1. 心の砂地#
  2. 『皿は旅をする』
2025-02-05 52:12

『皿は旅をする』

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M3.「クラシックス」という名盤、名作を語るエピソードシリーズになります。今回はTHE BLUE HERB『STILLING,STILL DREAMING』。誰しもの人生変えた一枚であり、「THE BLUE HERB以前以後」という区切りをつけた本作。いま、聴いても本当に格好いいのか。90年代当時の日本語ラップシーン、90年代生まれの私たちの世代の日本語ラップとの距離、向井秀徳ら他アーティストへの影響、中古レコード屋でのBOSS遭遇話など、お話ししています。針は変えたんだろうな?

THE BLUE HERB『STILLING,STILL DREAMING』(1998)⁠⁠⁠⁠⁠

⁠⁠⁠▷Spotify⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠ ⁠▷Apple Music⁠⁠⁠

◆THE BLUE HERB:BOSS THE MCとO.N.Oの2人で1997年に札幌で結成。99年よりTHA BLUE HERBにLIVE DJとしてDJ DYEが加入。シングル「知恵の輪 」をDJ KRUSHが98年にヒップホップ現場でプレイ。年間ベストディスクに選出。98年に1stアルバム「STILLING,STILL DREAMING」リリース(アナログ)、99年CD化。99年5月2日、東京で初ライブ。

◆THE BLUE HERB作品集(〜99)

・シングル

『Shock-Shineの乱』 (97、 TBHR-001)

『知恵の輪 / 北風』(98、TBHR-002)

『アンダーグラウンドVSアマチュア』(99、TBHR-005)

『時代は変わる』(99、TBHR-008)

・フルアルバム

『STILLING,STILL DREAMING』(98:アナログ、TBHR-003)

CD版(99:シングルを追加、SUR-050)


◇プレイリスト「日本語ラップ20年」

https://open.spotify.com/playlist/7hn5k5O5z1yYSBf8JcuOmA?si=630d684fdcad4145

◆Discord


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artwork:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠セキヤ@sekiyanabemotsu⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠
ED theme:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠@k5_y4⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠@toma__ko⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠
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サマリー

このエピソードでは、名盤『Stealing Still Dreaming』の革新性と影響について話し合い、ブルーハーブの映像がもたらした衝撃や日本語ラップの変遷に焦点を当てています。『皿は旅をする』のエピソードでは、日本語ラップとヒップホップの文化的背景や発展過程について語られ、特にブルーハーブの影響や音楽スタイルが印象的に紹介されています。 このエピソードでは、ブルーハーブの音楽スタイルの影響やライブパフォーマンスについて掘り下げ、日本のヒップホップシーンにおける彼らの位置付けが議論されています。また、アルバム『セルアワーソウル』や日本語ラップの歴史についても触れられています。 このエピソードでは、ヒップホップの文化における東京の重要性とライムスターやブルーハーブといったアーティストの影響力について語られ、アーティスト同士の対立やコラボレーションが日本のヒップホップシーンの進化に寄与している様子が描写されています。 『皿は旅をする』では、音楽の普遍的な力やサンプリングの文化について探求し、ボスが関西でのライブ活動を通じて音楽シーンに与えた影響と、サラという表現が持つ深い意味に光を当てています。 このエピソードでは、ヒップホップの影響やエンターテインメントとしてのアーティストの姿勢が語られ、ナズのアルバム『イルマティック』が特に強い影響を持っていることが強調されています。

