本当に偽装結婚ってね、犯罪行為で悪いことなんで絶対やっちゃいけないですけど、知り合ったきっかけはいろいろあると思うんですが、
お子さんも生まれてね、ちゃんと席入れて幸せに暮らしている方、たくさんいるんですよね。それはそれでいいのかなぁと思うんです。
ただ、SNSとかでは、日本人の女性が狙われているっていうね、甘く見られているとか、いいカモになっているとか、そういう言葉を見かけるんですけど、
実際にね、日本人同士だって、例えばちょっと寂しいなぁって思った時に、異性の人と出会ったりすると、
やっぱり気持ちが揺らいだり傾いたり、その人に寄り添っていったり、そういう感情の時ありますよね。
ただそれが国籍が違うだけで、偽装結婚と疑われたり、本当の気持ちを打ち明けたいんだけど、
もしかしたら相手はね、ビザが目的で私と付き合うんじゃないか、結婚するんじゃないか、そんなことを疑っちゃったりすると思うんですよね。
本当の気持ちってその人にしかわかんないから、そういうことをしてね、ビザが欲しいがために、そして永住権を取りたいがために、
日本人の人と、特に女性ですね、結婚するっていう外国籍の人、これはね、本当にいるのは事実なので、ただ決めるのは自分なんですよね。
夫と結婚を決めた時に、まずは両親に打ち明けようと考えました。
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母がですね、やっぱり母親なんでしょうね、感が鋭いというか、女の感っていうのが働いて、
夫がね、まだ結婚していない時に、食事に行って帰りに花束をくれたんですよ。
それを持って帰って、玄関でお帰りって迎えてくれてね、母が。
私の手には花束があって、それどうしたのって。
彼氏から?みたいな。
人と付き合ってるっていうことも、その時には言ってなくて、その花束を見て、私がそうもらったって言ったら、
外国人でしょって言うんですよね。
はいって言ったら、あんた騙されてんじゃないの?とかって言われてね。
その母のイメージとしては、やっぱり外国人の男性はビザが目的でね、永住権が目的で日本人女性と結婚するっていうのがね、
今でもあるでしょうけど、その当時もね、そういう情報を母は仕入れて身についていたんでしょうね。
それで、花束、外国人、偽装結婚、そういうふうにね、きっと考えちゃったんでしょうね。
いやいや、騙されてはいないですと。
結婚も考えてるんだよって言って、すごくね、真面目な人だよって言ってね。
それまでの私は、なかなか縁がないというかね、しばらく交際相手がいないっていう時期があって、
そんな時にね、夫と出会ってね、お付き合いをしていたんですけど、本当に結婚してほしいと思っていた親からすると、
なんで外国人なの?って思ったかもしれないですね。
当時の私は、やっぱり愛情を感じてね、この人と一緒になりたいっていう気持ちがあったので、
いやいやそんなことないよって、まあ軽く反発したっていうんですかね。
なかなか説得をしようっていう、そういう感じではなかったですね。
いきなりなんか騙されてるんじゃないの?って言われて、ちょっとカチンとくるっていうか、
驚きとともにね、なんでだろう、なんで外国人ってわかったんだろうって。
で、国どこなの?って言って、うんうん、今SNSで頻繁に出てくる国の名前とか言って、
その国の人だったらダメ!みたいに言われてね。
欧米とか、あっちの方だったらいいわよ!みたいに言われて、
夫の国の名前を言ったところ、母はちょっとピンとこなかったみたいでね。
いや、あっち系のはダメ!みたいな、言われたんですよ。
私も、そんな地理とか、世界の歴史とか、そんな勉強してこなかったんで、
この夫の国がね、どういう国なんだろうっていうのは、全然意識してなかったんですよね。
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今だったら、この国の歴史とか背景とか、その日本との関係とか、
そういうのをね、見定めて前に進むっていう決断をするってことはできると思うんですけど、
当時の私は全く何にも知らない、世間知らずな感じでね。
まあ、母も世間体を気にするような人で、30代になってまだ独身でいる、
なんばるさんって、きっとこそこそ噂話とかあったかもしれないですね。
で、母もなんとなくね、30代になった娘に、しかも長女なので私は、
結婚してほしいって思ってたかもしれないですね。
だからこそ外国人だっていうのがわかって、母はちょっとびっくりしてね、
心配して言ってくれたんだと思います。
あの時ね、ちょっとすごい言葉言ってましたね。
スーツケース部屋に置いてなかった?って聞かれて、
いや確かにありましたよ。旅行カバンとかありましたよって言ったら、
ほら、あなたとね、結婚したらすぐに自分の国に逃げるわよって。
それこそ偽装結婚を疑っていたんですよね、母は。
いやいや、そんなことないよって言ってましたね。
あの時の感覚は、母も私もお互いに間違ってはいなかったと今でもね、考えていますけど、
本人もそうだし、家族もそう、友達、知り合い、やっぱりね、みんな心配すると思いますね、結婚。
国際結婚するのか、外国人とね、結婚するのかってなると。
で、信仰とか、国、どの地域なんだとか、背景とかね、ルーツとか、いろいろね、心配してくれると思うんですね。
本人も、きっと今の時代だったらね、AIにでも聞いて、
国の情勢とか、結婚事情とか、そういったこともね、調べられるので、そういう情報を集めるってことはできますけど、
先ほどもね、申し上げた通り、決めるのはご自身なんですよね、結局は。
結婚する時に、独身証明書みたいなものをね、国から取り寄せたんですね。
あの時に、その独身証明書も今思えば、いくらでもね、偽装できちゃうんですよね。
なんでもね、偽物を作れちゃうんですよね。
そんな嫌な言葉はね、なるべく使いたくないんですけど、そういった現実がありますね。
当時の私は、素直に受け止めて、独身証明書っていうのをね、取り寄せて、
それを英語の文だったので、日本語に訳して、それを全部一緒にしてですね、
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書類を法務局に提出するっていう、そういう作業がありましたね。
その独身証明書には、出産をしたお母さんの名前、お父さんの名前ももちろん書いてありましたけど、
出産した病院、兄弟、保証人っていうんですかね、
この書類は間違いないですよっていうので保証人が、義理の姉でしたね。
名前が。その旦那さんと何人か、複数人の保証人のサインがあって、
そういう感じで、彼の名前が書いてあって、誕生日も記してあって、
独身であること間違いませんっていうので、サインがしてありました。
今もきっとね、そんなに手続き上はね、手順とか変わらないとは思うんですけど、
まあそういう手続きをしました。
偽装結婚って本当悲しいんですけど、実際にもあって、
一夫多妻制が認められている国だと、わざわざ外国人の奥さんに、
私の国に奥さんと子供がいますっていう、言わなくちゃいけないという義務はないんですよね。
独身だっていうことを信じて、私は入籍をしたので、
その感覚は間違いはなかったんですが、きっとね。
自分たちのことより、他の人のことで目につくような行動をする人とかがいて、
自分たちのことは疑うことはしなかったですね。
他にも奥さんがいるんじゃないかっていうことは、ほとんど考えたことがありません。
ということで、今日は偽装結婚についての話でした。
なかなか繊細なことなので、
でも偽装結婚ね、本当にやり遂げようとするのは、すごく難しいと思います。
私たちは偽装ではなかったんですが、入管からいろいろ聞かれたことがあって、
次回その辺をですね、なんとなくふんわりとお話しできればと思います。
それでは次の配信でお会いしましょう。
お相手はナンバルアンでした。