ブルーハーブの初体験
次は両目、両目、オレンジは右側です。
いいイヤホンで聞いてるんだろうな。
この番組、心の砂地は、様々な文化や日常の築きをヒントに考え続けることで、言葉の記憶創知を目指す教養バラエティ番組です。
私、シャークくんです。
はい、そして私はてらだです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
今回は、クラシックスということで、名盤の話を定期的にしていくというエピソードなんですけれども、
The Blue Herb、Stealing Still Dreaming、98年に出たアルバムについて今日は話していきたいなと思っております。
はい。
ブルーハーブですけども。
はい、ブルーハーブね。
ここは本当に初めて、がっつりちゃんと見たのは、コロナ禍の時にフジロックが中心になって。
はいはいはい。
フジロックが配信でこれまでのベストライブの映像を流すみたいなのを友達と通話しながら見てたんですけど、
その時にブルーハーブの映像を初めて見て、かなり衝撃的で覚えてますけど。
多分2000年のイルビートニックやってるやつやんね。
そうですね、はい。
あれはすごい映像やな、確かにな。
これまで見てきたヒップホップと違って、どっからが曲でどこがラップなのか。
そうそう、なんかMCなんかこれはみたいなさ。
そこね、だから言ったら喋ってると思ったらラップになって、曲になってみたいな。
そうそう、そこの境目がすごいはっきりしなくて曖昧やったから、なんかすごいねって友達と言いながら見た記憶が。
なるほどね。
音源とアルバムの影響
多分あの映像、YouTubeとかでもすごく再生されてたりもするし、
あれがっていう人は結構多いと思うな、そういうブルーハーブの印象っていうのは。
そうね。
で、今回じゃあ音源としては、これファーストアルバムなんですけれども、
Stealing Still Dreamingで初めて聞いたっていう感じかな。
そうですね、音源としては初めて聞きましたね。
初めて聞いたっていう感じで。
これは僕にとっては本当に人生変えた1枚かなと思ってるぐらい好きなアルバムなんだけど、
てらださん的にはどうでしたか、雑感というか聞いてみて。
そうですね、さっきも言ったけど、これまでと違って曲の構成みたいなのが全然わかりやすくポップではないから、
ただなんかめっちゃかっこいいなっていうのだけ伝わってくるみたいな時間っていう感じで、
曲のこの部分がめっちゃいいとか、そういう記憶を掘り起こそうとするとあんまり頭いいの。
だからボスのリリックがバババババって入ってきて、気づいたら終わってるみたいな。
かっこいいことだけ覚えてるみたいな印象でしたね。
それって本当にブルーハーブ体験としてはめっちゃ正しいリアクションだと思ってて。
何回かライブ行ったことあるんだけど、ヒップホップとかそんな聞いたことないみたいな。
元々ロック聴いてた友達とかとブルーハーブ見に行こうって大学生の時に言ったんだけど、
その時に2時間とかやるのよ、1MCで。
凄まじい体力ですね。
凄まじいんだけど、終わった後、一緒に連れて行った子が、
3分くらいの間隔ですって言ってて。
そんなギュッてなる?
えっ、2時間やったんすか?みたいな。
凄いな。
だから、多分てらだの言ってる感覚に近いっていうか。
繋がってるからさ、ずっと一つの帯みたいな感じだから。
流れも凄く意識されてるアルバムだし、
1曲目、電車の音から始まってみたいなとかっていうのも凄くコンセプチュアルな、
あんまりヒップホップでコンセプチュアルなアルバムってそんななかったりするから、
そういう意味でも凄く日本語ラップ界、ヒップホップ界にとっても凄く異色のアルバムで、
やっぱ凄いなと思いながら、聞き返しながら思ったりしましたね。
日本語ラップの多様性
そういうので。
ちょっと先にあれやな、
てらださんは日本語ラップ的なものって、
どの辺からどういうのを聴いてたりするかな?
本当に分かりやすくヒップホップを聴いたので、
ちょっと待って、厳密に言うとたぶん、
シイモとかになっちゃうんですよね。
いやいや、まあそうだな、世代的に。
自分の意思で、なんかかっこいいなって思ったのは、
パンピーがレッドブルのCMやってた時、
かっこよかったね。
あれでかっこいいなって調べたら、
パンピーって人なんや。
そっからPSG入ったりとか。
PSGのアルバムは出てたけど、パンピーのソロはまだ出てないっていう時がね。
ミックスCDとかだけ出てて。
ムービーオンザサンデーが全然手に入らない時期だったんで。
何万とかしてて。
そういえばてらだに音源を渡した覚えがあるな。
僕はシャークさんからもらって、大学の頃聴いてた感じですね。
だからもう10年代全然入ってるな。
12年、13年とかぐらいから、ちょっとラップいいんじゃないの?みたいな感じで。
そうです。
小酒園からの流れでスチャダラとかは聴いたりは。
やっぱスチャは偉大やな。
そうですね。
で、流行ってたCMとかはあると思うけど、
例えば、リップスライム、キック・ザ・カンクルーとかは聴いてない?
はいはいはい。
リップスライムは友達がめっちゃ好きやったな。
まあ、ノーバディーノーズとかも、だから友達が好きっていうレベルで。
クラスでめっちゃ流行ってたのかな?どうなんやろ。
でも、たぶんカラオケとか行ってた人たちはネッタイヤとか。
はいはいはい。
そういうとこで歌って知るみたいな文化があったと思うんだけど、
カラオケに全然行ってなかったんですよね。親がダメって言ってたから。
そういう人が聴いてる音楽をCDかしかり以外で、あんまり受動的に聴けるタイミングがなくて。
聴かんじゃなかった。
だから後からたぶん聴いたり、みんなもっと聴いてたんやと思うねんよな。
あとはもちろんMステとか音楽番組見てとかいうのが結構デカかったりすると思うけど、
てらだわは民放のテレビ見てないからそれも知らんって言ったやんな。
そうね。だからやっぱ情報遮断が一番ロボスに出てる部分かもしれない。
でも結名詞とかは何か届いてるやろ?
あー結名詞はうん。あーそっか。
あれをあんまりヒップホップ的なところとして聴いてなかったな。
でも結名詞とかシーモとかその辺ぐらいになったら。
あとソウルダウトは?
ソウルダウトはめっちゃ恥ずかしいかもしれんけど、ヒップ舞の流れで僕聴いてましたね。
あーそっか。
DGMOが曲提供してたんで。
当時のあれでは知らへんねん。ウェカピポッとか。
当時の時代リアルタイムでは全然聴いてなかった。
あーは知らへんねん。なるほどねー。
あと母親がなんかドラゴンアッシュを結構好きやった時期があった。
いやなんでやねんて。もうそれ言ってもう母親。
ドラゴンアッシュ私めっちゃ好きやでみたいなことを一回言ってたんで。
知らんかったなっていう母の一面を見たことはありましたけど。
いやでもドラゴンアッシュって本当にJ-POPの本とかでも取り上げられるぐらい。
シーナリンゴとかと同じように新世代のJ-POPみたいな感じでテーマにされるぐらいやっぱ衝撃ですごい流行ってたのよ。
ミクスチャーバンドとしてやったみたいなのがやっぱ唯一無二やったのかな。
そうだから言ったらメロコアみたいなバンドの人がそういう風に移行してみたいな。
あーそっかそっか。移行していったんやもんね。
そうそう。でどんどんラテンぽいのやったりとか、今のイメージのすごいフェスで強いバンドみたいな感じになっていくんだけど。
一時期は完全にHIPHOPに行くぞっていう時期があって、公開処刑、キングギドラ公開処刑っていうのがあって、
刑事や音楽やめようと思ったみたいな、まあこの辺とかはなんとなくしてたりすると思うんだけど。
まあまあでもそういう、だから日本語ラップ芯の人からするとドラゴンアッシュってすごいなんとも言えん感じだったりするんやけど、
僕のもっと上の世代の人らはね。でも僕ら世代とかは同じように聴いてるから。
あー、まあそうだよね。
うん。っていう感じはありましたけどね。
僕はリップスライム、キックザカンクルーめちゃめちゃ流行ってた世代だから。
あーなるほど。
小学校5年の時に塾で、おぎと塾の帰りにマルシェとか歌った覚えがあるから。
へー。
あがってんの、下がってんの、みんなはっきり言っとけ、あがってーるっていう。
あがってーるっていうのを二人で大きい声で言うっていうのが、小学生男子的にはすごいあがる。
なるほどね、確かに確かに。
うん、っていうぐらい。まあリップスライムとかはもちろん大好きだったし、どんどんロックに絞っていく感じがあるから、
そっち聞かなくなるんだけど。
うん。
普通に音楽番組とかでも聞くし、そうね、好きな曲はいっぱいあったな。
うーん。
って感じで、もう出てるんだけど、そういう濃いめの、そういう日本語ラップというシーン。
それこそライムスターとかも聞いたことなかったし、当時。
っていう感じで、まあ僕ら世代は多分2010年代入って、それこそパンピーとかPSG、
まあスラックパンピーとか、まあサミット周りだよね、あのシミラボだったり。
うん、そうですね。
とかで、え、ヒップホップなんじゃない?日本語ラップなんじゃない?みたいな感じで、
アクロとサル出てきた、で、コウ出てきたとかで、
はいはい。
ああもうこっちって、僕は思った瞬間があったんだけど。
そっか、コウとかもあるしね、まあそう考えたらやっぱ、僕らが大学ぐらいの時にバッてハマった。
うん、まあでもなんかラップっていうものの距離感で言ったらさ、そういうこそリンキンパークとかさ、
はいはいはい。
レッチリとか、ああいうミクスチャーバンドでのラップみたいなのはガンガン聞いてる世代ではあるよね、ロック文脈として。
ほんまやね、そっかそっか、じゃあそこはあるんだか、リンキンパークとかゴリラズとかで、
日本語ラップ以外のものでは全然入ってきてたね。
そういうとこは聞いてんのよね。
うん。
で、だから日本語ラップっていうのはちょっと、僕とかは流行ってたから、
あの時BKっていう言葉とか、めっちゃでかい服着るみたいなのと一緒で、
あ、BKっていうの流行ってたよね、みたいな。
それこそキングギドラとかね、みたいな。
はいはいはい。
KJとかは衝撃であったから、
うん。
だからそのKJディスってるらしいっていう。
あははは。
まあでもあまりにも露骨やもんね、あれはね。
うん。
うん。
リンカーンで、D.Oがさ、練馬座ファッカーのとこにさ、中川家の兄貴が行ってみたいなんて、
まあその時みんなリンカーン見てたから、それでディスるっていう言葉とか、
ああ、そうね、ディスるってみんな言ってたよね。
あれで認知されたと思ってるから。
でも、あのそれは正直いじってる感じよ。
面白としての感じやったもんね、明らかに。
そうそうそう。で、まあそういうちょっと感度高い人らがそういうサミット周りの音楽とか、
日本語ラップの起源
その後のフリースタイルブーム、高校生ラップ選手権フリースタイルダンジョンっていうのがあって、
まあそっちから日本語ラップのまた盛り上がりになっていくみたいなのもあったかな。
うーん、なるほどね。
そういう距離感なんですけども、日本語ラップ、ヒップホップっていうのは。
あんまり多分触れられてない文脈やと思うんですけど、
うん。
僕が中学校ぐらいの時にニコ動で、
アニメのオープニングとかでラップする系の人を見て、
まあラップ人っていう人がいて、さよなら絶望先生のオープニングでラップするってやつがあって、
それがめちゃめちゃ跳ねたもんで、
確か公式の方のアルバムのボーナストラックとかに入ったりしてたんですよ。
うーん。
なんかそこら辺で、ニコ動とかアニメとかの文化から入るっていうのもあったんじゃないかなと。
あったね。
そっちまたまあそっちから出てきたラッパーみたいなのもある程度いるしね。
まあそういう世代でもあるな。
そういうまあオタク系の方からもあったね。
ブルーハーブの音楽スタイル
ニコラップっていう文化もあったもんね。
うーん。
そうね。まあそういう世代なわけですけども。
でも、ブルーハーブだけ俺聴いててん。
へー。
ロックの中で。
でそれこそまあいろんな音楽、まあロック中心に聴いていく中で、
周りはバンプとかアジカンとか、まあ銀なボイスとか、
そういうの聴きながらいろいろ聴いていくっていう感じになるんだけど、
それでまあミシェルとかブランキーとかイエローモンキーとか、
まあちょっと上の世代聴きだすやんか。
うんうん。
まあシロップアートスクールとかまあそういうのからどんどん行くとか。
はいはい。
でそういう中で難波ガールを聴いたんよね。
うんうん。
その友達が貸してくれて。
で友達はバンドやってる兄ちゃんから、兄ちゃんが借りてきて聴いたみたいな感じだったんだけど、
これもう忘れられへんねんけど、難波ガールのそのライブ版聴いて、
意味わからんって言って。
確かにな意味わからんかもな、しかもライブ版やもんな。
そうそうそう。
でもギンガンボイスとかめっちゃ好きなんやで。
青春パンクとか、メロコアとかは聴いてないけど、
多分あのオルタナ的な、アジカンとかも聴いてるんだけど、
その難波ガールが多分まあメロディーが、歌のメロディーが真ん中にない感じみたいなことだと思うんだけど。
そう、だから初めて聴いたらさ、声ちっちゃってなってた。
そうそう。
で意味わからんかったって言って、
あれだったら貸すで、みたいな感じで貸してもらって聴いてたんよね、僕は。
で、その難波ガールのライブ版とか聴いたりとかしてて、
いやライブ版じゃないな、ナムヘビだったかもな。
ナムヘビだあれ。
そう、ナムヘビだ。
ナムヘビを借りてきて聴いたりとかしてて、
すげえ音してるし、変なもん聴きたいみたいな気持ちもあるからさ。
ちょっとこれ聴いてるのほうがかっこいいかなと思って、僕は聴いていくうちにだんだん好きになって、
で、当時ね、TSUTAYAで難波ガールのまとめて出たBOXみたいなのが、
TSUTAYAでレンタルで出だしたのよ。
もちろん解散しててもうザゼンボーイズになってたんだけど、
BOXみたいなの借りて聴いたりとかしてて、
でそのラストライブのさ、札幌思い出in my head状態っていうライブ版があると思うんだけど、
それで最後の方に思い出in my headやる前に、長いMCが入ってるわけ。
で札幌でライブやってるやつやから、札幌の宙庭みたいな感じで向井修徳がさ、
私が大変尊敬しておりますブラッドサースティーブッチャーズ、
イースタンユース、ファウル、ザブルハブとか言うわけよ。
それで全部知らん名前なわけ。あとカウパーズとかも言ってるんだけど。
全部知らん名前で、ブラッドサースティーブッチャーズ、
イースタンユースって俺カタカナでメモったんやから。
分からんからさ。でブルーハーブって聞いて、
ブルーハーツって言った?ブルーハーブって言ってるなみたいな。
ブルーハーブっていうのがあんだと思って、で検索して、
でブラッドサースティーブッチャーズバンドあるな、イースタンユースあるな、
でブルーハーブあるな、でブルーハーブはヒップホップなんやみたいな。
あーすごい辿り方してるな。
そうそう、で津田屋行って、そしたらブルーハーブあったのよ。
あって良かったっすね。
うんそうあったな。でブッチャーズのバンギング・ザ・ドラムだと思ってたんやけど心のだったかもしれへん。
ブッチャーズの1番あって。でイースタンユースがなくて、
ブッチャーズのアルバムとブルーハーブのアルバム借りてきたのよ。
先にブルーハーブ聞いたわけ。そしたら電車の音から始まって、
針は変えたんだろうな。
なんじゃこれと思って。
まあ確かになそれはビブるな。
なんかが聞いた後のやからな。
でも向井習徳のこのラップってこの流れでやってるんだっていうのがそれでわかったのよ、一瞬で。
はいはい、いやでもね僕もそれめっちゃ納得いったというか、
まあやっぱナムアミラブツイコーとか、さわやかな演奏っていうライブネスが入ってるあの東京フリーズとかの、
あのラップの仕方もすごい。
めちゃめちゃブルーハーブ。
めっちゃブルーハーブよね。
めちゃめちゃブルーハーブ。
なんかブルーハーブを聞いた時に、あれなんかこの感じのフローってめっちゃ誰かに似てんねんよなって、
ずっと考えてて、向井習徳やわって思って。
逆側で辿って納得いきましたね。
でめっちゃ怒ってるしなんか、何に怒ってるか知らんけど。
で、当時もう言ったらサンプリングの時代じゃないからヒップホップが。
このアルバムは98年とかなんだけど、
もうさ、キック・ザ・ガングレーとかリップスライムとか、ギターの音なってるけどさ、
ドラムとか打ち込みの音になってるやんか。
でシンセとか。
で、あれがちょっともうロックのモードになってる人間化すると受け付けへんがって。
分かる分かる。
でもそのブルーハーブのファーストは、なんかネタが結構生物っぽいのよ。
リバーブ感とかすごいし、アブストラクトヒップホップ的な音になってるんやけど、
でもなんかそのギター使いの感じとかさ、
サッポロのライフ・イン・サッポロとかの
とかさ、なんかめちゃめちゃかっこいいなと思ってギターの感じが。
確かにね、だから打ち込み感がなくて生感が強いから。
ヒップホップの影響
そう強くて。
バンドの耳でそのまま。
そうそう聞けたのよ。
はーそれは確かにそうかも。
うん。
で、それで好きで。
でだから、あ、じゃあヒップホップはブルーハーブでオッケーなんちゃうんかと思って。
ブラフマンと対バンとかしたりしてたからブルーハーブって。
そういうパンクどころとよく対バンしてたから、
それで見たすごかったみたいな。
ヒップホップってと思ってたけどかっこよかったみたいな感じで、
周りでもロックしか聞かへんけどブルーハーブはオッケーっていう人はめっちゃ多かったと思う。
へー。
やっぱそういう対バンとか、生っぽい音やったりっていうのがやっぱ神話性が良かった。
で、このヒップホップの文脈で言うとネームドロップだけど、
向かい習得が名前出してるヒップホップユニットっていうのもあったんかな。
なるほどね。
聞いてました。
結構若い時に聞けて良かったアルバムだなと思うし、
言ってる意味全然わかってなかったけど。
そうね、確かにね。
そうそう、その時証言とか聞いたことないからさ、
去年のじゃなく証言の続きが聞きたい、東京への要件はわずかそれくらいって。
今聞いたらもうかっこよすぎるラインやなって思うけど、
意味はわかってなかった。
なるほどね。
私、ヒップホップの陰を踏むっていうことは知ってたけど、
もっとさ、ケツで踏んでいくのがヒップホップだと思ってたから。
はいはいはい。
この陰の散らばり方みたいなのとかも聞いたことなかった。
なおも動き続ける心臓、それを包み込む筋肉。
筋肉!?みたいな。
その奥の心臓心理側で踏むんやけど。
なおも動き続ける心臓、それを包み込む筋肉ってきたときに、
うえ!?みたいな。
お尻が変わってくるからね。
そうそう、というのが衝撃だった。
その奥の心臓心理がある限り、なおも先に、みたいなさ。
あの踏み方っていうのが、どこに陰があるんかって。
だからこの人は陰踏んでないんだと思ってたし。
最初はね、全くどこで踏まれてるかわかるへんから。
わかってないから。
踏んだよっていうやり方をしてないやんか、この時は。
してないね。
特に。
その感じ、でも後から見てすげえ踏んでて、
でもこのラップのフローをこの人が独自で作り上げたんだみたいなんとかは、
どう考えてもやっぱすごいし。
確かにな。
だからなんか死って感じやねんよな、より。
死。
それこそ雨にも負けずって、ローマ字みたいなんで書いてあって、
宮沢賢治の引用みたいなのがあるんだけど。
その感じとかもすげえかっこいいし、
侍っぽい感じ?
そうやね、だから札幌っていうのももちろん強く推してるとは思うけど、
もちろんもちろん。
日本語のラップじゃないとできないことっていうのをより感じる。
そうそう。
なんかだからすげえ、なんかかっこいいと思って背伸びしてずっと聞いてたけど、
やっぱすげえ好きなアルバムで、
こういうのって、それこそ当時聞いてたパンクのアルバムとかって、
もう気持ちあんま思い出されへんわけ。
当時の気持ちみたいなのを。
ギンナンボーイズの2枚とか聞いても、
もうあー好きだったなーみたいな感じ。
はいはい、若かった頃のあのままのテンションでやっぱりね、成長してるわけですから。
し、バンプとかエルレガーデンとかも好きだったなーっていう感じ。
アルバムをめくるような。
そうそう。
なんやけど、このアルバムはやっぱ、今聴いてもすごい新鮮に奮い立たせられるような。
ほんまね、高倉健の映画見た後みたいな。
自分がこう、レイジアゲイス・ザ・マシーンとか聞いてる時の感覚にすごい近いっていうか。
なるほどね。
アルバム1枚通して始まった後と聞き終わった後の俺の顔を撮ってくれたら多分顔違うと思うよね。
まあでも確かにどんどんどんどん心がこう、飲み込まれていく感じがあるよね。
そうそうそう。
でやっぱ、小野さんね、ONOが作ってるこのトラックがやっぱすごくて。
この後どんどんすごくなるんだけど、このファーストの時点でももうほんとすごくて。
そうね。結構あのストリングスの音とかがさ。
やっぱすごいよね。
すごいよね。
ブルーハーブの影響
なんかね、全体的にね、ちょっとアホみたいな感想だけどさ、めっちゃ寒そうやねんやっぱり。
わかるわかるわかる。
ボスも小野ちゃんもなんかその、着物やもんな。
やっぱ着流し感がある。寒い中の着流し感あるよな。
うん。白い息吐きながらやっぱラップしてそうやし。
そうそう。
ベーベーベーただ待つことには飽きた。取りに行く。
何やねんこれっていう。
俺が言うと笑っちゃうんだけどさ。
うん。
話を聞かなあかん気にさせる感じがすごいかっこいいんだよね。
そうね。だからフジロック見たときも思ってんけどなんかこう、演説?
まあ演説っていう図書の肩苦しくなりすぎんねんけど、そういう黙って聞かなあかん音楽やなっていう感じがあるよね。
だから俺とお前、お前一人で来いと言ったろっていうラインもありますけど。
まあだからこれをシーンとしては宗教や教祖やっていうディスをすごいされたい。
なるほどね。
もうブルハーブの人はほんま信者になっちゃう。
ブルハーブ以外認めないっていう人らが結構現れて。
はいはいはい。
で、なんやねんって。で、すごい東京に対してめちゃめちゃ怒ってるし。
後で言うかもしれないけどそのライムスターとのビーフのやり合い。
まあライムスターっていうかマミーディーとのビーフのやり合いっていうのもあって。
まあ日本語ラップヘッツの人らからするとすげえかっこいいと思うけど、
オッケーって言うのか言わないかみたいなのすごいあったらしいんだよね。
へえ。
うん。
なるほどね。
俺はもう忘れられへん2chの書き込みがあるんやけど、
そのライブ終わった後の感想みたいなガーって書き込みやんみんな。
はいはい。
練習しすぎって書いてて。
で、それが結構練習しすぎっていうのはみんなまあまあそれはわかるけどみたいな。
だからすごいっていうのはわかるけど演劇じゃねえんだからみたいな。
はいはいはい。
ボスもなんかそういう演劇見せられたみたいな練習しすぎだ笑うみたいな。
っていう批判をしてて。
それがまあ1つのテーマとしてある1スレッドぐらい消化してたのよ。
ブルハブが練習しすぎなんじゃないか。
ふーん。
ライブパフォーマンスの進化
そんなに言われるヒップホップのアーティストいないからね。練習しすぎって。
確かにね。だからなんかこうやっぱり曲としてのっていうよりはもう演技とかに近い。
近い。
でも練習しすぎて演技っぽくなっちゃってるみたいな。
そうそう。このスティリング・スティルドリーミングの時は声の発声の仕方も結構違ったり曲によって。
うんうん。
荒削りなすごいパンキッシュなアルバムだと思うのね。
だからまだここでまとまってるのがあるけどどんどんすごくなっていって、
ボスのラップもすごくなるし、曲も洗練されていって、もう構築がすごいことになっていくのよ。ライブも。
本当に。
トラック青野さんっていう人が作ってるんだけど、大さんっていう人がDJやってるんだけど、
その人もすごい腕のDJだから、レコード使ってるからパーン飛んだりするわけよ。針とかも。
へー。
それとかでもすぐアカペラでボスが対応して、フリースタイル入ってまたすぐカッて戻ってとか。
へー。
すごい域までいってて。
へー。
そうなんや、すごいな。
このアルバムじゃなくなっちゃうけど、2枚目のセルアワーソウルっていうやつ。
すごいね。
あれすごすぎて僕ちょっとびっくりしちゃった。
ほんまに。良すぎてトラックが。
セルアワーソウルは本当にすごいね。
全然聴いたことないビート。
ほんとそうね。
そこにめちゃめちゃボスのラップがハマってて、何これって思って。
そうそう。セカンドはボスが本当にファーストでガンって出て、火付くにはちょっと時間がかかって評価される。
翌年には評価されてライブで、それで一気に食えるようになるっていうスターダムもガンって登っていくんだけど、
1年間放浪すんのよボスが。
うーん。
海外で。それで帰ってきて作ったアルバムがセルアワーソウルなんだけど。
あーそういうこと、だからあの路上みたいな曲があるわけ。
路上。路上はほんとすごい。日本のラップ史上一番すごい曲路上だと僕思ってるから。
うーん。いやすごいよな、あんなことまで表現できてまうんやっていう感覚があるよね。
あのね、ほんとドラッグをディールさせられてる子供の視点でボスがラップしていくんやけど。
うーん。
なんかほんま一本の映画やんか。
いやほんまにそう、ほんまにそうなんですよね。
そう。しなんかセリフっぽい感じがあるやんか。
言ったらそれ音楽でやるとちょっと笑っちゃうし、そんな何回も聴く曲じゃないけど何回も聴けるし。
うーん。
やっぱりこのラップってリズムの音楽やから緊張感をあれだけ出せるんやろうなっていう切迫した感じとか。
ほんとすごいよな。
やっぱメロだったら出せないと思うんで。
うーん。
でその後のライフストーリーもまたねすげえかったりするから。
まあ正直日本語ラップヘッツにとっては多分ブルハブってもう3枚目まではもう敵なし。
うーん。
デビューから10年間はほんとに全部すごかったと思う。
なるほどね。
うーんっていう時代の一発目っていうことなんですけども。
はい。
まあちょっと説明をしとくとこの前にシングルが2枚出てんだよねブルハブは。
うん。
でそれはどっちも自主レーベル、まあ基本は全部自主レーベルで出してるんだけど。
うん。
で1枚目はボスと小野ちゃんと2人で消費者金融で限界まで2人で借金してプレスして1000枚来て。
で郵便局の横の駐車場で2人で1000枚送ったっていうね。
へえ。
もう借金限度額でもうギリギリまで2人ともやってるからすごいやばかったらしいんやけど。
うん。
それ1枚でバンといったわけじゃなくて、まあ当時それこそ東京のヒップホップしかないからシーンがあんまりまあまあ相手にされずみたいな感じもあり。
でその次の知恵の輪っていう、知恵の輪北風っていうのが出た時にそれも同じようにまた借金して作って売ったんだけど、
それをその当時のトップDJのDJクラッシュがかけてて、お前らの曲かけてるよみたいな感じで言ってたり。
うんうん。
まあDJクラッシュがすごい、まあ日本語ラップのトップDJのほんと草彅の的存在だから。
し海外のねMOAXとか音源出してたりする人だから、海外文明でも評価されてる人だったから、
それでこの曲何あのブルーハーブらしいみたいな感じでどんどん盛り上がってきて、でアルバムが出て、でそこでじわじわとヘッツが火付き出して、
ライブで東京来てバーンみたいなっていうのが主な流れって感じだね。
なるほどね。
うんうん。
日本語ラップの歴史
まあやっぱDJにかけてもらうっていうのが当時すごい大事なことだった。
なるほどね。
し今そこの、そのクラッシュさんとは一緒に、まあイルビートニックとかもそうだけど、ボスとはほんと相性が良くて、
ああいうトリップホップアブストラックとヒップホップ的なねノリでもあるからブルーハーブの特に初期の音源っていうのは。
まあそういうとこに相性が良かったっていう感じでもあると思うんやけど。
なるほどね。
でアルバムはこれハードコアパンクレーベルがあるんよ札幌に。
へえ。
ストレートアップレコードっていうスラングっていうライブハウスにあってるKOUさんっていう札幌ハードコアパンクの住人みたいな人がいるんやけど、
ボスと多分な年一緒ぐらいだと思うんやけど。
うーん。
でそこのKOUさんがやってるクラブカウンターアクションっていうライブハウスにブルーハーブ出てて、
でそれで多分知り合いでなんかアルバム出す、出したいんだよねみたいな感じでストレートアップレコードから出たっていう感じだよね。
うーん。
なるほどねそういうことか。
先にアナログは出てんのか。
WLPのアナログは先出ててCDにするっていうのでストレートアップから出てるって感じかな。
うーん。
なるほどなるほど。
そうそうそう。
まあちゃんとそこはやっぱ札幌からっていうのがね。
そうそうそう。
でもマジですごいんがこの2枚まだそんなさ、
まあクラッシュさん駆け出してるっていうのあるけどさ、
2枚しか出てみんなもうギリギリの借金してる状態で、
そのWLPやで。見開きWLP自主でプレスするっていう勝負の出方がやっぱすごい。
まあもう人生かけてる感じすごいね。
そうそう。
当時の日本語ラップシーンとブルーハーブの衝撃みたいなのもうちょっといろいろ喋りたいんやけど、
はいはい。
まあ今回またプレイリストを日本語ラップ20年っていうプレイリスト作って聞いてもらったんやけど、
やっぱりブルーハーブ以前以後ってあるでしょ。
うーん。そうね全然違う感じはあったね。
日本語ラップの盛り上がりってまあもちろんその伊藤誠孝さんとかが一番初めにやったとされる。
まあ音楽としてはホソムさんとかが山田邦子さんに作った曲とかでヒップホップ的な曲はあるんだけど、
本当に日本語ラップとしてやったっていうんだったらまあ伊藤誠孝さんとか佐野本晴さんとかがやったやつ、
あとまあ近田春夫さんかとかがやってるっていうとこから80年代、
84年とかにはもうみんなやりだしてるから結構早いんだけど、
そういう人らだったのがだんだんこう本当に日本語ラップで出てくる人っていう感じになってくるっていう世代が、
土田ラッパーとかの世代ぐらいだったりするんだけど、
土田ラッパーがまあブギーバッグでバーンって売れる、
でイースタンドよりのダヨネがありっていうのが同じ年で94年っていうので、
まあラップっていうのがお茶の間にも飛び出すっていう感じなんだけど、
そこに対してのカウンターとしてサンピンキャンプっていうライブがありまして、
でそこにいるのが雷ライムスターぶったブランド、キングギドラって感じですね。
それが96年にある、探したら見れる気がするんで見ていただいたらいいと思うんですけど、
僕が弾く日本語ラップっていうものはサンピンキャンプからにさせて欲しい今日は。
うんうんうん、まあそうですよねやっぱり。
そうそう、そこにいろんな人が出てるんだけど、
そのサンピンキャンプの人らは言ったらそのスチャのこともちょっとディスられてたりするんだけど、
芸能っぽい緩いノリのもんに対してもっとハードコアな当たりっていうのが俺らだっていうので、
その雷ライムスターぶったブランド、キングギドラっていうのが出てくるっていう感じなんよね。
でまあそのそれぞれこの4グループがそれぞれ全然違うスタイルで、
同じところでライブしてコラボした曲もあったりとかして、
すごいこっから始まる日本語ラップ進化っていうところですね。
そうですね、だから僕も今回の特集で初めてちゃんとライブ映像は見たけど、
ヒップホップの魅力
やっぱそのヒップホップ好きな人らはもうめちゃめちゃずっとそのライブ映像をやっぱ見てるっていう話は聞いたことはあったけどね。
うーん、まあ伝説の。で、やっぱり残る人らは今でもかっこいいのよ。
ライムスターとかさ、普通めっちゃかっこよくない?
めっちゃかっこよかった。
今聞いても、今見ても若々しいMCシロ。
うたまるさん。
後のうたまるのね、煽り、三品共にだって言って、まだ強がってる時のうたまるさん。
確かに今のイメージで見るとちょっとびっくりする。
うたまるというキャラクターが生まれる前のね、MCシロの時代のライムスターとか。
キングギドラもかっこいいよね、この時の。
とりわけやっぱジブさんはすごい輝いてるじゃん、この時って。
そうですね、やっぱり存在感めちゃくちゃあるし。
半端ない。
声聞いただけで一瞬でワンって。
発声がいいんだよ。今いない人だってちょっと今見ると時代感じちゃうんよね。
確かにヒップホップっていうものを知らん時に感じたヒップホップへのダサさみたいなものと。
ちょっと感じるとこあるでしょ?
フルで見るとちらほら。
ちょっとあるやろ、正直ね。
その中でもそれぞれぶったブランドがかっこいいなっていうのとか、雷の感じがかっこいいなっていう人とか、それぞれそこで。
そういういろんな人が一気に集まってるから盛り上がったっていうのはあると思うんだけどね。
この96年にこれとスチャダラパーがこの1週間後に同じ場所でライブやってるんだけど、スチャダラパーはリトルバードネイションっていうクルーで、
大LB祭りっていうので、そっちはそっちで盛り上がってみたいな感じはあるんだけど、そういうハードコアが出てきました。
3ピンキャンプの人らが何年かやっていってどんどん盛り上がっていったときに、そこの人らに対してのカウンターがブルーハーブなんですよ。
なるほどね、カウンターのカウンターみたいな。
ベストDJとかベストMCとかって言ったらその人ら周りの人とか、そこのさらに弟子筋、それこそマイクロフォンペイジャーとかの室の下にいるニトロとか、そういうのの人らが出てくるって感じになるんだけど、
全部言ったら東京の人らばっかり、基本。っていうので、ブルーハーブを出してても、当時のブルーハーブのラインで言うとチャートを無視するみたいな。
なんやねんお前らっていう、全国にいるんだぞっていう。
なるほど、だからその後やっぱり全国のラッパーがどんどん出てくる。
そうそうそう。正直そういう盛り上がりがあって、音楽めっちゃ売れてる時だから、その裾野がどんどん広がって地方の人たちも見つかってくるって感じ。
スポットライトが当たり始めたっていう。
そうそうそう。だからその、99年ってなんか一つ日本語ラップの最重要年って言われてて、そういう3ピンキャンプの人らがライムスターのリスペクトが出たり、
グレートフルデイズ、ドラゴンハッシュフィーチャリングジブラもあるし、ドラゴンハッシュのアイラブヒップホップもあるし、
ブルーハーブが98年にアナログが出てるけど、CDになったのが99年だから、ブルーハーブ。
あとシンゴツーがデビューするっていう、バイリンガルのラッパー、緑黄色人種っていうのでシンゴツーが出てきて、
シンゴツーもシンゴツーでまた全然違う感じというかね、英語混ざってたりもするし、全然違うタイプ、ネタ使いとかも全然違う、
ほんとアングラのやばい感じっていう。
最終要年に出たアルバム、でもこの中でもやっぱブルーハーブが僕が一番好きだなって思うな、今聴いても。
そうね、一番ぶっちぎりで後派な感じがするよね。
やっぱかっこよすぎるよな。
僕今もう30になっちゃってるからあれやけど、例えば高校生ぐらいの時に聴いたらもう浸水しそうやな。
浸水するよね。
これが一番ヒップホップやろうみたいなこと思っちゃう。
間違いなく思っちゃう、本当に。
本物やって思ってまうと思うね。
この時の人はみんな東京の人らだし、基本的にね。
僕のXも産品キャンプ出てるんだけど、産品のビデオからは切られてるとか。
イルマリアッチで出てるんだけど、そういうのもあって、っていうところではあるんやけどね。
それにやっぱ僕らが東京出身じゃないっていうのもやっぱり。
でもそれ絶対ある。
絶対あるんじゃないですか。
これはもういい記事がいっぱいあるんで調べていただいたらあれなんですけど、
ライムスターとブルハブのビーフっていうのは、本当に当時ビーフって調べたら、
誰が誰をディスっていうまとめサイトが出てきたの。
多分今も出てくると思うわ。
これちゃうんちゃうかってやつもあるけどね。
例えばKW社員の名ライン、ビーボーイズムにも入ってる、自分が自分であることを誇るっていうラインがあるけど、
向井習徳の自分が自分であるっていうことに疑いを持とうっていうラインがこのKWのディスって書いてあるんだけど、
ちょっとちゃうんちゃうかみたいな。
まあちょっと立場とか文明が違いすぎるかなって感じはあるな。
それ見たら、ライムスターブルハブめっちゃやってるみたいな。
それはね、もう完全にはっきりやってるもんね。
そうそう、はっきりやってる。
先にボスがライムスターとかユーザーロックとかは、俺が持ってるアートじゃないっていうことを言って、
それで噂の真相っていう曲で、ミスター・アブストラクトという、直接的にボスとは言ってないけど、
アーティスト同士の関係
お前が詐欺師だみたいな感じでね。
アートとは言えないっていうことに対して、お前の芸術とやらに幸あれっていうラインで終わってるんやけど。
でもこのさ、まみりーのお前の芸術とやらに幸あれっていうのもかっこいいんだよな。
うーん。
そうやな。
もう最高のディスり方です。
幸あれっていうフレーズを選ぶセンス。
前段があって、耳を貸すべきって、それこそサンピンギャンブでもやってる曲に、
東より始まる文明開化、西を固める深い理解者、南でその飛沫、まだ見ぬダイヤ。
北の地下深く、技身長く、ライマーっていうラインがあって、ここはボス大ムシのこと言ってたっていう。
ライブで北海道行った時にまみりーはボスと一緒に話してラップとかしたと思ってたらしいのね。
僕もそれ見ました。
見た?
人違いだったっていうのがあるんですけど。
これが最近わかったんやけど。
うーん、らしいっすね。
その前にボス大ムシの時に出したデモテープとかで聞いてて、
あ、札幌にいるんだっていうのとかも知ってて、
あ、こいつがボスかと思って、こういうラインを描いてるんやけど、
でもライムスターはアートじゃない。
俺の思うアートっていうところではないっていうことをボスが言ったから、
そういう前の芸術であれ幸あれディスして、
ブルハブのセカンドにアブストラクトじゃない、
ヒップホップだ、誰がドープか、それがこだわった勝負だとか、
ミスター・アブストラクトって呼び名はハズレだなっていう、
はっきりアンサーとして、
キバッタが残念ながらまだ甘い、バッサレ、お前には心の闇がない。
うわ、ボスらしいディスり方。
お前には心の闇がない。
なんかほんまにそれぞれの味が出てる。
PFになってるとかディスり合いになってるから、
なんかいいよね普通に。
今こうなった結果から考えてさ、見直すとすごいいいなって思うな。
で、マミー・リー、ボスっていうのはやりあってて、
だから俺が見た時はここで止まってたわけよ。
なるほどね。
で、歌丸さんのラジオ、トーチ・タマフルで、
ポロッと音楽でどうやって生きてる人、
ヒップホップでもみんな生きてないですから、
専業で。
今はバイトしないで食っていけてるラッパーボスMCぐらいのもんですからね、
みたいなことを言って、
それでまたボスがウェブサイトで、
また何言ってんやみたいな感じで書いたりとかしてて、
また歌丸とやんのか次はみたいな感じだと思ったら、
何ヶ月後に札幌でボス君と飲んだよみたいな話しだして、
えー?みたいな。
これで、そこは手打ちになったんや。
この時の札幌で飲んだ時の話とか、
僕未だに聞き直したりしますからね。
あまりにも良すぎて、
札幌行ってボスが行ってる店に行って、
待ち伏せして、
2016年とかはフェスで、
ブルーハーブの次がライムスターとかあって、
ボスが次はライムスターって紹介とかしたりとか、
それとかやっぱすごかったな。
確かにな。
今の日本語ラップの状況
次のアーティストを言うのって普通の行為やねんけど、
こんな重みのある行為になるんやな。
いやでもそれがまたさ、ボスのライブしちゃったらさ、
俺がこんな紹介をする日が来るとは思っていなかった。
みたいな感じで言うのよ。
そこはちゃんとやってんの?
やんのよ。
さらっとはやらんのかい。
かっこいいよ。
あとはNHKで、
今日は何々三昧みたいなさ、
NHKFMで、
今日はメタル三昧とかで、
一日メタルかかるとかあるやん。
あれでラップの時に、
ラップ誌をやったんだよ。
これ本にもなってるんだけど、
で、それは言ったらもうタマフルメンバー、
アトロクメンバーがやってて、
NHKだけどね。
日本語ラップがあって、
一個一個紹介してるところで、
うたまるさんが、
これは本当にいいみたいな。
ブルーハーブで、
アンダーグラウンドvsアマチュア紹介して。
うたまるが、
ブルーハーブの曲かけた!みたいな。
へー、すごいな。
うーん。
まあでもそれがもう、
だってほんまに2010?
十何年。
全然最近やもんね。
最近ですよ。
そういう着地点になることもあるんやな。
あるよねー。
まあヒップホップって音楽だし、
一つ、
ヒップホップというアートフォームの中の
ゲームっていうところもあるから、
誰が何を言うのか、
どの口が何を言うのかが
肝心なわけですから、
ほんま本気で揉めてるんだけど、
それはそれで、
醍醐味としてそういうのも
見せてもらったっていうのもあるかな。
でも、
今、
3ピンとかの世代で、
ライブ、
未だにやって、
トップでできるのも、
ライムスターとブルーハーブだけなのよ。
すごいな。
そこのやり合ってた2つが残ったっていうさ。
っていうのもやっぱ、
すごいねー。
具体的に、
曲の良さみたいなのも、
喋っていきたいんですけども。
はい。
どれや、
一番残ってんのは。
コーストゥーコースと
雨にも負けずあたりか。
雨にも負けずは、
僕はかなり好きでした。
まあ正直、
このアルバムの、
聴き終わったら、
僕顔変わるんですけど、
雨にも負けずの
音楽のサンプリング文化
イントロ入ってきた瞬間の
高揚感たるやって感じはある。
そうね。
なんなんだ、
あの重厚な
ストリングスは。
なんか、
聞いたことないよね。
聞いたことないよね。
うん。
頭とケツが良いっていうのは、
マジであるよな。
そうね。
さっき言ってた
ショックシャインのランも、
めちゃくちゃ良いし。
ショックシャインのランの
アルバムのバージョンの方ね。
これは、
喋りたい。
始めねえ。
挨拶しろい。
お手手繋いでみんな泣く。
冗談じゃねえ。
ゴムのつけい。
葛心のさ、
声が急に入ってる。
ああ、いいだろう。
この俺のゴムの付き合いができるって言うなら、
付き合ってもいいぜ。
ドゥルー。
この映画のサンプリングっていうのを、
これで学びました。
なるほどね。
そうね。
映画版のザトーイチを
サンプルしてるんですけど、
アメリカのラッパーがさ、
スカーフェイスをサンプルする。
はいはい。
この時ってやっぱ、
どうやって日本語でラップするかっていう
命題まだ残ってるからね。
なるほど。
どうやって日本で
ヒップホップをやるんだ。
日本でやるなら、
スカーフェイスじゃなくてザトーイチ。
そうそう。
だから、
あっちのギャングみたいなもん
なんなんかって考えたら、
人形映画、
厄災映画になるわけよ。
ああ、すごいわかりやすい。
そん中で、
やっぱヒップホップ的なアイコンって
誰なんかって言うと、
やっぱ、
ケンさんとかじゃなくて、
暴れ馬っぽい、
葛心の方が
ヒップホップ度は高いっていう
判断。
ヒップホップ物差しで言うとね。
そうそう。
だし、それこそ
言ったブランドも
ゴヨウキバとかさ、
ライカゴヨウキバって言ってるけど、
ゴヨウキバも葛心やから。
ああ。
そのイメージが共有されてる感じだよね。
そうそう。
葛心がなんか、
当時のヘッツには
響く何かがあるっていう。
へえ。
うん。
っていうところがあって、
で、
ちなみに途中の
俺たちの世の中になったら、
俺たちがやってることが正義なんだよ。
っていう
かっこいいセリフがあるんですけど、
うん。
あれ言ってるのは片岡鶴太郎です。
あ、そうなの。
うん。
片岡鶴太郎出てくるみたいな。
あのザトイチに出てんのよ、
映画版の。
へえ、そうなんや。
本人知ってんのかな。
たぶん知らんと思うな。
言ったやついたら、
あ、僕あの
ブルハブのショックシャイの欄で
ザトイチのサンプリングがっていう、
鶴ちゃんに言ったやつが
いるんかどうかってだけの話やけど。
なるほどね。
なんかこういうのもあって、
で、もちろんライムスターも
映画のサンプルやってて、
あの口からでまかせっていう
キングギドラが
初めて出てきた曲ね。
はいはい。
口からでまかせといこうぜ
っていうところがあるんですけど、
それはあの、
梅宮達夫さんの
不良番長を口からでまかせ
っていう映画から
サンプリングされてるんよね。
あ、そうなんやって。
番長なんや、あれ。
あ、そうそう。
不良番長シリーズっていうのがあって、
それの
不良番長を口からでまかせ
っていうところで
セリフがあって
口からでまかせといこうぜ
っていうところがあって、
そこをサンプリング。
へえ。
なんか勝手に時代劇か、
まあそれこそ人形物みたいなやつやと思ってたら
人形物のちょっとこう
ポップなやつって感じかな。
不良番長シリーズって感じやから。
まあ東映だから
まあまあまあそういう流れは組んでる。
そっかそっか。
うん。
たっちゃんの。
かっこいいですよこのたっちゃんも。
たっちゃん。
これさ、言ったらさ、
まあ東映の
当時の東映の人ら
まあもう90年代入ってるけどとかから
その、これの許可のクリアランスって
結構大変だったらしくて。
へえ。
やっぱお利品かと。
そうそう。
宇多村さんも喋ってたけど
なんかいろんな人のところ
まあそろそろ監督の人のところとかにも
みんなでも
たっちゃんがいいって言われたらいいよみたいな。
うん。
って感じで。
それ無理そうやん。
うんうん。
って感じででも
なんとか達人にコンタクトが取れたら
達人はその若い人がやるんだったらって感じで
心を攻撃したっていう。
いい話やな。
ほんまいい話達人はやっぱ
最高の男っていうね。
うめみや達人ね。
そうそう。
でもなんかさ
こういうのって
まあそれこそさ
証言でもさ
あの
っていうフレーズがあるんですけど
はいはい。
あれは通そうとしたら
蹴られてんのよ。
そういうことか。
バージョンによっては
べべべべっ
べべべべっってその
そこ使うなって言われて
えー。
言ってるんだけど
それはダイナミックプロってすごい厳しくて
長居号のところって厳しいから
うん。
だから
ダマで行ったらよかったんやけど
通そうとして
あかんってなったっていうパターン。
あーなるほどね。
隠すか
まあ正式に行くか。
でも正式に行こうとしたら
ダメになる可能性があるっていうこの。
ちなみにこのブルハグのほうは
絶対撮ってないと思うけどね。
まあまあでしょうね。
っていうね。
かっこいいね。
触者イノラムの。
そうね。
まあこういうところからの
やっぱこのなんか
侍感みたいなのが
でも侍感
やっぱちょっと出てくるんだよな
こういう
昔の映画サンプルされると。
うん。
とかね。
あとまあ人気曲で言うとやっぱ
コースツーコースと
来たから頂く
あーはいはい。
来たから頂く
あれは頭に残るもんね。
うんうん。
来たから頂くんやーって感じになるもんなー。
そうね。
確かにそれは頭に残るなー。
うん。
とかあとあの
コフンってさ
曲であの
まあラップっつーより
ちょっと喋ってるみたいな感じのやつでさ
うん。
であのスピーカーの前のお前が
西暦何年なのか
どこ向くか
街か想像できねえ。
サラは旅をする。
時を軽く越えるっていう
言うんやけど
うん。
このサラは旅をするって
どういう意味か分かりますか?
サラっていうのはこの
やっぱディスクのこと
そうね。
ですか?
まあレコードだったり
CDなわけですよね。
そうそう。
レコードを売って
いろんなところに
の人が聞くってことを
サラは旅をするって言ってるわけ。
これがボス財務士ですよ。
いやこれかっこよすぎますね
このフレーズは確かにね。
サラっていう表現をするところとかも
やっぱ日本語っていうところに
かなりこだわりが
そうね。
あるなって感覚あるな。
まあ言うたら
レコード売ってるだけなんやけど
それを
サラは旅をするって
これにやられるんだ。
そうやな。
やっぱり借金して
いろんなところに
そうだね。
レコードを送っただけの人が
ボスのライブ活動
言う説得力もあるしね。
説得力半端ないよ。
サラは旅をする。
で、時を軽く超えるって。
スピーカーの前のお前が
西暦何年なのか
どこの国か町かは
想像できねえ。
俺らも
2025の
時を軽く超えて
旅をしたサラを
聞いてるわけ。
あー。
確かに。
まあなんか
その音楽の持つ
普遍的なことを
言ってるな。
そうそう。で、
このアルバムを
完全なクラシックにして
以前以降にしてやるぞ
っていう気概を
持って作ったわけよ。
この時だって
まだ食えてないよね。
これを撮った時の
ボスは。
これがもうバチバチに
銘板になるなんて
何も分かってない頃に
この。
それを確信して
それを
執行に移した。
あー。
かっこいい。
浸水する要素しかないね。
確かに。
ないのよ。
かっこよさしかないな。
ないし。
で、まあ
この最後になりますけど
ボス僕
レコード屋で
何回か会ったことあるんですよ。
え?
そうなの?
あの人って
関西の地方で
神戸でライブがあったの。
神戸のレコード屋とか
自分でポスター持って
回るんよ。
えー。
で、ボスって
でかいのよ。
あ、そうなの?
でかくて
まんまの人よ。
で、でもポスター持ってさ
あのレコード屋の店主の人が
行ってさ
俺ボスって言います
みたいな
あのブルハブっていう
ユニットやってて
みたいな
もうみんな分かるのに
これよかったら
貼ってください
みたいな感じの
やってんのよ。
2010何年でも
やってたよ。
えー。
わあ、そんな
すごくない?
神戸の地に来てたんや。
音楽の普遍性
神戸もだし
俺大阪でも見た。
キングコングとかでも
同じように
ポスター持って
あの、今日ライブで
大阪来てたんやって
ボスって言います。
ブルハブっていう
もうみんな
もう言わなくても
分かりますって感じなのに
紹介して
へー。
すごいなー。
話しかけたらめっちゃ
おー、今日ライブなんだよ
みたいな
ヒップホップとアーティストの姿勢
見に来てよ
みたいな
へー。
めっちゃいい人なんだよ。
あ、そうなんよ。
確かになんか
どういう人かっていうのは
あんまり僕
想像ついてなかったから
いやでもマジで
人柄めっちゃいい人なんだよ。
怖い。
一般的イメージなんだけど
まぁ言ったら
ボスっていう
キャラクターを
作って
そのままボスになっちゃった
みたいな
人なんだと思った。
俺は。
すごいな。
かっこいい。
超かっこいいと思って。
そういうのもね
関西時代に
見ましたから。
いやでも
こんな中古レコーダー
回ってポスター置かんでもさ
ソールドしてるやろ
みたいな。
うーん。
まぁでもそういうとこに
行くっていうのが
大事なんだ。
まぁそれこそ多分
地方のシーンっていうのは
すごい大事にしてるんだと思う。
あそこのブレなさ
みたいなのがやっぱ
すごいよな。
売れて
それを肯定する人も
いるわけじゃないですか。
それが
ヒップホップドリームだ
という考え方も
当然あるとは思うけど
そういうとことやっぱ
大局にいるような
ストイックな。
そうね。
あるんだろうね。
そういうとこも見たし。
かっこいい人でした。
ほんとに。
すごい話。
まぁそういうところも
ありますね。
是非ともね
1曲目から
聴いてください。
電車の音から。
電車の音から始めて
ナズのね
イルマティックっていうアルバム
ヒップホップ100枚って言ったら
1位はナズの
イルマティックです。
これはもう仕方がないの
すごく影響が
ボスはすごい強くて
イルマティックの
訳詞とか見て
ほんとすごいと思って
ヒップホップだ
みたいな感じで
思ったみたいなことは
すごく言ってるんだけど
そのまんまね
自分のその
札幌の駅の雑踏から始まって
でその自分らのフットに
どう来たらいいかまで
教えてくれるから
もう一番最後ですけど
ほんとにその
1曲目のさ
針は変えたんだろうな
言いたすぎるやろ
緊張感走るよねやっぱ
なんか出して聴かなあかん
音楽が
針変えなあかん
変えてない
なるよな
なんでちょっと
針は変えたんだろう
だから
最後の雨にも負けずの
テッテレテテンまでね
まだ経ってるぞっていう
まだ経ってるぞって
言って終わんねんで
wwww
武士なんよな
武士すぎるって
ぶれないっすねほんとに
この状態でもうずっとすごくなって
いまだにライブやってるからね
ほんとに
でも本当のインディーズから出てきて
っていうもんだから
なんかいろんなね
ナズの影響
DIY精神とかいろんなものを書き立てる
アーティストだと思うんで
もうぜひとも
1枚目
針は変えたんだろうな
まだ経ってるぞまで
聴いてほしいです最後のね
はい
というわけで
心の砂地は引き続き
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ありがとうございました
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ごきげんよう
52:12

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